人狼物語 三日月国


192 【半突発R-18】ダンジョン オブ イシュノルド【飛び入り、見物解禁】

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視点:人

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聖断者 クラヴィーアは、メモを貼った。
(a19) 2023/01/06(Fri) 21:12:00

貪食 レマーンは、メモを貼った。
(a20) 2023/01/06(Fri) 21:16:05

【人】 貪食 レマーン

―ダンジョン―

ロードを前に、おねぇちゃんは撤退を選んだようだ。
内心、胸を撫でおろす。
かの魔性を本気にさせてしまえば、僕も必死にならざるを得ないし、何よりおねぇちゃんに危害を加えさせるわけには行かない。

彼女の背後のロードは、焼かれた目を回復したようで、『やれやれ』というように首を振っていた。
こちらを仕留めようとする気配はない。

「…うん、逃げよう!おねぇちゃん!」

おねぇちゃんの後に続いて、部屋から飛び出す。
ロードには、「またね」と軽く手を振っておいた。
(57) 2023/01/06(Fri) 21:36:14

【人】 貪食 レマーン

そうして逃げた先で、息を切らす彼女の手を取って落ち着くまで背をさすっていよう。
周囲には、僕の身体を張り巡らせている。
今のところ直接的な危険はない―――あるいは、同じようにダンジョンに取り込まれた者がいるなら、彼女を案内する、という事も手だろうか。

――そうして、探っているうちに無数に分裂した僕の一体が妖艶な美女が現れて、貴方へ薬瓶を差し出す。飲めば身体を変化(任意に選択)させ、望む通りの美しさや強さを得られると言う。vil
(58) 2023/01/06(Fri) 21:36:21

【人】 貪食 レマーン

…少し考える。
僕には必要のない品だ。
だけど、相手から敵意は感じないし――何より、もしおねぇちゃんなら何を望むか、興味はある。
もちろん、彼女の了承を得る事が前提ではあるが。

「おねぇちゃん、こっち。
人がいるみたいだ。」

美女の元へ、おねぇちゃんの手を引いて歩き出す。
彼女は、ついて来てくれるだろうか。*
(59) 2023/01/06(Fri) 21:41:11

【人】 教会の冒険者 ジェニー


[銀の剣より股間のブレード理論を理解するには、
青年には性の経験が足りなかった。>>54
或いは、ルーナという男の股間レーダーがどれほど的確か
理解するだけの知識が無かった。

どちらか片方でも理解できていれば、
青年は淫魔とルーナをそこに置いて、一人逃げ出しただろうに。]
(60) 2023/01/06(Fri) 21:42:44
貪食 レマーンは、メモを貼った。
(a21) 2023/01/06(Fri) 21:42:57

【人】 教会の冒険者 ジェニー


[――逃げ出そうとした、矢先。]
 
(61) 2023/01/06(Fri) 21:44:00

【人】 教会の冒険者 ジェニー

[まるで青年の動きを読んだかのように――
実際、共に戦った経験から、「読まれた」のだろう、
ルーナが身じろぐのが見えた。>>56

構うものか、
青年とてルーナがこちらを読んでくることは分かっている。

白夜黒月のワイヤー攻撃を警戒して後ろに下がり、
青年は魔石の力を呼び出す。]


 風、よ、 ――――っ?!

 
(62) 2023/01/06(Fri) 21:44:45

【人】 教会の冒険者 ジェニー


[直後、がくん、と、
空に縫い留められでもしたかのように体が硬直した。

青年の敗因は二つある。

ひとつ、ルーナがいつも通りにワイヤーで攻撃してくると予想し
ワイヤー攻撃を妨害する風を呼び出したこと。

ふたつ、身体の動きを拘束する魔石を自分に使われる、等とは考えなかったこと。

せめて炎の魔法でも使っていれば、
小部屋で2人まる焼けになれたかもしれないが。
ルーナが用意した搦め手は
まさに、こうかばつぐんだ!であろう。]
 
(63) 2023/01/06(Fri) 21:45:35

【人】 教会の冒険者 ジェニー



 ルーナ貴様、このクソがっっっ!


