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【人】 翼の魔術師 テレベルム[一瞬浮かぶ正しい思考は、 のんびりと花茶を楽しむ彼の姿を見れば打ち消される。] (いや、自分から何か言い出すのを待とう。) [ マグカップの中身は、彼が嚥下するごとに減っていく。 それが体内に貯まる様子を頭で描きながら、 隣に座る彼の腰を抱いた。 ] …少し、こうしていてもいいか? 君に触れていたい。 [ 白金の髪に頬を寄せる。 二度目 への期待に高鳴る胸を隠して暫しの休息に、恋人同士の軽い触れ合いを求めた。** ] (23) 2024/01/24(Wed) 21:52:34 |
【人】 プラチナ[話は前後するが、ぐっしょり濡れてしまった下着は テレベルムが茶を淹れている間に着替えて洗濯籠の中に入れた。 ズボンにまでは被害が出ていなかったのでそのままだ。 用紙を渡し、正解を告げられれば満足げに目を細め 先生のように頭を撫でる掌を心地よく受け入れた。] ああ、やはり最初に 式を間違えたのがまずかったんだな。 手順も何となく掴んだし、次からはもう失敗しないさ。 [まあ、次があるかどうかは分からないが。 正直成功したとしても今回の件で あまり飲みたくない類の薬になった…というのはさておき。 テレベルムの視線や逡巡に気づくことは無く、 ぐびぐびと喉を鳴らして茶を飲む。] (…ああ、何だか喉乾いたから美味いな…) [なんて呑気に思いながら マグカップはあっという間に空になった。] (24) 2024/01/24(Wed) 23:22:36 |
【人】 プラチナん?別に構わないが……… ふふ、どうしたんだ急に。 [腰を抱き、すり寄って来るテレベルムに 凭れ掛かって体重を預け。 心地よい体温にぼんやりしながら そう言えば今は何時頃だろうと ふと壁時計に目をやり、] (―――あ、そう言えば…) [不意に思い出し、身体を起こす。] (25) 2024/01/24(Wed) 23:23:37 |
【人】 プラチナそうだ。 今日は街まで本を買いに行こうと思っていたんだった。 発売日で。 [読書好きのプラチナは、近くの街の本屋を贔屓にしている。 楽しみにしていたシリーズの最新作が入荷されるため 取り置いておいてくれと以前から店主に頼んでいたのだ。 色々あってすっかり頭から飛んでいた。] 3時前か……今から行って戻れば 日が沈む前には帰って来れるな…。 [別段急ぐ用件と言うわけでもないのだが 何となく用事は済ませておきたい。 プラチナ本人自体に転移魔法は使えないが 街に行く時は念のためにと転移用の魔道具を持たされるので それに近いことはできるわけだし。] …キミはこの後は?何か予定は? [算段をつけつつ、テレベルムにも問うてみるが。**] (26) 2024/01/24(Wed) 23:31:48 |
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