人狼物語 三日月国


245 【R18】×××な部屋に閉じ込められた王子様と騎士の選択

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視点:人

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【人】 王子 シール

[今度は自分で台座の方へ向かい、その周辺を見回して]


 ……人が横になれそうな大きさ。
 石櫃にも見えるけど蓋はないか……やっぱり、台座か?

 ……うん?


[台座の側面を調べていた時に、
何かの文字が刻まれているのが見えた。
古代魔術語のようにも見える。文章を読み始めて、
わたしは「あっ」と声を上げた]


 エース、こちらへ来てくれ
 何か書いてある


[台座の傍らに跪いたまま、従者を呼ぶ。
彼が側に来たら、文章の続きを読み始めた]
(28) 2024/01/19(Fri) 21:15:16

【人】 王子 シール



 ……えーっと、……
 要約すると、こうなるな……?

[彫られた文字を指で辿りながら、順に読んでいく]

 新成人、おめでとう
 君には、大人になるための…試練を与える
 同じ部屋に居るもう一人と  をすること
 ……これが達成されない限り、君はこの部屋から出られない

 大人なら、誰もが行うことだ
 越えられない試練ではない

 試練が果たされた後で、君は
新たな扉
を開くだろう。
 では、……励みたまえ

[文章はここで途絶えている]
(29) 2024/01/19(Fri) 21:17:16

【人】 王子 シール

[途中で読み飛ばした部分は、わたしの知らない単語だった。
肝心のここが分からないと、何をするのかが分からない。
従者と顔を見合わせて首を傾げたが、わたしは再び「あっ」と声を上げる]


 昨日買った辞書!あれに載ってるかも


[幸いにも身に着けていたポーチは落下時にも離れずにいてくれて、早速口を開けると中から小さな辞書を取り出した]


 買って良かったな……本当に便利だ、
 えーっと……何なに、……

 ……って、……えっ


[見つけた単語に思わず挙動が停まる]
(30) 2024/01/19(Fri) 21:17:56

【人】 王子 シール

 

 ……えっ、……え?


[手元の辞書を開いた頁と、台座の文字を見比べる。
間違いない、……ということは]


 えっ、……まさか、ここで……?


[想像もしなかった内容に絶句する。
台座を最初に見た時に、人が横になれそうな大きさだと思った。>>28
これが、まさか、……]
(31) 2024/01/19(Fri) 21:18:44

【人】 王子 シール

[わたしが蒼ざめて硬直していると、傍らの従者も気がかりで声を掛けてきただろう。
伝えないわけにはいかない、か]


 いいか……、辞書に誤りがなければ、の話だぞ
 わたしが誤読をしているとかでなければ、


[と仰々しく前置いて、台座の単語と辞書の頁を並べて従者に見せて、違わない事を確認させる。その上でわたしは、散々迷った後で、従者にそっと耳打ちしただろう。
ここから脱出する手段、について…───それは、]
(32) 2024/01/19(Fri) 21:19:13

【人】 騎士 エース

[怒ってるのかと思って慌てて王子から手を離したけど、
王子はどこか不思議そうな眼差しになる。>>24
心の内を読み取る事なんかできなかったから、
笑う姿に、今度はこっちがぱちぱちと瞬いた。

でも手を取ってくれたら、
ちゃんと立ち上がれるかの方に意識が向いた]
(33) 2024/01/19(Fri) 22:18:10

【人】 騎士 エース

[俺も立ち上がってどこも痛くないし、
王子の立ち方や歩き方もおかしくなかったから、
ひとまず無事だった事に安堵する。

しかし穴に落としておいて、殺す気がないって事か……。
それ以上を考える前に二人で部屋を調べる>>26が、
台座の周辺は石像なんかもあって、特に怪しい。
が、この時は特に目ぼしい情報は得られず。

旅の間、
ピンチだって二人で切り抜けてきたが、
閉じ込められるのはおそらく初めてで。
……一人でなら、国外で悪さを働いて、
ひと月ほど牢にぶちこまれていた時以来か。
あの時は空腹と、自分の排泄物と、感染症に苦しめられたっけ。

こんなに早く痺れを切らしたのはそういった過去を無意識に思い出したからかもしれないが、暴れたら当然の様に王子に怒られた。>>27

しゅんとするでもなく
どちらかと言うと不貞腐れた顔で言い訳したが、]