[ルーナの手に煌めく魔石を確認するなり、
作り手までは思い至らないまでも脳裏に浮かんだのは
エデンの伏し目がちの美しい瞳――、だったが。
それはまた別の物語。

跳ね返せるほどの体格差はなく、
青年はルーナに抑え込まれてしまう。
身もだえし、軽く着衣が乱れるほどに暴れても、
逃げることはできない。

――その代わり。
汗ばんだ青年の体から、甘くかぐわしい匂いがするだろう。
くらくらと眩暈がするようなそれは
「魔」によって呼び起こされた淫魔の淫気そのものだ。

そんなものを垂れ流しながら、
青年は歯噛みをし、ルーナの情に訴えかける。]
(64) 2023/01/06(Fri) 21:46:42

【人】 教会の冒険者 ジェニー



 やめろ、こんなものを使って、
 本当におかしくなったのか……
 ルーナ……オレは……
 お前の事を……これでも、友だと……


[熱によってうるんだ瞳から、一つ涙がこぼれた。**]
(65) 2023/01/06(Fri) 21:47:20

【人】 植物使い ミア

確かダンジョン内にあるというお店ですよね…。
そうか、無理に出ようとするんじゃなくてそれを探した方がよかった…。

[打てば響くように知ってる反応をするのは怪しいが、全く知らない素振りも微妙>>53
曖昧に濁しながら同意して彼女に付いて行くと、下に向かう階段を観察するエデンを見ながら考える。]

(戦闘向きじゃないとは言ってたけど結構頭は回るのね。
引き延ばさない方がいいわね。)

[そう結論付けるとほぼ同時に彼女が振り返る。]

引き返す、ということは危なそうですか?

[と考えるように額に指を当てながら問い掛けるミアの背後で地面から蔦が出現し、ミアに迫る『軌道』で伸びてくる。
少し遅れてエデンが先程見ていた方向からも。
さて、どうなるか。*]
(66) 2023/01/06(Fri) 21:47:59
植物使い ミアは、メモを貼った。
(a22) 2023/01/06(Fri) 21:50:27

【人】 宝飾職人 エデン


 禍々しい気配が濃いの。
 救援なしには危険だと思う。
 ミアさんがいるかもしれないからマーキングだけ、

 っ……、ユラちゃん後ろ!

[少女の背後から蔦が伸びる。>>66
彼女を捕えそうな軌道に魔石を持った手を伸ばしかけ、女は目に躊躇の色が宿らせる。囮にするほど外道にはなれないが、保身のために貴重なリソースとなる魔石の使用を躊躇う偽善。

いかにも「都市」の人間らしい隙だった。

女は、蔦が自分でなく少女へ向かうのを見定めてから最小限の魔石で対処しようと右腕を振り上げる。
先程目をやった場所から迫る蔦に気づかないまま*]
(67) 2023/01/06(Fri) 22:04:37
宝飾職人 エデンは、メモを貼った。
(a23) 2023/01/06(Fri) 22:09:49

【人】 聖断者 クラヴィーア

ーダンジョンー

「ああ…大丈夫だ。しかし、まいったな…」

本当に万全な状態なら倒せたのかどうか…は議論が分かれるところだろうが、少なくとも自分では手応えは感じていた。いつもより無謀めになっていたのも変化のせいだろうか?ともかく背中をさすられるうちに、気分も落ち着いてくる。

「ありがとう、もう大丈夫だ。…あれ?」

弟の姿が見えず首を傾げるうちに、戻ってきて、人がいると告げられる。
人。あからさまに怪しい…が、弟が気を許しているなら大丈夫な気もする…か?。
いや、弟のすることなら大丈夫に違いない。
(68) 2023/01/06(Fri) 22:14:21

【人】 地の底の商人 グラッド

―少し前の話 エデンと―


冒険者について来た顔見知りの客>>22へ、「見せたい品がある。」と呼び止めた。
店の奥から引っ張り出してきた品を手に握りこんで、彼女の眼先で開いて見せた。

「とくと見ろ!
これがかつての昔、世界最高の魔石職人と言われた男の最後の一品!
『緋色結晶の竜涙石』でぃ!」

手に握られていたのは、掌程の大きさである、透き通った紅い魔石。
何より素晴らしいのは、その美しさであろう。
既存のどのカッティングとも異なる形である上に、どこから光が差し込んでも煌めくように反射角を調整されている。
それでいて、一部の歪みも見られない。
正に至高の一品―――に、なるはずだった。

