人狼物語 三日月国


7 【R18】鈴蘭の村:外伝6〜カフェリコリス〜【RP半再演ペア】

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視点:人

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【人】 古城の吸血鬼 ニクス


[ 人と異なり別段食事を必要としない男の城は
 男と彼以外の気配を失くさせていた。

 実際は必要に応じた眷属を呼び寄せる事もあるが
 そんな事は些細なものだろうと決め括っていた。

 広々としている割に伽藍堂の城内で
 二人分の靴音は静かに響く>>406 ]

  一人を怖がる歳でもなさそうに思うけど
  君は随分と怖がりなんだね。

  でも安心するといい。
  今は、ふたり、だろう?

[ うっすらと熟れた頬の理由は何だろう。

 思い当たる節は幾つかあるものの
 震える細い指先を見つければ
 宥めるように親指で撫でてやった ]
(431) 2019/04/10(Wed) 9:44:06

【人】 古城の吸血鬼 ニクス


[ 男にとって性別など大差ない。
 だが例え線の細い少年であっても少女の服装は厳しそうだ。
 
 そんな事を考えながらも少年の様子を確認する。
 子供達の間に親密な繋がりはなかったのだろうか。
 大きなショックを受けているようには思えなかった>>412

 だが、この手は離されない。
 随分と気に入っているのだろうか。
 男は面白そうに口端を上げて、彼の願いを叶えた>>417 ]

  そうだね。
  君の為に仕立てるのもいいけど
  その間に倒れられてしまっては困る。

  一先ず、これを羽織って。

[ 肌寒さに震える子>>418に渡すのは
 同じく肩に羽織っていただけの黒の外套。
 薔薇の蜜を染み込ませたような薫りを残すそれと
 今彼が丹念に塗り込まれた花の香りが混ざり合う。

 傷一つない玉の肌を隠すような衣服を衣服を抱いたまま
 何処か落ち着きのない様子>>421に口角を上げた ]
(432) 2019/04/10(Wed) 9:44:39

【人】 古城の吸血鬼 ニクス


  そうだね。
  とても良い花の香りだと思うけれど
  君でなければ意味がないから。

  湯殿なら一階の右手奥側にある。
  左手側は君達が食事を摂る場所がある。
  お腹が空いているようであれば用意しよう。

  階段奥にある扉は庭園と繋がっているし
  今なら薔薇が咲いているだろう。

  気になるなら確かめてみるといい。

[ ここで日々を過ごす上で必要なことを伝えておく。
 ふと視線を合わせたまま双眼は眇めれば
 辿々しい話し方に片眉を上げた。

 耐性のある子供なのかと思っていたが、
 彼もまた夜に溺れてしまうのだろうか ]
(433) 2019/04/10(Wed) 9:44:59

【人】 古城の吸血鬼 ニクス


[ 子供が成す幼い戯れ>>422
 甲への口づけは敬愛の姿勢を示すものだが
 それにしては違和を抱いていく。

 手袋越しにも伝わる唇の柔らか、灯す熱。
 男の冷えた指を僅かに侵食する存在に
 ぴくりと僅かに瞼が震えた ]

  ――セレン。
  君はいけない子だね。
  そんなに熱い唇を押し付けて、どうしたいの?

[ 吐息だけで笑みの形を象り、
 くすくすと揺れる空気を作り出した。

 繋ぐ手を振り払うことは容易だった。
 しかしそれを是としないまま唇に押し付ける。
 滑らかな生地で仕立てられた手袋の下に
 骨張った硬い男の手の感触を伝えさせ ]
(434) 2019/04/10(Wed) 9:45:31

【人】 古城の吸血鬼 ニクス


  これも君の望み?

[ 問いかければ愉快だと滲む双眸を覗かせた。

 褒美だとばかりに親指だけはいたずらに動き、
 彼の赤く熟れた林檎色の頬を撫でる ]**
(435) 2019/04/10(Wed) 9:45:55

【人】 古城の吸血鬼 ニクス


[ 手を繋がれた理由>>470までを察する事は出来ず。
 男の目から若しくは眷属の眸玉から映る世界を
 言葉にして少しずつ埋めるだけ。

 随分と様々な子供を見てきた。
 だが、どれもすぐに捨てたりはしなかった。
 少なくともその子供が持つ色を見るまでは決して。

 問いかけに対して彼の返答を待つ。
 素手を覆う袋越しに子供を愛でていた>>471

 彼の答え>>472は小気味良いものではある。
 その回答に対する理由は続く言葉だろうか>>475
 しかしその中にまさか夜伽まで膨れまれているとは。

 悪趣味な爺い共に思わず喉を鳴らして嗤いそうになるが
 そこは押し留めて説き伏せるように言葉を綴った ]
(504) 2019/04/10(Wed) 22:40:51

