人狼物語 三日月国


114 【半突発R-18】Snow white Festival【飛び入り歓迎】

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視点:人

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【人】 星集め サダル

 
赤い石いのちの石を大切そうにその手のひらに握りしめて倒れた、
彼女サーシャの元まで。**
 
(55) 2021/12/15(Wed) 0:19:33

【人】 向日葵 店主 イクリール

── 後日談 ──


  本当に会いに行くのって?
  うん、勿論だよ。

  そろそろ色々旅の厳しさが
  身に染みてる頃かなって思うしね。

[  >>53ルベドの言葉に私はそう返す。
   見知らぬ人間に周りを囲まれれば
   大変な事や辛い事の方が多い。
   そういう時に馴染みの顔を見ると
   安心するじゃない?と。]
(56) 2021/12/15(Wed) 0:44:53

【人】 向日葵 店主 イクリール


[  >>54優しいんですね、という言葉に
   そんな事ないよーと笑った。
   
   今思えば、私はサーシャの置かれてる境遇が
   どのようなものなのか
   ちゃんと理解してなかったのだろう。
   >>26普通の人間のように考えてしまっていた。]
(57) 2021/12/15(Wed) 0:45:14

【人】 向日葵 店主 イクリール

── 教会 ──
 
(58) 2021/12/15(Wed) 0:45:28

【人】 向日葵 店主 イクリール




   
みんな殺そう



[  私は倒れた彼女を発見した時に無意識に口走った。]
(59) 2021/12/15(Wed) 0:46:04

【人】 向日葵 店主 イクリール

[  けれどハッとして彼女に駆け寄ると
   彼女の安否を確認する。
   >>2:318命を大切にするようにと言った彼女だから
   きっと死んでる筈無いと言い聞かせて。

   場所も良くないから
   私は彼女を抱き上げて移動する。
   教会近くの森の中持ってきた毛布を地面に敷いて
   カンテラで鬱蒼と暗い中を照らす。]


  っ、サーシャ……だ、大丈夫…?
  目を開けて……サーシャ……


[  軽く身体を揺すり、私は彼女に呼び掛けた。]*
(60) 2021/12/15(Wed) 0:46:31

【人】 星集め サダル

 
―後日談―
 
私は汚れて、傷ついてた。
少し痩せて。けどお腹は記憶の頃より膨れていた。
そこお腹を両腕で丸ようにして転がっていた。
 
>>60誰かの呼ぶ声がする。
ああ、この声は…。
 
(61) 2021/12/15(Wed) 6:14:42

【人】 星集め サダル

 
「…イクリールさん?」
 
 
うっすら瞼を上げる。意識が浮上してくる。
どうしてこんなところにいるんだろう。
彼女をぼんやりと見上げて。
でも。
隣にいる影にビクッと体が震えてしまう。
同じだ。
私と同じ顔がそこに在る。

 
(62) 2021/12/15(Wed) 6:14:59

【人】 星集め サダル

 
「〜〜〜っ、…ありがとうございます。
 すいません、わたし、…倒れてしまって。
 助けていただいてありがとうございました。」
 
 
幸い、気を失っている間に魔力が回復したようだ。
握っていたものをそっとポケットにしまって。
痛むところに手をかざして回復魔法をかけていく。
ぽう、と掌の内側が白く光った。
 
(63) 2021/12/15(Wed) 6:15:16

【人】 星集め サダル

 
「…イクリールさんは、どうしてここへ?」
 
 
私側から、弟妹たちへの情報はもうほぼ遮断されていたから。そうしたくて、そうしていたから。
彼女とルベドのやり取りや、そのルベド側の心中も全くわからない。

だから、首を傾げて。
真面目な顔で、問いかけていた。
あの時以前の頃のように。**
 
(64) 2021/12/15(Wed) 6:15:33

【人】 向日葵 店主 イクリール

── 後日談 ──


  あぁ、良かった……
  
[  >>62安堵の息が漏れる。
   意識や記憶が問題ないから
   頭部には大きな怪我も無さそう。

   彼女が目を覚まして、ルベドを見た時に
   身体が震えた理由には思い至らないけれど。]
(65) 2021/12/15(Wed) 9:22:23

【人】 向日葵 店主 イクリール


  ……良いんだよ。
  転んだだけ、って訳じゃないでしょう?


