人狼物語 三日月国


33 【恋愛RP】Umbrella×School×Love!【R15】

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視点:人


【人】 ワンコ系絵描き 要

屋上

今日はいい天気だ。僕の……
なんて言うべきか分からないけれど、強いて言葉にするならば、大切な存在である
太陽が、輝いて、いた。

太陽に見守られながら、
この間の文化祭の感情を思い返す。

今思い出しても、その色は褪せず。

でも、
いつかは、
きっと
記憶から


なくなってしまうから



だから、僕は絵を描く。
忘れてしまわないように。
(30) 2020/06/20(Sat) 21:22:37

【人】 ワンコ系絵描き 要

開幕の和太鼓。

LINEを見逃してしまったのは
申し訳なくて、参加出来ないのも、申し訳なかった、
けど。

ものすごい熱量で
初めを飾るのに相応しい。もの、だった

 http://get.secret.jp...

銀髪の髪の子が特に目についた
彼女と同じ、同じ色


彼女は文化祭、楽しめただろうか?
絵のモデルは見つかっただろうか?

そんな疑問がわき起こるが、

やっぱり僕からは
どうしても

あいにいけない


だからこの疑問は、一生、ささくれとして残るのだろう
きっと
(33) 2020/06/20(Sat) 22:57:53

【人】 ワンコ系絵描き 要

それから
矢川先輩のバンド。

観客と一体となって
みんながそれぞれの色を作っていって
光を目指しているような

ああ、やっぱり上手く言葉にできない
そのための絵、なんだけど

 http://get.secret.jp...

兎にも角にもすごくて、感動した

あの席に案内してくれて
ありがとう、先輩
(34) 2020/06/20(Sat) 23:02:51

【人】 ワンコ系絵描き 要

それから、びっくりした
先輩の長い、…………タバコ休憩

キラキラ輝いていた。

先輩は1人で演奏していたんだけど、
でも不思議と、1人じゃないような気がして
なんでかはよく分からないんだけど

でも、そう、感じた。

http://get.secret.jp...