「ほら、ここだよここ。
完成する前に、男が亡くなっちまったもんでよ。
この部分だけ、まだカッティングがされてねぇんだよ。」

指で示した場所だけは、採掘された時のまま。
それによって、この品は至高の一品にはならず、流れ流れて自分の手にたどり着いたという訳だ。
(69) 2023/01/06(Fri) 22:20:05

【人】 地の底の商人 グラッド

「ってことで、コレ。

アンタにやるから、完成させてこい。」


有無を言わさず押し付ける。
本来なら豪邸を三つ買っても、まだお釣りが来るほどの品。
同じ魔石を扱う彼女なら、品の価値はわかるだろう。
だからこそ、だ。

「ギルドに出店したいんだろぃ?
じゃあ、目玉になる商品がいる。
何より、技術を盗むのにこれ程の品はそうそうねぇぞ?

金はいつかおまえさんが一人前になったら、ウチに品を卸してくれや。」

いつか、彼女が買い手ではなく、売り手として訪れる事を期待して。
彼女の造る品なら、きっと皆が欲しがるだろうから。
(70) 2023/01/06(Fri) 22:20:13

【人】 超福男 ルーナ

[男が淫魔に毒されすぎたと言えばその通りである。
既に『魔』は男の邪な精神に馴染んできていた。

隠しもせずフルオープであった男を理解するに>>60ジェニーは初心過ぎたのだろう。

見つけなければ良かった。
声をかけなければ良かった。
連れて逃げ出そうとしなければ良かった。

過去のもしもをいくら重ねても現実は変わらない。
>>62殺傷道具である白夜と黒月を用いたワイヤー戦法を阻害するならば風で良かったのだろうが本気で逃げるならば男を殺傷する気迫を以てするべきだったのだ。
炎を使えば効果的であったろう。
他にも手段は色々とあったはずだ]


逃げらえるわけがないだろ。
対人戦闘とかあんまやってねーだろ。


>>64罵られようとも男は余裕の表情で応える。
口でだけでの罵りなど意味はないのだ。
その口ぶりが逆に余裕のなさを伝えてくるかのよう。

乱れた着衣から香る甘い、女の匂いに男の股間はジェニーを女と定めてしまう。
眩暈もまた本能に操られるかのように逃げたはずの淫魔の淫気を組み伏した身体から感じてしまう]
(71) 2023/01/06(Fri) 22:20:51

【人】 超福男 ルーナ

……俺もだ、友だと思っている。
俺の勘違いだと、思いたいんだ。
だから証明してくれ。
ジェニーが男なら俺はお前の友で居られる。


[信じている、友だと言われて初めてそれを自覚する。
行動も動作も信じていたからこうしているのは友だと無意識に認めていたから、なのだろう。

だから男は希う。
男であってくれ、と――]
(72) 2023/01/06(Fri) 22:21:02
地の底の商人 グラッドは、メモを貼った。
(a24) 2023/01/06(Fri) 22:21:57

【人】 聖断者 クラヴィーア

向かった先にいるのは妖艶な美女で、薬瓶を差し出してくる。

望み通りの姿。美しさ。強さ。

「大層な事だな…望むとおりなら、私をもっと強くすることもできると?
いいだろう。祝福はかけておく。邪なもので害を及ぼすことはできまいよ。
強くなって、魔を払い、そうだ、胸もなんか邪魔だな。この際…」

とまで言って、ふと思い出さつき、弟の顔を見た。

「お、お前は…どう思う。私にどうなってほしいとか、あるか?あるなら、考える。」
(73) 2023/01/06(Fri) 22:24:34
貪食 レマーンは、メモを貼った。
(a25) 2023/01/06(Fri) 22:36:16

宝飾職人 エデンは、メモを貼った。
(a26) 2023/01/06(Fri) 22:41:26

【人】 吸血鬼 アナトラ

──惨劇直後 回想──>>50

  …………。

[レマーンが見たのは
一般的な村娘の服をその胸元と口元を真っ赤に血で染め上げた
村を滅ぼした直後のアナトラだった。]


  アタシに話しかけたの?

