人狼物語 三日月国


52 【ペアソロRP】<UN>SELFISH【R18G】

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視点:人

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【人】 帝王学部3年 ヴィルヘルム

 

[ 
執のエヴァーグリーンを、最期までこの眼は視ない。 ]


 [ 気心知れた仲だとばかり思い込んでいた白の王子を
   情欲に狂わせてしまったのが自分だと云うのなら、
   とどめの銃爪を引いたのも己に違いなかった。

   柔らかな笑みの裏に隠したものを暴いてみたいと、
   好奇心から踏み込んでしまったこの過ちは
   未だ薄く残る縄の痕と花の残り香に代わる。

       ────其れでも、心までは渡せない。
           だから何も告げずに去った。 ]


                  
演じた

 [ 獅子は演目の末に冷酷無比な暴君に成った。 ]

 
(28) 2020/11/28(Sat) 23:08:12

【人】 帝王学部3年 ヴィルヘルム

 

[ 深い
に似た抱擁を擦り抜けて、炎獄に身を置く。 ]


 [ 唯一恐れたものと言えば、
   何かを得てこれまでの自分より弱くなってしまう事。
   空の器に仁愛を溢れんばかりに注げば脆くなる。

   其れを乗り越えて抱き締め方を知ったからこそ、
   自分の居場所は此処ではないのだと強く思えた。 
     
与える先


      ────『ありがとう』で正解だったのか、
           正直今もよく分からないまま。 ]



[ 愛されなかったこどもは得た知識と共に飛び立った。 ]

 
(29) 2020/11/28(Sat) 23:08:36

【人】 帝王学部3年 ヴィルヘルム



 [ 己はこれから学友をも殺す。
   教師を手に掛ける事だって有り得る。
   報復の為に死ぬと解っている闘いへと赴き、
   英雄となり────そして死ぬのだ。 ]



( 近い未来に起こりうる事実を話したのは一人だけ。
  己が戦を巻き起こした事もいずれは耳に届くだろう。

  だからお前達は「今は」何も知らなくていい。
  初めから遥けき星屑に過ぎなかったのだと、
  嘆息の儘に────老いて逝け。

      其処に悲哀を背負い続ける様なことだけは
      あってはならんのだ。 )



[ 悪役になるからには、飽くまでも解り合えぬ存在として
  使命に生き、生涯を捧げ、必ず最期には滅びよう。 ]


 [     “だからどうか誰も引き止めないで”
   正門を去る背はそう語っている様に見えただろう。 ]


 
(30) 2020/11/28(Sat) 23:09:36

【人】 『赤い霧』 ヴィルヘルム

 

[ ────花など受け取った所で副葬品になる様なものだ。

   解っている筈なのに、同級生にも在校生にも
   さんざ揉みくちゃにされて贈り物に埋もれた。

   静かに過ぎ行く充実した日々に
   何もかも忘れて閉じ篭っていたいと思ったのは、
   二年生の頃までの話。 ]

           [ 砂時計は逆さには昇らない。 ]


 [ 既に自分の闘いに身を投じているであろう者に、
   腑抜けた姿は見せられんと、一年振りの花道を踏む。

   門を過ぎれば立っているのは暴虐の王だ。
   そう念じながら
愛した
学び舎を後にした。 
   振り返ることはもうない。 ]*

 
(31) 2020/11/28(Sat) 23:10:11

【人】 盗人 アシュレイ

 
[ 玄関から先へと進めば
  途中色々な罠が待ち構えていた。>>23


  談話室に置いてある宝箱は如何にも怪しく。

  離れた位置からナイフを投げ付けてみれば
  突き刺さった箇所から緑色の液体が噴き出てくる。

  やはり宝箱に擬態した人食い宝箱だったか。

  奇声を上げ、大きな口を開きながら
  襲い掛かってくるそれに
  腰に下げた鞄から小さな袋を取り出し、
  先端から飛び出た紐に
  火を点ければ口に向けて放り込む。

  少しの間の後、爆発が起こり
  人食い箱は中から木っ端微塵となった]
 
