人狼物語 三日月国


108 灰色うさぎと紫うさぎの冬支度

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視点:人

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月が姿を変え、新たな一日が始まった。村人は集まり、互いの姿を確認する。
リーリエが無残な姿で発見された。

伝承は真実だった。異形の刃を持つ魔物“人狼”は、確かに存在するのだ。

もはや村人たちに猶予は無い。早く人狼を見つけ出し、処刑しなければ。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ない……。

現在の生存者は、クジマ、イウダ、オルテイシアの3名

【人】 オルテイシア

―― 翌朝 ――

[ラブホテルから外に出る時が、一番緊張する。
それは彼も同じだったのかホテルを出たら、いつもより少し足早で、手を引かれて少し駆けるようにして後を追い掛けた。

先輩が勧めてくれたお店のクロワッサンは、カルピスバターを使用したもので、皮はサクサクとしていて、中はしっとりとバターの香りがしてとても美味しく食べられた。

早速調べてくれたのか、少し距離のある自然公園の名前を彼が口にする。
行ったことのない場所にはしゃいでしまう。
向かい合ってスマホでおすすめサイトを見れば、冬場は綺麗なイルミネーションが見られるようだった。
スケートも観覧車も、まだ二人では行ったことがない。

一つ一つ、増えていく楽しみに胸を膨らませながら。
頭の中で、新しい洋服の算段を始めた。**]
(0) 2021/11/10(Wed) 0:34:55
オルテイシアは、メモを貼った。
(a0) 2021/11/10(Wed) 0:42:11

【人】 オルテイシア

―― 旅行当日 ――

[本日はお日柄もよく。
……というような声が聞こえてきそうな冬晴れの日。

旅行に行く時に雨に掛からないのは、どちらかが晴れ女か晴れ男かもしれない。なんて思いながら、いつものように彼よりも少し早く起きて身支度を整えた。

クリスマスも近づき、気温も下がってきた頃。
お気に入りの真っ白なAラインのコートは、旅行の為に先じてクリーニングに出しておいた。

ボリュームネックにふんわりとしたパフ袖のリブニットはクリーム色のものを。
スカートは優しいブラウンカラーのベロア生地を使った、膝上丈のミニスカートを選んだ。
スケートも利用するかもしれないからと、寒くないようにスカートの下にはレースアップのリボンが付いているようなデザインのタイツを履く。
出かける時に編み上げのレザーブーツを履けば完璧だ。]
(1) 2021/11/10(Wed) 1:24:45

【人】 オルテイシア

[メイクは洋服に合わせてベージュ系で揃える。
チークとリップだけは発色の良いものを使って、表情を明るく見せるようにオレンジにした。

メイクを済ませた後、寝室のカーテンを開けて採光を入れる。
まだベッドで眠っている彼を起こすにはまずこれから。

ベッドサイドに座って、まだベッドの中の布団でぬくぬくと眠っている基依さんを覗き込む。]


 基依さーん、朝ですよー。
 ……起きて?


[身体を揺らして起こす前に、彼の寝顔を見つめるのは朝の楽しみの一つ。
顔だけ覗くように布団をズラして、つん、と頬を突付いた。**]
(2) 2021/11/10(Wed) 1:28:47
イウダは、メモを貼った。
(a1) 2021/11/10(Wed) 17:16:59

オルテイシアは、メモを貼った。
(a2) 2021/11/10(Wed) 17:50:48

【人】 イウダ

[敢えてもう一度言おう、朝は苦手だ。
紫亜の声がしても「ん”〜〜〜〜〜」と寝ぐずりするのもよくある光景。
旅行の為に昨晩まで通しを連勤で行ってきた分、少し疲れも残っている。

だが今日から旅行だ。
流石の卯田も二度寝をしたり身支度を既に整えた紫亜をベッドに引っ張り込んだりはしない。]


 ……おはよ。


[寝ぼけ眼を擦って、くあ、と欠伸をしながら背を伸ばした。]


 俺さー、そのニットのふわってなってんの好き。


[ボリュームネックを指して笑う。
春に知り合って、真夏の薄着の季節を経て、段々重ね着の季節になってきた。
身に着ける色味は季節に合わせているのに、どれも紫亜によく似合う。
似合うように組み合わせやメイクを工夫しているのだろう。]
(3) 2021/11/10(Wed) 20:58:34

【人】 イウダ


 タイツもよく似合ってる。リボンついてんだな。


[ベッドから降りて、掛けていた掛布団を室内干し用の台にかける。
留守の間に寝汗で湿った布団が臭くなるのを避けたいし、かといって旅行前に布団を外に干すと、途中で雨が降った時に取り込めなくて最悪なことになるから、インテリアには不細工だが、普段は畳んで隅に置いておけるパイプの物干し台を買ったのだ。

