人狼物語 三日月国


114 【半突発R-18】Snow white Festival【飛び入り歓迎】

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視点:人

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【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 

 …… なんて、沢山の手土産を持参してくれた彼女へ
 いたずらっぽく囁いてみせれば。
 あの時のように可愛い反応を見せてくれるのか、
 或いは受け流されてしまったか。


  「 リル、こっちきて!
    一緒にご飯食べよっ 」


 どちらにせよ女は、彼女の腕を逃がさないように抱き締め
 家の中へと招き入れた。
 …… やや過剰に思えるスキンシップの理由は、
 いつの間にか彼女が傍へ置き始めたホムンクルスなのだが。
 そんな子供じみた嫉妬心は隠してしまって。

 
(288) 2021/12/17(Fri) 21:43:56

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 

  「 …… ねえ、その子の名前は?
    甘いもの用意してるんだけど、好きかなぁ。 」


 ―― 兎は出来る兎なので。
 そんな風に、可愛いばかりの友人へ尋ねてみては
 恐る恐る交流を計ることも、あっただろう。*


 
(289) 2021/12/17(Fri) 21:44:00

【人】 薬屋 テレベルム


[そのような淫らな時間はいつかは過ぎて。


 彼女が意識を戻す頃には、
 いつの間にか身も清められているし
 汗やら何やらで濡れた白いワンピースでは無く
 愛用の部屋着を着せられているだろうし
 なんなら下着まできちんと履かされている。

 リビングに訪れれば、四角い匣の前で
 真面目くさった顔をし、腕を組む男の姿がある。

 貴重品と共に持ち込んだ逸品>>2:30
 睨めっこをしていたが、
 今だ、という時を見計らって皿を取り出した。]
 
(290) 2021/12/17(Fri) 21:47:45

【人】 薬屋 テレベルム


  ――…、ん。おはよう。

[そうは告ぐが、もう昼だ。
 彼女の手料理のオムレット>>2:156は朝食の予定だったが
 二人にとっては昼食として胃の中に入る事になる。

 熱、っと慣れない皿の熱さに慌てもしたが、
 取り分けの食器やら、茶やらを広げたテーブルに置いて、
 それから、漸く視線を合わせる。
                どこか、照れくさそうに。]
(291) 2021/12/17(Fri) 21:47:58

【人】 薬屋 テレベルム


  ……家族とは、こういうものだろう。

[朝目覚めて、食事が既にあり、暖かな空気が流れる。
 彼女の探していた『居場所』は此処にあるのだ。
 むず痒そうに揺らした口端は、不格好だが。]

  これからは毎日共に起きて、
  一緒に飯を食おう。

[ささやかで、ごく平凡で、――けれど、ひとりでは無い。
 何処にも行かないで欲しいと願った彼女の望み通り。
 同時に、男にとっても、願い通りなのだ。]
(292) 2021/12/17(Fri) 21:48:24

【人】 薬屋 テレベルム

[彼女と暮らすこれからを叶えたのは、
 苦難と、努力と、哀しみと、挫折と、


    ひとかけらの愛を混ぜて――――]
(293) 2021/12/17(Fri) 21:48:41

【人】 薬屋 テレベルム




      [* そして、幸福を作る 魔法 *]



 
(294) 2021/12/17(Fri) 21:49:10

【人】 冒険者 ルイージ

ー ギルド職員 ー>>280

[ そういうことかと男は得心した。]


 それならサーシャさんに渡してください


[ 何だか複雑なようでそうでもないような感じだが元々深入りするつもりもなかった。
ただギルドの功労者に敬意を表しただけだから。]


 では…一杯だけ


[ ただ彼が愛したこの街には少しだけ興味がわいてきた。
今年の祝祭の日にもう一度訪れるのもいいかもしれないと思う程度には。*]
(295) 2021/12/17(Fri) 21:51:51

【人】 星集め サダル

 
―後日談―
 
「承りました。」
 
 
確かにサーシャに渡すのが一番で、それを店主も望んでいた。
>>295だから彼に頷いて、お湯を沸かし茶葉を用意する。
まだ前店主のように上手く入れられない。
基本の紅茶がせいぜいだったが、ミルク壺と砂糖壺を添えて。
店内に広がる紅茶の香りは及第点。
それを、彼の前に差し出した。
 