[  >>63汚れて傷ついた身体。
   何かあったのは間違いなくて
   魔物の襲撃であれば逆に傷が浅すぎる。
   彼女が自分で傷を治療するなら
   私はタオルで汚れを拭う。]
(66) 2021/12/15(Wed) 9:22:41

【人】 向日葵 店主 イクリール



  サーシャの一人旅が
  どうなってるかなって心配でね。

  ミートパイを持ってきて
  もっと楽しいサプライズのつもりだったんだけど

  私の方がびっくりしちゃった。

[  彼女の表情は固くなっていた。
   状況が状況だから仕方ないけど
   子供のように笑う彼女を見たことがあるから
   余計にそう思うのかも。]
(67) 2021/12/15(Wed) 9:22:59

【人】 向日葵 店主 イクリール




  ……子供、出来たの?



[  私は彼女にそう言った。
   極端な栄養不足や、風土病に罹患してなければ
   お腹の膨らみはそうなのかな、と。]*
(68) 2021/12/15(Wed) 9:23:22

【人】 魔術師 ラヴァンドラ


           ―――― 夕刻/自宅 ――――



  「 …… 魔力を使わずに、自体は。
    出来ると言えば出来るんだけど … 」


 魔術師は基本的に、魔力がなければ何も出来ない。
 そして魔力の行使が身体に根付いているから、
 どんなに意識しても必ず微量な魔力は流れてしまう。

 けれども彼女の――己とは真逆の体質を思えば>>41
 極力使わないようにする、というのも毒だろう。
 微かにやわく笑う彼女を気遣おうとしたけれど、
 結局どれもが慰めにしかならないような気がして
 女は睫毛を伏せた。 ]

 
(69) 2021/12/15(Wed) 10:30:59

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 

  「 ――――――― ……  、 」


 気を紛らわせるために紅茶を飲もうとした手が、
 ぴた … と止まる。>>44
 いないことになっている貴族の長女、
 簡単に解かせようとしていないだろう呪い。

 ―――― 記憶と知識の海をどれだけ潜っても
 彼女の呪いの解呪方法は見当たらなかった。
 個人が作り、生み出した呪いなどというものは
 それほど難解で、だから誰も扱いたがらない。

 
(70) 2021/12/15(Wed) 10:31:03

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 

  「 …… 貴方の、その呪い自体は
    私でも解呪方法は分からない。
    呪いは、世界を恨んだ人が選ぶ最後の手段で
    だから死ぬまで掛かり続ける。 」


 人を呪わば穴二つ、という言葉があるけれど
 あれは二人分の墓穴を用意する覚悟を持てということだ。
 呪えば相手を殺せる代わりに、
 自分にも同じだけのことが必ず返って来る。

 ―――― 願いには対価を。
 呪いの場合、命に命を捧げるのと全く同じこと。

 
(71) 2021/12/15(Wed) 10:31:07

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 

 そう、だから ――――
 私がここで彼女に「呪いは解けない」と言い捨てても
 それは当然の話なのだ。

 魔術師は誰かを救うために魔術を修めていないし、
 正しい筋道で解けないものを放り投げようが
 きっと誰も私を責められない。
 …… ……  魔術師としては、正解、だ。


      ローブの裾をぎゅうと握り締める。
      殆ど見ず知らずに等しいこの少女を
      あの方法で助ける義理なんて、――

 
(72) 2021/12/15(Wed) 10:31:21

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 



 『 あんたが他者に与えられるほど魔力を持っていなければ
   俺は死んでいた生き物だ。 』>>2:-87



 ………… …… けれど、魔術師らしからぬ私を
 あんなに疎んでいた私自身を
 肯定してくれた、彼の言葉が頭を過った。

 
(73) 2021/12/15(Wed) 10:31:29

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 

 ―――― ふ、と息を吐く。


  「 でも、ひとつだけ …… 
    高位魔術師の私にしか解けない方法でなら
    貴方を、助けられるかもしれない 」


 指先が俄かに冷たくなって、
 女は立ち上がり、手近な箱の中へ入れておいた
 空っぽの魔石を取り出した。
 ―――― あまりにも魔力が増えてしまった時は
 ここへ魔力を注ぎ、体内の魔力を調整するのだ。

 魔力が毒である彼女を、この方法で救うには
 この魔石に全てを注いで ――
 
 
(74) 2021/12/15(Wed) 10:31:41

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 


  「 その恨みと憎しみ、全部ひっくるめて
    ―――― 貴女の呪いを私が貰う。 」


 魔術には魔術を、
 ―― より強い魔術師だけが用いる諸刃の剣。
  全てを女の体内で消し去ってしまう =B

 選ぶか選ばないか、
 それとも体の限界まで解呪方法を探すことを望むのか。
 ………… 女は無言で彼女を見詰めた。*

 
(75) 2021/12/15(Wed) 10:32:59

【人】 行商人見習い ポルクス

― 祝祭の終わり:噴水広場で ―

[夕暮れに喧騒は溶けるように段々と熱を散らしていく
欲に忠実に、快楽に忠実に。熱狂に染まった空気は、
段々と常の色を取り戻しつつあった。

それでも、祭りの間に灯されたものは
未だ俺の身を、心を燻らせている。
一歩、近づく君の元。
振り向いた君は自分を探していたというけれど>>32]

 へ?俺を?

