人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

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視点:人

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【人】 花浅葱 エルヴィーノ

>>18>>20 テオドロ、アリーチェ

「朝を食べるのなんて何年ぶりかな…………」

確かに一人暮らしをする前は、母親が作ったクロスタータを朝食で食べてたかな、なんて思いながらも、なんとか1枚平らげた。
朝をほぼ食べない小さな胃には、大分辛いらしい。

「小言いってないでキミも食べなよ。美味しいのはわかってるでしょ」

ほら、キミの幼馴染のクロスタータだよと、ぐいぐい。

#警察署
(21) 2023/09/14(Thu) 23:40:51
フィオレは、抱えたままだったパンは、アジトのどこかの部屋に置いてきてしまった。
(a3) 2023/09/14(Thu) 23:55:02

フィオレは、その部屋は今頃、焼きたてのパンの香りでいっぱいになっていそうだ……
(a4) 2023/09/14(Thu) 23:55:42

【人】 Chiavica テオドロ

>>21 エルヴィーノ

「しっっかたないですねえ」

幼馴染や同僚の困りなどお構いなしに勝手に食おうとしてはいたが、水を向けられればこれ見よがしに溜息を吐く。

三食がデフォルトな上、幼馴染のせいで間食の機会も多く。
クロスタータの一切れや二切れ、大した苦でもない。それ以上はどうだろう。昼の量を減らさねばなるまい。

「…… ……うん、
 いやそりゃ……美味いですけど」

とっとと一つ手に取って齧って、投げやりな感想を漏らす。
食感がまず良いし、バターの風味がジャムとよく合っている。

ただイタリア人らしく色々褒め称えるにはあまりにも馴染みがありすぎる。今日も内心言い訳だらけだ。
(22) 2023/09/15(Fri) 0:01:08

【人】 pasticciona アリーチェ

>>22 テオドロ エルヴィーノ

「ふふ」

あらゆる事に鈍い女だけれど、その一言に嬉しさが増したのか、頬を僅かに赤く染めながら微笑みを浮かべた。

幼馴染がこの調子なのはいつもの事で。
投げやりだとしても伝えられる素直な言葉が心に沁みる。

「よかった。これで家に帰って一切れも減ってない
 クロスタータを見て途方に暮れる事もなくなったわ。
 結構お腹膨れちゃうだろうから、無理しないでね」

「二人とも、いつも助けてくれてありがとう」

勿論何枚も食べて貰えれば助かるけれど、ここは優しい人が多いだろうから自分が持って帰る量を考えて気を使われることもないとは限らない。
だからつい、先手で無理をしないでと伝えてしまう。
(23) 2023/09/15(Fri) 0:26:43

【人】 陽光の元で ニーノ

>>5 アリーチェ

それでも、出ていく直前。
せんぱい同士の会話を邪魔しない程度に。

「アリーせんぱい」
「ひとつもらっていいですか?外で食べるから」

手を差し出してそれだけ、受け取れば感謝を告げて去って行くことだろう。
普段より大きな鞄はきっと、またたくさんを作ってきた証だと知っていたので。
(24) 2023/09/15(Fri) 0:30:14

【人】 pasticciona アリーチェ

>>24 ニーノ

「ニーノ」
「外に行くの?勿論、持って行って。……」
「今日、上手く焼けた自信作だから、可愛い一番弟子に食べて貰いたかったの」


小声でそう言ってウインクをした後に、一切れ。何かに包む?なんてやりとりもした後に貴方に満面の笑みで手渡して。「声をかけてくれてありがとう」と伝えながら、出ていく貴方に手を振って見送った。

「いってらっしゃい。がんばってね」
(25) 2023/09/15(Fri) 0:56:59

【人】 黒眼鏡

アジトでの会議を終えて。
その日も黒眼鏡は、教会へとやってきていた。
礼拝堂の椅子にどっかと腰を落とし、きちんと膝先を揃えて瞑目する。
作法も手順も、男には分からない。
ただ祈るように、そぶりをまねる。