着て行く服は流石に紫亜の影響もあってかなり増えた。
が、今回の旅は初めて彼女の見立てではないものに挑戦した。
足元が冷えることも考慮して購入した裏がフリース素材のストレッチパンツは一見黒無地にも見えるグレンチェック柄。
上にオフホワイトのパーカーを着て、ダークグレーのチェスターコートからフードを出す。
自分だって、いつも彼女の新しい装いに自分が惚れ直しているように、彼女を新鮮な気持ちにさせたいのだ。

さて彼女のお眼鏡には適ったか。
微妙な部分があれば、直して欲しいとばかり目で訴えた。*]
(4) 2021/11/10(Wed) 20:59:34

【人】 オルテイシア

[前日までの仕事のせいか、元から朝が弱いのか。
朝はいつもぐずる姿が可愛くて仕方がない。

薄っすらと開かれた瞳に笑って、頬に掠めるだけのキスを一つ。]


 おはようございます。
 いい天気ですよ。


[いつもならもう少し布団と戯れる基依さんも、今日は旅行とあってすんなりと起きてくれた。
ニットを指摘されて、首周りに触れる。]


 ふふ、温かいんですよ、これ。
 首周りもゆったりしていて楽なんです。


[新しい装いをする度に、基依さんは気づいてくれる。
着道楽は一人でも楽しめるが、見てくれる人が居るならばより気合いも入るもの。
首周りが隠れるようにしたのは、痕を付けたがる独占欲の強い彼氏の癖を隠すためも少し含まれている。]
(5) 2021/11/10(Wed) 21:36:04

【人】 オルテイシア

 
 このリボン、イラストなんですよ。
 タイツに描かれてるんです。


[ベッドから降りて、スカートの裾を少し持ち上げてくるりと回る。
布団の後片付けは任せながら、ドレッサーを片付けてキッチンに向かう。]


 朝食、どうします?
 食べていきます?
 それともどこか寄っていきます?


[ひとまず、眠気覚ましにコーヒーは飲むだろうと予測して、二人分のコーヒーを用意する。
自宅でも簡単に作れるドリップタイプのものだ。
電気ケトルから湯を張り巡らせて、コーヒーが落ちてくるのを待つ。]
(6) 2021/11/10(Wed) 21:36:53

【人】 オルテイシア

[着替えてきた彼がリビングに現れれば、見たことのない洋服に袖を通している彼がいた。
かっちりとした印象を持たせるグレンチェックのパンツに、緩めのパーカーを合わせているのが遊び感が出ていて、オフらしさが見える。
背の高い彼がチェスターコートを着るととても脚が長く見えた。

出来上がったコーヒーをテーブルに差し出しながら、]


 新しいお洋服ですか?
 今日も格好いいです。

 後で、髪型弄ってもいいですか?


[今日も大好きな人は一番格好いい。*]
(7) 2021/11/10(Wed) 21:37:44

【人】 イウダ

[外は旅行日和らしい。
二人で出かける時に雨が降らないのは偶然かそれとも運命か。
好きだなと言ったニットの首回りが、自分の所有印を隠す目的もあるとは知らず。
そもそも好きな理由自体、もしかすると自分がつい痕をつけたくなるそこを他の男の視線から隠せるからかもしれない。]


 へえ、柄タイツ。成程ね。
 かーわい。


[寝惚けた目には平面だと見抜けていなかった。
まじまじと足元を見る。
短い丈のスカートでも、こうしてタイツで肌が隠れていると安心感が増すものだなと思った。

紫亜のコーディネートを細かく見て楽しみたい気持ちもあるが、そうしていると出る時間が遅くなりそうだ。
自分のファッションチェックがNGだった時の着替え時間を考慮して早めに行動しようと着替えを持って洗面所に向かった。

抱き合う時には雑に服を放ることもある卯田だが、理性ある状態では紫亜の目の前で安易に下着姿にならないように気をつけている。
そこがなあなあになってしまうと、恋人感が薄れてしまう気がするのだ。]
(8) 2021/11/10(Wed) 22:13:41

【人】 イウダ


 ん〜、どっか寄ると時間が読めないし、
 ホットケーキでも焼こうか。


[コーヒーを沸かしてくれるなら猶更。
時間のない時用に自家製のミックス粉は冷凍してある。]
(9) 2021/11/10(Wed) 22:14:24

【人】 イウダ

[着替え終えて戻ると、反応を見る限りあからさまにおかしな点はなさそうだ。
目聡い彼女はこれが新しく買ったものだと気づいたらしい。]


