人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

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視点:人

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【人】 黒眼鏡

>>110 ダニエラ

「かわいこちゃんは人類の宝だから、どんどん得をしてほしいモノだ」

知ったような顔で頷いて、あなたのそれに比べたら随分とひそやかな笑みを浮かべたまま。

「そーか。次来た時はもっと長居してもらえるよう、
 サービス向上に努めます」

慇懃な礼、のようなおどけた仕草。

「ああ、いくらだったかな……」

そして、相場よりずいぶんと安く、ワンコインで払える値段を提示して、それを受け取る。

「はい、まいどあり。
 車には気をつけてな」

#Mazzetto
(112) 2023/09/09(Sat) 23:43:11

【人】 門を潜り ダヴィード

>>107 イレネオ

「どうしても食べられないものは……ない、かな。
 強いて言うなら苦い生野菜ですかね」

まあ、この歳になれば除けて食べるなんて真似はしませんけど。
昔はサラダが嫌いだったから、親は苦労したんだと思います。
ぽろぽろと零れる言葉はあまりにもありきたりで、平凡で、特別なことなんてひとつもない。
今日の二人のように。

「でしょう?
 ピクニックも好きですし、外が好きですから。
 常に変化があるからいくら見ても飽きないんですよ」

厳しさのない視線にどこか安堵する。
年上なのに休日の過ごし方が上手くない貴方に、少しでも楽しみを提供できているなら幸いだ。

話が纏まれば後は行動あるのみ。
そのまま商店街の方向へと足を向けることだろう。

#街中
(113) 2023/09/10(Sun) 0:07:31

【人】 日差しにまどろむ ダニエラ

>>112 黒眼鏡

「サービス、これ以上良くなっちゃうんですかあ」
「それはあ楽しみですねえー」

支払いを終え、チョコレートの小箱を手に取って。

「んー?…はあい」
「気をつけまあーす」

送り出される幼子みたいに返事して。
この日は、その場を後にした。

#Mazzetto
(114) 2023/09/10(Sun) 1:05:04

【人】 Chiavica テオドロ


「……別にああしろこうしろとは思わないし、
 私情を挟んでしまうことの是非は置いといて……

 私が一部の上の人間に圧力をかけられるのすらまだいいとして、
 じゃあ我々はあの間のことを議事録に一体どう書いたらいいんですかね」

前時代回帰のルネサンスが警察署の流行りとかですか?
要らぬ苦労を負わされることより、道理の通らないそれら全てに怒りを覚え、不機嫌そうに荒れている会議終わりの警部補。

「はあ……ただ愚図なだけならば可愛げがあるんですが」

会議後のフォローアップだって上に回してほしいくらいだ。
文句を垂れながら任された仕事くらいはやってやるのだが。

#警察署
(115) 2023/09/10(Sun) 5:03:46

【人】 口に金貨を ルチアーノ

「今日は少し遅かったなマスター。
 いいメニューが入ってるじゃないか」

来店の音を鳴らし行きつけの店に足を踏み入れる、看板の見慣れない魚を珍しげに見やり特別メニューを注文をした。
席に着けば脱いだばかりのコートををじっと見つめて、埃のようなものを叩き取っていく。
はたから見れば几帳面で綺麗好きのそれは男に時々時折みられる行為であった。

顔見知りが居るかどうかを見渡しつつ、マスターの視線がこっちに向くのを見れば笑みを返して。

「そうだ丁度いい、ひとり身で寂しそうなやつがいたらこれ渡しておいてくれるかあ?」

そういってチラシのようなものをエリカへと渡せば届いた白身魚に舌鼓を打ちはじめた。

#バー:アマラント
(116) 2023/09/10(Sun) 6:02:52

【人】 路地の花 フィオレ

>>96 フレッド

「それは私のセリフ。
 ふふ、でも昔よりは心配しなくても大丈夫そうだわ」
「じゃあ、約束。5年後も"お互いに"元気でいること!
 これなら、フレッドも私も頑張ろうって思えるでしょ?」

優しい目であなたを見ながら、頬を緩める。
約束一つあれば、自分たちはそれを頼りに生きていけると知っている。
どれだけ辛いことがあったとしても、前を向いて生きていく理由になるのだ。