#教会
(26) 2023/09/15(Fri) 1:02:14

【人】 コピーキャット ペネロペ

>>3 カフェ 1日目

「『仕事は』は余計だろ」

酒飲みは付け足された言葉を耳聡く聞き付けた。
実際横暴と酒癖さえ無ければ良い部下或いは上司なのだろうが。

「簡単に言うなよなあ。
 あんたの腰は相当重そうだし、
 こっちは筋肉付けるのも落とすのも仕事次第なんだからよ」

少なくとも今は筋トレできねえよ、とけらけら笑いながら。
出入り口へ足を向け、カウンターを背に手を振った。

#Mazzetto
(27) 2023/09/15(Fri) 1:14:22
エリカは、メッセージを打った。
(a5) 2023/09/15(Fri) 1:20:06

エリカは、下書き保存もせず、削除した。
(a6) 2023/09/15(Fri) 1:22:47

【人】 日差しにまどろむ ダニエラ

>>14 テオドロ

「ええー。だってえ、どれを気に入るか分かりませんからあ。」

たくさん並べた中にひとつでも気になるものがあるなら僥倖。
それくらいの感覚とのことだが出力されたものが情報の渦であることに変わりはない。

「ごめんなさあい。」
「お詫びに今日1日い、がんばりまあす」

非番である。
なあんて、とからころまた喉を鳴らして、ピスタッキオを口の中で溶かす。

「んふふ。やったあ。」
「それじゃあ署内でもお、間食したくなったら教えてください〜」
「…って、みんなに言ってもいいんですねえ。言いまあす。」

などと宣う手元では、スプーンがカップの底を撫でる。
寄せ集めた欠片を最後に口の中に入れて、ごちそおさまでしたあ、と小さく口にするのだった。
(28) 2023/09/15(Fri) 6:09:09

【人】 陽光の元で ニーノ

>>25 アリーチェ

小声で伝えてくれたことと向けてくれたウインクと。
どちらも受け取っては少し目を見開く。
直後、胸にじんわりと熱が広がる感覚に、知らず息を吐いていた。

「……へへ。
 オレこそ、ありがと、アリーせんぱい」

こういう時でもそう笑って心の内を伝えてくれること。
頼りないだなんて貴方は自分で言ったりもするけれど、そんなことない、頼もしいって勝手に思っていた。
渡してもらえた一切れは大切に受け取る。
そうして手を振る頃にはいつもの笑顔の一番弟子だ。

「──がんばる!
 アリーせんぱいも、がんばってください!」

ぱたぱたぱた、遠ざかっていく足音はうれしさからか、ちょっとうるさいくらいだった。
(29) 2023/09/15(Fri) 8:34:22
エルヴィーノは、今日は胃もたれしていて、いつものように眠い。
(a7) 2023/09/15(Fri) 8:46:53

【人】 無敵の リヴィオ

耳をすませば法の話が聞こえてくるが、
だからといってここでも何かを成せる訳ではない。

それに今は、
高いところに上って下りられなくなった子猫の救出が先だ。
しかしどうすればいいかは全く思いつかないので、
まずは優しく語りかけながら両腕を開いて抱きとめる姿勢。

「子猫ちゃん、下りておいで」

勿論子猫は震えるのみで下りてこようとはしない。
さてどうしたものかと見上げながら首を捻る。

こういう時、猫のエキスパートはどうするんだろうか。

#路地裏
(30) 2023/09/15(Fri) 12:16:27
リヴィオは、仕事を放っぽって子猫を眺めている。 #路地裏
(a8) 2023/09/15(Fri) 12:17:04

【人】 法の下に イレネオ

>>16 アリーチェ

「何故。」

しょんぼりと口数を増やす貴方と対照的、これは一言言いきってしまう。その態度には、もしかしたら厳しさが見えたかもしれない。
言葉と共に伸ばす手は大きい。ただし、下から伸ばされたから、万一にも殴られるかと怯える必要はなかっただろう。緩慢な速度だ。

「怒りませんよ。」

視線は下に。とはいえ、背の低い貴方からは表情も容易に伺えるはず。言葉通り、怒っているふうではなかった。
貴方の方に合わせないのは呆れているからだではないらしい。だが、怯えさせまいとしているわけでもないのもわかるだろう。次の言葉で。

