人狼物語 三日月国


72 【R18RP】エロトラップダンジョン村【誰歓】

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視点:人


【人】 淫楽の夜魔王 ギュルセル

[言葉なく投げ渡された袋に入っていたのは、間違いなく男が依頼した代物。『ヨルムンガンドの毒牙』だった。

薬剤の材料として依頼したのだ。
厄介な敵──兼・獲物──を陥落させるために。
人間の目線で言えば、薬と言うよりむしろ毒であろう。
世界を呑むとさえ言われる“蛇”の牙は、人間に堕落の味を教え込むのに非常に役立つ毒薬となる。

差し出された手の上に、男は拳大の布袋を置いた。
その中には金貨が一掴みと、次の依頼について書いたメモが入っている。
報酬として渡した額は相場の倍にはなるだろうが、依頼品を単身得てくる彼にはそれでも安いほどだ。

余分な言葉も礼もなく、ただあるのは継続した依頼のやり取り。
続けて依頼するのだから仕事に満足している、続けて受けるのだから報酬に問題がない。
そんな言外のやりとりだけで、男たちは繋がっていた]
(80) 2021/05/09(Sun) 22:05:45

【人】 淫楽の夜魔王 ギュルセル

[彼にとってこれがただのビジネスなのを男は察していたが、もし彼のほうから歩み寄ってくることがあれば、そのとき男は躊躇わず彼を引き込むだろう。
男は誰かの心を誘惑し引きずり堕とすのをゲームのように楽しんでいるからだ。

最も好都合な関係を維持しながら、絶えず隙を狙い続ける。例え同族であろうとも。
それが“淫楽の夜魔王”などと呼ばれる魔物の習性だった]**
(81) 2021/05/09(Sun) 22:06:07

【人】 月桂冠 イクリール

―3年後・月桂冠の悪魔―

[街外れの泉で汲んだ水とダンジョン産の素材を使った合せ鏡を深夜ひとりで覗きこむと、結婚式で冠をつけた自分と将来の夫の姿が映る――娘たちの間に取るに足りないおまじないが流行している裏に、イクリールの陰があった。

女の性質は、そう大きくは変わっていない。
人間模様をつつき、変わりゆく心を愛で肉の悦びを掠めとる。

便利な力を得たことで、被害範囲は変わっていたけれど。

人前で舞い踊るリスクを避けるようになった分、ダンジョンで遊ぶ時間が増えた。おまじないに使う月桂樹の若枝や魔化した貴金属を狙って、あるいは泉の水と偽って意中の娘に淫魔の湯を渡して想いの先をねじ曲げようとして、やってくる冒険者は老若男女さまざまで、なかなか鬱屈していて美味しい。

時に親切に、時に横暴に振る舞い、彼らの味見をしたあと、本来ならダンジョンに来ることがないような娘にまで魔手を伸ばすのが最近の趣味だった]
(82) 2021/05/09(Sun) 22:32:07

【人】 月桂冠 イクリール

[今日の獲物は、可愛らしい黒髪の娘。

夢のなかで幸せな花嫁となっている娘の薄紅色に染まった頬を撫でながら、現実の肉体を彼女に横恋慕する狩人jobの子種で白く染めてやる。意識がないのはつまらないけれど、初々しい反応は悪くない。

愛する者の腕のなかで、この子はこんな風に啼くんだろう]
(83) 2021/05/09(Sun) 22:33:17

【人】 月桂冠 イクリール


  みんな、吟遊詩人にたまには神話も頼めばいいのにね。

[イクリールはくすくす笑う。
月桂樹には求愛を拒む神話がある。その身を変えてでも想いを受け入れまいとする女の話がかつて好きだった――気がする。

見るものによって男の悲恋とも女の遂意とも取れるその樹の枝葉は、古来この辺りでは勝者や花嫁の冠に使われる。

気まぐれに人生に干渉し、人間の心身を掻き乱すことはひどく愉しいことだった――冠を授けるのは、神でも人でもなく、この私なんだから]

  私は死ぬまで変わらないわ……。

[君はどうなんだろうね?
遊ぶ人間に、同類に、イクリールは語りかける。

生命をチップにした享楽の日々は、まだまだ終わりそうにない**]
(84) 2021/05/09(Sun) 22:34:00

【人】 機構管理人 ルチル

 

  みんな、いっぱい気持ちよくなっちゃえ♡**

 
(85) 2021/05/10(Mon) 5:52:08