優しい先輩の
ありのままの姿が
浮かび上がってくるようで

凄かったな

ありがとう、先輩
(36) 2020/06/20(Sat) 23:07:35

【人】 ワンコ系絵描き 要

暗転。
照明係が明かりを消す。

それに気がついて、いてもたっても
いられなくなって。

僕は水筒をもって走り出した。
階段を駆け下りて、

舞台袖に戻ってくる先輩を
見つけた。
なんて、声をかけていいか、
分からなくて。

言いたいことは、沢山あったけど。
でも。
でも。

「長い、タバコ休憩、でしたね」

なんて言って笑って、
きっと喉が渇いているだろう、
そう思ってずっいっと水筒を差し出す*
(49) 2020/06/21(Sun) 10:10:42

【人】 ワンコ系絵描き 要

渡した水筒を受け取り、ごきゅごきゅと飲む雨宮先輩>>66

「ばかやめろって、中に先生いんだよ」
その指摘に慌てて、周りをキョロキョロ見回すが、不振な目で見る人はおらず、ほっと一息つく。

タバコってそういえばダメなものだったんだっけ?
なんて思う僕は、ふりように染まってしまったのか、単に抜けているのか、
今後は気をつけないとな、と気を引き締める。

「ありがとう」
そう言って肩にかかる重さに。

なんだか、嬉しくって、くすぐったくなって。
思わず、口角が上がる。


「そ、そういえば、ピアノ、凄かったです!なんて言うか、その、えーっと、上手く言えないですけど!お疲れ様でした!」

黙っているのも、なんだか照れくさくて、でも、僕の本心を、先輩に告げる。

言ってみたものの、上手く言えなくて、
そんな陳腐な言葉しか出ない己が、ちょっと悔しくもあり、でも、
(71) 2020/06/21(Sun) 22:11:40

【人】 ワンコ系絵描き 要

「あ、絶対に絵、描きますから。雨宮先輩のピアノも、矢川先輩のライブも」

でも、言葉にできないなら描けばいい。
僕にはそれしか、出来ないから。
それが出来れば十分。

そしたらこの感動も、伝わるかな、なんて。
うん、絵を見せるのは少し、恥ずかしいけど。
伝えたかったから。
凄いのを見せてくれた二人には。

……ってあ、
「そういえば、矢川先輩いない、ですね?どこ行ったんでしょうか?」

彼にも凄い!って、伝えたかったんだけど……?
どうも、体育館の袖にはいないように思える……。

「雨宮先輩は、矢川先輩、どこいったか知ってます?」*
(72) 2020/06/21(Sun) 22:11:49

【人】 ワンコ系絵描き 要

「可愛く……可愛く……?」
その言葉に隠れているものは見えないふりをして。

それとは別に、リクエストされるのも初めてで少し嬉しくて、冗談とわかっていても、その言葉を叶えたい、という気持ちはある。
気持ちだけは。

でも可愛いって難しくない……?

「ま、まあ、やってみます?」

感性は人それぞれだし、まあ、最悪先輩が可愛いと思わなくても僕が可愛いと言い張ればなんとかなるだろう。
自称芸術家としては、断ることは出来なかった。

話題を変えた、
僕と
先輩と
同じタイミングで同じことを言っているのに気がつき。
なんだかおかしくなって、笑う。

「体育館、にはいないのかもしれないですね?」
何となくそんな気がして言ってみる
どこにいるのかは知らないけど*
(78) 2020/06/22(Mon) 12:22:01

【人】 ワンコ系絵描き 要

軽くなった肩を少し残念に思いながらも、
流石に先輩に、馴れ馴れしく同じことをすることも出来ず、
自分でもなんとも言えない表情になるのがわかる。

かさり、という音がかすかに聞こえた気がした。
……虫?
もしなにかしらの虫がいるのならば、見つかって、運が悪いと殺されてしまうんだろうなあ。
それは可哀想にと、誠に身勝手ながらも人に見つからないように生きてくれ、なんて思う。

先輩は矢川先輩を探しに行くらしい。
どうする?と聞かれて反射的に
「僕も一緒に行きます!」
と答えていた。

口が、勝手に。
恥ずかしくなって。
それから、ずっと先輩に引っ付いてる事にも気がついて。
僕は金魚の糞かよ。先輩の迷惑になってる可能性も考えるべきだ。

先輩のことも考えずに、欲望に素直すぎる自分にちょっと嫌気が差した。

だから、
「あ、ずっと、引っ付いてて、迷惑、だったら言ってくださいね」
なんて付加える

もし、断られたら……。

人探し、というやるべきことがあって、それに必死になっているのなら、人混みはそんなに気にならないような気がするけれど、流石に、一人で探しに回るのはちょっと怖い。
から、理科室に戻って、後片付けでもしようかな*
(89) 2020/06/22(Mon) 18:46:36

【人】 ワンコ系絵描き 要

余裕が無いのか、早足になる先輩>>83に必死について行く。
僕も余裕がないもんだから、キョロキョロと周りを見渡すことは無い。探すのは先輩任せになってしまっているのが申し訳ないけれど……。

そしたら急に。
殺気、というか、怒気、というか、
とにかくなんかヤバそうな雰囲気を放ち出す先輩。
え、え、え?どうしたんだろ?

先輩の視界の先には法被を着た男女が歩いていた。

……男の方は、ああ、昔見た祭りとかでよくいる、褌に法被姿で、文化祭なのに、何故?と思ったのは一瞬。
思い出すのは先程見た太鼓を叩く男たちだ。
きっと目の前にいる男は、あの人たちの中の誰かなのだろう。
ハチマキもしているし。

でも先輩の怒る要素が見当たらない。
んー?なんだろ?お祭り男、嫌いなのかな?
んー?

そしたら知り合いらしく、名前を呼んで、
やっぱり怒っていた。
文春……?
文春……?

