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【人】 教会住みの娘 エヴィ[ 子どもたちに向き直り、少し屈んで 視線を合わせます。 ] すごいわね。 これがこの国の音楽祭なのね。 ……ね、私、少し 忘れ物 を取りに行ってきてもいいかしら。 すぐに戻るからここで待っていて。 ほら、また次の演奏が始まりそうよ>>2:210 …貴方達も、いつか、この国に 生まれたことを誇りに思う音に 出会えるといいわね (16) 2020/09/27(Sun) 8:32:29 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ 側にいた方 オーランジュ様と仰ったかしら 貴方も、此処に、居なさい! と>>2:242と、訴えておられましたが、 大変申し訳無くもひとつ首を横に振って、 深く頭を下げて。 ] 申し訳ありません、すぐに戻ります 少しの間だけ、この場をお願いしても 良いでしょうか [ そう告げて、失礼に失礼を重ねてお返事を待たず 必死にアメリア様の後について、 馬車へと向かいました。 ] (17) 2020/09/27(Sun) 8:39:14 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ 揺れる馬車で、自然に重ね握り合う手>>@0。 どっと力が抜けて、リズミカルな蹄と 車両の音に揺られていると、気を抜けば すぐに意識が遠のきそうで。 それでも、平手打ち、なんて、 貴族の方にはとても不似合いな言葉が 出ればその目を見開いて。 …アメリア様がヨシュア様を平手打ちする なんて光景は、やはりどんなに想像力を 振り絞って考えても浮かばなくて。 それでもきっとヨシュア様は甘んじて 受けるのでしょう、そうしてまた ぎこちなく笑って、 もういいですか、それではお茶にしましょう、 なんて言うのかも知れない、と思って。 ちらとアメリア様の綺麗な横顔を見ては どうかそんな未来が近くにありますように、 とまた私は握る手の力を込めたでしょう。 ]* (18) 2020/09/27(Sun) 8:41:13 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ 時折、ぎゅ、と強く握り返される手は、 アメリア様の不安や葛藤、それに 強さや揺るぎない意志まで、様々な感情が 込められているように感じる、 熱いものでした。>>@3 いつしか馬車はその動きを止めて。 アメリア様を支えるように馬車を降りますが、 実は自分が支えて頂いていたのかも知れません。 視線の先には、あの名も知らぬ優しい方と、 ] [ 呼ぶ声は、アメリア様のものと重なって。 ] (48) 2020/09/27(Sun) 22:38:18 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ 迎えにきた、と仰るアメリア様の瞳は、 鋭くヨシュア様を見つめていて、 まるで彼の心の奥底まで見透かそうとするよう。 一瞬驚かれた様子のヨシュア様は、 普段見たこともないような厳しい瞳で アメリア様の視線を受け止めて。 矢継ぎ早にアメリア様を責める言葉を 吐き出すお姿を、 感情を押し殺したようなその声を、 私はただなにも言えずにアメリア様の お側に立って聞いていたでしょう。>>40 ] (49) 2020/09/27(Sun) 22:39:56 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ 僅かな間をあけて、発せられる、 言葉たち。>>@7、>>@8、>>@9、>>@10 一言一言に、思いの丈が詰められたで あろうその言の葉は、 触れれば壊れてしまいそうなシャボン玉の ようにふわりと風に乗り、それでいて、 教会のステンドグラスの如く深く澄んで美しく。 ……そこには、あの病弱で、いつだって少し ご自身を卑下した言い方をなさる、>>1:@2 あのアメリア様のお姿はありませんでした。 ハイアームズ家を背負って凛と立つ 清廉なお嬢様なのだと、 またそうしていられたのは他でもない、 この目前におられる、 心の優しい従者さまのおかげなのだと 思わず平伏しそうになるほどの尊さを 感じたのでした。 ] (50) 2020/09/27(Sun) 22:44:00 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ 言い終えるのと同時に、 倒れようとするお身体。 けれど私が手を出すより早く、 ヨシュア様の両の手が、アメリア様を しかと抱きとめました。>>42 きっと、ずっと長い間、そうされていた のだろうと容易く想像出来るくらいに その動きは滑らかで、一分の迷いも無く、 そんな場合ではないのに 見惚れてしまう程。 腕の中のアメリア様に、ヨシュア様は 何かを囁いているように見えました。