(32) 2020/11/29(Sun) 0:12:57

【人】 盗人 アシュレイ

 
[ さらに先へと進めば
  パッと見何の変哲もない廊下。

  試しにそっと足を進めてみれば
  途中床が急に崩れ、そこから深い闇が顔を出す。

  今度は落とし穴付きの廊下らしい。

  玄関口のゴーレムといい、人食い箱といい
  罠が張り巡らされた館。

  明らかに侵入者を意識した罠の数々に
  大層な歓迎だなと独りごちては
  慎重に足を進めて落とし穴をやり過ごす]
 
(33) 2020/11/29(Sun) 0:13:02

【人】 盗人 アシュレイ

 
[ 中庭へと出れば、
  外は来た時よりも日が暮れており
  館の外にある森は真っ黒に染まって
  ざわざわと音を立てていた。

  空を見上げれば
  月が薄っすらと雲の間から顔を覗かせて
  冷たく乾いた風がざっと吹いては身体を撫でていく。


   
( 柵を乗り越えて行きたいものだが……

        
対策してあるのだろうな…… )



  何とはなしに、石ころを拾い
  館の周囲に張り巡らされた
  石壁の向こうに投げてみる。

  すると、石は見えない壁にぶつかり弾き返された。
  予想通りである。

  脱出する為には奥へ進むしかなさそうだ]
 
(34) 2020/11/29(Sun) 0:13:14

【人】 盗人 アシュレイ

 
[ 噴水に隠されていた隠し階段を見付け
  奥へ奥へと足を運んでいく。

  地下に続くと思われる階段は
  どこもかしこも蔦で覆われており
  先へ進むには蔦を切らなければ進めなさそうで。

  こんな時、魔術師であれば
  火の魔法で蔦を焼き尽くして進むのになと
  溜息を吐きつつ。

  不満そうに片目を眇めては
  蔦を短剣で切り払っては一段一段
  階段を下りて行った。


  どれだけの距離があったのだろう。

  蔦を切っては払い、一歩進んでは
  再び蔦を切っては払って。

  そうしている内に、蔦が生い茂る隙間から
  地下室に繋がると思われしき扉が見えた]
 
(35) 2020/11/29(Sun) 0:13:21

【人】 盗人 アシュレイ

 
 
─── 扉の先には ───



[ 頑丈そうな扉をゆっくりと開いていく。

  すると、目の前には謎の男が立っていただろうか。
  男の姿を目に入れれば、地下室へと足を踏み出し]


   お前がこの館の主、か。
   随分と乱暴な……────っ!?


[ まずは脱出方法でも問い質そうと
  短剣を男の首へと突き付けようとした。

  ───その瞬間。

  切り払ってきた、ただの蔦と思わしき蔓が
  全身へと絡みついてきたのだった]
 
(36) 2020/11/29(Sun) 0:13:28

【人】 盗人 アシュレイ

 

   な、なに……!?
   くっ……。


[ 蔦は全身に、腕に、足に、胴体に絡みついて
  強い力で締め付けてくる。

  思わず、手にしていた短剣を離しそうになるも
  寸でのところでそれを避け。

  短剣で蔦を切り裂こうとするも、時既に遅く。

  まるで蜘蛛の巣にかかった蝶のように
  身動きが取れないまま、
  抵抗できない姿を男の前に晒すのであった]*
 
(37) 2020/11/29(Sun) 0:13:38

【人】 アーレンベルクの書  



 魔道を志す者にとっては
 切っても切れない関係である魔力源。
 その量は生まれ持った素質に左右されると言われ、
 血統により多少の偏りはあるものの完全な遺伝はしない。

 手っ取り早く得る方法は“相手を殺害する”事。
 人を統べる王は高名な魔術師であればあるほど、
 その豊富な魔力を狙われるのが常だった。

 この世界における革命に慈悲や妥協は有り得ず、
 統治を誤れば地図上に命を散らすのが乱世の定め。


     其れでも人々は支配者を求める。
   群れを率いる完全な王を打ち立てては崇め、
      自らの神であるかの様に慕う。 

       故に王は更なる力を欲し、
     より上質な器を作り上げる為に
 残忍で凄惨な世襲制度から脱却出来ない儘でいた。


 
(38) 2020/11/29(Sun) 2:26:05

【人】 『赤い霧』 ヴィルヘルム

 