【人】 古城の吸血鬼 ニクス


  セレン。
  君の申し出はとても嬉しいのだけど
  ……水の傍は苦手なんだ。

  聞いた事はなかったかな。

[ 彼は彼なりに色々と考えてくれたのだろう>>476
 彼らが何故そう躍起になって子供を差し出すのか。

 化物の陰に怯え手を出せない区域になっているとは知らず、
 また、此方のご機嫌取りの為に子供を捧げ、
 血を吸い過ぎなかった子供は返してやっているが、
 それもまた二度と村に戻っていないなど
 知らされなかった真実も耳にしていない。

 胸元に添えられた指に手を添えることはない。
 だが、代わりに服を掴む指に微笑んだ ]
(505) 2019/04/10(Wed) 22:41:07

【人】 古城の吸血鬼 ニクス


  役に立ちたいから学んだ。
  それは何の為に?

  俺の為ではなくて君自身の為だと思うけれど。

[ 空腹ではなく退屈を埋める。
 つまり恐らく血を差し出す以外に彼は
 彼自身の退屈の埋め方を模索しているのだろう。

 だがやはり、何の為に?

 涙を流していた姿も覚えている。
 また、少し怯えたような表情をしていたことも ]

  ……少し意地悪をしたかな。
  湯浴みは君一人で行くといい。
  俺は揺らめく水の中では動けなくなるから。

  そういった俺を見たいのなら構わないけど。

[ バスローブは衣装棚の中にある。
 前にいた少女は十七だといっていたし
 大きめのサイズを用意していた。
 男女関係なく使えるだろう。
 タオルとバスローブを用意すれば彼に差し出し ]
(506) 2019/04/10(Wed) 22:41:25

【人】 古城の吸血鬼 ニクス


  それとも一人になるのは怖い?

[ 揶揄るような口端は相変わらず上がったまま ]*
(507) 2019/04/10(Wed) 22:41:40

【人】 古城の吸血鬼 ニクス


  俺の指は冷たいから。
  君とは違い血の通わない死人のものだ。

  湯殿は必要とする子がいたから用意したまで。
  
  君達と同じように温まることが出来れば
  君の頬を凍えさせる事もないだろうね。

[ 湯浴みに誘った意図>>523を全て察せる訳ではない。
 まるで謝ることはないと暗に告げながらも
 彼の言葉>>524には不思議そうに首を傾げた ]
(550) 2019/04/11(Thu) 0:20:02

【人】 古城の吸血鬼 ニクス


  俺の為?

  ……ふふ。おかしな子。

[ 自分が生きる為の間違いではないか ]

  確かに君が生きる為には、
  俺の為だと言わねばならないのだろうね。

[ こんな僅かなひと時で彼の心を喰らったとは思わない。

 ならば彼が口にする言葉は自分が生き永らえる為、
 男の起源を取ろうとしているようにも解釈出来る。
 寧ろその方が自然にも思えてしまった ]
(551) 2019/04/11(Thu) 0:20:24

【人】 古城の吸血鬼 ニクス


[ 捩じくれた捉えであっても
 その中唯一彼の本心とも思える一端>>525
 灰と蒼の眸を覗き込むよう瞬く ]

  独りはもう嫌、か。
  うん。君みたいな子、他にもいたよ。

  …………、君が裏切りたくない事と関係してるのかな。

[ 過去彼が言葉にしたものと>>229、今>>526
 何かが繋がったように思えて口角を上げ、
 離された指を追いかけるのは数秒の事。

 おざなりに着せられた上着が不恰好で
 幼い子供が親の外套に身を包むようだった ]
(552) 2019/04/11(Thu) 0:20:39

【人】 古城の吸血鬼 ニクス


  俺を知る為?
  いいよ。
  君が気になる事なら答えてあげる。

[ 慣れてはいなそうな表情>>527
 それでも彼自身が望んだ意志ならば拒む理由もない ]

  君にとっても得体の知れない化物は恐ろしいだろう。
  そうでなくとも相手を知らねば惑うこともある。

  尚更生活を共にするなら毎日怯えて
  一人思考を張り巡らせるよりずっといい。

[ 名案だとばかりに自由になった両手で評価する。
 だが、と一つ意味深に加えて親指を自身の顎に乗せた ]
(553) 2019/04/11(Thu) 0:20:58

【人】 古城の吸血鬼 ニクス


  だけど、セレン。
  行き過ぎた好奇心は猫を殺す。

  鳥だって餌をやり過ぎれば飼い殺すようにね。
  花に水だけやり過ぎても枯れてしまうのと同じ。

  セレン。
  二階に上がって左に曲がれば扉がある。
  そこは俺の部屋だから好きに訪れたらいい。

  だがね、さらにその一番奥にある扉だけは――
(554) 2019/04/11(Thu) 0:21:48

【人】 古城の吸血鬼 ニクス


  
決して開けてはいけないよ?