  ……はい。申し訳ありませんでした。


[厳しく、しかしどこか優しく窘められて、調子を取り戻す。
しゃんと背を伸ばして頭を下げて、調査に戻る]
(34) 2024/01/19(Fri) 22:19:56

【人】 騎士 エース

[王子が見えにくいだろう高いところを見て回っていたら、
台座の方に向かっていた王子から呼び寄せられる。>>28

跪いた王子の横に腰を下ろして、
王子の視線の先を見つめるが、俺にはわからない文字だ。
読めるんですか?って目線を向ければ、
王子は文字をなぞりながら、書いてある事を教えてくれる]


  ふむ……?
  成人の儀は一人でおこなうものだった筈ですから、
  これは、後から魔術師が模倣したんですかね?

  ……ん? で?
  なにを、するんですか?


[部屋を開ける方法がある事はわかった、が
肝心の「すること」を王子が読み飛ばしたから首を傾げる。
言いにくいのかな?と思ったけど、そうでない様だった。>>29]
(35) 2024/01/19(Fri) 22:21:18

【人】 騎士 エース

[八方ふさがりかと思ったが、王子が声を上げた。>>30]


  本当ですか。運がいいですね。


[まだ解読できるとわかった訳ではないけれど、
辞書がまだ王子の傍にある事も含めてそう頷き、
王子の言葉を待った]


  ん?


[ページをぱらぱらとめくる王子。
そして、固まる王子。
わからないといった様子ではなく、それは、
読んだ言葉を疑うような挙動に見えて。
それはやがて戸惑いに移ろい>>31、え、なんだ、そんな恐ろしい事が書いてあるのか?と俺はなんだかドキドキしてきた]
(36) 2024/01/19(Fri) 22:22:38

【人】 騎士 エース

[「ここで」って、なんだ……
急かす気はなかったけれど、
最早顔色が悪くなってしまった王子に、]


  あの……大丈夫ですか?
  何て、書いてあるんですか?


[と声を掛けたら、ようやくその重い口を開いてくれた。>>32
もったいつける様な前置きの後、
辞書と台座の文字を並べて見せて、
それは相違ない事はわかったけれど。
耳元に唇が寄せられたから、そこに意識を向けた]
(37) 2024/01/19(Fri) 22:23:07

【人】 騎士 エース

[ふうぅ、と長く息を吐いて、その場に胡坐で座る]


  他の可能性はないんですか?
  似た言葉とか。

  だって一人で来た人間は、どうするんですか?


[さっき自分で述べた考え>>35を自分で否定する。
ここは街の人が言う祠ではない。
それは本当は理解しているのに、
王子が教えてくれたここを出る方法を、受け入れられない。

だから他の可能性はないかと王子に問うて、
王子をきっと、困らせてしまう]


  …………、


[口元に手を当て、考える。
誰かが、助けに来てくれる可能性。
ここに行くとは、洞窟の事を教えてくれたあの人間にしか伝えていない。洞窟までの道でも誰にも会わなかったから、そこに期待するのは絶望的か……]
(38) 2024/01/19(Fri) 22:24:42

【人】 騎士 エース



  どうします?
  本当に、ソレしなきゃいけなかったら。


[とりあえず王子の意見を聞いてみようと、
わざと軽い調子で尋ねてみる。*]
(39) 2024/01/19(Fri) 22:25:02

【置】 騎士 エース

― 回想、出逢いの時 ―

[今なら思う。
そんな、殺す気で剣を振って>>0:L5
本当に俺が死んだらどうしていたんだと。
まあ、代わりはいくらでもいるだろうから、
王子の行動は何ら問題はなかった、とも理解するが。

俺が強くてよかった。
初めて己の生きて来た環境に感謝した瞬間、だったと思う。

粗削りながらも鋭い剣筋を受け止めて、
隙だらけの腹を蹴りつけたら、
その小さな身体は吹っ飛んで行った。
それでも蹴った靴底に筋肉を感じたから、
咄嗟の防御に秘かに感心した]