[時間にして数分。
随分と遅い反応で、ソレの方を見た。
レマーンの姿はその時どんなだったか、例え人間だったとしても中身は違うことは分かっただろうが。

それからまた時間を掛けて
はぁ、と血生臭い息を吐いて答えた。]


  浅ましいと思った。
  血を啜って生きるなんて、まるで蟲みたい。
  
[吸血行為を浅ましいと、侮蔑したのは
混血児であるからこその感覚であったかもしれない。
また同様に淫魔として搾精をしたり欲に耽るのも
嫌悪感を覚えていた。

故に本能を理性で持って押さえつけ
──混血であるが故に衝動の限界を迎えるのが遅かっただけで──
反動が今日。今までの全てを精算しに来た。]
(74) 2023/01/06(Fri) 22:48:42

【人】 吸血鬼 アナトラ


  なんて罪深い。
  恐ろしい。

[許されない事をした、とぽつりと呟き。
それから空を見上げると、満月がこちらを見下ろしていた。]
(75) 2023/01/06(Fri) 22:49:21

【人】 教会の冒険者 ジェニー



 ……オレたち教会の者は、
 人を害する魔を退けるのが仕事だから、な


[くそ、と悪態をつきながら
覆いかぶさってくるルーナを睨んでいる。
こんな経験をするなんて思ってもみなかった。
いつか、女の部分だけを捨てて男になり切るのだとそう思っていた。

青年はまだあきらめきれず足をばたばたと動かすが
それもまた無駄な足掻きなのだろう。>>71]
(76) 2023/01/06(Fri) 22:50:15

【人】 教会の冒険者 ジェニー



 ! 


[俺もだ、と言われて、青年の表情に一瞬喜色が浮かんだ。

青年の心は冒険者にしては善に寄りすぎている。
端的に言えば、「我慢すれば」「男だと証明できれば」
これまでの関係でいられるのではないかと
そんな非現実的な考えが浮かぶほどには。]


 ……わか、……った。
 オレが男なら、
 お前はまだ、オレの友でいてくれるんだな。


[ならば、耐えてみせよう。
ルーナを萎えさせれば勝ちということならば。
男だと証明してみせようと――]
(77) 2023/01/06(Fri) 22:50:47

【人】 吸血鬼 アナトラ


  …………。

[それでも許されない事だからと。
この想いにも蓋をした。

それにこの後に討伐隊に追われ身を隠す事になる。
やはり罪深い事だと思う。

その行いがどれほど甘美であったとしても。]*
(78) 2023/01/06(Fri) 22:53:30
聖断者 クラヴィーアは、メモを貼った。
(a27) 2023/01/06(Fri) 23:04:53

貪食 レマーンは、メモを貼った。
(a28) 2023/01/06(Fri) 23:10:11

貪食 レマーンは、メモを貼った。
(a29) 2023/01/06(Fri) 23:26:15

【人】 植物使い ミア

え?
……!

[警告>>67に反応して振り返るのはエデンの後ろの光景を見ないため。
小刀を構えて自分に迫る蔦に備える素振り。]

(さて、うまくやりなさい)

[エデンの背後から迫る蔦は振り上げた右手に絡み付かんとし、後に続く蔦も左手や胴体に巻き付こうと狙いを定める。*]
(79) 2023/01/06(Fri) 23:43:32

【人】 貪食 レマーン

―ダンジョン 妖艶な美女の部屋―
問われて、暫く考える。
無理に変化を望まなくとも、おねぇちゃんは誰に紹介しても恥ずかしくない、僕の自慢だ。
余計なものを付け加えるより、今ある魅力を引き上げるような形がいい。
それでいて、皆に好かれるような変化が欲しい。
そんな答えがすぐには思いつかず、答えに窮していたが、やがて思いついた。

『魔力を纏って触れられると、気持ちよくなれる』
ように、かな。」

これ以上、無理やり身体を変化させる必要はない。
けれど、皆がおねぇちゃんの良さを引き出せるよう、何よりおねぇちゃん自身が愉しめるように。

「魔力を纏って」とつけたのは、条件を知らない者が悪用できない様に、おねぇちゃんの安全を守る為の条件だ。
不埒な輩が、おねぇちゃんに望まない事をするなら、反撃ができるように。
――もっとも、僕は魔力で形を維持しているから、常に纏っている状態だ。
(80) 2023/01/06(Fri) 23:53:17

【人】 貪食 レマーン

「試してみようか、おねぇちゃん。」

無防備なおねぇちゃんのお腹に手を這わせて、ゆっくりと撫でる。
薬の効果がどれ程かはわからない、強すぎる薬なら後でおねぇちゃんも困ってしまう、それはイヤだ。
おねぇちゃんが自分で量を調整できるよう、お腹に触れ続けながら、薬を飲む事を促した。*
(81) 2023/01/06(Fri) 23:53:24

【人】 宝飾職人 エデン


 風――あっ!?


