志隈は、メモを貼った。 (a1) 2020/09/29(Tue) 7:46:31 |
【人】 在原 治人[素知らぬ顔を崩してやりたくて 髪を整えようとしていた その指で、もう1本針を手に取った。] お前が納得いくまで 俺が美しく仕上げてやるよ [無視できない痛みを ただ与えたいだけじゃない。 己が感じている美を否定されたのも 気に食わない。 ぎゅっとキツく左胸の尖りを摘みあげ そして─────…]* (7) 2020/09/29(Tue) 8:05:21 |
【人】 志隈[あの人の故郷はまだ電気機器などの発展も乏しく、 比較的貧しい国だった。>>1 少年兵は使い捨てられるまではいかないが、贅沢な支給などはない。 傭兵の色は確かに濃く、 志願すれば親の承諾もいらず、働く事が出来る。 とは言え、それは向こうの話であり、平和なこの国は快適な職場だ。 身体能力くらいしか持たないものが活かしやすいそこ。 この職を気に入ってはいるから、言われても変えないが、 少し悩みはする。 普通からは欠けた所があるのは自覚があるから、 あんたに言われればそういうものなのか、とはよくなる。] …択一報告必要だったか? 名前がわかったら言う気だった。 [甘えるな、探せ。と促されたと認識してるものの、 それを相手が気にしているとは思わなかった。 会おうが話そうが、経過はいらず、成果のみを報告しようと考えていた。 乗り気では無いが、探さなかったらそれはそれで嫌そうに呆れるだろうから、探さない選択は特にない。] (8) 2020/09/29(Tue) 8:39:02 |
【人】 志隈こっちで寝た方がいいのか。 ……おやすみ、アジダル。 [戻ってくれば、そちらのベッドに入るスペースは無さそうだった。 共に寝たい気持ちはあれど、 鬱陶しがられて会う口実が無くなることの方が嫌な事で、 一度だけ確認して、大人しくもう片方のベッドに潜り。>>3 挨拶をしてから、室内が暗くなれば、 背中を向けて布団を被り丸くなる。 相手に対する思いは全く関係なく、 ナイフを懐に抱えて寝たい僅かな気分を自覚すれば、 一人寝と変わらず、 やはり練習にはなって無さそうだ。 そこに何か感情を覚えることは無い。 慣れなければ、 続ける理由にはなるとそんなくだらない事を考えながら、 目を閉じて微睡みに落ちていく。]* (10) 2020/09/29(Tue) 8:39:18 |
【人】 二年生 小林 友月は、この言葉をきくと黙ってしまいました。 なんといって答えていいか、 わからなかったからです。 それほど、世の中なかには、 あざらしばかりでなく、子供をなくしたり、 さらわれたり、殺されたり、 そのような悲しい事件ことがらが、 そこここにあって、一つ一つ覚えては いられなかったからでした。 ─────『月とあざらし』 小川未明 (11) 2020/09/29(Tue) 8:45:00 |
【人】 二年生 小林 友[然しながら人生は、ままならない事ばかり。 ようやく手紙の相手が「アキナ」と分かって (ほら、確定で女子じゃん) 相手の顔も分からないまま、本を介した 奇妙な文通が始まった。 アキナは本人の言う通り、 本はあまり読まないのか (ちなみにこうぐしじゃなく、やしだぜ 酷い引っ掛けだよな) けれど、その率直な物言いは 俺にはない新鮮な視点で。 叶うならば目の玉ひとつ借りて、 彼女の目を通して世界を見たいと思うほど。] (12) 2020/09/29(Tue) 8:45:34 |
志隈は、メモを貼った。 (a2) 2020/09/29(Tue) 8:45:44 |
【置】 二年生 小林 友 人魚は香具師に逢わなければ幸せか、って 聞かれたら、否だね。 痛い手を我慢しながらロウソク書いて 奥座敷に閉じこもったまま。 そんな彼女を気遣う人間は 街のどこにもいなかった。 母親の望んだ明るく楽しい人間の街には 最初から人魚の場所なんかなかったんだ。 (L0) 2020/09/29(Tue) 8:46:14 公開: 2020/09/29(Tue) 8:50:00 |