  ―――、


[俺の暴挙に剣を向ける兵たちがいたが、
俺はそいつらにも負ける気がせず、鋭く視線を配らせた。
でも内心ちょっとやべ、と思った。
折角騎士になれるかと思ったのに、やらかしたか、と
]
(L0) 2024/01/19(Fri) 22:53:28
公開: 2024/01/19(Fri) 22:55:00

【置】 騎士 エース

[けれど王子の一声>>0:L6で、兵たちは剣を下ろしたか。
構わないと言ってくれた事、それから、
咳き込んで、すぐに立ち上がれないくらいのダメージを喰らわせてしまった事に、申し訳ない気持ちで、急いで王子のもとへ近寄る。

せめてと手を差し出し、王子が立ち上がるのを手伝う]


  ……、はい、


[無礼を働いた相手に怒るでもなく、
目下の相手に教えを乞う謙虚さを持ち、
この歳で、自分に合う術を知っている。

まだ逢って間もないのに。
大きな器を持つこの人に、
そして何故だか、その滲んだ涙に

惹かれてしまって。

生まれて初めて人の助けができる事を、嬉しく思う。
そうさせてくれるこの人はこの時、俺の中で大事な人になった]


  はい、シール様。
  この命ある限り、あなたの為に。


[差し出された手を握り締める。
握手をしながら言う様な台詞ではなかったかもれないが、心は、王子に跪いていたから。この気持ちは今でも、変わる事がない。*]
(L1) 2024/01/19(Fri) 22:53:36
公開: 2024/01/19(Fri) 22:55:00

【人】 王子 シール

[散々迷った挙句に勇気を振り絞って伝えたのに、
誤読じゃないかと一蹴されて、]


 ……ウッ


[恥ずかしくて居たたまれなくて、泣きたくなってきた。
誤読だったら、どんなに良かったか。一応、似たような単語の意味を当てはめたけど、最初に読んだ物以外にしっくりこなくて、つまり最初のが最適解という事になる]
(40) 2024/01/19(Fri) 22:55:25

【人】 王子 シール

[息を吐いてその場に座り込む従者に倣って>>38
台座を背にして膝を抱えて座る。
彼の言う疑問は最もで、]


 ここを訪れた探索者が一人だった場合については、
 わたしも考えた。
 それに、ここを腕試しで訪れる冒険者も居たのだろう?
 彼らが文章の出だしにあったように新成人とは限らない

 ……それに、お前のように古代魔術語が読めない者も
 居るだろう
 要件を伝えるのに、これはあまり相応しくない……
 というか、


[言いかけて途中ではた、と気付く]
(41) 2024/01/19(Fri) 22:55:53

【人】 王子 シール



 これは、わたし・・・に向けて書かれた文なのではないか?
 わたしたちの中で、これが読めるのはわたしだけだ。
 新成人に当てはまるのも、わたし

 ここを訪れる者に合わせて、ここの文章は変わる……
 いや、文字が読めない者には別の手段で伝えるのかも?
 つまり、脱出する条件が変わる、というわけだ


[どこかでわたしたちを伺っている存在が居るかもしれないと、
その可能性に気付いて思わず背筋が震えた。
あの壁に掛かった古ぼけた人物画。
あの目はこちらの台座に向けられているのではないか。
あと、二つの石像。
あれらもここを、伺っているようで]
(42) 2024/01/19(Fri) 22:57:26

【人】 王子 シール

 

 それで、わたしに課せられた試練というのが……


[膝を抱えたまま、再びずーんと重く落ち込みかけたところで、追い打ちを掛けるように従者の問いが重なる。>>39
膝頭に押し付けた顔を上げて、従者を鋭く睨み付ける]


 そっ、そんなのっ
 で、出来るわけ、っ……ないじゃ、ないかッ

 ど、同性同士でそんなの、出来るはずがないっ
 お、お前だって、無理だろう?


[他に脱出する手段があればどんなに良いか。
まだ見つからぬ方法に、一縷の望みをかけるしかなくて。*]
(43) 2024/01/19(Fri) 22:58:04

【人】 騎士 エース

[王子の苦労と勇気を無下にしてしまったけれど、
正直誰だって似た様な反応になるだろう。
王子も俺も悪くない……
この部屋を作った奴が悪い。

でも泣きそうな王子>>40を見ると、ちょっと心が痛む]
(44) 2024/01/19(Fri) 23:26:54

【人】 騎士 エース

[けれど他に何かできるでもなく、
傍に座った王子へ、否定材料を並べる。
王子も賛同してくれた>>41から、
やっぱり誤読か、別の読み方があるんじゃないかという考えに飛びそうになったところで、王子が別の考えを聞かせてくれた。>>42]


  ……シール様に?


