人狼物語 三日月国


230 【完全RP/R18G】アダムとイヴにさよなら

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視点:人


【人】 蕃神 雷恩

 ――甘やかすんだね。
   わかったよ。自分からの行動というのは慣れないが。

 
[それでも、望みを叶えたらどのような色を見せるのか。
というのは気になった。
貴女も、彼女も――「メディウム」が。

手を繋ぎ、己の自我の希薄さを聞く間。
無言の彼女は一体何を思っていたのか。

沈黙。

のちに、言葉は落ちる>>254]


 強く感情を覚えないようにしているのか。
 それは、どうしてだ?
 ――……命のことを知ることが。
 桜花なども、興味を示していたから。命に触れて
 知るというのは、そういった欲求を芽生えさせるのかもしれないね。


[それはとても「人」らしい。
――時折響く「彼女」の声に。
自分に興味を得ているのだと囁く君の植物の部分に。
そして植物だけではなく、こちらの声にこたえようとする「君」に
もっと何か返せたらいいのにと、思う感情の萌芽を、俺はいまだ自覚していない。*]
(258) 2023/11/22(Wed) 22:53:08

【人】 蕃神 雷恩

― いつかの植物園:桜花と ―

[桜花が近くに来れば、わかる。
空気が澄むから。或いは君の纏う淡い光が、
散って、映える姿が教えてくれるから。

――いや、それ以前に。
気配が教えてくれる。のだと思う。

彼が陽を纏い、仄かに光り。
そして「植物の空間」に溶けゆくような様子を。
俺は常のように。根を張って感じていた。
見ていたというよりも、感じているという表現の方が近い。

彼が纏い、溶けさす光を孕んだ空気は
よりこの場所を心地よく感じさせるもの。

彼の言葉に、目をあけてそちらの方へと視線をやる。>>261]



 ……。

[常ならば。俺は頷くに留めるだけ。
光合成を終えた桜花は腰を上げ
僅かの合間、見降ろして微笑んでいる。

自分はそういった表情はほぼ、見せられない。]
(262) 2023/11/22(Wed) 23:21:20

【人】 蕃神 雷恩

 ――桜花。
 お前は、ここにきて。苦しかったか?


[ 俺「は」
  ここに来てよかった。

      ――「桜花」は?]


 俺はな。
 お前が辛かったい、嫌だったら。

 よくなかったのだと、思うよ。

[無意識に。手を伸ばして。
――やはりまだ、触れられない。あの幼子の躯のように。

望まれる君によくないのなら、それを肯定してはいけないのだと。
少しずつ、根を張るように育った情緒が
胸中で語っていた。*]
(263) 2023/11/22(Wed) 23:22:08
蕃神 雷恩は、メモを貼った。
(a71) 2023/11/22(Wed) 23:57:06