「一番弟子!いいじゃない、何だか楽しそう」
「それだけたくさんのことを教えてもらえているなら、一方的なかたおもいなんかじゃないわね。
 きっと先輩達からも愛されているのね、姉さん嬉しいわ」

沢山の楽しいに囲まれて生活出来ていること、色んな人にかわいがってもらっている事。
安心感と、誇らしさとで胸がいっぱいだ。
しかし可愛らしい趣味が多いと感じると同時に、友人達も同じような趣味を持っていたなとふと思う。
まさか同じ人物を指しているとは今の彼女には分からないことだけれど。

「面白い話もしてくれるし、とっても明るくていい人なの」
「だからフレッドのことも歓迎してくれるはずよ、いつ来てくれたってね。
 お酒が飲める年齢なら、誰だって入っていいところなんだから」

#商店街
(117) 2023/09/10(Sun) 6:22:19

【人】 陽光の元で ニーノ

>>117 フィオレ

投げかけた約束が、少し形を変えて戻ってくると驚いた様子で瞬きを繰り返す。
けれどそれは嬉しさを呼び起こすものであったから、当然のようにすぐまた笑みを浮かべた。

「──わかった!約束する!
 ねえさんは流石だな、オレも頑張ろうにしてくれるんだから」

約束は心のよすがだ。
降り注ぐ冷たい雨が頬を打ったとしても、俯いて蹲ってしまわないように。
手渡されたものを真っ直ぐに受け取れるのは貴方と過ごした時間のお陰。

「すっげ〜〜〜楽しい!
 あ、勿論仕事も頑張ってるけど!
 愛されてたら……うん、いいな。
 オレはせんぱいたちのことだいすきだから」

向けている好意と同じものが返ればいいと望むことはなんだかくすぐったい。
それでも本人たちが目の前にいるわけじゃないという状況に甘えて、貴方の前で願いを言葉にする。
語る人々が貴方の友人であるということも勿論、知らないままに。

「ホント?じゃあ今度行ってみよ!
 ねえさんの職場は気になるし、バー初体験もしたいし……あっ」

「やべ、そろそろ行かないと。
 ねえさん、道一緒のところまで荷物持ちしようか?
 それともまだ買い物する?」

#商店街
(118) 2023/09/10(Sun) 8:15:24

【人】 花浅葱 エルヴィーノ

>>115 テオドロ

Ciaoやぁ テオドロ」

振り向きざまに1本の缶コーヒーを投げてよこした。
声をかけても気づかなければぶつけてしまうだろうが、あなたならきっと受け取ることが可能だろう。

「お気の毒。
 大変だったね、お偉いさんってどうして皆あぁも過激かな」

新しく来た所長代理の影響を受けてのことだろうが、全く息苦しくなったものだと肩をすくめた。
板挟みにあっていた憐れな進行役にコーヒーの一本も渡したって、こちらの損ではないはずだ。