[確かに、それだと筋が通ってしまう。
魔法っていうものは複雑で、けれど繊細に相手に対応する事が可能な術だと思っている。回復魔法なんかわかりやすくて、多種多様な傷に対して効果がある。
ここに仕掛けられた魔法も、探索者の一人に対して発動したとしても、何らおかしくないという事か……]


  へー、じゃあ
  シール様ってどうて……いえなんでも。


[文章も変わるというのなら、
さっきの文章>>29から、シール様って経験がないんじゃないか?と無礼な考えが口から漏れてしまった。
見られているという発想には、俺はまだ至らず]
(45) 2024/01/19(Fri) 23:27:19

【人】 騎士 エース

[そして脱出する為の方法がやはり間違っていなさそうで、
王子は気を重くしている様だ。>>43
一人でぐるぐる悩む前に、俺の問いで声だけでも元気になってよかったなんて、こんな状況なのに思ってしまう。

睨み付けられても、へらっと笑って]


  え?男同士でもできますよ。
  いや俺はした事ないですけど……
  多分いけるんじゃないですかね。

  寧ろ男同士でよかったんじゃないですかね。
  俺が女だったら、シール様は困るでしょ……


[と言ったところで、ふむ、と思案する様に目線を横へ遣る。
「普通」の考えに囚われていたけれど、
よく考えれば、別の方法だってあるじゃないか。

さっき王子が耳打ちしたみたいに、
俺も王子の耳元に手と口を寄せて囁いた]
(46) 2024/01/19(Fri) 23:28:03

【人】 王子 シール


(いまっ、わたしはっ、
 絶望的な思いをしているというのにっ!!)


[こちらの焦りなどお構いなく、どこか飄々としているような態度と受け答えにカチンと来る。
これが大人の男の余裕か。>>45
昨日だって、わたしを娼館に連れ込もうとした時も、何だか楽しそうにしていたな。
しかも今『どうて』って、]


 おっ、おまえっ!!
 主に対して今、無礼な事を言おうとしたなっ?
 
クッ、子どもだと思って…ッ



[大体12歳の頃から一緒に過ごしていて、わたしの周りに女ッ気一つない事は承知しているだろうに。そして、怖がらせるためにキツく睨み付けたのに、まったく堪えないどころか、軽く笑い返されて>>46]
(47) 2024/01/20(Sat) 0:05:50

【人】 王子 シール

[おまけに、]


 えっ……男同士でも多分いけるって……、
 
そんな……


 いくら成人の儀だからって……いや、これはもう
 悪戯魔法使いの悪だくみか。悪趣味め。

 というか、男同士で良かったって、何?
 お前が女だったらわたしが困るって、なんだ?


[何が良くて何が困るのか、もうさっぱりわかんない。
そして、わたしがこれだけ精神的に追い詰められているというのに、余裕ぶっこいてる風な従者の態度も気に食わない。いや、この状況においてはむしろ、頼もしいと見るべきか。
ってか従者が近づいて耳元で囁いた内容に、卒倒しそうになった。>>46]
(48) 2024/01/20(Sat) 0:06:55

【人】 騎士 エース

― 回想、お財布係任命の儀 ―

[弟王子のシール様と旅に出る事になって、
世間知らずのお坊ちゃんと庶民以下の暮らしをしていた俺、なんてメンツの二人旅で大丈夫か?と思ったけど、色々苦労はしつつも何とかやり切ってきただろう。

基本的には協力して生活しただろうけれど、
旅の中で役割が完全に分かれるものもある。
それが、財布の管理だ。

俺が私的に何かを欲しがる事は無いと思ったから、
別にそれに異論はなく。

王子と立ち寄ったバザーでも>>0:60
見るだけで楽しくて……]


  お守り、ですか。


[王子が手に取って見つめる装飾品。>>0:61
ペンダントをお守り、という目で見た事はなかったから
ちょっと驚いてそれを見つめる。
装飾品もつけた事がなかったし、
お揃いなんて、何だかくすぐったい気持ちだ。
ただ、王子の楽しそうな顔が印象的だった]
(49) 2024/01/20(Sat) 0:27:39