あー。
何となく察して、なんとも言えない気持ちになる。
先輩、それは流石に発想が突飛なのでは……?と思ったが口には出さない。そもそも僕は今まで人と関わってなかったのだから、突飛なのか、突飛では無いのか、的確に判断できる立ち位置ではない、と言う判断からだ。
(98) 2020/06/22(Mon) 22:41:03

【人】 ワンコ系絵描き 要

流石に先輩も気がついたのか、
ふう、と深呼吸をしている。

「お、おう、赤羽、おつかれ!和太鼓、凄かったな!タピオカまだやってる??」

お祭り男の名前は赤羽というらしい。
やはり、和太鼓の軍団の中の一人で、……赤羽?聞いたことあるような……?

あ、ああ、僕が未読無視した人だ……。
なんとなくきまずくなって、赤羽くんから目をそらす。

……、ま、まあ、先輩も焦ってて、気が、

……タピオカ?タピオカって言った?
この人がタピオカを……?
あの世間でめっちゃ流行ってて僕がすげー食べたかったけど食べられなかったあのタピオカを?このチャンス、逃したら食べられないよね……?タピオカやってるの?やってるの???

「ピアノの旋律、美しかったですよ。
  タピオカ屋はこれから
  抹茶ラテも追加で用意してやる所存っス。」

タピオカ屋はこれから
タピオカ屋はこれから

タピオカ屋はこれから
(99) 2020/06/22(Mon) 22:48:18

【人】 ワンコ系絵描き 要

やるらしい
タピオカ
タピオカ
タピオカ
やっと……食べられる……
タピオカ
愛しのタピオカよ……

ありがとう!赤羽くん!!!!!あんまり知らないけど
すごい感謝してる!!!ありがとう!!!ほんとにありがとう!!!

早く、矢川先輩探さないとな!!!!*
(100) 2020/06/22(Mon) 22:49:45

【人】 ワンコ系絵描き 要

僕はずっと、もうひとつの太陽を求めていた。
空に輝く太陽は、掴むには
あまりにも、遠すぎて。

だから、僕は。

ぼくは……。
(110) 2020/06/23(Tue) 19:14:39

【人】 ワンコ系絵描き 要

「綺麗な、太陽ね」
そんな声に、驚き、振り向くと、女性が、こちらを見ていた。
制服ではないところを見ると、ここの生徒ではなさそうだ。

「あなたは……?」
自分の予想外よりも、はるかに低くなった声に、少し戸惑う。
彼女も同じように思ったのか、ぶんぶんと両手を顔の前で動かし始めた。
「別に怪しいもの、って訳じゃないのよ。私はここのOBで、ちゃんと許可を取ってここにいるんだから」
そう胸を張る彼女は、少し子供っぽい。

なるほど。ここのOBならまあ、いても、おかしくない……かな?
うん。
とりあえず、絵を褒められた事にお礼をいい、また筆をとった。

「ってえ?もうちょっと、こう、なにか、ないの?」
「え?なにかって何ですか?」
「たとえば、こう……、気になること、とか?」

ん、んん?どうも彼女は僕と話がしたいらしい。何でかしらないけど。まあ、その気持ちは嬉しいから、きちんと向き合おう……かな?
僕が筆をおいて、彼女のほうを向くと、彼女はおお……!と期待のこもった声を上げた。

とはいえ、何を話せばいいのだろう……?あんまり人と話したことがないから話題が見つからない……。
そんな僕に一筋の光明が差す。

「えっと…………あ、好きな食べ物は何ですか?」
「幼稚園児か!!!」

彼女の反応速度はそれはもう素晴らしかった。芸人になれそうなくらいには。
けれども、何が悪かったのか、僕には検討がつかなかった。
確かに、こんな僕にでも友達は、いる。
(111) 2020/06/23(Tue) 19:15:29

【人】 ワンコ系絵描き 要

ただその友人たちは、どちらかと言うと積極的で、出会った当初、僕から話しかけた記憶は全くない。
ただ聞かれたことに答えて……。うん。そしたら、助けてもらって……。

さすがにある程度仲がよくなったら、僕から話しかけもするけども、その時は特に話題には困らないし、なあ。どうやら僕は、初対面の人間と話すことが苦手らしい。と今更ながらに気がつく。