「甘いものは好きです。」
大きいのがいいな。
どれだと思いますか。」

物色の視線だ。
なんとも気遣いがない、行儀も悪い。

#警察署
(31) 2023/09/15(Fri) 13:19:57

【人】 口に金貨を ルチアーノ

>>30 リヴィオ

「……丁度顔が見たい時に」

縁のある警察の知人が猫を見上げているのを遠目に見つけてしまった。
今日は予定が詰まっている、法案のこともあり通り過ぎるべきであるのに目に止まってしまったものだから足は自然に向かっていて。

「こういうのは近づいて来ないから向かうしかないぞ」

うまく行かないと逃げるがな、と付け加えて貴方の横に立った。
行く気は全くなさそうだ。

#路地裏
(32) 2023/09/15(Fri) 13:20:12

【人】 陽光の元で ニーノ

シエスタの時間になっても署に戻ろうとはあまり思えなかった。
街中に居続けるのも見回り中のざわつきを思えば人の眼が気になる。
それに、と考えることもあったから、自然足はその場所へ。

辿り着く、共同墓地の一角。
とある墓石の目の前に胡坐をかいて座り、じっと視線を注いでいた。
祈りを捧げるわけでもない数十秒の沈黙。

……終えれば深く息を吐いて、今朝貰ったお菓子を取り出した。
苺のクロスタータ、今の自分でもなんとか作れるもの。
けれど自作したものと比べれば見た目の整い方から既に違う。
しばらく眺めてから口へと運び、口内に広がる甘酸っぱさに目を細めていた。

#共同墓地
(33) 2023/09/15(Fri) 13:56:57

【人】 月桂樹の下で ニコロ

>>33 ニーノ

たまたま通りかかっただけだった。
貴方より先に外に出ていて、街の様子を見てから
此方の様子も、と足を伸ばした先のこと。

「こんなところで飯か。珍しいな。」

祈りを捧げている様子でもなさそうだから
ふんわりと、声を掛けた。
(34) 2023/09/15(Fri) 14:49:28

【人】 Chiavica テオドロ


「寓話では天罰が降りる物言いですね」

大きいものを選り好む欲張りは、
大抵ろくでもない末路を辿っていたような気がする。

食える時に食っておくのが悪いことだとは思わないから、
これはただの軽口程度ではあるんだが。

「まさか。この程度で助けただなんて。
 ハードルが低いにも程がありますよ、アリーチェ」

いつの間に一切れを胃に収めていたのか、
二切れ目に手を出している。甘めのフィリングが丁度良く腹に溜まっていい気分だ。

「ただ感謝は減るものでもないでしょうし、
 有難く受け取っておきます。
 いいですか。次は堂々と出してください」

この日さえ乗り越えてしまえば、
心理的ハードルはそれこそ低まっているだろうが。
終いに小言をつけないと気が済まない性分なのだ。

#警察署
(35) 2023/09/15(Fri) 16:25:32

【人】 陽光の元で ニーノ

>>34 ニコロ

「ひょえ゛」


こんなところで声がかかるとは思わなかったから変な声が漏れた。
びくっっっと分かりやすく身体が震える。

「ッ、い……に、……ニコロせんぱい?
 あ、ニコロせんぱいだ……」

見上げて誰かを認識すれば一先ず落ち着いたものの。
一度飛び上がった心臓は簡単に拍数を落としてくれるわけじゃないから、しばらくちょっとどぎまぎな感じ。

「……え、と。
 街、今日はちょっとみんな……ぴりぴりしてるじゃないですか。
 署もなんだかざわついてるから。
 ちょうどいいなって、ここ来て……」

「ニコロせんぱいは……見回り?
 こゆところも、見るんですね」

#共同墓地
(36) 2023/09/15(Fri) 17:45:12

【人】 月桂樹の下で ニコロ

>>36 ニーノ

うお!?