#警察署
(119) 2023/09/10(Sun) 8:47:00

【人】 月桂樹の下で ニコロ

>>82 テオドロ

ルッコラが備えになるって何だろう、と思わなくもないけれど
手に取って置かれたならば少し満足そうに笑う。

「美味いピザは何度食べたって良いし
最近会議だのなんだので疲れてる奴らも居るしさ。
丁度いいだろ、ってくらいだぜ。」

「かぼちゃサラダのピザ、ポルチーニのチーズクリームピザ、
あとまあ色々と。好きなの取っていいぞ。」

包みを見せながら、名が出ている新作ピザでも良いし
貴方の好みのピザでも良いようだ。

#商店街
(120) 2023/09/10(Sun) 9:03:12

【人】 月桂樹の下で ニコロ

>>91 カンターミネ

「えっ、あっ、おう。
今日も絶好調だなぁ。悪かったよ。
言い方には気を付ける。」

勢いに毎度のことながら驚きながらも
変わらぬ事は良きことととるのがこの男のスタイルだ。
降参、と両手を上げながら笑う。

「サボりだなんて人聞きが悪い。
俺は今日は散歩だよ。新作ピザで街は持ちきりだしさ。
商店街に寄りがてらぶらぶらと。
そっちは
子供ら
も変わりないか?」

#街中
(121) 2023/09/10(Sun) 9:10:21

【人】 月桂樹の下で ニコロ

>>97 アリーチェ

「…それ、騙されてねえよな?
金毟ってっただけならまあ、かわいいもんだが。」

老婆の態度からして怪しい気もしたけれど
金だけで済んだのなら詐欺だろうと安いものだ。
この街にはマフィアやもっと恐ろしい危険もあるのだから。

おまわりさんとしては全く良くないのだけれど。

「スマートにこなす事が全てじゃねえよ。
特に今のお前の立場だと、そうやって寄り添う姿勢が大事だ。
テオはテオ、お前はお前。そう思わないと潰れるぞ。」

俺だって書類仕事は全くスマートじゃないし、と零す。

#街中
(122) 2023/09/10(Sun) 9:13:58
エリカは、「ああ、構わない」 頷き、渡されたチラシ>>116を一先ずカウンターの端へ。#バー:アマラント
(a28) 2023/09/10(Sun) 9:58:10

【人】 Chiavica テオドロ

>>119 エルヴィーノ

Gra─zieどーも

心配に及ばず、一声かけられたおかげで難なく受け止める。
そのまま開けてはしまわずに、一度手で弄んで。

「過激な奴と一口に言うならどこにでもいるでしょうが、
 お偉いさんだからそれを隠さずに済んでいるという訳。

 考えてもみてくださいよ。私が偉い立場になったら、」

タブを指で引っ掛けて、ガシュだの力強い音が鳴る。

「まずはそういう輩どもから検祭りに挙げてくれてます。
 正義などではなくただ此方の鬱憤晴らしの為に」

過激さでは負けていない。そう示した。

「……気の毒という言葉には及びませんが。
 わざわざ率先して引き受けてやってるんですから、
 それに見合うだけの下働きがあればそれで」

#警察署
(123) 2023/09/10(Sun) 9:58:17
エリカは、ワイングラスを重石にコトン。あとはまたいつも通りに。#バー:アマラント
(a29) 2023/09/10(Sun) 9:59:12

【人】 Chiavica テオドロ

>>120 ニコロ

「どうせならドルチェもついていたら良かったんですが、
 そこまで欲しがるのは酷というものですかね?」

会議で疲れている者の筆頭として、
我儘の一つや二つも言いたくなるものではあった。

「ポルチーニ……boscaiolaようなものか。ではチーズクリームピザを貰っておこうかな。

 ついでに飲み物の買い物にも付き合ってくれると、
 あなたの弟分は嬉しく思いますが如何でしょう」

袋に入れてしまえば園芸品は対した重荷じゃないし。

弟分という言葉をどこかわざとらしく使うものの、
これでも懐いていることを示してはいた。
(124) 2023/09/10(Sun) 10:37:02

【人】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

>>121 ニコロ

「自分から俺の所に来てちょっと引いてんじゃねーよ。
 なぁんだサボりじゃないのか。てっきり朝から
 しわくちゃの顔でトボトボ歩いて、周辺住民から
 元気をもらって今に至る……って感じかと思ったのに」

やたら具体的な想像だ。もしかしたら似たような状態を
過去に先生がどこかで見ていたのかもしれない。
にへらにへら、笑う目元にはくっきりクマがある。
残念ながらこれも「変わらぬ事」であった。

「勿論
ガキ共
は今日も元気一杯だぜ。
 おかげでピザの情報も知れたしなあぁ〜。
 で、後なんか面白い事でもねーかなと散歩してる訳だ」

先生はおまわりさんではない。実は正義たっぷりでもない。
それゆえに即刻手の平は返される事となった。
そしてここにきてやっと最初の質問への返答。
余りに遠回り、余りに滅茶苦茶。今日も先生は絶好調らしい。
(125) 2023/09/10(Sun) 11:40:10

【人】 黒眼鏡

教会には似つかわしくない男が教会にくれば、
それは白い布にぽつんと落ちたインク染みのように
周囲から浮き上がって見えるものだ。
特に、サングラスを外さない長身でがらの悪い男などなおさらである。

近所に散歩にでかけるようなラフな格好で、ぶらぶらとやってきたその男はしっかりと浮いている。
誰かに話しかけられることもそうそうなく、
ただ静かに礼拝の席に座っていた。

