恋塚 暎史は、メモを貼った。 (a19) 2020/08/11(Tue) 0:38:12 |
【人】 恋塚 暎史−ラウンジ [ 総支配人と女将という夫婦を除けば、 大体の従業員が未婚らしい。 もしかしたら、 若い新卒だったからなのかもしれないが、 クビの条件が真剣そのもの。 その契約書にサインをしたとき、 『期待してるよ』と 言われたことを覚えている。 何を期待されているのか、 4年目になった今でも分からない。 ] (67) 2020/08/11(Tue) 10:41:06 |
【人】 恋塚 暎史 [ 白い花を自分の色に染める。 それは多分ではあるけれど、 相手の体に、性的欲求を満たすことの 良さを教え込むこと。 勿論、初めての人間は 経験のある人間より何倍も時間を要する。 彼にとって誰かの処女喪失というのは、 価値ある経験であり、 彼の経験値をグッと上げることができる 絶好のチャンスでもある。 ] ……それは構わないけど、 少し長い時間拘束してしまうかも。 それでもいい? 別に本当に縛るとかじゃなくて、 他の相手との時間が減るかもって そういう話なんだけど。 [ ささやいたことで、彼女は耳まで真っ赤。>>50 そんな彼女が最大限の勇気を振り絞って、 お願いをしてくる。 空になった自分のグラスをテーブルに置いて、 両膝を地面につけば、 今度は彼が彼女を見上げる ] (68) 2020/08/11(Tue) 10:42:56 |
【人】 恋塚 暎史なんでも、準備は好きだから。 肩の力を抜いてほしい。 [ 彼女の片手を取って、大丈夫と呟けば、 彼はあまり見せなかった笑みを浮かべる。 それはまるで、擬似的にでも恋人を 演じるかのような。 彼女がよしといえば、 鍵を預かって彼女の部屋、向日葵へと 歩を進めることとなるだろう ]* (69) 2020/08/11(Tue) 10:46:36 |
【人】 恋塚 暎史−過去の話・飲み過ぎな人と [ あれは、確か追加で浴衣とタオルをと言われて 菊の間に持っていった帰りの話。 あの日は空が綺麗だった。 月明かりに照らされ、星が煌めいて。 若い恋人たちなら、 この空を楽しんでいたのだろう。 しかし、彼にとっては楽しむものでもなかった。 少し休憩するための、材料。 そんな空を見上げるために、 中庭を通ってみると、女性がひとり座っている。 手元にはなみなみに注がれた飲み物と、 何かのボトルが近くの椅子に置いてある ] (76) 2020/08/11(Tue) 11:49:44 |
【人】 恋塚 暎史[ 少し近づいて見てみると、ウィスキーのボトル。 つまり、手元のグラスもそういうこと。 角打ちじゃあるまいし、その飲み方は良くない。 ] その飲み方は、やめておいた方がいいですよ。 体に良くない。 ……何か良くないことでも? [ 彼女の手からグラスを回収して、 隣に腰を下ろせば話を聞こうとする。 彼女が飲んだいたであろうウィスキーを 回収したグラスに口をつけていく。 ガラスの中の量が減ったら、 彼女に返そうと思いながらも、 彼女は既に酔っているのではないか、と 考えてしまった。 ひと口含めば彼女がどうやって ウィスキーを飲んでいたのかわかる。 殆ど、薄めずに度数を下げずに よく飲めるな、と飲み進め。 ]* (77) 2020/08/11(Tue) 11:52:29 |
恋塚 暎史は、メモを貼った。 (a29) 2020/08/11(Tue) 11:54:17 |