【置】 二年生 小林 友 ……けどそれは物語の中の話でさ。 こないだ彼女にフラれた時なんか 同じバスケ部の連中がアイス奢ってくれて カラオケでわーっと騒いだんだ。 悲しいことがあり過ぎて見えなくなるけど そう、悪い所じゃないと思うんだけどね。 (L1) 2020/09/29(Tue) 8:47:52 公開: 2020/09/29(Tue) 8:50:00 |
二年生 小林 友は、メモを貼った。 (a3) 2020/09/29(Tue) 8:54:23 |
【人】 HNアキナ 本名は 早乙女 菜月[便箋に嘘の名前を書いた>>0:L5直後、ぶぶっとスマホが震えた。通知の窓が開いて、最初の一行だけ見える。『アキナ』。 メッセージはハルカからだった。ハルカはいつも、細切れにメッセージを送ってくる。だから開かなくても、通知だけで全ての内容が分かってしまう。 『もうすぐチア復帰だって』『それと』『気にしないでってさ』 小さく唇を噛んで、スマートフォンを見つめる。通知が鳴りやんで、画面が暗くなってから、思い切って手に取った。 『ありがとう』『心配かけてごめんね』 それだけ返信して、電源を落とす。画面が暗くなる一瞬前に、もう一つ通知が出た。『ナツキは来ないの?』] ……どの面下げて……? [チア部にも、アキナにも。] (19) 2020/09/29(Tue) 21:18:46 |
【人】 HNアキナ 本名は 早乙女 菜月[長い長いコロナ休みが明けて、久しぶりのイベントが新入生歓迎会だった>>0:39。 久しぶりに会った部員たちと、やっと発表できるね、あんなに練習きつかったのに、ずっとできないと恋しくなるもんなんだねって笑いあって。 一年前に私が心を奪われたみたいに、新入生にもチアの魅力を知ってもらえたらって、鈍った体を少しずつ慣らしていった。 だけど、歓迎会の二日前、急遽中止になった。 部員が熱を出したから。 私が熱を出したから。 『みんなにお願いしたい。誰かが熱を出しても、決して責めないでほしい。そしてこれからも、体調が悪い人がいたら、隠さずにすぐに教えてほしい。イベントが無くなってしまうとか、迷惑をかけるとか、いろいろ考えるかもしれないが、みんなの命を守るという選択を取ってください』 顧問はみんなにそう言ってくれたらしい。 PCR検査の結果は陰性だった。] (20) 2020/09/29(Tue) 21:21:28 |
【人】 HNアキナ 本名は 早乙女 菜月[誰にも責められなかった。 誰も悪くない、悪いのはウイルスだ。呪文のようにみんなが口にする言葉。 それは分かっていても、準備しても準備しても中止が続くと、少しずつ空気が濁っていく。 私はいつも以上にがむしゃらに練習した。顧問に頭を下げて、難しい新技に挑戦した。 シングルベース・エクステンション。ベースは私。トップはアキ。 たった一人の右腕で、一人の人間を持ち上げる、想像できないほどの力を必要とする技。この技の時、重みを分散させてくれるハルカとフユミは居ない。 この技は、男女混合のチームではよく見られる。ベースは男で、トップは女。 だけど私はそれがやりたかった。どうしても挽回したかった。 天に向けて伸ばした私の右手に、奇跡的なバランスでアキが乗る。テーピングだらけの右腕と、アキの体に、一本の芯が通る。私たちは繋がっている。 丁寧なバランスを保ったまま、アキはゆっくりと右足を逸らす。頭を高く保ったまま、さそりが尾を持ち上げるように。 アキのスコーピオンは、この世で一番美しい。180度に開脚し、そらした足を頭上まで上げる大技。その芸術的なバランスを、みんなによく見えるように、私の右腕が掲げ上げる。 右腕はテーピングだらけ。腕だけじゃない、身体中に貼られた湿布、腰を支えるコルセット。 やった、と、思った瞬間、 アキナを、落とした。]* (21) 2020/09/29(Tue) 21:23:14 |