や、悪い。驚かせるつもりは無かったんだ。」

分かりやすく驚いた貴方に
此方も拙い、と思ってわたわたと両手を振った。
申し訳なさそうに眉が下がる。

「おう、ニコロだぞ。
見回りっつうかなんつうか…およそお前と同じだよ。
署はざわついてるし、街も何だか沈んでるからさ。」

「偶にはこういうとこも行ってみるかなぁ、ってな。
そしたら飯食ってるニーノが居たって訳だ。」

見回りに出たは良いけれど
今日は青天の霹靂で、どこもかしこもざわついているから。

「ああいう空気は苦手か?」

安心させるように笑いながら問いかける。
好む人間の方が少ないだろうけれど、気遣うように。
(37) 2023/09/15(Fri) 18:03:16

【人】 陽光の元で ニーノ

>>37 ニコロ

「だ、だいじょーぶです!
 ぼんやりしすぎただけですし、オレが……」

貴方が申し訳なさそうにしたのでこちらもちょっとだけわたついたが。
普段通りに話を進めて、至る経緯を教えてくれたこと。
そうして最後にはこちらの心情を思うように笑ってくれたから、どぎまぎも次第に落ち着いてきて。

「ん、……ニコロせんぱいも一緒だったんですね、そっか。
 苦手っていうか……ええと」

「……いや、苦手かなあ」


別の言葉の方が相応しいかと考えたものの、選ばれた言葉が正解な気もしたので結局は頷く。
クロスタータはまだ半分は残っていて、手元のそれに視線を落とした。

「ニコロせんぱいは、その……
 今回決まったあの法のこと……どう思ってます、か?」

「賛成とか反対とか……いや。
 反対したところで、もう決まっちゃってるんですけど…」

#共同墓地
(38) 2023/09/15(Fri) 18:31:06

【人】 月桂樹の下で ニコロ

>>38 ニーノ

「まあ、そうだよな。
平気って奴の方が少ないだろうし。」

許されるなら、貴方の隣に腰を下ろそうとして。
横まで移動するだろうか。

「うーん、難しい質問だな。
良い悪い、正しい間違い、正義と悪みたいに
ハッキリと語れるものじゃない、と俺は思ってて。」

「勿論マフィアって奴らは法なんてお構いなし。
被害に合った人はたくさん居るし
今だって苦しみ続けてる人も居るだろう。」

「だからマフィア根絶って言う思想自体は
起こってもおかしい話じゃない。そりゃそうだろう。
ただ、ちと強引すぎるのが、反感買ってるだけだ。」

「って、答えになってねえか?
賛成か反対かって言われると
俺はどっちとも言えない、が答えになる、かな。」
(39) 2023/09/15(Fri) 19:03:24

【人】 法の下に イレネオ

>>35 テオドロ

「下すんですか。俺に?」

まさか、と言いたげな。
何よりもまずここは寓話の世界ではないし。
加えて言えば貴方たちは神や天使ではなくて、
何より自分は悪人ではないのだから。

冗談でしょう、と瞳は笑っていた。

それから、貴方にさらわれていく二つ目に気がついて。
あー、それも大きそうだったな。そういう顔をする。

「お互い様じゃないですか。」

大きいひとつを選ぼうとして先を越されるのと、拘らないからふたつ目を手に入れられるのと。
そういう寓話もありそうだ。

#警察署
(40) 2023/09/15(Fri) 19:15:02

【人】 無敵の リヴィオ

>>32 ルチアーノ

首を捻りながら眺めていれば近くから知人の声。
足音は聞こえていたものの、
子猫ちゃんに夢中でその声が聞こえるまで気づかなかった様子。

「…おや、猫のエキスパートのルチじゃないか。
 こんなところで会うなんて偶然だね。
 そんなに俺と子猫ちゃんに会いたかったのかな?」

冗談混じりに笑いながら、君から告げられた言葉に頷いて、
か細く鳴く子猫へと手を伸ばす。

子猫は怯えるように威嚇してくるものの、
どうにかして下りる手段が欲しいのだろう。
男の手に捕まえられて何とか無事、
高所に取り付けられた室外機の上から下りることが出来た。

しかし男が安堵するように笑みを浮かべた瞬間、
もう用はないとばかりに男の手の甲に赤い線を残して、
さっさと奥の方へと逃げていく。

男はと言うと、手の甲の線と子猫を数度眺めた後、
君へと視線を移し肩を竦めて笑った。

「…………ツンデレというやつかな?」

#路地裏
(41) 2023/09/15(Fri) 19:28:27

【人】 口に金貨を ルチアーノ

>>41 リヴィオ

「勝手にエキスパートにするなあ、俺は猫自体は好かん。
 お前の顔は見るとご利益がありそうでな、変わっていなくて結構」

そう言っている間に涙ぐましい救出劇が行われ、何がロマンスが始まりそうで終わった気配がした。
女も猫もそんなものだろう、赤く残った線だけが生々しく男の手に残って痛みを与えるのだ。