【人】 騎士 エース



  へえ、きれいな石使ってるんですね。


[商人のトークにペンダントを改めて見る。
俺も盗みを働く中でこういった石を見た事はあるが、
全部奪って全部売る、という大雑把なやり方をしていたので、
これが本物か偽物かなんかわからなかった。
ただ、きれいだと思った。
それはきっと、王子が気に入ったから、という
付加価値が大きかったと思うけど。

俺がちょっと目を離した隙に、
王子は支払いを終えていた。
あ、いくらだったんだろう、と思ったけれど、

王子が自分と俺の首に揃いのペンダントをかけてくれて、
すごく、嬉しそうな顔で微笑んでいたから>>0:62
なんかもう、どうでもよくなってしまった]


  ありがとう、ございます……


[ちょっと恐縮する気持ちも混じりながら頭を下げたら、
きらりと光る石が目に入って。
王子の顔をうつしたみたいに、俺も微笑んだ]
(50) 2024/01/20(Sat) 0:28:15

【人】 騎士 エース

[……が、]


  は?


[宿についたら金がないとの事。>>0:63
スリに遭ったのかと思ったけれど、
ペンダントを買った額を教えてもらって、
俺は原因となった店に向かって飛んで行った。
王子の首からペンダントを引ったくって、
「大人しくここにいて下さい」と言いつけて]
(51) 2024/01/20(Sat) 0:28:32

【人】 騎士 エース

[あの商人を見付けるや否や、返品を迫った。
応じない相手に無性に苛つくのは、
王子のあの笑顔を、気持ちを踏みにじられたと思ったから]


  ニセモン掴ませてんじゃねェぞ。


[偽物かどうかなんてわからなかったけれど、
この胡散臭さから、カマをかけた。
相手の顔色が悪くなったが、歯切れの悪い態度が続く事に痺れを切らし。胸倉を掴んで脅したら、やがて観念した。

金は無事に戻って来た]


  はあ……返してもらえて、よかった。


[ほう、とため息。一般人相手に脅しなんて、久々だった。
上手くできてよかったと、元来の気弱な面が僅かに顔を出す。

でも、金も返してほしかったけれど、
ペンダントを揃いでつけて胸が温かくなったあの気持ちも返してほしい……

重い気持ちで、宿へ戻った]
(52) 2024/01/20(Sat) 0:28:41

【人】 騎士 エース

[金を取り戻したからこれからも旅を続けられます、って
いい事の様に王子に報告したけれど>>0:64
ペンダントを取り上げた事で、王子の顔は明るくなかったか]


  ……スリに遭ったりもしますし、
  これからは、俺が財布持ちます。


[と提案して、了承を得られれば、]


  ちょっと出掛けて来ます。
  もう少し、お留守番お願いします。


[と、今し方受け渡された財布を持って、もう一度街へ繰り出した]
(53) 2024/01/20(Sat) 0:29:25

【人】 騎士 エース

[二時間ほど後。
戻って来た俺の手には、ペンダントが二本握られていた。
それはさっき買って戻して来たそれではなく、
シルバーの華奢なデザインで、白い石が嵌っている]


  あれの代わり、じゃないですけど……
  いや、代わり、です。

  あれより安いですけど、
  「お守り」って、要は気持ちでしょう。


[先程の石に比べたら地味だし、別に意味も持たない石だけれど。
これを二人で揃いで持って、
「お守り」って言う事の方が大事な気がして。

それに、穢れを知らない王子に似合う無垢さを、
俺はこの白に感じたものだったから。
色々見て回って選んだので、
帰るまで時間がかかったのは許されたい……
]
(54) 2024/01/20(Sat) 0:29:42

【人】 騎士 エース



  お守り、持たせてくれて
  ありがとうございます。


[機会を与えてくれた王子に感謝を伝えて、
王子と同じペンダントを自分の首に掛けた。
別にペンダントとして使ってくれなくても構わない。
持っててくれたら嬉しいな、と思う。

首まである服に隠れて普段は見えないけれど、
俺は今でもそのペンダントを身に着けている。*]
(55) 2024/01/20(Sat) 0:29:57