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(n3) 2022/11/13(Sun) 22:18:30 |
(n4) 2022/11/13(Sun) 22:19:05 |
【人】 警備員 ジュード── 深夜:水晶宮 ── [水晶宮の前には、男の知っている者が多かった。 ロビー、アントン、ドリー…… 皆、勤勉で素晴らしい職員だった。 だからこそ、すぐに違和感を察知して>>0:148 ここでずっと、腐臭の中に放置されていたのだろう。 水晶宮に入り込む風さえもを阻止しようと 割れた硝子の前で剣を振るう者も、 ひたすらに逃げ出した犬を 可愛がって撫でまわす者も。 段々と疲れが溜まり始めているようで どうにも緩慢な動きをしている。 男も異常な行動をする彼等も心配ではあるものの、 優先すべきものは彼らではなかったから。 窓を守る警備員の横の 開け放たれた出入り口をこっそり通って、 植物の影に隠れたりしながら、水晶宮の奥、 バックヤードの方へと向かう。] (0) 2022/11/14(Mon) 3:52:41 |
【人】 警備員 ジュード[男がバックヤードの重たい扉を開くと、 瞬間、厭な獣臭と共に餌用の虫たちが飛び出した。 どうやら、檻を開け放った者もいるらしい。 そこらじゅうに這い回る虫が、 保護されているか弱い虫たちの住処を侵す。 爬虫類や齧歯類がそれを捕まえて食べる。 猫科がそれに飛びついて弄ぶ。 顔を顰めながらも廊下に入り込んだ男の傍では、 外の世界と変わらない秩序が保たれていた。 そうして食い尽くされる虫や獣が、 研究者たちの宝物である以外は。] (1) 2022/11/14(Mon) 3:55:40 |
【人】 警備員 ジュード[目的地の手前、ガラス越しに見える研究室も 気を失ってしまいそうな状態だった。 サンプルを解放しようとした者が居たのだろう。 倉庫に入っていたはずの試験管までもが 栓を抜いた状態で実験机に並べられている。 研究室の中には今、何の菌が放流され 互いを汚染しているのか……。 横目にその惨状をみた男も まさか、と不安に駆られた。 あの中にもし『兄』が混じっていれば 汚染は免れないだろう。 恐怖を纏う足取りは、粘る水音を伴い 少し、早足に。] (2) 2022/11/14(Mon) 3:58:36 |
【人】 警備員 ジュード[……だが、男の心配は 現実にはなっていなかった。 『それ』は菌でも薬物でもない『遺骸』だから、 彼らには魅力的ではなかったのか。 沢山のラベルを貼られた掌大の密閉瓶は、 他の液浸標本たちと共に難を逃れていた。 男はそれに急いで近付くと、確認の為に ラベルの文字に目を通す。 男も昔はその古代文字を読めなかった。 ]けれど翻訳家だった兄の部屋には、 運悪く辞典がまとめられていたから。 男も、それを読めるようになってしまっていた。 (3) 2022/11/14(Mon) 3:59:02 |
【人】 警備員 ジュード...[Laboratório N.º 13: Resíduos de experiências de tratamento antipoisoning] 【13番研究所:防毒処理実験における廃棄物】 Nome de código: Anónimo. 分類名: Anonim Comprimento: aprox. 180 cm (não incluindo cauda) 全長: 約180cm(尾を含まない) Peso: 約70kg-300g 体重: 約70kg〜300g Espécie: Salamandra 種族: サラマンドラ族 Habitat: Garaika 生息地: ガライカ Designação de material perigoso: Nenhum... 危険物指定: なし (4) 2022/11/14(Mon) 4:07:33 |