#教会
(126) 2023/09/10(Sun) 14:20:18

【人】 月桂樹の下で ニコロ

>>124 テオドロ

「別に構いやしないんだが、お前が我が儘言うとは余程だな。
まあ所長代理殿がああじゃそうもなるか。
あんまり背負い込み過ぎんなよ。俺は手を出せねぇけどさ。」

それほど弟分が手を焼いているとは
表面になかなか見せられないだろう内情も口に出てしまう。

「Si. そのくらいなら喜んで。
ついでにドルチェも買ってやるよ。」

ピザを渡しながらにんまりと。
素直じゃないところも可愛らしいというものだ。

#商店街
(127) 2023/09/10(Sun) 14:35:48

【人】 月桂樹の下で ニコロ

>>125 カンターミネ

「あの勢いに慣れろってのが酷じゃ……って待て待て。
先生あんた見てたのか???」

そう、あれは少し前のこと。
苦手な書類仕事が降ってきたので耐えきれずに
街へとおサボりで飛び出したのだった。

帰ったら待つ書類仕事にしわくちゃ顔をしていたら
顔見知りの住人にえらく心配されたものである。

後に弟分にバレてこってり絞られたのは言うまでもない。

「今日はそんな事ねぇからな!
んで、元気そうなら良かったぜ。
最近何かと妙な噂が流れがちだからな。
面白い事か…俺の周りはいつも通り過ぎて何もないな。」

#街中
(128) 2023/09/10(Sun) 14:43:48

【人】 法の下に イレネオ

>>113 ダヴィード

「火を通せば食えるのか。料理はする方か?」

背が高ければ当然足も長い。歩くのも速い方ではある。
その速度が心なしか落とされているのも、やはり貴方と並んでいるからなのだろう。
往来を見回せば並ぶのは秋の色を纏った商品たち。衣類も、食品も、季節と共に移り変わって目を楽しませる。

「確かに。」

店頭やら貴方の生え際あたりやらに目を向けつつ。

「近頃は随分過ごしやすくなった。」
「陽が落ちるのも早くなっている。あまり遅くまで出歩くなよ。」

大人らしいことを呟いて、目当ての店はどれかと探した。

#街中
(129) 2023/09/10(Sun) 14:49:20

【人】 月桂樹の下で ニコロ

いつも街を見回る明るいおまわりさん。
それがこのニコロという男について回る印象だ。

歩けば声を掛けられ、時に物を貰い
語らい笑うのが常ではあるけれど。

ごく偶に人が少ないのか
歩く場所のせいか
一人でのんびりと散歩をすることもあるのだった。

その手にはハーモニカが一つ。
職務中、とは違いそうだ。

#街中
(130) 2023/09/10(Sun) 14:57:01

【人】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

>>128 ニコロ

「あーはぁ。いいか、おまわりさん。
 『子供達』ってのはな、その辺の監視カメラより
 よっぽどよく見てるんだぜ?しかも、
 上司や監視役なんか通さず素直に教えてくれる。
 悪い事はできねーよなあぁ〜?」

身体をゆするようにしてけたけた笑う。
五指で顔を覆うようにして眼鏡に手をあて、
白衣を風に靡かせる様は先生というより狂科学者の類だ。

「あ〜なんか大人の方から聞く噂はあるな。
 なんだっけ、新しい警察のお偉いさんの足が臭いだか、
 口が臭いだか、胡散臭いだか……
 ま、面白くはなさそうな話題だよなあぁ〜。
 もっとこう、おまわりさんのニコロ、熱愛発覚!
 とかさあぁ〜そういうのが欲しいよなあぁ〜。
 ちょっとその辺の奥様でも口説いてみてくれよ、
 写真撮って警察に売り込みにいくから」
(131) 2023/09/10(Sun) 15:00:43

【人】 法の下に イレネオ

敬虔な信徒というわけではないが、人並みに祈りはする方だ。
見回りのついで、それとも出勤前か後。教会へと足を伸ばした。

「……」

単に祈りに来ただけで、或いは見回りに来ただけで、そんなつもりはなかったのに。
見知った顔、或いは一方的に知った顔。ノッテファミリーのカポ・レジーム。
およそ教会に似つかわしくないその姿が視界に映れば、知らずのうちに顔が歪んだろう。あからさまに苛立った、不快そうな声で呟いた。