[ 視線を逸らす事なく彼の答えを待つ。
 口許の笑みは変わらず浮かべられていた ]*
(555) 2019/04/11(Thu) 0:22:08

【人】 古城の吸血鬼 ニクス


[ 沈黙の中に何が隠されているのだろうか>>556
 たった一つの相槌>>557では
 投げかけた二つの問い>>551>>552
 どちらに付随するものなのやら ]

  セレン。
  俺は確かに化物だと呼ばれているけれど
  流石に人の心まで読む事は出来ないよ。

[ 打ち明けたくないのならば言葉を重ねることはしないが ]

  君は生きる為に俺に尽くそうとしているんだろう。
  独りになること、裏切り。
  それが君にとってどれ程堪え難いものなのか
  俺には一つも分からないけれど、ね。
(608) 2019/04/11(Thu) 19:54:45

【人】 古城の吸血鬼 ニクス


  裏切られて独りになる事を拒んだとして
  それが今の俺に何の関係があるのか、
  俺には何一つ分からないから……。

  君が「はい」と答えるならそれ以外に問いようがない。

[ 元から化物は人の感覚が遠く、
 また暇潰しに人を弄ぶような男だ。

 化物らしく。より、化物らしく振舞う。
 化物が化物であり続けられるように。

 人の機微にやけに聡い矛盾を晒している事に
 化物と呼ばれた男自身も知らないまま ]
(609) 2019/04/11(Thu) 19:55:03

【人】 古城の吸血鬼 ニクス


[ たったの一瀬で懐かれる経験がないわけではないが、
 何も始まる前から諦められているならば
 それはそれ以外施しようが此方にもない。

 物言いたげな眼差し>>556を向ける癖に
 無口な少年には外れだったかと感想を抱く。

 早めに村に返してやるべきかもしれない。
 忠告>>555に対して何か男の力を注いだ訳でもなし、
 契約など何の事やらと手を出した事すら
 よく分かっていない男であったけれど、

 男の言葉は少年の何かを惹きつけたらしい>>562 ]
(610) 2019/04/11(Thu) 19:55:29

【人】 古城の吸血鬼 ニクス


  …………君は、存外自分勝手だね?

[ 男の事を掘り下げるより先に、
 扉を開けた時に起こる自分への損害に関心を持つ>>563

 男の為と重ねる割に男に対する問いは少なかった。
 興味など無いのだろうと思ってはいたが、
 別の要因が絡んでいるように思えたのだ ]
(611) 2019/04/11(Thu) 19:55:50

【人】 古城の吸血鬼 ニクス


[ 片方ずつ異なる色を持つ眸>>564
 男は少年の欲求に初めて#笑む ]

  君は生きる為なら何でも出来ると言ったね。

[ あのひとときの言葉>>236を上げながら
 赤く熟れた薔薇の双眸が滲んだ ]

  今までにその扉を開けた子は、いなかったよ。

[ それは答えになっているようでならない形 ]

  鍵は俺の部屋にある柱時計の中にある。
  短針を抜いてしまえばそれが鍵となる。

[ 開けるなと告げる癖に場所すらもあっさりと明かした。
 男は楽しそうにそのまま続ける ]
(612) 2019/04/11(Thu) 19:56:18

【人】 古城の吸血鬼 ニクス


  俺は、夜にしか目覚められない。
  朝と夜は室内左にある寝室で眠っている。

[ 男は長駆を折畳まぬまま口角を上げて ]

  俺は子供を喰らった事はない。
  俺が欲しいのは人の精気だけ。

  ……君にでも分かるように答えるならば、
  血を吸わねばならないから吸う。
  吸わねば飢えと渇きで狂ってしまう。
  死ではなく、ただ血を求めるだけの自我のない化物にね。

[ 湯浴みに誘った子供にも分かるように
 その性質を答えては教え込んでいった ]
(613) 2019/04/11(Thu) 19:57:17

【人】 古城の吸血鬼 ニクス


  俺が捨てた子供の数は29人。
  いずれも生かしたまま放った。

[ 子供が自分の番だと番号を聞かされているならば、
 彼は31人目に該当するだろう。
 その言葉が言外に告げる事は答えない。
 たった一人だけはどうなったのかなど、
 今は問われない限り答えぬとばかり微笑 ]