 変じゃないか?良かった。
 うん、髪はお任せしたい。一応服買った時にワックスは買ってはみたけど。
 普段は使わないから自分じゃやっぱり勝手がな〜。


[普段整髪料を使わないのは、料理人の鼻に影響があるのを恐れてのことだ。
今日はホットケーキを焼いてからは料理の予定はないので気にしない。

チェックが終わったらコートは一旦脱いで、パーカーの袖を捲る。
ミックス粉に少し紫芋パウダーを混ぜて焼くと、少しでも切り口は鮮やかな紫色になる。
そこに白いバターと黒蜜を。
彼女を好きになってから、紫とグレーをどう出会わせるかをずっと考えている。

いただきます、と手を合わせて、彼女の淹れてくれたコーヒーとホットケーキの朝食を楽しんだ。
さっと洗い物を済ませたら、髪を整えてもらう為に指示に従う。*]
(10) 2021/11/10(Wed) 22:14:45

【人】 オルテイシア

[褒め言葉にはにかんで、ターンを決めて裾を下ろす。]


 ……えへ、ありがとうございます。


[褒められるのも数が重なれば恥ずかしくなってくる。
基依さんも早く着替えてくださいね。なんて催促するふりをして其の場から逃げた。

一緒に暮らしていても普段着替える時は、互いに相手の見ていないところを使うところが多い。
眼のやり場に困るから、彼が着替えを脱衣所で行ってくれることには安心するし、自身も恥ずかしいので彼の見ていないところで着替えるようにしている。
共同生活を始めて、多少は慣れも出てきたが、いつまでも新鮮さは残しておきたい。]
(11) 2021/11/10(Wed) 22:51:43

【人】 オルテイシア

 
 わ、ホットケーキいいですね。
 お手伝いします。


[ホットケーキなら焼くのにそう時間も掛からない。
彼お手製のホットケーキは甘くて、ふっくらしていて美味しいから、いつも食べるのを楽しみにしている。]
(12) 2021/11/10(Wed) 22:52:00

【人】 オルテイシア

[服装を気にする彼に、笑顔で頷く。]


 はい、とっても似合っています。
 男の人のパーカーって可愛いですよね。

 ワックスは男性用と女性用で結構違いがありますから、
 買ってあるなら、使わせてもらいますね。
 上手くいかなかったら、ごめんなさい。


[両手を合わせて先に謝罪を向ける。

ホットケーキを焼く間にお皿やナイフを用意して、細々とした準備を手伝うのは二人で暮らすようにして自然と決まった役割分担だ。

焼き上がったホットケーキに切り口を入れれば、生地が紫色になっていて思わず感嘆の声を上げた。
バターと黒蜜を合わせればグレーになる。
朝から驚きを齎してくれる彼につい笑顔になってしまう。
好きになった色を、彼も大事にしてくれているのだと思えば、嬉しくて、バターと黒蜜を搦めて淡い紫のパンケーキを口に頬張った。]
(13) 2021/11/10(Wed) 22:52:26

【人】 オルテイシア

[朝食を済ませた後は、ドライヤーと霧吹きを手にしてリビングへと戻る。
自身のヘアアレンジをすることはあるけれど、人の、それも男性の髪を触らせてもらうことは初めてだ。

霧吹きで髪を濡らして、いつもは彼が私の為に使うドライヤーを使って髪をスタイリングしていく。]

 
 基依さんの髪、
 私よりちょっと硬いですね?


[なんて、話しかけながら温風と冷風を交互に当ててサイドの髪を流して、前髪を立てていく。
基依さんはいつも前髪を下ろしているから、上げた姿を見てみたくて。
ドライヤーで髪の動きを決めた後は、彼に借りたヘアワックスを手に付けて、髪の先を少しずつ束にしながら形を作っていく。

前髪を立たせて額を出すようにして、サイドは横に流して遊ばせる。
仕上げに前からも覗いて見上げれば、初めてにしてはいい出来に満足して笑った。*]

 
 はい、出来ました。
 鏡、見てみます?
 