「……ツンデレというやつかね。
 治療道具がなけりゃあお優しい元看護師のマダムがやってるスープ屋が近くにある、悪いもんで腫れる前に癒やされに行くか?」

#路地裏
(42) 2023/09/15(Fri) 19:50:02

【人】 無敵の リヴィオ

>>42 ルチアーノ

「しかし俺よりも扱いを心得ているだろう?
 それはもうエキスパートの部類じゃないか?」

猫に限らずという余計な言葉は飲み込んだ。
言葉にはその意図が含まれていたかもしれないが。

「ふむ、ご利益か。まぁ俺だからね。
 そういう効果もあるかもしれない。
 つまり今日の君はとてもラッキーということだ」

何がラッキーなのかは全くもって不明だが、
自信満々に君に笑いかけながらハンカチを取りだし、
赤い線の上へと被せて君へと頷く。

「あいにく治療道具は持ち合わせていないな。
 良ければその素敵なマダムの店へエスコートしてくれるかい?
 振られてしまった悲しさを癒したい気分だ」

そうと決まればさっさとこの場から抜け出そう。
長居すればするほど傷が痛んで悲しみが増してしまう。

#路地裏
(43) 2023/09/15(Fri) 20:19:58

【人】 Chiavica テオドロ

>>40 イレネオ

「法の番人は神ではありませんからね。
 一歩手前、裁きを下すのも我々の管轄ではないし」

軽口をちゃんとそれらしく受け止めてもらえると、
こちらも遠慮なく嫌味ったらしい笑みが浮かぶ。

「寓話が現実に活きるというのなら、
 警察というものはもっと楽な仕事に決まってます。

 ……これちょっと大きいですね」

全然小さいもので良かったのに。そんな困った瞳。
手を付けたものを戻すのもみっともないので食べてやるが。

「法もそうですが、後から都合のいいお話がついてくる物……いつだって得する側にいたいもんですね」
 
(44) 2023/09/15(Fri) 20:25:17

【人】 陽光の元で ニーノ

>>39 ニコロ

もちろん、隣に来てもらえることを嫌がったりはしない。
ただ場所が場所なのでいいのかなとは少しだけ。
尋ねても大丈夫と返ってくるのは見えていたから指摘はしなかったが。
それから片方に寄っているわけではない、或いは両方の色に染まった回答を得られたのなら、どこか安堵したかのような表情を浮かべた。

「なんていうか。
 ニコロせんぱいっていつも……
 ……いろんなことがはっきりしているから。
 だから今回もおんなじかなって思ってたんですけど」

「そうじゃないって知られて、良かったなって、今」

そんな返答を返すのは己も似たようなものだと示した証だ。
落ちていた視線をゆっくりと上げれば、目の前の墓石に向けた。
署などではあまり口にしない方がいいのだろう、それでも今は貴方しかいないので零す。
二つのラベルのどちらかを、目の前の現実へ貼り付けるわけではなかった貴方に。

「マフィアが居るから傷付いた人が居るの、知ってます。
 知っているのに、悪だって言い切ることはしたくない。
 上手に飲み込めなくて納得ができない、そんなときでも」

「捕まえなさいって言われたら捕まえるのが、
 警官の仕事なんでしょうか」
(45) 2023/09/15(Fri) 21:06:14

【人】 月桂樹の下で ニコロ

>>45 ニーノ

「そんなにはっきりしてたかぁ?
テオの方が余程はっきりしてんだろ。」

くすくすと笑う。
そんな印象を持たれていたとは思ったこともなくて。
此方こそ、貴方の内面を一つ知れて嬉しい、と。

「…そうだな。仕事としては従わなければならない。
だが、上がどれほど阿呆でも、抗う事はいつだって自由だ。
ニーノは捕まえたくない奴が居るのか?マフィアに。」

「それとも…そもそもそういう横暴が好きじゃない?」

貴方の言葉を聞きながら
優しく、咎める色を含ませず質問を返していく。
(46) 2023/09/15(Fri) 21:28:34

【人】 pasticciona アリーチェ

>>31 イレネオ

「えっ、と」

厳しさに少し怯え、突如ピンと背筋が伸びる。
言い切られると怒っているのではないかと心配してしまう性分はそう簡単にかえられなくて、この日も言い切りの言葉にいちいち表情をコロコロと変えていく。