  セレン。
  俺は陽の光に弱い。
  直接浴びればたちまち灰と化すだろう。

  銀製の弾丸では血を得たとしても痕が残る。
  流水を渡る事も出来ないし、
  それから杭で心臓を打たれてみろ。
  きっと簡単に死んでしまうだろうね。

  ……実際はどうかは知らないが、
  君たち人間はそう答えていたよ。

[ 試された事はないけれど。
 付け足す言葉はそれ以上なく。

 彼が湯殿に向かうというならば追わぬ姿勢のまま ]
(614) 2019/04/11(Thu) 19:57:47

【人】 古城の吸血鬼 ニクス


  さて、湯の中で考えてみるといい。
  また知りたい事があればおいで。

  彼に願えばすぐ向かおう。

[ 代わりに呼び寄せたのは一匹の狼。
 男によく似た色の毛並みを有していた ]

  君の言うことならば何でも聞き入れるよう、
  言い聞かせてある。

[ 行ってらっしゃい。
 そうして見送る男は相変わらず笑みを開かれたまま。
 狼は一定の距離を保ったまま
 少年についていこうとするだろう ]*
(615) 2019/04/11(Thu) 19:58:25

【人】 古城の吸血鬼 ニクス

  ―傍白―

[ 白百合の君が微笑う。

 あなたの手、とっても冷たいのね!

 贄として送られてきた筈の彼女は、
 私が最も毛嫌いする太陽のようだった。

 あなたの眸って、まるで  のよう。
  ねぇ、今度からあなたのこと、
   って呼んでもいい?

  私に拒否権は無いのだろう。
 ええ、そうよ、よく分かってるのね

 鈴を転がすような声が響く。
 ピアノの旋律みたいに紡がれる音。
 耳を塞ごうと聞こえてくる声。

 人々が恐れてやまない存在に対して
 彼女は一度も怯えることなく微笑んだ ]

(618) 2019/04/11(Thu) 20:18:57

【人】 古城の吸血鬼 ニクス



[ 心などない。
 心などない。

 化物にあるのはお飾りの心臓だけ。

 覆われることのない指に熱が灯る。
 触れられているのだと初めて知った。

 不快だと手を払えばよかったのだ ]


(619) 2019/04/11(Thu) 20:19:32

【人】 古城の吸血鬼 ニクス



[ 忘却。

 人は哀れで愚かで素晴らしい。
 忘れることの出来る生き物だ。

 何時迄も忘れられない化物は、
 愚かなのだろうか。
 素晴らしいのだろうか。

 本に尋ねようと答えなど来ない。
 無限にも続く沈黙、沈黙、沈黙。

 忘れたい事を、何時迄も忘れない化物を、
 どうか、どうか、■■してくれ、と。
 黒く、黒く、塗り潰していく ]


(620) 2019/04/11(Thu) 20:20:08

【人】 古城の吸血鬼 ニクス


[ 誰かの言葉が、呪いが、化物を生かす。

 嘘を、呪いを、吐き出すだけの存在が、
 生きている。生き延びている。どうしようもなく。
 その理由を問い続けようと答えなどなく、
 ただ、生かされている、生きている。

 あなたを、たまに、思い出す。

 死が救いだと謂うならば、この生は。

 一体、なんだというのだろう ]

(621) 2019/04/11(Thu) 20:21:25

【人】 古城の吸血鬼 ニクス



[ 最低な■■をどうか■■しておくれ ]*


(622) 2019/04/11(Thu) 20:22:26
古城の吸血鬼 ニクスは、メモを貼った。
(a68) 2019/04/11(Thu) 20:27:39

【人】 古城の吸血鬼 ニクス


[ 生き汚い人間の方がいい。
  彼らはきっと■■を■■してくれるから ]
 
(674) 2019/04/11(Thu) 22:35:25

【人】 古城の吸血鬼 ニクス


[ まだまだ小さな子供>>628
 男にとっては瞬きの生しか持たない存在。
 だが、しゃんと伸びた背筋は好ましかった。
 
 彼が男に尽くす理由>>629>>630
 男は目をほんの僅か瞬かせたまま笑う ]

  そうだね。
  君を生かす事は出来るだろう。

[ そこに含まなかったものは打ち明けず
 緊張した面持ちの彼に目を細める>>631 ]

  君の価値は、君だけが決めるものじゃない。
  君がこれから行う物によっては、……ね?

  でもその心意気は買おう。
  君の手で探ってみるといい。
  俺に直接問わずとも答えが見つかるかもね。

[ 彼の想い>>632を拒絶することはない。
 寧ろ歓迎するとでも言いたげに言い切った。
 彼が制御する苦労>>633も知らぬまま ]
(675) 2019/04/11(Thu) 22:35:49