人狼物語 三日月国


124 【身内P村】二十四節気の灯守り【R15RP村】

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視点:人


【人】 灯守り 立春

[大寒さんから前日に受け取った鍵を挿し入れ、
ふたりの頼もしい蛍さんとともに
灯宮の中へと足を踏み入れる。

一年前に来た時と何も変わっていない。
厳かな空気の流れる薄暗い空間も、
揺らめきながら移ろうように色を変えてゆく灯りも。

ここは、魂の還るところ。
そして、魂の生まれ出ずるところ。

ひとつ、またひとつとカンテラへ還る灯りを見届けて
導の灯りから両手でそうっと灯りを掬い取る。
いつか見送ったあのひとは、もう
新たな生を受けて旅立ったろうか。
それともまだ、この手のひらの中に居るだろうか。]


  ────……

     行ってらっしゃい!


[どうか幸せな一生を送れますように。
良縁に恵まれて、困難にも打ち勝てますように。

小さな祈りを込めて灯りを解き放てば、
無数の煌めく
花びら
は風に流されて
冬至域の方へと旅立って行った。]
(324) 2022/01/30(Sun) 23:49:46

【人】 灯守り 立春




ひら

        
ひら


      
ひら

     
ひら





         
ひら


 
──ひらり。   


  
(325) 2022/01/30(Sun) 23:49:50

【人】 灯守り 立春

 

[ 雪が解ければ、
 
希望
の足音はすぐそこに。]**

 
(326) 2022/01/30(Sun) 23:49:56

【人】 灯守り 冬至

  
――小満と


  くふふ。
  とびきり美味しいお菓子といわれたなら
  フェイを頼らざるを得ませんでした

[ 調理場に立つ小満の傍らで
 のんびりと道具を用意していく>>178 ]
(327) 2022/01/30(Sun) 23:51:56

【人】 灯守り 冬至

[ 甘い香りに 一口と味見をねだりながら ]


  あなたの声を聴いていると
  ついと食べたくなっていけませんね
  口がもうすっかりポタージュの口です

  良きチーズとクリームを見繕って
  お邪魔する事にしましょう


[ おつるの持ち帰ったパンプキンパイは
 真澄やむぎとも共に食べる事にして
 今はまだ少し、おあずけの時>>179 ]
(328) 2022/01/30(Sun) 23:52:00

【人】 灯守り 冬至

[ 真澄やむぎは 今何を話しているだろう>>180
 傍ら 軽口の如くに笑ってみせる知己を
 カフェラテをちびりとしながら盗み見て ]


   どうするのです?


[ もう一口 ちびりと喉の奥へとかす ]


  フェイに何かあったら
  いらなくてもよしよししに行きますからね


[ だから好きなように どうすればいい
 足りぬ言葉を繕わぬ 信頼と怠惰を綯交ぜに ] *
(329) 2022/01/30(Sun) 23:52:04

【人】 灯守り 芒種

[ 帰り際、大袈裟に別れを惜しむ妹を抱きしめる。
  いつ突然そうなるか、わからない能力を継いだこの子に
  今生の別れでもあるまいに、なんて気安くは言えない。

  何度わたしが「また遊びに来る」を繰り返しても
 「帰らないで」ではなく「行かないで」と泣きついた
  小さな頃と何にも変わらない寂しげで
  不安いっぱいの双眸を覗き込んで、
  頬を撫でて、こみ上げる愛おしさのまま
  昔と変わらぬ所作で、前髪の上から
  そっと額に唇を押し当てた。

  眠るのを嫌がる幼い子供に、彼女の両親を真似て
  何度も繰り返した、寂しさを吹き消すおまじない。 ]


  しばらくは忙しいでしょうけれど
  手が空く季節になったら、またいつでも遊びに、……


[ 何度も繰り返した「また遊びに来る」の言葉は
  この子が先代立春に弟子入りして
 「また遊びに来て」に変化した。
  この子の帰る場所はもう、芒種域あの土地ではないから。
  理解している。今更言い澱む言葉でもない。

  なのに

  もう何度も繰り返してきた言葉が
  喉に痞えて出てこない。 ]
(330) 2022/01/30(Sun) 23:59:12

【人】 小満末候 麦秋至

友……ですか?

[わたしは驚いた顔で話を聞いていた。>>316>>317
空位でもある『麦秋至』の号についての知らなかった話、
いずれ去る時が来ても幸福を願っているというその言葉。

ならばわたしはそれに相応しくあれたのか。
思わずそんなことを確認したくなってきたわたしだったけれど、
小満さまの言葉に従って、何かを取ってくるまでの間ちょこんと待っていた。>>318

  ――あるいはこれからはじめて聞く音色が、
  言葉よりも雄弁に答えになっていたかもしれず**]
(331) 2022/01/30(Sun) 23:59:17

【人】 灯守り 芒種

[ やられた。頭を抱えたくなる衝動と
  不自然に途切れた言葉に心配性の妹を
  心配させてしまうのとを
  掛けた天秤は一瞬で後者に傾いた。
 
  犯人はどうせこの場にはいないのだから
  お仕置きをするのもどうせ帰ってからだ。
  なら今すべきことは、
  この場をどうにか取り繕う事だけ。 ]
(332) 2022/01/30(Sun) 23:59:36

【人】 灯守り 芒種

[ 飼い猫はちょっとした能力を持っていた。
  どんな能力なのか問いただしたことはないので
  正確な能力も、いますぐ解除する術もわからない。
  関心を向けなかったツケだ。

  今かろうじてわかっていることは、猫の能力が
 『ほんの一言の指定した言葉をしばらくの間封じる』
  だとか、そんな感じの能力であるということだけ。

  そういえば出がけになにかぐずっていた
 「その気もないくせに無闇矢鱈にひとを誘うな」と
  社交辞令で紡ぎかねない「遊びに来て」を封じたようだ。
  社交辞令で紡ぐのなら「遊びに
いらして
」を使うけれど
  そのへんの些細な違いは理解していないのかもしれない。

 「遊びに
いらして
」なら言えるのか?
  茉莉にいうの?そんな他人行儀に?
 「て」がだめなら「る」で
  何かしら言い換えれば……?

  どうすべきか悩んでいる間にも沈黙は過ぎて、
  なんだかなにもかも面倒になってきた。

  いいか、もう、言ってしまっても。
  べつになにも間違ってはいないのだから。 ]
(333) 2022/01/30(Sun) 23:59:51