「本当……?」

恐る恐る貴方の表情を盗み見て、言葉が嘘じゃないのに気付くと途端にはふ、と息を吐いて脱力する。

「えっ、あ、大きいのがよかっ、た?
 ……それなら、これかしら」

全部均等に切っているのではなく、あえてお腹の好き具合に合うように大きさは少しばらけて切っていたから、1.4枚分くらいの大きな欠片を上から指さしている。

またその言葉で自分のお菓子に興味を持ってもらえたのが嬉しくて纏っていた怯えの空気が一瞬にして霧散した。何ともわかりやすい女だ。

#警察署
(47) 2023/09/15(Fri) 22:43:06

【人】 pasticciona アリーチェ

 
「そうかしら。ハードル、低いかな……
 でも『一人5枚食べてね!』って言うのは、それが実際助かるとしてもあんまりだと思うの。
 多分、業務に支障が出ちゃうし……ううん、今は出た方がいいのかもだけど……」

女は加減と言う物がまた下手であった。
最も、一切れだけでなく二切れ目に手を出してくれた時点で助かる以上に嬉しいと言う感情でめいっぱいで手から零れ落ちそうなくらいだ。

「わ、わかったわ。次こそは、
「今日、苺のクロスタータを焼いてきたんですよ。よかったら食べて下さいね!」

「って言える人間になってみる。この日以上に恐ろしい日なんて、そうないもんね」

幼馴染の言う通り、この日程にやらかしてしまったと言うほど恐るべき間の悪さに出会うことは早々ない。次からは明るく堂々とお菓子が飛び出てくるはずだ。

#警察署
(48) 2023/09/15(Fri) 22:53:39

【人】 法の下に イレネオ

>>44 テオドロ
>>47 アリーチェ

ぴんと伸びた背筋の一人と、冴えない雰囲気の大柄の一人。
知らぬ人が見れば年齢の多寡は逆に見るかもしれない。実際は男は今この中で一番年下で、その癖一番図々しい。
そして、身内・・に対しては素直でもあった。大きめのひとつを指さされればそれを素直に手に取ったろう。華奢な女性の手の下では大きく見えたのに、一回りも二回りも大きい自分の手の中では小さく見えるらしく、何度か容れ物の中に残ったものと見比べている。

「そうですね。」
「正直者が得をする世の中になってほしいものです。」

それは善良な一般市民に向けた言葉なのだが、この状況では「
素直にたくさん食べたいと言っている自分に大きいものを譲れ
」と言っているように聞こえたかもしれない。そう受け取られれば心外だという顔をするだろうけれど。

「食べ切れそうですか。」

聞きつつ、ようやく大口を開けて自分もかぶりついた。

#警察署
(49) 2023/09/16(Sat) 0:50:40
イレネオは、アリーチェに、「美味いですね、これ。」
(a9) 2023/09/16(Sat) 0:51:05

テオドロは、そりゃあね。自分のことのような相槌。なので勿論食える。
(a10) 2023/09/16(Sat) 0:56:32

【人】 陽光の元で ニーノ

>>46 ニコロ

「テオせんぱいとニコロせんぱいのはっきりは、また種類が違うっていうか〜……」

なんていうか、こう。
片手をふわふわとさせたが適切な言葉は思いつかなかったらしい。
ので有耶無耶になっておしまいになる。
うーんと唸りながらもクロスタータをまた一口運ぶ最中、問いがこちらへと返れば咀嚼している間は黙っていて。
飲み込んだあとももう少しだけ、じきにようやく。

「……マフィアの知り合いは、いるのかわからないです。
 もしかしたらいるのかもしれないけれど」

けれどそうふわりとしたものだから、理由にはならない。

「だから、好きじゃないが近いのかも。
 それにそんな権利が、自分にあるのかとも思うから」

「……せんぱいも。
 いやなときは抗ったりしたこと、ありますか?」
(50) 2023/09/16(Sat) 1:13:34