(296) 2021/12/17(Fri) 22:29:31

【人】 星集め サダル

 
「アールグレイです。苦手なら別のを用意しましょう。
 アールグレイの花言葉は安らぎだそうですね。
 私は存じませんが、私なりの餞として。」
 
 
そして、アールグレイをもう一人分。
それは、ここにいないルイージの分。
そうして自分の分をいれて。
 
 
「そう言えばお名前をお伺いしても良いでしょうか。
 サーシャもお礼の手紙を書きたいと思うことでしょう。
 私自身、貴方にお礼を言いたいのです。」
 
(297) 2021/12/17(Fri) 22:29:49

【置】 星集め サダル

 
「ここまで来てくれてありがとうございました。
 ぜひ、また来てくださいね。」
 
 
頬をほんのわずかに緩ませて。
彼にそう告げてカップを持ち上げる。

ミルクも入れず飲んだアールグレイは、ほんの少し、苦かった。*
 
(L7) 2021/12/17(Fri) 22:30:06
公開: 2021/12/17(Fri) 22:30:00

【人】 冒険者 ルイージ

ー ギルド職員 ー>>L7

[ 同じようにカップを持ち上げて紅茶を口に運んだ。]


 やめておきましょう。
 ここには仕事できたので。


[ お礼をされるようなことはしていないし、もしお礼を言われるとしたらルイージ本人にだろう。
だからそれは遠慮しておくことにした。]


 その代わり、次にこの街を訪れたときは…


[ その時は誰の用事でもなく個人的に訪れるだろう。
そして自らの対価を支払って望むものを手にいれよう、ルイージがそうしていたようにそれがエオスという街なのだから。**]
(298) 2021/12/17(Fri) 22:53:11

【人】 坊っちゃん バラニ

――後日談/とある行商人との会話――

[君と結ばれて少し後、僕はある人と会っていた。

ポルクスが親方と呼ぶ、行商人の彼。
忙しい合間にどうにか時間を作ってくれたであろうその人に
こうしてあらためて会うのはやっぱり緊張した。
それでも、一商人として、そして一人の男として
今回のことに筋を通さなければならない。

彼の弟子であるポルクスを愛していること、
真剣に交際と、結婚を考えていること。
このことを彼もとい彼女の両親と家族にも報告すること。
そして先程告げたことについての了承を求めてから。
彼に、深く頭を下げた]
(299) 2021/12/17(Fri) 23:08:36

【人】 坊っちゃん バラニ

[頭を上げるように言われて、
そのまま顔を上げて、彼へ向き直れば。

ここで、一つの問いかけをしてきた>>0:132]

心で、金で、買えるもの……。

[少し考え込むように、頬から顎へ手を添えると瞳を伏せて考える。
そうして、ややあってから]

心で贖うことができるもの……これが正解かはわかりません。

[そもそもこの問いに正解と呼べるものはあるのか。
思い浮んだものの全てが、正解であるような違うような
そんな気がして、躊躇うような声音になってしまうけど]

でも、僕はあのとき確かに。
ポルクスと心通わせて、『未来』を得ました。
(300) 2021/12/17(Fri) 23:09:30

【人】 坊っちゃん バラニ


『未来』というのは少し語弊があるかもしれません。
でも、そうとしか言いようがない。

……彼女と、一緒に生きていたいと思いました。
他の誰でもない、彼女と幸せになりたいと思いました。

臆病者の僕が、勇気を貰いました。
非力で虚弱で情けない自分が、変わりたいと思いました。

何もかもを自分の運命のせいにしていた自分が、
自分が望む未来を生きるために、
……そのために前を向こうと、そう思いました。

全部、ポルクスのおかげなんです。
彼が僕に向けてくれる、その想いが、
僕にたくさんのものを与えてくれた。

[運命は確かに変わった。
それを確信しているのは、きっと今は自分だけだけど]
(301) 2021/12/17(Fri) 23:10:39

【人】 坊っちゃん バラニ

 
だから、今度は僕が。
僕の意志で、僕の心で、僕らが共に歩む未来を贖いたい。

たとえ反対されたとしても、
僕は自分の望みを違えないし、
ポルクスと共に在ることをやめるつもりもない。
―――…それが、僕の答えです。*
(302) 2021/12/17(Fri) 23:11:23

【人】 箱庭の雛 フェレス

[  ひらり、
     ひらり、

ページがめくれ、


ひらり、     
ひらり、  ]
(303) 2021/12/17(Fri) 23:12:01

【人】 箱庭の雛 フェレス

―― 後日談/そして、 ――

[  言葉は繰り返し、音と成る。
   言葉は綴れば、世界と成る。  ]


    
   
からちょっとくらい
外に出たってさ


[  風の音色の響く部屋。
   主の到着を今でもかと待ち続ける。  ]


   もうっ!叔父様は心配性すぎるよ!