僕の顔を見て何か思うことでもあったらしい。ノリノリで突っ込んでいた彼女ははあ。とため息をついた。

「まさか、そんなに私に興味がないなんて……」
「えっ……?」
まあ、確かに。
興味があるか、ないか、なら、どちらかと言うと、ない。けど……。
それを本人に直接言うのは憚れる。かといって嘘をつくのもなあ……。

「む。そんな図星、みたいな反応されると、さすがの私も傷つくんですけど……」
……ばれた。
うーん。前々から思ってたけど、やっぱり、僕って顔に出やすい?このままだと先輩たちにぎゃふん、と言わす機会が永遠に訪れないような気がするぞ……。
一応、彼女に謝っておきながら、自分の頬を抓ってみる。
……いたい。
この顔のせいで僕は……。そんな恨みを乗せた指先は、存外力がこもっていたらしく、かなり、痛い。
……これで、懲りてくれるといいのだけど、僕の……表情筋。

彼女はそんな僕を見て、奇異に思ったのか、
「えっ!何してるの!」
と慌てふためく。

「いえ、なんでもないですよ」
ととっさに笑顔になってみせれば、彼女は一瞬の沈黙の後、ぷっと吹き出した。

「なにそれ。意味分かんない」
かと思えば、次は、拗ねたような、怒ったような、声を出す。
(112) 2020/06/23(Tue) 19:15:47

【人】 ワンコ系絵描き 要

なかなか感情が豊かな人だ。僕も人のことは言えないけど。

「あなたって、私と話す気、あんまりないよね?」
「え?いや、そんなことは……」
「だってなんか、すごい心閉ざしてる感、あるもの」

え、えぇ……。そりゃ、初対面の相手だし、心は、開かない、でしょ、普通……。
え……?えぇ……。

人付き合いを殆どしてこなかった、この僕でも分かる。
この人、距離感可笑しくない?

なんだか、厄介な気がして、チラッと油絵を見た。
今から片付けて、絵持って、扉をあけ、階段を下りる……。
なんて逃げる算段を立ててみたが、無理がある。成功しそうもない。

僕がそんなことを思ってるなんて、露とも気がつかなそうな彼女はこう公言した。

「仕方ないわね!この私が、貴方の心を開いてあげる!」*
(113) 2020/06/23(Tue) 19:16:03

【人】 ワンコ系絵描き 要

この文化祭。
僕にとっては昨年と同じように、
何も得るものもなく、誰とも関わらずに、終わっていくんだろう。そんな風に思ってた。

でも、違った。

今なら、描きたいものが、やっと、かける気がする。
今まで描きたかったけど、描けなかった、ものが。

あの二人と出会って、吐き出して、受け止めてもらって、連れて行かれて、それで、
たくさんの人を、初めて、いや、久しぶりに見た。
見て、感じた。

きっと今まで僕が怖がってきたものは、
怖かったものは、
そんなに大したものなんかじゃなくて
すぐには無理かもしれないけれど、あの得体の知れない不気味な集団だって、一人一人、確かに輝ける光なんだって、人と関わって、初めて分かったから。
だから。

だから。
僕もいつか、前に進めるといいな。
あの二人と一緒なら、いつかきっと、出来るような気がするから。
(133) 2020/06/24(Wed) 17:15:08

【人】 ワンコ系絵描き 要


「ああ」

「今年の文化祭は、いい天気、だったな」


 http://get.secret.jp...



〜完〜
(134) 2020/06/24(Wed) 17:17:37

【人】 ワンコ系絵描き 要

ドアのスライドする音に、
ぱっと後ろを見る。

同じ制服を身にまとった女性がこちらをみて、おずおずと顔を覗かせた。

「失礼……します……」

どうも、声が、今朝、僕が追い払ってしまった?女性のものに瓜二つである。というか同じ人物なのでは……?
この時ばかりは顔が認識できないことで、声を聞き分けられる自分に感謝した。

