人狼物語 三日月国


28 【恋愛RP】星降る宴の必然を【R15】

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【人】 星読博士見習 ハニエル

−現在・広場にて


[舞台が一幕終わり、観客達がぞろぞろと移動を始める。

その中に、スタンレーらしい人影。>>251
とっさに声を掛けようかと思ったが、
彼はなんと、一人ではなく。
さっきステージにいた踊り子と、笑顔で話しているのだった。

(もしかして、昨日言ってたのは…)

がんばれ、と心の中で呟き、そして我が身を顧みて、
自分は一人だ、と考えていた。]
(263) 2020/05/18(Mon) 1:12:58

【人】 平騎士 バジル・クレソン

 
["お返しなんていい"
 いつもならそう言う。
 彼女の大切なものなら尚更>>226
 受け取ることなんて普通は出来ない。

 けれど、彼女の雰囲気が。

 なんだか、儚げに見えて>>227


         思わず、彼女の手を取った。]
(264) 2020/05/18(Mon) 1:12:58

【人】 平騎士 バジル・クレソン


  ……あ、ごめんっ 急に手を取って。

  なんでだろ、おかしいな。

[あはは、なんて眉を下げて笑いながら
 彼女の手を離そうとする。

 のに、なぜだか離せなくて。
 ……離したく、なくて。]

  ……これ、ありがとう。

  ………………えと。

[上手く言葉が出てこないまま俯く。

 遠くで楽器の音色が響いている>>240
 もうすぐ、日が暮れるのだろう。]
(265) 2020/05/18(Mon) 1:13:22

【人】 平騎士 バジル・クレソン


  ……少し行ったところに、
  街を一望出来る丘があるんだ。
 
[やっと絞り出したのは、そんなこと。
 
 顔をあげれば、なんとか笑みを作ろうとして。
 行ってみない? なんて問いかけて。

 頷いてくれるのなら、手を繋いだまま。
 やがて太陽が落ち、星の見える丘へ。*]
(266) 2020/05/18(Mon) 1:13:31

【人】 星読博士見習 ハニエル

その時、
特設会場から少し離れた所に、日傘を差しオルゴールを持ったノアの姿が。
ぽつんと佇んでおり、もしかして迷子かと、声をかける。


「ノアさん、ハニエルです。
もしかして、道に迷われました?」


[日傘と、オルゴール。
誰かとの待ち合わせだろうか…?
そんな思いが、脳裏を過ぎる。

いや、しかし、
もし彼女がどこかに連れて行って欲しいと言うなら、
喜んで手を差し伸べよう。
そう思いつつ声をかける。]*
(267) 2020/05/18(Mon) 1:15:41
平騎士 バジル・クレソンは、メモを貼った。
(a76) 2020/05/18(Mon) 1:17:00

【人】 男装の騎士 イヴ


[イヴはマッドと別れたあとマチ姉の舞台をみに会場に走った。
隊長に手土産(賄賂)を渡し終えるのに時間が予想以上にかかったからだ

マチ姉が踊り始める頃に辿り着いたイヴは息を呑んだ
いつも綺麗だと思っていたが
それはいつも以上に綺麗でどこか遠い存在に感じたからだ。

踊り終わった時、イヴは自然とマチ姉に会いたいと思った。
イヴはマチ姉がいるだろう舞台裏に向かった。

「やぁ、おつかれ。」>>251

長身の男性がマチ姉に話しかけていた。
イヴは、なぜだかわからないが隠れなければと思い見つからないように影に隠れた。

マチ姉はその男性に向けて笑みを浮かべていた。
綺麗だった。そして、イヴは少し悲しい気持ちになった。
舞台の上で舞うマチ姉が遠い存在に感じたが、それ以上にいま男性に向けて笑みを浮かべているマチ姉がより遠く感じたからだ。

話し声が聞こえた。孤児院のあとの約束。>>255

イヴは悲しい気持ちと、そう感じてしまう自分にやるせなさを感じた。

(ダメだダメだ。今はご飯も食べられるし、温かな寝る場所もある。幸せものなのに俺、少しあの男に嫉妬した…。今、マチ姉に会えない…。会っちゃいけない。)