「……何のつもりだ」

ここは教会。大事にするつもりはないが。
相手はマフィアで、何もしないとは言い切れない。体躯を端に寄せ、貴方の動向を暫し見守っていたことだろう。

#教会
(132) 2023/09/10(Sun) 16:01:08

【人】 黒眼鏡

>>132 イレオネ

「何って」

顔をあげる。サングラス越しに開かれた目は、あなたの顔を見てもなんの躊躇いや引け目がないといいたげだ。

「『あなたがたはみな、信仰によって神の子供です』だろ?
 市民が公共バスに乗るように、
 俺もこうして祈っているだけだ。
 イレネオ・デ・マリア君」

教会の座席で、思ったよりは真摯な様子で座ったままにそう答えて。

「まあ座りな。神の元には平等だ」

そして、自分の隣の座席をぱんぱんと叩く。

#教会
(133) 2023/09/10(Sun) 16:23:22

【人】 日差しにまどろむ ダニエラ

>>130 ニコロ

「あ。」
「ニーコロさあん。」

偶然、と呼ぶにはあまりにも出来すぎて。
それでも確かに偶然とそこを通りがかった勤務中の女。
てってと後ろ姿に声をかけ駆け寄って、こんにちはあ、と間延びした挨拶。

「ニコロさん、今日は非番でしたかあ?」

ハーモニカに目を留めると首を捻った。
自分のことですらデスクの上を見ての通りの有様なのだから、他人の休みなど当然頭に入っていない。
(134) 2023/09/10(Sun) 16:31:09

【人】 Chiavica テオドロ

>>127 ニコロ

「背負う……背負い込む、か。
 良いですか。誰かがやりたいって言うんだったら、
 俺は喜んで業務の一つ二つ寄こしてやるってんです」

ただ能力も意欲も持ち合わせた者は少ないものだから。
効率や──幸福指数の総量を考えれば己が呑み込めばいい。より上に預けるというのは流石に礼儀がなってないと分かるし。

「あともう一つ。……あんたの知っての通り、
 俺はこれでも自己主張が強いタイプじゃないですが」
「手を焼かせず、困らせるのは結構好きですよ」

本当に甘味が欲しかったわけではないが、それを聞き入れてもらったら溜飲が下がるというもの。
ピザをひと齧りして、広がる秋の風味に悪くないと頷く。

「本当はビールでも飲みたいですが……
 オレンジジュース辺りで勘弁してやりましょう。
 きっとコーヒーゼリーかティラミス等が合いますね」

濃厚なチーズにはさっぱりしたものが合うだろう。
兄貴分にちょっかいをかけつつ適当に食に想いを巡らせるのは、それなりに息抜きになって悪くない気持ちだった。

#商店街
(135) 2023/09/10(Sun) 16:47:31

【人】 門を潜り ダヴィード

>>129 イレネオ

「正直に言えば、あまり。
 買ってきたものを温めて珈琲を淹れるのが精一杯です」

のんびり、ゆったりとした街歩き。
駆けてゆく子供を慌てて両親が追いかけて、すれ違う恋人たちが微笑ましそうにそれを見守る。
人の営みはそのまま街の色を染め替えて、あと数週間もすれば夏のことなんて忘れてしまうのだろう。

「それは……まあ。努力をします。
 うっかりたちの悪い奴らに絡まれるのはごめんですから」

たちの悪い奴ら。相手が誰かも分からずに日々の鬱憤を暴力によって発散しようとする連中。
一人でなんとかすることも出来るけれど、万が一にも怪我をしてしまえば迷惑をかける人がたくさんいるので、そうはしたくないというのが正しいところ。

いくつかの店は新商品を目玉に盛況で、そのうちのひとつを指差した。お昼時の真っ盛りは過ぎているためか行列の姿は見えないだろう。

「あそこです。
 おすすめは生ハムとモッツァレラのパニーニ。
 あとピッツァ・カルネもお肉たっぷりで最高です」

おすすめは露骨にお肉が大好きな若者らしいものだった。

#商店街
(136) 2023/09/10(Sun) 17:27:46

【人】 コピーキャット ペネロペ

>>116 ルチアーノ

Benvenuto!いらっしゃいませ
 ルチアーノさん、今日のメニューはどうですか?
 私も先に味見させて頂いたんですけど、
 癖のない白身魚に塩気もちょうどよくて!」