[魔石で風を起こして蔦を払おうとしたところに奇襲。
右手に絡みついた蔦に、逆に魔石を振り払われる。>>79

ユラが向こうの蔦に身構えているのにホッとしたのも束の間、
胴に巻き付かれて苦しさに身を捩る。ナイフを取ろうとした左手も絡め取られて動きを封じられた]


 く、う……。
 ユラちゃん大丈夫!?


[この蔦。思いの外、厄介だ。
彼女まで動けなくなったら詰み。女は恐怖に青ざめた*]
(82) 2023/01/07(Sat) 0:03:26

【人】 聖断者 クラヴィーア

ーダンジョンー

妖艶な美女の姿は気になったし何かの化生の類だとは思う。審問局の聖断者として、魔は祓わねばならない。けれど、今はそんな事はむしろどうでもよく、注意は専ら弟の方に向けられていた。

自分の目的。魔を〇う。魔を〇む。
その目的にかなう事を、弟なら教えてくれるはずだ。
随分時間を要したようだが、告げられた答えに分かったような分からないような顔。

「ふうん…?そんな事でいいのか。
まあ、でもそう言うのなら…『魔力を纏って触れられたら』、だな。わかった。」

単純に触れられたらでない真意にまでは至らない。
ただ、気持ちよくなれるのは悪くなさそうだった。
(83) 2023/01/07(Sat) 0:19:39

【人】 貪食 レマーン

──惨劇直後 回想──


「蟲みたい、か。
君はそんな風に思うんだね。」

小さな粘液でできた身体をかしげる。
さながら、人間が首をかしげるように。

本能と理性のせめぎあい。
ただの捕食する側である僕には、持ちえない感覚だ。
結果がどうであったとして、彼女の行動はとても興味深かった。

何より、満月を見上げてからの彼女の様子。
情緒を理解する精神は持ち合わせていないが、心の奥底をくすぐられるような、惹きつけられる魅力を感じた。
きっとこれを「妖艶」というのだろう。
(84) 2023/01/07(Sat) 0:26:40

【人】 貪食 レマーン

――『穴』の場所、教えてあげる。
この場に残っていたら、危険でしょう?

君は興味深い、討伐されたら困る。

[もっと、彼女のもがく様子を見ていたい。
その先に、彼女がどんな結論にたどり着くのか、知りたい。
情や憐みではなく、ひたすらの興味。
ひとしきり、『穴』の場所を伝えて、彼女とは別れただろう。

教えたとはいえ、その後の彼女がどうするかは彼女に任せるべきであるし、僕が口を出す事もない。
役目を終えた僕は、形を崩して、そこらの暗がりへと潜っていった。*]
(85) 2023/01/07(Sat) 0:26:47

【人】 聖断者 クラヴィーア

「ああ、試してみる…なんだ、こんなところで…
いつも、やってる、のに………?」

ごく自然に腹部を撫でられ、当然のように受け入れる。
弟と姉の触れ合いにしては妙だが…いつもやってる事だからしょうがない。
それに、これは気持ちいいことの前触れだ。


「うんっ……ふうっ。はっ…いやらしいぞ、手付きが…なんで…」

そうしているのか、と一瞬我に返ったかのように尋ねたりするかもしれない。それでも誤魔化すのはきっと簡単だ。
ごくり、と手にした薬瓶の中身を飲み干した。
元から熱かった体の奥、特に下腹部が疼いてくる。
今までとは違う、意識できる形で。

「ひうっ!んっ、あっ……
 や、こら、なんか、変っ………」

鎖帷子が届かない腹部を直に撫でられると、聞いたことのない声が上がった。まるで電撃でも受けたように鮮烈で、けれど快とはっきり自覚できる歓び。

「ふあっ…あっ、あ、んっ、!や、ダメ、そんな、はあんっ…」

ダンジョンの中で無防備に一瞬声を上げてしまい、思わず手で口を覆う。信じられないけれどこれだけでも体は薄々歓びを覚えているようだった。
直接奥を突かれたときにも近い歓びを
*
(86) 2023/01/07(Sat) 0:30:43