【人】 恋塚 暎史−過去の話・月明かりが照らす中庭 [ グラスに口をつけると聞こえたのは、 彼女の小さな溢れた声。 そして、手を添えられ飲むのを止められる。 ] お酒は、飲みよう。 ウィスキーも、ゆっくり少量を口に含んで その甘さやスモーキーな香りを楽しめば、 これだけの量あっても飲む口が止まらないですよ。 [ 彼女の制止は効かず、そのまま飲み続ける彼。 添えられた手に彼の大きめの片手を 被せるように添えれば、 その滑らかな肌を少しだけ楽しむ。 彼女の落ち着いた雰囲気。 多分、彼よりも年上だろう。 歳を重ねれば、お酒の飲み方がわかる、などと 豪語していた人間もいたけれど、 多分そんなことはない。 分からない人は、 ずっと手探りで飲むしかないのだ。 ] (84) 2020/08/11(Tue) 13:01:30 |
【人】 恋塚 暎史[ ある程度飲んだところで、 彼女の手の中にグラスを返すと、 口を閉じていた彼女がぽつりと呟く。 特段良くないことがあったわけではないらしい。 しかし、早く酔いたいから、と ストレートをこんな量で飲めば いずれ体を壊すだろう。 それでは元も子もないと言える。 アルコールに溺れるのは出来るだけ避けたい。 そう思って、彼は彼女に質問を返す ] お姉さんは、どうして酔いたくなるんです? 酒に酔わされるより、雰囲気に酔わされたほうが まだいいと思うんですけど。 [ 折角この宿にいるのなら、 酒もいいが雰囲気に酔うほうが 危なくはない。 彼はそう考え、彼女の頬に そっと手を伸ばし、親指の腹で 彼女の頬を撫でて、彼女の返事を待つ ]* (85) 2020/08/11(Tue) 13:03:27 |
【人】 恋塚 暎史−独り言 [ 4年前。それは彼が働くことが決まったとき。 この美鶴荘はまだ、先代が切り盛りしていた。 とは言っても、内情は今と変わらない。 今の若い総支配人と女将が人事を担当していた。 つまり、本当に美鶴荘が現在の状態になる前準備が 進められていたということ。 だから、契約のサインの時に聞いた気がする。 『新しく立て直すんですか』 なんてことを。 現在の総支配人、当時の若頭は口元に笑みを浮かべて、 『この旅館を、より良いものにするだけ』 なんて言っていたか。 故に、最初の2年はバーテン以外の仕事は 少なかったほう。勿論、部屋に行って わざわざ客の相手をするなんてことは、 2年目の中頃まではなかった。 だから3年目になるというときに先代が引退すると 発表した時も然程驚くことなく、 自然と受け入れていた ]* (87) 2020/08/11(Tue) 13:33:50 |
【人】 恋塚 暎史−ラウンジ [ 彼女の瞳はブレることなく、 彼の確認に小さく頷いた。 そして、残っていたワインを 一気に摂取した姿はどこか覚悟を決めたよう。 丁寧にしてくれるのか、と聞かれれば 今度はこちらが小さく頷く番。 ] 初めてなら、痛い思いは嫌だろう? だから、時間をかけて丁寧にする。 [ 彼の手を取った彼女の様子を確認して、 歩けそうだと思えば、彼女とくっつくように ラウンジから客間の方へと 2人で歩き出す ] (88) 2020/08/11(Tue) 13:59:28 |
【人】 恋塚 暎史−ラウンジから客間の廊下 [ ふと思った。彼は、まだ名前を告げていない。 流石に、知らないままというのも 彼女に悪いような気がして、 彼は口を開いた ] 暎史、僕の名前。良かったら覚えておいて。 [ 他に何を話しただろうか。 もし、彼女から質問が返ってきたのなら、 話せる範囲で話しただろう ] (89) 2020/08/11(Tue) 14:00:14 |
恋塚 暎史は、メモを貼った。 (a31) 2020/08/11(Tue) 14:09:24 |
【人】 恋塚 暎史−過去の話・悪酔いしないか心配 [ グラスを返さないことを騒ぎ立てることもなく、 彼女はグラスの中のウィスキーが減っていくのを 待ってくれていた。 グラスが持ち主の場所に戻ると、 持ち主も、彼の飲み方を試したよう。 少しだけ口に空気と一緒に含んで、 鼻に抜ける香りや甘さを楽しもうと 努力した結果、彼女は楽しめなかったらしい。 ] そんな、寂しそうな表情をしなくていいんですよ。 (94) 2020/08/11(Tue) 15:52:55 |