マチ姉が孤児院に来てくれるのはわかっていた。けど、今のこの泣きそうな顔を見られたくない。

イヴはその足で、今は使われていない教会に足を向けた。]*
(268) 2020/05/18(Mon) 1:17:29

【人】 異国の道化師 マッド・リヒター

>>238

……その名で、呼ばないで下さい。

ー 覚えていてくれて、ありがとう。

"ぼく"は異国から来た道化師のマッドです。

ー "私"はマシュー。ブーヨプスキュリテの騎士だ。

[手に余るたこ焼きを受け取って貰えただけだ。何処に、お涙頂戴がある?手が軽くなったと同時に、何か、鎖に繋がれた重りの様な鉛臭い物が身体から外れ落ちた感覚がした。感覚?有りもしないのに。そんな感覚だけで、こうも、涙が溢れ出てしまうものなのだろうか。既に目は帽子でスッポリと隠れてしまっていたが、流れ出る涙を隠す事は出来なかった。]

『また会えて嬉しいわ』

[優しく笑いかける彼女に、最後に見送ってくれた少女の顔が確かに重なった。]
(269) 2020/05/18(Mon) 1:19:00

【人】 異国の道化師 マッド・リヒター

ー 嗚呼……やはり、此処は私の国なんだ。

["国宝泥棒の逆賊"が、そう易々と時効になる訳がない。只、少しだけ、"彼"の止まった時間を動かしたい。一瞬で良い。見逃しては頂けないだろうか?罰なら後で受けるから……。彼は袖で顔中に飛散した水分を拭った。そして、彼女に向き直り、微笑む。]

"ただいま。ジゼル。"

[折角アルジャーノン店主に頂いたのに、新調だという事も忘れ、つい、礼服の袖を使ってしまった。袖は水分を含んだ白粉ですっかり汚れてしまっていた。だが、ジゼルと再び顔を合わせた彼の顔は、"この国の騎士"、"マシュー・ド・リヒテンシュタイン"に帰って来ていた様であった。]

[そして……、タナバタの夜へと時は進む。*]
(270) 2020/05/18(Mon) 1:19:14
男装の騎士 イヴは、メモを貼った。
(a77) 2020/05/18(Mon) 1:24:11

駄菓子屋の孫 ユキムラは、メモを貼った。
(a78) 2020/05/18(Mon) 1:24:43

機関設計士 スタンレーは、メモを貼った。
(a79) 2020/05/18(Mon) 1:31:17

(a80) 2020/05/18(Mon) 1:32:00

【人】 調香師見習 ノア

─ 
広場 特設会場
 ─

[スタンレーさんは前のほうで見てるのかな。
マチさんと話せたかな。]


上手くいくといいな……


[遠くのステージを眺めながら、小さく呟く。
あからさまにあたふたしていたスタンレーさんは
なんだか可愛らしかった。

遅いけど、また、あの丘に行こうかな。
花火の音もいい感じに聞こえるし。
お祭りの締めくくりはあの場所が
私には、合っている気がする。]
(271) 2020/05/18(Mon) 1:54:39

【人】 調香師見習 ノア

[音楽が舞台の終わりを告げる。

一斉に流れてくる観客たち。
その人並の中に混じって、
知っている香りが一人。>>267


……うん。


[掛けられた声になんだかほっとして
名前を聞かなくてもわかっていたと
いうように頷く。]


あ、いえ、ひとが少なくなってから
移動しようと思って。


[逢えるかもしれないと思いつつ、
逢えるとは思っていなかった。
でも、逢えるかもしれないと
思っていた。*]
(272) 2020/05/18(Mon) 1:54:43

【人】 星読博士見習 ハニエル

−現在・広場にて−



「………うん。」>>272

ノアは頷いた。
まるで、何か確信めいた予感が当たったかのように、しっかりと。

彼女が誰かと待ち合わせしていた訳ではなかったことに、心のどこかで安堵する自分に気付く。]


もし時間があるのなら、二人で少し歩きませんか?