>>43 そうして大切な宝物に触れるように、 そっと、そっと、きっととても大切な筈の アメリア様のお身体を、人に預けられて。 ただ黙って頭を下げられるそのお姿は、 あまりに苦しくて、切なくて。 私も耐えきれずにその場に へたりこんでしまうのでした。 ] (51) 2020/09/27(Sun) 22:49:03 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ ごめんなさい、と。 伝えられずにいた、言葉を。 ヨシュア様に届くかはわからないまま、 私は顔を伏せて、小さく歌うのでした。 あの日、歌えなかった、歌を。 お好きではないなんて知らなかったけれど。 私が、アメリア様と出会わなければ、 こんなことにはならなかった。 それを責めることもせず、ただまっすぐに 助けて下さった、優しい方へ。 ご自身をそれ以上責められず 許しを、与えてください、と、 願わずにはいられませんでした。 ]** (54) 2020/09/27(Sun) 23:04:09 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ 耳に触れる、ヨシュア様の声。 歌が好きではないと、初めてご自身で 仰ってくださいました。>>56 なんとなくヨシュア様らしい、と思えば 口の端に僅かな笑みが浮かんだでしょう。 目の前にすうっと引かれつつある 闇色のカーテン。 いつもと変わらないあまり抑揚のないお声が、 今日はより静かに、そよぐ風に乗っては 心に届きます。>>57 視界を闇に落とすカーテンが、完全に 閉じられてしまう前に、意識を つなぎ止めて懸命に顔を上げて。 ] (107) 2020/09/28(Mon) 15:49:12 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ 目にしたそのお顔に浮かぶ微笑み>>2:182は、 あの時>>2:182のものより随分と 穏やかで、美しくて 手向けて下さった言葉を>>-78確かに 胸に抱いて、どうかお元気で、と呟いて。 私もどうにか笑んだと思うのですが、 届いたかどうかわからないまま、 視界は真っ暗な闇に閉ざされていきました。 ] (108) 2020/09/28(Mon) 15:50:54 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ あ、と気づいた時には、私は 宮廷に居たようです。>>85 …私は少しも覚えていないのですが。 けれどそこに、もしあの華麗に馬を 操られた方がいらっしゃるのならば>>60 散々ご迷惑をおかけしたことを詫びて。 一息だけついたあと、アメリア様は無事に ハイアームズのお屋敷に戻られたか、 お身体にさわりはないか>>@7、 次々とその方に尋ねたことでしょう。 その際に神父様の動向を、何かの流れで 耳にすることはあったでしょうか。 あったのならば目を伏せて。 そうしてようやく、自分がまだその方に 名乗りもしていないと言う事に気づいて、 慌てて名前を伝えるのでした。 ] (109) 2020/09/28(Mon) 15:54:09 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ 着替えるために一人になれた私の居る場所は 明るく差し込む光がキラキラと眩しく、 昨日見たシャンデリアのように輝いては、 今までの出来事が頭を過って、 ヨシュア様やアメリア様の笑顔が 光の中に浮かんでは消えて。 ふ、とその世界がぼやけて。 しばらくの間膝を抱えて、掌に歯を当てて 嗚咽を漏らさぬようにしながら 止めどなく流れ出る涙で 足を、床を、濡らしていました。 ……同じ頃、同じようにひとり涙を流される アメリア様>>@17を知っていたら、 私はあの方をお一人にしてしまったことを 心の底から後悔したでしょう。 例えハイアームズ家の皆様に、 あとはこちらでと言われたのだとしても、 あの時、あの方が、 私にお願いして下さったのに>>58 (111) 2020/09/28(Mon) 20:04:42 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ 私に湯浴みを勧めてくださる声が聞こえれば、 ごしごしと顔を擦って。 まだぼうっとする頭を2、3度振って、 言われるがままお言葉に甘えてお湯を借りる ことにしました。 身体中がビリビリと滲みるし、髪は所々 ばりばりに固まっていたし、着ているものは 汚れは酷いし、こんな姿でアメリア様や 皆様の前に居たのかと改めて知って、 消えて無くなりたいような思いでまた 涙がこみ上げて、慌ててざぶんと頭から お湯をかけて誤魔化しました。 湯浴みに付き添ってくださった方が、 傷も綺麗に治せますよ、と仰った時には 驚きましたが、この国の王族方には、 そのような不思議な力をお持ちの方が いらっしゃるということは聞いたことが あったのを思い出し、小さく頷いて。 ] (112) 2020/09/28(Mon) 20:06:52 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ …それから、大変暖かいそのお申し出を、 丁重にお断りしました。 この傷は、私が生きる証。 今までも、これからも。 お気を悪くなさらなかったかしらと 思いながらも、その方が、傷はそのままに 綺麗に手当てをしてくださるのであれば その手をじっと見つめて。 着替える為に足を踏み出した時、 その歩みが随分軽くなっていることに気づけば、 その方に向き直って深く頭を下げるのでした。 ]* (113) 2020/09/28(Mon) 20:10:20 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ 身嗜みを整えて、促されるまま足を向ける その場所は、昨日と同じ宮廷内の 豪華で大きなホール。 ご厚意でそれは可愛い服に着替えさせて 頂いていた子どもたちと合流出来たのなら、 また胸に熱いものが込み上げて 抱えるように皆を抱きしめたでしょう。 湧き上がる拍手に視線を上げれば、 そこには優雅なカーテシーを行って女性>>96 それは、あの日の審査員の方。 私に生きる希望を下さった、 誇り高き宮廷音楽家の メイレン様… (125) 2020/09/29(Tue) 8:14:12 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ 細く、長いその指>>1:85が、 鍵 盤の上を踊る。軽やかに、優雅に、舞う指から紡がれる音は 華やかで、白と黒の鍵盤から鮮やかな花を あたり一面に咲かせるよう。 と、曲調が変化して。 それはなにかの始まりを感じさせるような旋律。 刺激的な物に、でもまたしっとりとした物に、 次から次にその姿を変えて行く音。 私は瞬きも、息すら忘れて、食い入るように 見つめていました。 そしてその指が鍵盤から離れて、 会場が静寂に包まれた瞬間 (126) 2020/09/29(Tue) 8:17:53 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ 宮廷内だと言うのに、そんなはずはないのに、 竜巻のような突風がごうと吹き付けたような 力が、私の背を思わずのけぞらせていました。 ] [ 舞う指は、先程の優雅さとは違う、 鋭く、強く、叩きつけるような物さえ 垣間見れて。 決して不快ではない轟音を轟かせ、 その存在を確かに知らしめるような、 それは、まるで 雷鳴 のような (127) 2020/09/29(Tue) 8:20:32 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ 最後の音が消えても、すぐには身体は 動きませんでした。 拍手をすることすら忘れて、 ただただメイレン様を見つめていたでしょう。 ……これが、この国の誇る、宮廷音楽家… 周りの方々の拍手で、は、と我に返り、 今度は改めて、手が千切れるほどに 打ち付けた、精一杯の拍手を送ったのです。 ]* (128) 2020/09/29(Tue) 8:22:54 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ その日も私は、アメリア様にお呼び頂いて、 ハイアームズのお屋敷にお伺いさせて頂いて おりました。 訪れるごとに深まるように(私は)感じる アメリア様との仲。 お年も近く、その穏やかで控えめな お人柄から、私は恐れ多いことながら 御友人のようにお慕いしていたのです。 また訪れるごとに異なる、お茶やお茶菓子。 毎回毎回はじめは恐縮して手を出せずに いるのですが、アメリア様は、 食べないとヨシュアが怒るの、などと仰っては 微笑んで、私のほうにそっとお皿を 押してくださるのでした。 そんな様子にありがたくも申し訳ないと 思いながら、ちょっとした悪戯心で、 前からずっと気になっていたことを 聞いてみたことはあったのでしょうか (129) 2020/09/29(Tue) 8:37:24 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ 触れるのが怖いほどに薄く美しいカップに 指を絡ませるアリシア様の動き>>@19は 音もなく流れて。 優雅で気品が漂う名家のお嬢様そのもので、 思わず見惚れてしまうほど。 返された言葉>>@20、>>@21にはあら、と 僅かに眉根を上げながら、懐かしそうに、 時には嬉しそうに見えるそのお顔を 覗きこむようにして、小さな頃の思い出を 話してくださるご様子に聞き入っていました。 ちょっと、意外。 私はてっきり…別の方のお話が出てくるのかと 思っていましたので! (135) 2020/09/29(Tue) 10:46:19 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ 少しわくわくした様子でこちらにも 同じ質問を囁くアメリア様の吐息が、 お茶の香りで私の耳に届きます。 ] わ、私は神の子ですから… そもそも男の方にお目にかかることも ありませんし。 あ、でも… [ そう言って、やっぱり口を閉ざして。 アメリア様と同じように、カップを手に してみたけれど、どうにもガチャガチャと 音を立ててしまっては、あわわ、と なるのでした。 ] (136) 2020/09/29(Tue) 10:47:57 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ(優しい方は、良いですね… お仕事に熱心で、課せられた使命に忠実な 瞳は、とっても素敵だなぁと思います ) [ 私の頭の中には、どなたのお顔が 浮かんでいたのか、なんて。 それは言わないから、少し、笑って。 ]* (137) 2020/09/29(Tue) 10:50:40 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ お好きな物を選んでくださいと仰る、 その美しい方を見つめながら、たくさんの それはそれは豪華な素晴らしいドレスを前に 私はただただ目をぱちくりさせていました。] あの、私、お代を持っていなくて… [ 申し訳なくて俯いて、小さく伝えたけれど、 恐らくそれは笑い飛ばされたでしょうか。>>134 おそるおそる触れるそれらは、私でさえ それと分かる、高価で贅を尽くした 素晴らしいものばかり。 ……その中で一着。 薄い オレンジ色 のワンピース。飾りもなにもない、シンプルなそれは、 あの日の茜の空を思いださせるよう (138) 2020/09/29(Tue) 11:19:39 |
【人】 教会住みの娘 エヴィこれ、着ても良いですか…? [ あの日見た夕陽は、生涯忘れることのない、 私の宝物。 頷いて頂けたなら、少し跳ねる心と震える腕を どうにか抑えて、袖を通したでしょう。 色のある服を着るのは初めてだと、 小さく呟きながら、その方について ホールへ向かうのでした。 ]** (139) 2020/09/29(Tue) 11:21:34 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ そういえばなぜこのホールに再び案内して くださったのか今一つわからないままにここへ 来たのですが、そこに並ばれている方々の 錚々たるお顔を拝見して>>78、 そうか表彰式が行われるのだとようやく 理解しました。 私が初めて身にするオレンジ色のワンピースを きゃっきゃと褒め讃えてくれる、 愛しい妹や弟たちに、じんわり顔が 赤くなるのを感じながら、 それでもあふれ出る笑みは止められないままに、 またしぃー、っと人差し指を唇に当てて、 舞台に目を向けるよう促して、 自分も同じようにしたでしょう。 ] (140) 2020/09/29(Tue) 13:37:22 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ 粛々と、告げられて行く、音の評価。 4位の発表があった時、私はあっと声を 上げてしまいました。 あれは、あの時の、異国の方…>>0:5 やはり、受賞された! あぁ聞いてみたかったなぁと少し残念に思いながら、 その方に精一杯の拍手を送ります。 その方の表情までは見えないままに、 その内のお心など知る由もなく 皆様それぞれに、出だされた結果については 思うこともおありなのでしょう、 涙を流される方や、うずくまってしまわれる方の 姿まで見えて>>83 胸の奥がぎゅっとするような、 なんともいえない心持ちになりながらも 改めて、この国の持つ音楽の力というものを 身に染みて体感していました。 ] (141) 2020/09/29(Tue) 13:40:17 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ 2位の方々はまた、見たことがないお姿の 異国の方のようで。 その音を聞いていたらしい子供たちは 興奮気味に、口々にその素晴らしい音楽に ついて私に聞かせてくれるのでした。 (ちなみにこの子たちの興奮交じりの 拙い説明では一体どのような音楽なのか、 さっぱり理解が出来なかったのですが、 それは口にも出さずに、そう、そう、と にこにこ聞くに留めていました。) (142) 2020/09/29(Tue) 13:44:31 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ 聞き間違えでしょうか。 あの時も、素晴らしかった>>1:273、と 言ってくださった方 宮廷楽長だと知りました 君が今年の最優秀者だ>>82、と 私の名を、呼んでくださるのです。 私はなにが起こったのか全く分からずに、 ぽかんと口をあけてただ立っていました。 …随分と間抜けな姿だったと思います。 ] (144) 2020/09/29(Tue) 13:50:16 |
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