[どうしてだろう。と考えていれば、遠くから
君と共にいた子供を迎えに来た親の声。
バラニだけでなく俺にも、手を振る幼子に
此方も小さく手を振り返した。

夕暮れの中、近づく君の足音を耳が拾う]
(76) 2021/12/15(Wed) 11:36:27

【人】 行商人見習い ポルクス

 遠い昔の、王子様の、はなし。

[どんな話なのだろう。自分が未だ知らぬ話。
聞きたい心はあるけれど。
それを今迄自分が聞いたことがないのにも
何か意味がある気も、して。

―― 結局、問うのは続きがあるのなら聞けるだろうか、
そういった類の誘い文句ではあったのだけど>>2:369]

[でも。]
(77) 2021/12/15(Wed) 11:36:46

【人】 行商人見習い ポルクス

 え?渡したいもの、って……

[なんだろう、と首をかしげる。
取り出されたのは2つ。
1つは、自分の瞳の色に似た首飾り。
綺麗だなぁと目を細めていたけれど
2つ目は――何?貝?

東のものを仕入れてはいるものの専ら日用雑貨めいたもの。
こういった洒落たものは俺の仕入れのラインナップには
全く入って、いなかった。
親方なら知っていたかもしれないけど。

それにしても、玉虫色の中と、真珠色の外殻。
綺麗だと感嘆するが、使い方がわからない。
なので教えてくれるというのなら渡りに船。]
(78) 2021/12/15(Wed) 11:37:34

【人】 行商人見習い ポルクス

 わ、ありがとう。じゃあ
 お願いしようかな。

[好いた男の誘いにほいほい乗ってしまう俺は
絶対に危機感が足りていないのであった。]

 親方なら多分明日までは娼館籠りっぱなしだろうなぁ。
 ……え?挨拶?

[きょとん、とした顔をしたのでした*]
(79) 2021/12/15(Wed) 12:07:28

【人】 星集め サダル

 
―後日談―
 
>>67サーシャ。
もう一度呼ばれたその名前をはっきり耳にして。
私はじわりと涙を滲ませた。
久しぶりに優しく名前を呼ばれた気がした。
さっきの呼びかけも優しい声だった。
貴方の声はとても優しい。
 
 
「そうですね、旅って大変だと知りました。
 私がただのサーシャならよかったのに。
 …あの街の人たちみたいに。
 ただ、そこにある私を受け入れてくれてたら。」
 
 
でもそれはきっとあの街が特殊なのだ。
対価を支払い、望みを叶える場所。
対価は、人形屋の運営。その時の望みは平穏な暮らし。
(80) 2021/12/15(Wed) 17:32:06

【人】 星集め サダル

 
別のものを望んだなら。
その望みも維持できるなんて。そんなはずがなかった。
目元をぐいと擦る。
何とか涙はこぼさずに済んだ。
 
 
>>68そんなときに、そんな質問。
口を開いて。閉じて。
何かを言おうとして、音にならなくて。
 
こくん。頷いた。
 
(81) 2021/12/15(Wed) 17:32:24

【人】 星集め サダル

 
「生命。大事にしないといけませんから。」
 
 
ホムンクルスには子どもはできない。その筈だった。
でも自分は真っ当なホムンクルスではない。
お腹をさする。確かにここに命がある。
歪んだ生命体の自分の中に、確かな命が。
 
 
「この子のためにも。平和に暮らしたいんですけど。
 私のしてきたことは軽い事ではなくて。
 だから、今は耐えないといけませんね。

 …本当に、助けに来てくれてありがとうございました。」
 
(82) 2021/12/15(Wed) 17:32:44

【人】 星集め サダル

 
お腹を庇いながらゆっくりと頭を下げる。
もしあのまま倒れたままだったら、自分も、お腹の子もダメだったかもしれない。
そう思うと、目の前に彼女がいてくれることが嬉しくて。
 
(83) 2021/12/15(Wed) 17:32:59

【人】 星集め サダル

 
「ミートパイ…一緒に食べても良いですか?
 ふふ、あの日を思い出しますね。」
 
 
サダル・ミロンとして対話した最後の日。
その日を思い出して、私はほんの少しだけ笑うことができた。*
 
(84) 2021/12/15(Wed) 17:33:13