[だって、ハニエルには行きたい場所があったから。]


初めて会った場所…あの丘まで。


[彼女を正面から見据え、そう、問いかけた。]
(273) 2020/05/18(Mon) 2:23:07
星読博士見習 ハニエルは、メモを貼った。
(a81) 2020/05/18(Mon) 2:30:30

【人】 無口な使用人 ジゼル

[ 宝物のようにそうっとタコヤキを抱き抱え、せっかくの綺麗な礼服の袖で顔を拭う彼を見つめていた。>>270


あぁ、今こそさっき渡しそびれたハンカチを渡せば良かった、と思ったけれど、白く汚れてしまった袖はなんだかとても…美しく眩しくて。]



"ただいま。ジゼル。"



[ と、
そう振り向いて、微笑むその顔は。




   
 あぁ、やっぱり、あなたでした。]
(274) 2020/05/18(Mon) 7:58:08

【人】 無口な使用人 ジゼル


[ 映画や本で見たように何もかも気にせず駆け寄って抱きついて…などという訳にはやっぱりいかなくて。


抱き抱えていたタコヤキを手近なベンチにそっと置いてから、]



おかえりなさい、マシュー・ド・リヒテンシュタイン様。



[ と、白く染まった袖ごと、手を取った。


大人になったことを見せられるといいな、と考えるけれど、涙が浮かぶのは止められなくて、それでも無理矢理笑顔を作ったものだから、多分あの時と同じ、子供のようだったと思う。]*
(275) 2020/05/18(Mon) 8:03:28

【人】 無口な使用人 ジゼル


[ 成長するにつれ自分にも、その時に王室で起こっていた大層な事件の詳細は見え聞こえてきた。
噂好きな近所の夫人たちのおかげで、事件のあらましは、なんとはなしに理解して。



マシュー、と名乗ったあの人が、実は騎士団参謀総長であり、そして" 国宝泥棒の逆賊マシュー・ド・リヒテンシュタイン "であったということ。



それでも、あの時。
母をも亡くして、本当の一人になってしまった自分の前に現れた、まるで魔法使いのような"マシュー"。]
(276) 2020/05/18(Mon) 8:04:41

【人】 無口な使用人 ジゼル

[ いいえ。あの人がそんなことをするはずがない。



   
だって、あんなに優しくて、
           悲しい顔をしていたのだから。



    
『ねぇマシュー、また会える?また魔法を見せてくれる?』




[ そうすがるように聞いた私に、彼はなんと答えたのだったか。



心の奥にしまいこんで、しっかりと鍵をして、見えないほどの海底に沈めたその思い出が次から次へと湧き上がり、溢れ出るのを止められずにいた。]*
(277) 2020/05/18(Mon) 8:07:15

【人】 無口な使用人 ジゼル

[
   
けれど、ふと。


あぁ、そうだ。

もし、彼がマシュー・ド・リヒテンシュタインその人なのであれば

そうして想像に難くない危険をおかしてまでこのタナバタに、この国を訪れたのなら。


恐らく彼には
   
]



お会いになければならない方が、いらっしゃるのではないですか?



[ そう言って、ゆるり微笑んだ。]*
(278) 2020/05/18(Mon) 8:11:03
無口な使用人 ジゼルは、メモを貼った。
(a82) 2020/05/18(Mon) 8:14:39

【人】 踊り子 マチ

─ 広場の舞台裏にて ─

[スタンレーさんの優しい言葉にほっとした。>>257
真っ直ぐで誠実で
陽だまりのような笑顔だった。


場所と時間を約束して
その場を離れることにした。


舞台が終わり移動する人並み。
それをかき分けて
私は金平糖を握りしめて孤児院へ向かった。*]
(279) 2020/05/18(Mon) 9:50:22
踊り子 マチは、メモを貼った。
(a83) 2020/05/18(Mon) 9:52:46

【人】 少女 ルーシュ

―ピザ屋 ―

[来ちゃった>>203なんてハートの付いたようなセリフを、美人なお姉さんが言うものだからキョトンとしてしまう。
まだ齢も若く行きつけの隠れた名店なんてものは知らない少女は、もしかしてこういう店に来るときはこれが合言葉だったりするのだろうかと1人合点していた。
足音から察するに店の人がこちらに来ているのか。残念ながらスカーレットとユキムラの背に阻まれ、ルーシュには店主の愉快な顔は覗けないのであった]
(280) 2020/05/18(Mon) 10:38:20