[  声が扉の前までやってきて、
   怒ったのを表すように扉が大きい音を立てた。  ]
(304) 2021/12/17(Fri) 23:12:18

【人】 箱庭の雛 フェレス

[  未だ少女という身を脱せない少女。
   月日が経ってもそれは変わらず。   ]


   はぁ、ほんと叔父様は……


[  怒った表情の裏。
   顔に映った笑みは、隠されることもなく。  ]


   わたしももう子供じゃ……
あ゛



[  視線の先、開かれた窓と風の音。
   開かれたページと、擦れる紙の音。  ]
(305) 2021/12/17(Fri) 23:12:31

【人】 箱庭の雛 フェレス

[  慌てて、見つからないように、
   文字の書かれた本が閉じられる。  ]


   うぅ、窓閉め忘れるなんて……


[  屋敷の者が入らなくてよかった。
   そう胸をなでおろす少女。  ]


   よしっ、書こう


[  机の上。
   本と、ペンと、インクの匂い。
   そこで世界が生まれる。  ]
(306) 2021/12/17(Fri) 23:12:45

【人】 箱庭の雛 フェレス

    


    


    


    


    
(307) 2021/12/17(Fri) 23:13:10

【人】 箱庭の雛 フェレス

[  やがて時間は経ち、
   綴られた言葉も乾いた。  ]


   ふぅ……


[  一息つこうと少女が閉めた窓を開ける。
   そして突然の風。  ]


   んっ……
って、まっ



[  学びもせずに窓を開ける物だから。
   風と共に、一枚の手紙が空を翔ける。  ]


   ……取りに行かないと!
(308) 2021/12/17(Fri) 23:13:39

【置】 箱庭の雛 フェレス

   お母さんへ

  今はどこにいるのかな?
  わたしはまた歩きだしてみることにしたよ

  お母さんの願いの通り、幸せに生きるために
  少しだけ勇気を出して

  だから、きっと見守っててね
  お空の上、お星さまになって


あなたの大好きなメミニより  
(L8) 2021/12/17(Fri) 23:14:08
公開: 2021/12/17(Fri) 23:20:00

【人】 箱庭の雛 フェレス

[  慌てたように飛び出した少女。
   窓は未だに開けたまま。


   ひらり、
     また、ひらり、

     少しずつ繰り返して、
        一番最初のページ。  ]
(309) 2021/12/17(Fri) 23:14:21

【人】 箱庭の雛 フェレス

[    その物語の名前は、
           『スターゲイザー』。

     遥か彼方の
を観測して、
           幸せを伝える物語。  ]
(310) 2021/12/17(Fri) 23:14:37

【人】 箱庭の雛 フェレス

  
がつもり、
         心を冷やす。

  けれど大丈夫、
      いつか
は解けて消える。







   
そして、
が来る。  
(311) 2021/12/17(Fri) 23:14:50

【人】 箱庭の雛 フェレス

[  いつかの終わりを告げる春が。*  ]
(312) 2021/12/17(Fri) 23:15:19

【人】 星集め サダル

 
マスターヘイズ様と:
sideベリル


愛して、愛されて、抱かれて、抱いて。
マスターの晩年には、頭を撫でてもらいながら彼に奉仕することが増えた。
マスターがもし勃たなくても、キスして触れ合って、穏やかに過ごしていく。
そしてとうとうその日を迎えた。
 
(313) 2021/12/17(Fri) 23:17:24

【人】 星集め サダル

 
私は貴方に出会えて幸せでした、マスター。
きっとどのホムンクルスよりも幸せだったでしょう。
だって貴方に愛された。貴方を愛した。
それだけで素晴らしい奇跡ではありませんか。
貴方の旅にお供できてよかったです。
貴方の隣にいられてよかったです。
 
(314) 2021/12/17(Fri) 23:17:45

【人】 星集め サダル

 
どうしても、ホムンクルスはマスターよりほんの少しだけ長生きになってしまう。
涙を流しながら、彼と共に眠りについた。
ただキスをしたくて、キスをして。
私は契約から解き放たれてしまうけれど。
このキスももう契約の意味を成さないけれど。
私は貴方と共に棺の中。
魔法を使い、地中に埋まろう。
瞳を閉じて。体を重ねて。貴方を感じて。
 
 
「今度マスターの隣に立つのなら。
 同じ種族になりたいです、マスター。
 
 愛しています、永遠に…。」
 
 
こうして、ベリルと名付けられたホムンクルスの生涯は幕を閉じる。
深い闇の中でも。マスターと共にあるのなら、それだけで幸せでいられたのだった。**
 
(315) 2021/12/17(Fri) 23:17:59