 [ ────アーレンベルクもその例外でなく。

   血の禁術に悪魔との契約、
   生まれ落ちた時より背負った使命に
   死後の振る舞いでさえ異邦の存在に委ね……

   生殺与奪を投げ打って尚、
   故国に戻って初めに果たすべき役目は決まっていた。 ]


[ 即ち、父帝の
害。

      帝国の命運を握る皇子は玉座に上がる時機を
      意のままにする事さえ出来た。
      命を刈り取り、力を得ることで戦支度は整う。

    帰国して直ぐ行うと決めていたのは、
    還御の報せが冷めぬ内に民を焚き付け
    士気を保ったまま火蓋を切り落としたかったから。 ]


 
(39) 2020/11/29(Sun) 2:26:38

【人】 アーレンベルクの書  

 

 代替りは指折りの忠臣を証人とし
 王宮の庭園にて執り行われる事となった。

 若獅子が国土に入って間もないその日、
 彼の護衛役にして騎士団長であるサー・アルベルタが
 嚴めしい両手剣を抱えて庭園へと降る。

 崩御の瞬間まで正当な皇帝である父は、
 跪かなければ頭を垂れることもない。

 その上で斬首用の得物を選んだのには、
 罪人でなくとも安らかな慈悲を与えるという意図が
 含まれている────という説が一般的だ。

 
(40) 2020/11/29(Sun) 2:27:06

【人】 『赤い霧』 ヴィルヘルム



( 人殺しも初めての経験ではない。
  剣で兵を殺す方法なら十の頃、罪人を練習台に教わった。
  大将であり、最も強力な駒で在るべき『王』は
  血を見ることを誰より早く知っておかねばならなかった。


   王とは象徴だ。そして同時に兵器でもある。


  国の治め方をありとあらゆる視点で習ったが、
  どれも空虚な教典の様に記憶からすり抜けた。
  父と己とではまるで本質が違うと知っていながら、
  殺して奪う事には……一抹の不安が存在した。 )


(41) 2020/11/29(Sun) 2:27:41

【人】 『赤い霧』 ヴィルヘルム




[ 少年は剣を取る。
  新たな王に相応しい佇まいで陽の光に其れを翳す。
  抱いたあらゆる雑念を振り払おうとする様には、
  まだ僅かに幼さと未熟さが混ざっていた。

  咎人でも、魔女でも、平民でもなく。
  誰より神聖な存在である実の父は、
  同時に運命に呪われた子を生み出した張本人で。 ]


 ( ……この路を恨んだ事は無いが、
     選択肢などあってなかったようなもの。
     “自身で選んだ”などと宣えたのは
     俺の見栄か、或いは恐れからだったのか。 

       今となってはもう分からないが、
       この瞬間、確かなのは──── )



            ──────── 父上、

 
(42) 2020/11/29(Sun) 2:28:10

【人】 『赤い霧』 ヴィルヘルム





     栄光を掴み取ったその後────
     再び相見えるは地獄にて。


 ( 我々はどうしようもなく、
   業火に灼かれるべき人殺しだと云うこと。 )


 
(43) 2020/11/29(Sun) 2:28:41

【人】 『赤い霧』 ヴィルヘルム

 
 

 [ 
空を裂いた真一文字、

     音もなく一陣の風が通り過ぎれば

       一つの肉体が統率を失って膝を突いた。 ]


 
(44) 2020/11/29(Sun) 2:29:02

【人】 仇討王 ヴィルヘルム

 

[ 僅かに横に『ずれた』果実は、
  重力に従って滑り落ちようとする。

  重い剣を庭園の床へと放り捨てて、
  代わりに蜜を零す赤い実を胸に受け止めた。
  新皇帝の足許には切り倒された木が横たわり、
  その洞から同じものを垂れ流していた。 ]


     ( 何を言い立てた所で
       我々が殺人者なのは明白だとしても、

       この
は神にさえ裁かせはしない。 )


 
(45) 2020/11/29(Sun) 2:30:32

【人】 アーレンベルクの書  



 実母の鮮血を被って生まれ落ちた皇子は、
 実父の血を浴びると同時に『王』と成った。

 先帝の崩御を告げる鐘が町中に響き渡り、
 道を往く誰もが足を止め、王宮へ向けて祈った。
 誇り高き国民は皆、返り咲く時を待ち侘びている。

 両腕に預けられた首を棺桶にその手で納め、
 拾い上げた剣を大地に突き立てて
 彼は皇帝として初めの命令を降す────


(46) 2020/11/29(Sun) 2:31:02

【人】 仇討王 ヴィルヘルム

 


   進軍準備をせよ。
   アルビ砦にて中央軍の再編成を行う。
   我々は今日より、簒奪者の歴史に終止符を打つ!