【人】 少女 ルーシュ

[席につけば店員さんの蒼くなった顔を見ることができた。お姉さんとその人の会話を聞けば、冗談だ>>218と。

合言葉という訳ではなかったのね。

もし今後ここなどに通うことになったとき、毎回あれを言うのでは恥ずかしい。よかったと思うと同時に目の前で頬杖をついて座る綺麗な女性に親近感を抱いた]
(281) 2020/05/18(Mon) 10:38:35

【人】 少女 ルーシュ

うーん、じゃあわたしはマルゲリータでお願いします。

[二人とも選ぶのが早くて、きっとどれを選んでも美味しいはず、と迷っている時間がもどかしく感じてしまう。から、素直にお姉さんのオススメ>>218に従うことにする。

お姉さん、可愛いところあるんだねぇ。>>234
と隣からぽそりと聞こえれば、えぇそうね。とにこにこ笑った。
飲みものは問いにも肯定的に頷けば、あとはピザが来るのを待つばかり]
(282) 2020/05/18(Mon) 10:38:48

【人】 少女 ルーシュ

ほうほう、ユキムラさん。ダガシ屋さん……。>>237

[ダガシ屋が何かはわからなかったが、自分と同じように家の手伝いをしている男の子だと知る。

小袋の金平糖を受け取って、なるほどこういうものを作っているお菓子屋さんなのかと理解した。ルーシュがきらきらしたかわいいものが好きだから、たまに両親が金平糖や琥珀糖を作ってくれる。星の形をしたお菓子、今日の日にぴったり。
これに囲まれて暮らしているだなんて、なんて素敵なのでしょう、と想像して。スカーレットが何かに驚いているのには気が付かなかったようだ。>>245

そうして彼女の咳払いで現実に帰ってくると、金平糖を仕舞って自己紹介を聞く]
(283) 2020/05/18(Mon) 11:00:09

【人】 少女 ルーシュ

シルバーバレット……騎士さん!?

[やっぱり祭りになると見回りなのか、街の護衛も多くなるけれど、クレソンさんに続いてまさか目の前のこの方もそうだったとは。
驚いて、背筋を張って小さく敬礼をする]

あ、ええと……わたしですね!
わたしはルーシュといいます。ユキムラさんと同じようにおうちのお手伝いをしていますわ!学校には行ってないですけれど。
家はこの辺ではなく森のほうにありますけど、作った小物たちは街で売っていますから是非買ってくださると嬉しいです!

[自己紹介に商売トークも入れておく。
ユキムラさんと、レッタさん。よろしくですわ、と二人に握手の手を伸ばした。*]
(284) 2020/05/18(Mon) 11:00:33
少女 ルーシュは、メモを貼った。
(a84) 2020/05/18(Mon) 11:01:05

ジゼルは、>>277 誤 一行目、いいえ、のあとに『何の理由もなく』を挿入してください
(a85) 2020/05/18(Mon) 11:25:27

【人】 調香師見習 ノア

−回想・調香店『ディアス』−



『 ───…おそらくですが、こちら、
 ノアさんの為に用意したものだと思いますよ。』


[ハニエルさんが置いて行ったチョコレートを
覗き込みながら、師匠が言う。
私は彼が道すがら、偶々見つけたというのを
そのまま受け取り、アトリエから顔を出した
師匠と一緒に食べようと珈琲を淹れていた。]


 …え。


[テーブルに二人分の珈琲を運ぶと
師匠がチョコレートを私の掌に乗せ、
空いた方の手をとり、その表面を指で
なぞらせる。]
(285) 2020/05/18(Mon) 12:12:39

【人】 調香師見習 ノア


『 わかりますか?
 この粒が施されている部分が陸になります。
 チョコレートに施された模様はどれも、
 ノアさんにも“見える”ように
 描かれているのですよ。』


[その一粒が師匠により口に入れられる。
指で感じた模様は舌の上に乗せると
より鮮明に感じられた。>>114

 
 『 見たところ、まだまだ子供のように
  思っていましたが……

   美味しいですか? 』*

  
(286) 2020/05/18(Mon) 12:12:54

【人】 調香師見習 ノア

−広場−


[師匠に言われて、ずっと考えていた。
そういえば、ハニエルさんは緊張した仕草で
チョコレートをテーブルに置いていた。>>173
サシェに込めた想いが分かると、
買っていったハニエルさん。>>113


