【人】 黒眼鏡路肩に停められていた古びた車が、がたがたと揺れる。 がたがた、がたがた。 …しばらくするとぴたーーっと止まって、がんがん、という内側から叩くような音に変わる。 がん。 何度目かの音で、扉が内側から蹴り開けられた。 「っだー、だめだめだな。やっぱ部品変えないとだめかあ」 サンダルをだらしなくつっかけた脚がだらん、と車の外に伸びてから、 下着と間違うような派手な柄の短パンが、さらに派手な花柄のシャツがぬうっと車からはみ出てくる。 狭い車内からゆっくりと顔を出すのは、この国でも珍しいくらいには長身の男だった。 「ハー。いい天気だー。ばかやろー」 (3) 2023/09/02(Sat) 0:54:26 |
【人】 黒眼鏡名前:アレッサンドロ・"黒眼鏡の"・ルカーニア 性別/年齢:男/39 身長:192cm 所属ファミリー/立場・肩書:ノッテファミリー/カポ・レジーム"密輸・密売を担当" 表向きの仕事:自働車修理工場兼カフェ(自称)【Mazzetto】店長 得意武器:なし ひとこと:「さて、どうやって持って帰るかあ…」 (4) 2023/09/02(Sat) 0:55:01 |
黒眼鏡は、メモを貼った。 (a1) 2023/09/02(Sat) 0:55:44 |
【人】 路地の花 フィオレ夜更け、海の見える三日月島に沿った道路脇。 人通りの少ないそこに止められた車の中。 『……―――――』 女は手を握って、その男が紡ぐ言葉に頷きを返している。 事後特有の熱気が引いていくのを肌で感じながら、緩慢なそれに笑みを浮かべたまま。 「そうだったの」 「もっと早く話してくれていたら、私たち……まだ一緒にいられたかもしれないのに」 残念だわ。 男の体を抱き締める。冷えた汗に触れて、女の身体が小さく震えた。 抱き返されない腕に、笑みをたたえたまま眉を下げて。 そっと離れたならば、倒された椅子のヘッドレストに置いた服に腕を通す。 「Addio.」 「Amore mio.」 さいごに口付け一つ落として、車を降りた。 ―――― 一歩、二歩。もう少し離れてから、電話を耳に当てる。 「もしもし?」 「引っかけた子が、うちのファミリーに手を出したおばかさんだってみたいで」 「うん、そう。話は聞けたから、迎えついでに後始末お願いしてもいい?」 「そんなこと言わないでよ、ちゃんとお礼も用意しとくから……ね?」 (5) 2023/09/02(Sat) 1:25:54 |
【人】 路地の花 フィオレ名前:フィオレ 性別/年齢:女/23 身長:168p 所属組織/立場・肩書:ノッテファミリー/アソシエーテ 表向きの仕事:知り合いの店の臨時手伝い 得意武器:注射器を含む毒を塗った暗器類、ラベルナイフ ひとこと:「一人で寂しくいろ、なんて言わないわよね?……今日は、私と一緒にいてくれる?」 (6) 2023/09/02(Sat) 1:27:49 |
路地の花 フィオレは、メモを貼った。 (a2) 2023/09/02(Sat) 1:32:10 |
【人】 月桂樹の下で ニコロ「〜♪」 行き交う人々に、笑い声。 美味しそうなパンの香りや扉の開くベルの音。 歩む足先が感じるのは乾いた石畳の感触で。 「よぉ!今日も景気が良さそうじゃねえか! 俺にも売ってくれよ!10個くらい!」 八百屋に掛ける声は慣れたもの。 りんごを袋いっぱいに買った男は機嫌よくそう言って。 手を振りながら、街を歩くのだった。 今日もこの街は “平和” なようだ。けれど、胸騒ぎがする。 「…何にも起こらなきゃ、一番なんだがなぁ。」 物乞いの子供に袋の中身を与えながら、男は思うのだった。 (7) 2023/09/02(Sat) 2:18:26 |
【人】 月桂樹の下で ニコロ名前:ニコロ 性別/年齢:男/32歳 身長:175p 所属組織/立場・肩書:警察官/巡査部長 表向きの仕事:外回り中心の警察官 得意武器:拳銃(38口径) ひとこと:「何があっても守るさ。それが俺の役目なんだからな。」 (8) 2023/09/02(Sat) 2:19:12 |
月桂樹の下で ニコロは、メモを貼った。 (a3) 2023/09/02(Sat) 2:20:10 |
【人】 pasticciona アリーチェ「Pronto.……え、どうかされましたか?」 「まぁ、ジョルジョさんと言うお方が大事故に……」 「あ、ジョルジョさんって、私の息子さんだったんですか……」 「で、でもわたし、そんなに持ち合わせは……」 「あっ、これ、あれだわ。ごめんなさい、Mi scusi Señor. そう、ダニエラに聞いて知っていたの」 「あの、わたし、 警察官 で……」「……ど、どうしよう…… 私、警察ってはっきり言ったけど電話が止まないわ。 この場合、警察署に電話した方がいいかしら……」 >>[コール音][警察署内] 「エルヴィーノ、今署に出てる?あのね」 「振込詐欺の電話が切れないの。このまま署に繋げていい?」 (9) 2023/09/02(Sat) 3:02:54 |
【人】 pasticciona アリーチェ名前:アリーチェ・チェステ 性別/年齢:女/26歳 身長:157cm 所属組織/立場・肩書:イタリア警察 表向きの仕事:警察官 得意武器:ベレッタ 92FS Vertec ひとこと: 「……やっぱり、今のままじゃだめよね」 「でも、だからと言って、どうしたらいいんだろう……」 (10) 2023/09/02(Sat) 3:04:53 |
pasticciona アリーチェは、メモを貼った。 (a4) 2023/09/02(Sat) 3:07:30 |
【人】 Chiabica テオドロ通報を受けてすっ飛んでいった路地の裏側。 平穏を乱すものから人を守るため、今日も馬車馬のように働いていた。 「……これで全部ですね。ええ、お疲れさまでした。 あなた方にしては手際が良かったんじゃないでしょうか」 上出来ですよ、と、部下達にたまの褒め言葉を添えておく。 暴行、強要、果てに威力業務妨害。 大層な罪状で押さえつけた輩どもが、 一人、また一人と車に蹴り込まれて行って。 その一人に近づけば忌々し気な目で睨まれたものだから、 面白味もなく薄く口角を上げた表情で、 心の内にあった憐れみと慈しみを混ぜ掬った。 「大方頭の茹った破落戸でしょうが、不運なこと。 最近就任なされた署長代理は少々潔癖症のようでね」 可哀想に、彼は何も知らない。 先に待ち受けてるものを。今この国を回してる者たちを。 「歌うならばお早めにどうぞ。 私は人道という言葉は好きですが…… それが適用されるのは良い子にだけです、おチビちゃん」 嘲笑交じりに言ってから、ドアを閉めた。 (11) 2023/09/02(Sat) 3:12:01 |
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