(14) 2021/11/10(Wed) 22:52:48

【人】 イウダ

[ターンを決める紫亜は一足先にスケートリンクの気分らしい。
織戸家は皆きっと滑れるのだろう。
中学で初めてスポーツセンターのスケートに仲間内で出かけた時に派手に転んで、「ざまぁみろ」と笑われた記憶が蘇る。
義兄(予定)はその時に既にもう完全に滑れていたから、家族で経験があるのだろうと思った。

因みにそれから昼食代を切り詰めてスケート代を捻出し、一人で滑る練習をした甲斐あって滑れるようにはなったが、最後に滑ったのはもう何年も前だ。
また派手にスッ転んだら格好悪いと思いつつも、今回は練習時間が取れなかったので情けない姿を見せて笑われる覚悟を決めておかないといけない。]


 じゃあ着替えてくるから卵と牛乳出してて貰って良い?
 あとバターは黄色いのじゃなくて白い方な。
(15) 2021/11/10(Wed) 23:21:33

【人】 イウダ

[白い方はここぞという時に使うミルクの味が濃いバターだ。
普段の料理で使うのはふつうのスーパーで売っている黄色い有塩バターである。

手伝いの申し出はありがたく、前準備を伝える。
ミックスに紫芋パウダーを混ぜるのはgを計るのではなく目分量なので任せにくいし、どうせならこちらもサプライズにしたいので自分が担当することにした。

自家製ホットケーキの膨らみの秘訣は重曹だ。
メレンゲを加えてスフレにすることもあるが、今日はスピード重視で割愛する。]
(16) 2021/11/10(Wed) 23:21:46

【人】 イウダ

[果たしてサプライズは成功し、彼女の笑顔を引き出せた。

普段着ないパーカーも、紫の生地に白と黒でグレーを作って食べるホットケーキも、彼女のこの顔が見たくてやったのだ。
にこにこと上機嫌で後片付けまで済ませ、リビングのソファに腰かけた。
緊張で少しいかり肩になっている。]


 そうかも?
 てか紫亜の髪が特別やらかいんだと思ってた。
 兄妹だけど織戸の髪そんな柔らかいって思ったことないし。
 ……ああツヤツヤはしてるか。


[綺麗な髪だなとは思っていた。
きっと手入れをしているのだろう。
卯田の髪がごわごわしているのは、生まれつきの髪質もあるが、普段トリートメントなど頓着しない所為もあるかもしれない。]


 何かデコがスースーする……?


[紫亜の目が当たると双方気まずいだろうから、やってもらっている間は目を閉じていた。
彼女の指が前髪にかかり、なにごとかを施した後は、眉毛を撫でる毛先の感触がない。]
(17) 2021/11/10(Wed) 23:22:23

【人】 イウダ


 おう、ありがとな。
 見せて貰えるか?


[目を開けると、ちょうど前から覗き込んだ紫亜と目が合って笑う。
触れるだけならリップを乱れさせないだろうかとも思うがキスはぐっと鋼の理性で堪えた。

程なく鏡に映った姿に大いに照れて耳を赤くすることとなる。

「おしゃれな奴みたいだ」なんて、笑って、ぐっと親指を立てた。
折角顔を全部出してくれたのだ。
サングラスは運転用に持って行くだけにして、素顔で外を歩いてみようか。*]
(18) 2021/11/10(Wed) 23:24:23

【人】 オルテイシア

[氷上でのターンは出来ないが、しっかりと足がついた地上でなら回ることもできる。
家族でスケートに行ったことはあるし、そこそこ運動神経の良い兄に手を引かれて滑ったことはあるが、それはもう何年も前の話だ。
運動神経が良いほうかと言われたら、悪くはないと思うと言える程度の技量しか無い。
しかも性格が他称、おっとりしていると言われる所以だけあり、きびきびと動ける方ではないので、はっきりいって十年以上も滑っていないスケートリンクを滑るのは大分不安がある。

せめてコケる時はお尻からコケようにしたい。
あまり彼の前で恥ずかしい姿は見せたくないのだけれど。
幼少の頃の技術が今も残っていることを信じるのみだ。]


 はい。
 白い方ですね、白い方のバターと牛乳、と……。


[ちなみにバターにたくさんの種類があるのは最近になって知ったというのはここに記しておく。]
(19) 2021/11/10(Wed) 23:55:23

【人】 オルテイシア

[料理になるとこだわりを見せる彼のこと。
自然と冷蔵庫や食料庫は常に少し余裕のあるくらい食材が置かれている。
たまに何に使うのかもわからない調味料なども置いてあって、それは何に使われるのかと楽しみにする自身が居た。

今日使われたホットケーキが紫になるのも。
紫芋のパウダーが使われていると知って、以前作ってくれた二人の料理にも使用されていたことを思い出しては、懐かしさに眼を細めた。]
(20) 2021/11/10(Wed) 23:55:38

【人】 オルテイシア

[髪をセットしている間は、ドライヤーの音で少し声音も大きくなる。
肩に少し力が入っていることに笑って、緩く肩を撫でれば少し力が抜けただろうか。]