 『このお菓子、ここに来る途中で見つけたんです。
  太陽系の惑星を象ったチョコレートなんですけど…
  良かったら、貰ってくれますか?』


小さな嘘に隠された真意は、
ただ私に気を遣わせないようにするためかもしれない。
そう思っても、なぜか居ても立っても居られなくて。
確かめたい訳じゃないのに、逢いたくなって。

広場に来てからもずっと。]
(287) 2020/05/18(Mon) 12:13:00

【人】 調香師見習 ノア

[約束をしたわけじゃない。
何処に行くかも聞いていない。
世界は、そんなに都合よくは出来ていないと知って、

それでも、逢えるかもしれないと思った。

まるでそれが、星降る夜の必然のように。]



 ────…私も、今から行こうと思っていました。



[ステージの光を受けて影になるハニエルさんの
眼差しに、私はそっと頷いた。>>273*]
(288) 2020/05/18(Mon) 12:13:05

【人】 詐欺師 アダム



  どうしたの……?


[ 不意に繋がった指先に向けて
  不思議そうに問い掛ける。>>264
  しかし答えは曖昧なまま。>>265

  …………それでも、

         彼がその手を離すことはなく。
         私がその手を離すことはなく。 ]

(289) 2020/05/18(Mon) 12:19:14

【人】 詐欺師 アダム


[ 提案には、頷いて。>>266
  昼と夜の混じり合う世界。
  黄昏を、お互いの体温を頼りに二人で進む。

  やがて、宵闇を抜けたなら。
  高い丘の上。
  星によって塗りえられた空を
  彼と二人、並んで見上げた。 ]**
  
(290) 2020/05/18(Mon) 12:19:28

【人】 騎士団第2分隊隊長 スカーレット・アルジャン

−祭りが見渡せる家への道のどこかで−

今年の宴は、楽しかった。
去年は仕事で色々大変だったし、
満喫するほどじゃなかったからなぁ……

[家に帰る道すがら、塀に座り、
昼ごはんを一緒に食べたユキムラから貰った
金平糖を、月の光に照らして、いくつか食べている。
なつかしい味。よく食べていたっけ。
全く心を開いていなかった、他国から来た少年は、
数年の時を経て立派な青年へと成長していた。]

ユキ、カッコよくなってたなぁ。

[昼の彼をちょっと思い出してみる。
年が離れているから可愛らしくも見えたけれど、
最後に見た時よりもすごく成長していて、
久しぶりにときめきみたいなものを覚えた。

こちらからアプローチをとるのは、
気が引けて、あの後はすぐ別れた。]

また、駄菓子屋に遊びに行ったら……
ユキの店番に会えるかな。

[星が眩しい。
手元の金平糖、家に帰る前に食べてしまおう。
そう思って、ひとりゆっくりと噛みしめるように
食べて、思い出に浸ろうかな*]
(291) 2020/05/18(Mon) 12:55:56
機関設計士 スタンレーは、メモを貼った。
(a86) 2020/05/18(Mon) 13:11:41

【人】 異国の道化師 マッド・リヒター

[彼女の手は温かかった。それは、10年前に握った時と変わらない温かさ。優しさ。あの時名乗ってもらった名前さえ今の今迄忘れていたのに、この温もりだけは忘れていない。]

[……10年前の事。子供達の中で1人、離れた場所で手品を披露する彼の様子を窺っていた少女……目線が合った時、マシューは帽子の鍔を少し下げ、微笑みながら会釈した。子供達が帰った後も変わらない距離で様子を窺い続けていた。マシューは声を掛け、恐々とした彼女に手品を披露した。次第に彼女からは笑みが溢れ出し、開花したガーデニアの様な美しくも明るい笑顔を見せてくれていた。その笑顔が、彼は好きだった。]

『ねぇ、マシュー、また会える?
また魔法を見せてくれる?』>>277

[あの時、何て声を掛けたのだろうか。彼女の笑顔の中には其れ迄表面に出ていた哀しさが少しずつ見え隠れしていた。雨漏りの様に。そんな表情を察しながらも……卑怯者のマシューは、帽子を深く被り只微笑むだけ。何の返答もしなかったのだ。やがて、サーカス団の出国が始まり、其れを言い訳として逃げる様にこの国から去った。笑顔を見せてくれた優しい少女からも。]
(292) 2020/05/18(Mon) 14:01:50
 




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