とりあえず、謝りたい。

「あ、ああ、あの、今朝、もしかして覗いて下さった方ですかね?それならほんと、申し訳なかったです、驚かせたようで……」

そして、彼女はどうやらこの喫茶店のお客さんとして来たらしい。しかも小さな友達も一緒のようだ>>160

「あ、ごめんなさい!ハムスター連れで!」

その言い方が少し、ラーメン一丁!チャーシューを添えて!みたいな感じに聞こえてくすり、と笑ってしまった。

「勿論、歓迎しますよ。お飲み物は何になさいますか?」

三度目ともなると、台詞はスラスラと口から出てくる。もしかしたら自分は接客に向いているのかもしれない。

「あ、ハムスターも水、いりますかね?」
なんていって綺麗なシャーレに水を入れてみる*
(161) 2020/06/24(Wed) 21:50:49

【人】 ワンコ系絵描き 要

どう考えてもこちらが悪かったのに、
ごめんなさい、と口にする彼女。
なんて、心根の良い子なのだろう……と思ったが、口にはしないでおく。こういうことは心に留めておくのが、きっといい。
なんだか、平行線になりそうな予感もするし。

彼女が席に着くのを確認すると、コーヒーが欲しいと言われ
とりあえず、ガスバーナーに火をつけ、水を火にかける。

「アイスかホットか、どちらが良いですか?」
まあこの気温だとアイスだろうな、と思いつつも一応聞いてみる。何せ僕自身がどんなに暑くても、ホットを頼む変な奴、だからなあ……。

水を入れたシャーレを置くと、彼女は礼を言って、ハムスターを外に放った。
鳴き声をあげる姿は怒っているようにも思うが……?
あ、水、飲む……?
……あっ。

ハムスターは水の中に落ちてしまった。
しまった。器の選択ミスだろうか……?ハムスターには詳しくない……から……あぁ……。
慌てて、そこから助け出そうと手を出すが、手を止め、引っ込める。
これ、触っていいのかな……?潰れたりしない……?
むう。
救いを求めるように、彼女の方を見る

きっと彼女には慌てている僕がさぞかし格好悪くうつってるんだろうな、なんて思いながら*
(165) 2020/06/24(Wed) 22:39:18

【人】 ワンコ系絵描き 要

結論から言うと彼女はハムスターを助けようとしなかった。
その事に少し違和感を覚えながらも、もう一度、手を差し出そうとすると、その時には、ハムスターはシャーレから抜け出していた。

なんということだ。
こんな小さな体を持ちながらも、自力で助かるだけの力はある、とそういうこと?

彼女はよしよしとハムスターを撫でる。
自力で帰還した彼を褒めているのだろうか?

こんな小さな命でも、いや、小さかろうと、きっと、関係ない。彼らも僕達と同じように生きて、動いて、怒って、考えている。助け出そうとした己はそんな、彼?彼女?を軽んじていたように、思えて、なんとなく恥ずかしくなった。

いくら恥ずかしくても注文は聞き逃さない。
ホットで、と言った彼女は、僕と同じなのか、と、少し嬉しくなる。聞いてよかった。とも。

カップにフィルターと粉を設置しながら、
なんとなく、彼女から話してほしそうな雰囲気を感じて、言葉を紡ぐ。

「僕、二年の須藤要と言うんですが、貴方は?」*
(170) 2020/06/24(Wed) 23:08:14

【人】 ワンコ系絵描き 要

……あー。そっか。二年生か。
それは彼女に悪いことをしたな、と思いながらも
沸騰したお湯をコーヒーの粉にかける。

ぶわっとコーヒーの香りが辺りに広まった。

そうすると彼女は唐突に
いや、唐突じゃないかもしれないけれど、質問を投げかけてきた。

「ハムスター、飼ってみませんか?」
と。

えっ?えぇ?
うーん。ハムスター。たしかに可愛いけれど。

「ええと?なぜ唐突に?飼ってはみたい、ですけど、うーん。そう、なんというか、ひとつの生命を育てられる、自信、はあんまりないです……ね?」

おしとやかな雰囲気だと思っていた彼女はなかなか、それだけではなかったようで、僕は少し戸惑った。

「えと、とりあえず、ホットのコーヒーです」*
(177) 2020/06/24(Wed) 23:34:09
 




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