 
(47) 2020/11/29(Sun) 2:31:43

【人】 アーレンベルクの書  



  帝国歴720年 風の月8日

 先帝ヘルマンの“急逝”は周辺諸国にも伝わったが、
 同時期に起こった帝都からの中央軍出兵は
 公国領において大混乱を引き起こした。

 平原に居城を構える公国諸侯アリン家は
 充分な武器と人手を揃える暇もなく戦争に突入する。

 後の世に『獅子戦役』と謳われる闘いの幕開けであった。*

(48) 2020/11/29(Sun) 2:32:30

【人】 一 夜端

 

   いただきます


[父と自分、二人の声が重なる。
 幾人もの使用人が従事する空間で
 夕食はいつもの時間に開始した。]
 
(49) 2020/11/29(Sun) 13:52:29

【人】 一 夜端

 
[父は出来る限り夕食は家でとる。
 家族と共に過ごす時間と定めているのだ。

 俺もその習慣は大切に守っていた。
 今日はちょっとしたハプニングで遅れるかと思ったが
 走って帰ることで間に合わせることが出来た。

 食事中の口数はさほど多くなく
 カトラリーがたてるごく小さな音が
 時間を刻んでいく。

 ──そんな中、ガシャンと騒音が響けば
 父を除く全ての人間が息を呑んだ。]
 
(50) 2020/11/29(Sun) 13:52:56

【人】 一 夜端

 
[皿を落としたらしいメイドが
 必死の形相で父に向けて土下座をする。

 
──
どうか、お許しください……。

 声は酷く怯えていた。]


   ……っ


[反射的に開きかけた口を閉じ、
 喉まで出掛けたなにかの言葉を飲み込んだ。
 そうして目を伏せる。]
 
(51) 2020/11/29(Sun) 13:53:31

【人】 一 夜端

 
[その間にも父は周りへの目配せひとつで
 不出来な使用人の処罰を命じていた。

 処罰の内容は、俺にはわからない。
 生爪を数枚剥がす程度で許される時もあるけれど
 彼女の両手に爪は残っていなかった気がする。

 背けた視界の端。
 メイドは取り囲まれ引き摺られながら
 部屋の外へ消えていった。]
 
(52) 2020/11/29(Sun) 13:53:46

【人】 一 夜端

 
[遠去かっていく悲鳴が潰える前にも
 父は何事もなかったかのように
 再びカトラリーを動かす。

 遅れを取らぬよう俺も食事を再開した。

 大好きな筈のハンバーグは、味がしない。]
 
(53) 2020/11/29(Sun) 13:54:34

【人】 一 夜端

 

   「真昼にやり過ぎてはいないか」

 
(54) 2020/11/29(Sun) 13:54:40

【人】 一 夜端

 
[不意に正面から飛んできた問い掛けに
 またか、と不貞腐れたくなるのを堪えて
 首を横に振る。]

    、、、、、、、、
   彼が嫌がることは何もしていません


[真っ直ぐにそう答え、
 それ以上の会話はなかった。]
 
(55) 2020/11/29(Sun) 13:55:01

【人】 一 夜端

 
[父はとても恐ろしい人間だ。
 睨まれて生きていける奴はいないだろう。

 だけど俺は、それより────…。**]
 
(56) 2020/11/29(Sun) 13:55:10

【人】 転入生 二河 空澄

 
[ぽつり、ぽつりと
 申し訳程度に並ぶ外灯の下を
 並んで歩きながら
 教えてもらった事実は衝撃だった。>>3



   いちねん… それも、ずっと…?!

   えっ、先生は?
   相談とかは、してみた?!



[驚いて矢継ぎ早に質問した
 その答えには、深い諦めが滲んでた。>>4

 なんで?!
 どうしてだよ?!って

 真昼くんにぶつけても仕方のない
 苛立ちが胸に渦巻く中、目的地に到着する。]
 
(57) 2020/11/29(Sun) 16:03:53