【人】 恋塚 暎史1人で酔いたいとき、か。 確かにあるけど…… それでも、あんなに飲むのはダメ。 [ 頬に手を添えたとき、 彼女は全く驚きもしなかった。 もしかしたら、彼女は感覚が鈍いのかも。 脊椎反射というもので、 大抵の人間は他人の手が近づくと 少しだけぴくっ、と体が反応する。 本人の感情は関係なしに。 そう考えると、彼女のお酒の量にも 納得がいくというもの。 ] (95) 2020/08/11(Tue) 15:54:02 |
【人】 恋塚 暎史−過去の話・お酒は見て楽しむものでもある [ 美味しさがわからないから、仕方ない。 彼女はそんなことを言う。 しかし、カクテルというものであれば 見た目も楽しむことができるように 工夫を凝らすことが可能である。 ] お姉さんの飲み方、酔いにいってるというより、 死ににいってるんですよ? [ 急性アルコール中毒による死。 この旅館からそんな客を出すのは 支配人たちも望まないだろう。 だから、どうにかやって その癖を落ち着かせたかった ] (107) 2020/08/11(Tue) 19:41:41 |
【人】 恋塚 暎史−過去の話・作るところから見てほしい [ 過信はよくない。 だから、多分今一度念押しをする。 綺麗な女性はいるだけで その場の空気をよく出来るから。 ] あんまり、自分を過信しちゃいけないですよ。 今日の大丈夫、は明日のダメ、かもしれないから。 (135) 2020/08/11(Tue) 22:47:41 |
【人】 恋塚 暎史−過去の話・僕が作るよ [ 心配されるような相手がいない。 彼女はそういって、 少し視線を逸らしたような気がした。 ] なら、僕が心配します。 お客さんだし、お姉さんここ好きだろうし。 [ 実際、バーなどに行かなければ 出来立てのカクテルを楽しむというのは そうそうないだろう。 だからこそ、ここに来る時くらいは バーテンダーがお酒を作ってあげたい。 そんな職業故のお節介。 ] (147) 2020/08/11(Tue) 23:46:04 |
【人】 恋塚 暎史−過去の話・その為の僕ですから だから、ここに僕に会いに来るためにも、 お酒の量は調整してほしいですね。 お姉さんが来なくなったら、 悲しい人たちもいるはずだから。 [ 彼女がどれだけここにハマっているのかは分からない。 けれど、腑に落ちたような表情を 見たような気がして、彼女の表情は 憑き物が取れたような感じがあった。 アルコールを提供する人間として、 ある程度男女関係なくこうやって話をする。 利益がないわけではないから、 こういうことをやる。 しかし、彼の方からカクテルを作る、と 提案したのは彼女が初めてかもしれなかった。 ] (155) 2020/08/12(Wed) 1:02:39 |
【人】 恋塚 暎史一緒に、ラウンジに来てくれます? [ 片手にウィスキーのボトルを持って立ち上がれば、 彼女の方を振り向いて、手を差し出す。 彼女が握り返してくれるなら 歩幅を合わせて、誰もいないはずの この旅館にあるラウンジへと 彼女と向かうことにしよう。 ]* (156) 2020/08/12(Wed) 1:03:59 |
【人】 恋塚 暎史−過去の話・自信はないかな 女将が、ご贔屓さんいなくなっちゃうのは 悲しいって言ってたし、女将のためにも、ね? [ 多分、彼女は何度かここに来ているご贔屓の類。 だから、というわけではないけれど 彼女が来なくなってしまうと、 女将がすごくやきもきするかもしれない。 とは言っても、それは大義名分。 さっき言ったように、彼に会いに来る方を 主とした目的にしてほしい。 ] (193) 2020/08/12(Wed) 16:13:25 |
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