お酒も進みそうですよね、なんて。
ぱたぱたとやって来て、朗らかにあなたに声を掛けるのは。
何処かの空いたテーブルを拭いて来たのか、
ダスターを片手に持った店員だ。

「あれっ、何かの売り込みですか?」

話しながら、カウンターをぱっと見渡して。
カウンターの端、ワイングラスを重石に置かれたチラシ。
それがふと目に留まり、首を傾げた。

#バー:アマラント
(137) 2023/09/10(Sun) 17:34:06

【人】 法の下に イレネオ

>>136 ダヴィード

「まあ、充分じゃないか。栄養食品ばかりとっているわけじゃないなら。」

言いつつ、大雑把な性格の先輩のことを考えた。あの人は今日も出勤だっただろうか。きちんと食事を取っていればいい。それか、誰かが取らせていてくれれば。
続く言葉には愉快そうに鼻を鳴らすだろう。思考は移ろい、初めて会った時の貴方に思いを馳せる。あの時も喧嘩帰りのような風体だった。こちらの問いに対し、貴方は絡まれたと答えたのだったか、突っぱねたのだったか。

「は、言うな。」

勇ましいような、少し背伸びしたような、頼もしいような言葉には感心したようにそう返して。
そうして再び、視線の動きと共に、脳内の主要素は切り替わる。

「なるほど。いいな、肉は好きだよ。」
「お前はどうする? 二つとも食うか?」

25歳はまだ若者だろう。がっつり食べることもまだ出来る年頃だ。
貴方にはもう少し歳を食って見えているかもしれないが。

#商店街
(138) 2023/09/10(Sun) 18:19:05

【人】 法の下に イレネオ

>>133 黒眼鏡

名前を呼ばれれば一層表情を歪めた。真摯な様子ですら鼻につく。坊主憎けりゃ袈裟まで憎いだとか、ピーターを憎む人は彼の犬をも傷つけるだとか、それと同じだ。貴方がマフィアであるというだけで、その全てが気に食わない。
でかかった舌打ちは寸前で飲み込んだ。相手のためにこの場を乱してやることすら不服だと言うように。

「何を企んでる。」

神の元には皆平等。Scuola dell'infanzia幼稚園に行くより前に学ぶ。
その絶対的な教えですら貴方たちには適応されない、或いは貴方たちが跳ね除けると思い込んでいる。

#教会
(139) 2023/09/10(Sun) 18:49:11

【人】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

橋の上を夕方の空気が掠めていく。
業後の余暇のある日というのさえ珍しいほどに慌ただしい昨今、
街の空気をゆったりと楽しむことが出来たのは夕日が隠れつつ有る頃だった。
夏の暑さも峠を超えてきた今は、やがて早々に涼しさに見舞われるのだろう。

「……もうじき秋になるのか、そうか」

投じられた石が生んだ波紋は未だ消えない波として残っている。
それでも未だ誰もが、それが端まで広がったなら消えるものだと信じている。
夜はバーにでも顔を出すか、なんて考えながらに、
働き疲れてしゃがんだ跡の寄ってしまった革靴は橋の上を進む。

#街中
(140) 2023/09/10(Sun) 18:50:44

【人】 門を潜り ダヴィード

>>138 イレネオ

「栄養食品は……食べた気がしませんから。
 誰かが作ってくれたご飯が一番ですよ。あたたかみとか」

相応に食費は嵩むし、今朝のように一食丸ごと抜かすことも少なくないからこそ可能な芸当ではある。
正直にそれを申告するのはやめておいた。

「あの時みたいに怪我をするのはごめんです。
 しばらく風呂に入るのが嫌になりましたよ」

初対面の時は声をかけられた意味がわからなかった。
ないものとして通り過ぎていく人間が大半の中で、紛れもなく訳アリと書いているような男に声をかけたのだから。
ぽかんと間抜けな面を晒したのが恥ずかしくて、関係ないでしょうと声を絞り出したのだったか。

「本当に本当に悩ましいところなんですが。
 二つとも買って、二人で分けるのはどうですか?
 両方美味しいんですよ」

少々行儀が悪いかもしれないが。
持ち帰りのピクニックならば誰に気兼ねをすることもないだろう。

#商店街
(141) 2023/09/10(Sun) 19:15:26