【人】 課長 世永 ミヤビ[ 室井が、他の者と違うのは、気遣う言葉を 社交辞令でも口にしたことだろう] ありがとうございます これが終われば、きちんと休ませてもらいますよ [ にこりともせずに、 形式的な感謝の言葉を返せば、仕事のメールを打ち始めた こういうところがいけないのだろうと、 心の何処かで思っているけれど、 性分なのだから、仕方がないだろう ロボットのようだと、思われているなど知らぬ処だが] (125) 2021/03/16(Tue) 9:17:23 |
【人】 課長 世永 ミヤビそうでしたね 分かりました、確認をしておきます [ 頷いて、書類を受け取った 事務的な会話が終われば、そこで会話自体も終わりと、 そのまま書類に視線を落とした 文字を目で追って、内容を確認すること数分 修正箇所を見つけて、微かに睫毛を震わせる さすがに、少し疲れが出ているのか、 ふいに眠気に襲われたが、 それでも、表情の変化は殆どなく、 何事もなかったように室井に向き合えば、] ここと、ここだけ訂正をしてください 後は問題ありません [ 急ぎの内容であれば、もう少しだけいようと、 一言付け加えれば、やはり業務連絡だけで、 会話は終わり、また残りのメールに目を通し始めた**] (127) 2021/03/16(Tue) 9:17:28 |
課長 世永 ミヤビは、メモを貼った。 (a11) 2021/03/16(Tue) 9:18:19 |
【人】 課長 世永 ミヤビ[ 規則正しく、朝起きては、昼間は働き、 定時に業務を終了させて、夜は誰もいない家に帰る 機械的に繰り返される日常 だが、それでいいと思っていた 決まった日々を、決まったように穏やかに過ごせること それが一番の幸せだと―― 1LDKの一人暮らしにしては、少しだけ広い部屋 仕事の本が詰まった本棚と、テーブルの上のノートPC 紺色で統一された寝具は乱れなく、整理整頓された部屋 物が殆どないその部屋は、生活感が薄いけれど 人を部屋にあげたことがないので、気にしたことはない 私の日常が保てるのなら、それでいい しかし、時折見る、悪夢は、私の日常を壊していく ] だから、逃れるように、人の温もりを求めた 誰かが傍にいて、一晩一緒に過ごせれば、 悪夢を見なくなると気づいたから―― (185) 2021/03/16(Tue) 20:25:01 |
【人】 課長 世永 ミヤビ[ 最初は、それらしい店を訪れたこともあったが、 あれは、来なくなると営業が鬱陶しい それに、あれが欲しい、これが欲しいと、 無駄な要求を受けて、ストレスが逆に溜まり、 すぐに行かなくなった そんな時に見つけた不思議なサイト 半信半疑で申し込んだことが、始まりだった 後腐れなく、詮索されることなく 望みを変えることができる場所として、 実に、効率的な場所だった だから、多少怪しさを感じながらも、使い続けているのだ] (186) 2021/03/16(Tue) 20:25:03 |
【人】 課長 世永 ミヤビ[ 早かったと、褒めたつもりで発した言葉 それをどう捉えられているか、こちらの与り知らぬ処 心の声が聞こえたとしても、気にはしないのだが 笑みを浮かべる気配に、褒め言葉として 受け取って貰えたと勘違いすれば、 変わらぬ表情で、資料に視線を落としていた 稟議書の訂正を依頼して、頷き、宜しくお願いしますと、 デスクに戻る背中を見送った やがて、集中してメールを処理していれば、 コピー機のエラーが響いて、そちらに視線をやれば 室井がコピー機前で何かやっている 先ほどの稟議書の訂正が終わったのだろう しかし、彼は、機械音痴か何かだっただろうか 入り口のロックにも引っかかっていようなと、 少し首を傾げながら、慌てた声に、 微かに口元を緩ませていたのは、 ―――― 自分でも、気付いてはいなかった] (187) 2021/03/16(Tue) 20:25:05 |
【人】 課長 世永 ミヤビはい、ありがとうございます ……問題ありませんね、承認を進めておきますので 連絡を待ていてください [ 承認印を押せば、 自分の次の承認者に提出するため、提出箱に書類を入れた そうしていれば、視線を感じて、見上げれば ウエットティッシュが欲しいと言われただろうか>>175] えぇ、構いませんよ ただ、プリンターのインクは、すぐには落ちませんから ……この後、お休みだったかと思いますが、 家に帰ったら、シャンプーで洗うと良いですよ [ ひとまず、他の書類や衣服に付かないように ウェットティッシュで拭くのは良いだろうと、差し出しながら そんなアドバイスを一言加えた] (188) 2021/03/16(Tue) 20:25:08 |
【人】 課長 世永 ミヤビそれでは、私はこの後用事がありますので、 本日は、失礼しますね [ メールを閉じて、デスクの上のものを片付けて 引き出しの鍵を閉めたりと、帰り支度を始めた] 室井さんも、午後休みですから、 無理をせずに、定時に上がってください [ 残業にならないようにと、 言う自分は、休日出勤しているわけだが 役職者なんて、そんなものだと、割り切って 腕時計を確認して、少し急いで準備をすれば フロアに残っている者たちに挨拶をして、会社を後にした*] (189) 2021/03/16(Tue) 20:25:10 |