 お兄ちゃんこそ、何もしてないのに
 ツヤツヤなんですよね。
 寝癖もあんまり付かないみたいだし、
 羨ましい髪質だと思います。


[何もしていないといいつつ裏では努力しているのだろうか。
あまりそういう姿を見せない兄だから、妹は知る由もなく、ただ羨むだけになる。
自身の髪は柔らかい分、癖がつきやすく、髪ゴムでまとめればすぐに後が残る程だ。
だから、総じて少しサイドをアレンジして下ろしていることが多い。

聞こえた言葉にくすりと笑う。
仕上げを楽しみにしてもらうことにして今は、手先を動かすことに集中した。]
(21) 2021/11/10(Wed) 23:55:49

【人】 オルテイシア

[仕上げを見せたら、彼がはにかんで笑う。
いつもの髪型も好きだけれど、前髪を上げれば涼やかな眼がより一層、目に入るようになった。]

 
 ふふ、おでこ出しにしてみました。
 格好いいですよ、基依さん。


[にこにこと鏡を見せて反応を待てば、次第に赤くなっていく耳が見えた。
感想は上々で、いい反応に「良かったです」と彼と同じようにサムズアップを返した。

旅行前の支度は十分。
おしゃれして出かけるのは気分が上向きになる。
前日に用意しておいた旅行鞄を片手に、旅行に出発だ。*]
(22) 2021/11/10(Wed) 23:56:11

【人】 イウダ

[二人ともが数年ぶりだと発覚したスケートは、支えあいながら滑ることになるかもしれない。
二人で外周の手摺を掃除して回るとしても、それはそれで数年後の良い思い出になる。
何もしないらしいのに髪がツヤツヤしている義兄には笑われそうな話だが。

その日の朝食べたホットケーキが紫にグレーのトッピングだったことや、
彼女に額を出したヘアアレンジをしてもらったこともきっと何年経っても忘れないだろう。]


 はは、照れるな〜。
 ありがとう。いつもより5割増しくらいでときめいて貰えるかな〜。


[数字は適当だが、実際髪を弄ってあげるといつもの無頓着に下ろすよりも若く爽やかに見える気がした。
彼女が返してくれた親指にキスひとつ。
出がけ前に唇にするのは我慢する分、触れ合いを許してもらう。]
(23) 2021/11/11(Thu) 16:45:48

【人】 イウダ


 駐車場結構歩くから、鞄こっち。


[彼女の分の荷物も持って、一緒に家を出る。

夏のキャンプの為に中古で買った軽自動車はウサギの名を持つ卯田には少し可愛らしいデザインの茶色い車だ。
自宅の駐車場には空きがなかったので、別に借りてそこに停めている、]


 じゃあ出発するよ。
 安全運転でいきまーす。


[車での遠出も夏以来だ。
エンジンキーを回しながら気合を入れる。
サービスエリアには寄らずに行くから、キャンプよりは所要時間は短い筈。**]
(24) 2021/11/11(Thu) 16:46:11

【人】 オルテイシア

[数年ぶりのスケートが例え格好良く滑れなかったとしても、二人で氷上に座り込むことになったとしても、きっと楽しいものになるだろう。
そうなれば、観覧車で「楽しかったね」と笑いながら話せる一つになる。

今も一つずつ、思い出になっていく記憶を幸せだと噛み締めながら、照れる姿に笑って。]


 基依さんにときめなかない日なんてありませんよ?

 でも、あんまり格好良すぎちゃうと、
 みんな振り向いちゃうかも。


[見慣れない髪型は、彼の変わる表情をよく見せるから。
親指に落とされたキスにすらドキドキしてしまう。
なるべく彼から離れないようにしないと、とひっそりと決意を胸にした。]
(25) 2021/11/11(Thu) 18:48:48

【人】 オルテイシア

 
 あ、はいっ。
 ありがとうございます。


[荷物を預けた代わりに、戸締まりは任される。
彼の先導に後をついていきながら、駐車場までの道を歩く。
荷物を任せっきりになってしまって、手ぶらになった分、行き場の無くなった手は、そっとコートの端を持った。

見慣れた茶色い小型の車が見えてくれば、バックドアを開けて鞄をトランクに預ける。
いつものように助手席に座って、シートベルトを締めた。]


 はぁい、忘れ物はない、ですよね?
 よろしくお願いします。


[安全運転を誓う姿にくすくすと笑って、座席に身を預ける。
彼の運転にはもう慣れたものだから、すっかり安心して、道中のBGMの選曲に取り掛かった。*]
(26) 2021/11/11(Thu) 18:50:04