HNアキナ 本名は 早乙女 菜月は、メモを貼った。 (a4) 2020/09/29(Tue) 21:33:40 |
Marguerite シャーリエは、メモを貼った。 (a5) 2020/09/30(Wed) 1:04:23 |
志隈は、メモを貼った。 (a6) 2020/09/30(Wed) 1:35:47 |
【人】 アジダル[ 柔らかな拒絶を示しても縋る手はなかった。適切な距離に近まった二点の隙間を眺め、これで『人の気配があっても熟睡する』練習にはなるだろうと、薄く笑んで首肯する。 ] それでいい。 おやすみ、……シグマ。 [ 認識に齟齬があるなど少しも考えないで、黒髪を乱すように手を滑らせた。そうして呼べない名の代わりにとなる就寝の挨拶を告げる。 ……告げられることは幸福なことだ。本当に。手を取って共に踊れるような日は当たり前にあるものじゃないのだから。 彼が来る前にはシャワーを済ませていた体は、冷えた空気に晒されても未だ熱持っていた。アルコールに浸った胸は距離感における喪失など一切合切感じ得ずに天井を向いて、 ] (22) 2020/09/30(Wed) 6:07:13 |
【人】 アジダル[ 次に眼を開いた時、その部屋の中は 静まり返ったダンスホールだった。 熊を追いかけて辿り着いた森の奥、 カスタネットを鳴らし合って踊り狂った彼らは やがて疲れ果てて朝露の中に伏せていた。 しとどに濡れた黒衣より したたり落ちる温い赤滴。 嗅ぎ慣れた硝煙の香りに眼を見開いて 強烈な既視感に襲われて、 背中を引いていた筈の重力が突然下に落ち、 強烈な眩暈に額を押さえて踏鞴を踏んだ。 ……その背中に声がかけられることを知っている気がする。 揶揄いの主は自分と違って汚れの一つもなく、 文句を言うはずだった唇を閉ざすしかないのだと、 知っている、気がした。 ──これは制圧の日だ。 ] (23) 2020/09/30(Wed) 6:07:31 |
【人】 Cucciolo アジダルcucciolo はいはい、どーせ僕はグズですっとろい仔犬ですよーだ。 ボスみたいに真っ白なまま帰るなんて夢のまた夢だぜ。 [ 不貞腐れた感情を隠しもせず歯を剝き出しにする。 銃創が散乱し穴だらけになった床を、倒れ伏した人間から 溢れる血が静かに覆い隠していった。 その溜まりを強かに踏みつけたというのに、ボスの靴は 少しも汚れることなく艶めいたままだった。 己にはその姿が穢れない救世主のようにも見えていたが、 彼女の手が血と罪で真っ黒に染まっているのを知っている。 疵 モ ノ の 小 悪 党 軽い笑い声を洩らしたブロンドのスカーフェイスは 獣道を進むかのように奥の小棚へ近づいたのだ。 よく覚えている。 覚えて、いる? ] (24) 2020/09/30(Wed) 6:09:47 |
【人】 Cucciolo アジダル[ 20にも満たないような姿の青年は、その小屋の中で 困惑したように首を擦った。 ふと入口の方を、……観測者の姿を目にすれば、 手にした拳銃を躊躇いなく向けただろう。 ] 誰だお前。 どうしてこの場を知っている? [ ひどく情熱的な敵意に満ちた視線の先、 彼の背後の扉を潜る前は なにか、べつのことを考えていたような気がするが ───もう一度通り抜ければ思い出せそうな気がするが、 塗り替えた今はそんな思考に至らないまま、 長い金髪を括った女を庇い立てるように 血だまりで靴を汚した。 夢の中、靄の中で、 ]*この奇妙な景色を目にした時の事、 夢を夢とも知る事なく、彼に背を向けたまま 寝惚け眼で迂闊に足を踏み入れたこと等は すっかり頭から抜けていた。 (25) 2020/09/30(Wed) 6:13:18 |
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