【人】 警備員 ジュードよ、よかったぁ…… [……並ぶ文面は見慣れていたものに違わず。 男は安心して息を吐く。 これが無事なら、ひとまずは安心できる。 かれらの罪状を訴える術も無くならないし 昔の平穏も、忘れないでいられる気がした。 男はそれを慎重に両手でもつと 倉庫の隅、棚の影へと座り込む。 既にめぼしいものを持ち出された倉庫は 人もおらず、窓もなく。 思いのほか、男の求める安心に 近いものであった。] (5) 2022/11/14(Mon) 4:08:12 |
【人】 警備員 ジュード[そうして、手の中に入っている小瓶に ぽつぽつと語り始める口調は、 島の者は聞いた事のないものだったかもしれない。] ねえ、外の様子がおかしいんだ なにかがおかしいんだけど もう、でていくのもこわくて 友達も、いなくなってしまって ……いつになったらここを出られるだろう? [── 一体いつになったら、 怯えずに暮らす事が叶うんだろう? ── ……男を覆う粘液も元は体液である。 涙や鼻水、涎、汗、もしかしたら 少しの胃液とか血とかの 汚物も混じっているかもしれない。 それらを垂れ流して居れば、 脱水を起こすのも自然なこと。 微睡に飲まれかけている男は、 何者かが倉庫に入ってきても すぐには逃げられないだろう。**] (6) 2022/11/14(Mon) 4:09:06 |
(n11) 2022/11/14(Mon) 12:08:19 |
(n12) 2022/11/14(Mon) 12:09:11 |
【人】 人狼 ラシードごぽり、 と。 首に掛かった縄が締め上げられれば しろがねの巨体は血泡を口から零しながら、 紅く浅い海の中へと斃れる。 その躰には傷一つ無く、前肢を、口元を濡らすそれは 全て返り血、貪った際に滴り落ちた血。人間の、血。 (7) 2022/11/14(Mon) 12:09:45 |
【人】 給仕 シロタエ―― その頃の仔狐亭 ―― [本来なら火の気も人気も絶えるはずの時間 最初の狂乱はすでに無くなっていたけれど 掃除に憑りつかれたベテラン給仕は、汚れが、と言いながら水をぶちまけて調度品を台無しにして 店のものを食い散らしていた客たちは他へと移動したらしく 客とまぐわっていた給仕はあられもない姿で転がって動かない 店主はといえば相変わらず血まみれのエプロンのまま大鍋をかき回している 「あぁ違う、こんなんじゃない俺が作りたい味は!」 そう言いながら調味料やらをくわえていくが、何をどう混ぜたのか酷い臭いがする 鍋の中は煮込まれすぎて、何が入っているのかもわからない 足元には様々な食材とそうではない物の残骸が散らばっている そうして、新たな「食材」を放り込もうとしたところで 開け放たれていた窓から「それ」は来た>>n7] (8) 2022/11/14(Mon) 22:40:47 |
【人】 給仕 シロタエ[店主の手が止まる、瞬きをして、目の前の鍋とその臭いに顔をしかめ 手にした食材と思っていたものが何かに気付き絶句する] 「なんだ、これは……俺は一体何を……何を料理していた?」 [答えなど聞かずとも目の前にあった……鍋の端に覗く人の名残 呻き、よろめいて、店の中へと視線を向け 大事な店が酷い惨状に変わり果てているのを見た ベテランの給仕がモップを抱えたままやはり呆然と店主を見ていた] 「あ……なんてことだ、なんて……」 [崩れ落ちて、目を見開いて 当たりに悲痛な叫びが響き渡った**] (9) 2022/11/14(Mon) 22:42:30 |
【人】 碧き叡智 ヴェレス所々で黒煙が上がる町。 文明の起源と云うべき其れが理性を損なえば 営みを焼き滅ぼす「現象」でしか無いことは 正しく────火を見るよりも明らか、 想定内の光景であった。 異国のタイル職人が家屋の土壁に至るまで敷き詰めた アラベスク模様の石床を、とめどない血が濡らす。 裏路地の子供達が、積み上げられた建材の中から ありもしない宝を爪が割れても尚探そうとする。 価値の総数が決まっている中で、 己の信じる価値を奪い合い、穢し合う獣の群れ。 (10) 2022/11/15(Tue) 4:22:37 |
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