【人】 課長 世永 ミヤビ― ザ ラピス:The Lapis ― [ ホテルに足を踏み入れれば、 カツカツ、コロコロと、人の騒めきに紛れながら フロントに向かう カフェから良い匂いが漂って来て、 そういえば、昼食がまだだったな、と思い出していた 後で、ルームサービスでも頼もうか等と 予定を立てながら、フロントに声をかけた ] 403号室をお願いします [ チェックインを済ませれば、 出張でホテルに泊まるのと、同じような表情で エレベーターで部屋まで移動する] (194) 2021/03/16(Tue) 21:36:59 |
【人】 課長 世永 ミヤビ[ 扉を開けて、手慣れた様子で キーを定位置に挿しこめば、電気をつけた 窓から差し込む日差しと、 天井からぶら下がる洒落た証明に室内が照らされる 白い壁に藍色のカーペット 同系色のベッドカバー 調度品は、ダークブラウンと、 落ち着いた雰囲気の部屋だった 窓から見える景色も悪くない スイートルームと分かるその部屋を見ても 感嘆の表情を浮かべないが、 時折、こうして特別な部屋をお願いすることがあった ―― 非日常に、少しだけ浸りたい気分の時とか、 ] (195) 2021/03/16(Tue) 21:37:02 |
【人】 課長 世永 ミヤビ[ 時刻は、13時より少し前 スーツのジャケットなどは クローゼットに閉まって、シャワー室へと足を踏み入れた 出張の疲れを落とすように、ゆっくりと身体を流す そして、少しずつ仕事モードから、気持ちを切り替えていく 今回、マッチングした相手は、どんな人だろうか どんな願いを持っているだろうか そんな少しの興味を抱きながら、 口元に、微かに笑みを浮かべていた ―― まさか、知っている顔をこの後見るとは、知る由もない (196) 2021/03/16(Tue) 21:37:04 |
【人】 課長 世永 ミヤビ[ シャワー室を出て、髪や身体をしっかりと拭けば 用意していた私服に着替えた 以前、きっちりとしたスーツを着ていたら 『なんだか、絡み辛い』と言われてしまったので、 恰好くらいは、親しみ易い格好にしようと思ったのだ 黒いタートルネックに、白いパンツ 年相応で、ラフすぎず、固すぎない格好であろうと 自分では思っていたが、さて、この格好を見た相手はどう思うか それは、あってみないと分からないので、 ルームサービスで、サンドウィッチなどの軽食を頼みながら ゆるりと、静かに待っていた**] (197) 2021/03/16(Tue) 21:37:06 |
課長 世永 ミヤビは、メモを貼った。 (a14) 2021/03/16(Tue) 21:38:37 |
【人】 課長 世永 ミヤビ[ 時間通りにチェックインをしてしまうのは、 きっと、そういう性分なのだ きっちり時間通り、やってきて きっちり時間通り、去っていく 相手にも、それを求めることはしない この部屋の中では、互いに望むことだけをする そういう場所だと、思っているから――…] (232) 2021/03/16(Tue) 23:49:31 |
【人】 課長 世永 ミヤビ………… 室井、さん? [ 信じたくない思いが勝って、半信半疑と言った様子で その名前を呼んだ。声色は、落ち着いたものだけど、 内心は、酷く動揺していた まさか、部下が現れるなんて、予想できるはずもない しかも、普段とは違う様相にも、驚いてしまって 眼鏡を外すと、意外と可愛らしい顔をしてるだとか 私服の趣味は、意外と格好いいのだなとか ―――― 情報が多すぎる、 頭で処理するには、多すぎる情報量に、困惑していた] (234) 2021/03/16(Tue) 23:49:35 |
【人】 課長 世永 ミヤビ[ 何度か、瞳を瞬かせて、 一度、大きく息を吸った ゆっくりと、驚きや困惑の感情を静めるように 吐き出して失くしてしまうように、息を吐ききれば] …… 今のは、忘れて下さい 私は、ミヤビと言います ・・・・・ 初めまして [ 会社で見せたことのない、穏やかな微笑みを浮かべれば 暗に何も聞くな、と、いつも通りの挨拶の言葉を言った 一晩だけ、望みを叶え合う相手だから 快く一緒に居てもらうために、 この場に相応しい風貌へと、変えて ちなみに、男らしい風貌や、派手な女性は苦手なため ]彼の容姿は、好ましいと 後から思っていたのは、内緒の話である (235) 2021/03/16(Tue) 23:49:38 |
【人】 課長 世永 ミヤビ[ 彼の反応は、どうだったか 例え、どうして、や、なぜ、など聞かれても ここにいる理由を語ることはしなかった ただ―― 願いについては、互いに知っていた方が良いと、 とん、と一歩、近づけば、] 私の願いは、何も聞かずに、この一晩 眠らずに、一緒に過ごしてくれることです あなたの願いは…………なんですか? [ 何でも言って欲しいと、甘い笑みを浮かべる 微笑む姿が気味が悪いだとか、そういう要望があるなら いつも通りにしただろうが、言われなければ 甘い表情を崩すことなく、そう問いかけた**] (236) 2021/03/16(Tue) 23:49:42 |
【人】 課長 世永 ミヤビ[ 動揺を隠すため、いつも通りを装うため、 柄にもなくテンパるという事態を、自分なりに 落ち着かせる方法が、いつも通り振る舞うことだった にこりと、甘く微笑めば、 ]大体、当たり障りなく一番を過ごせる ギブアンドテイクの関係なのだから、 相手が望むようにするのは、当たり前だろう そんな考えからの行動とは、 言葉にしなければ、分からないだろうが (274) 2021/03/17(Wed) 8:57:44 |
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