人狼物語 三日月国


61 【身内】夢の少しあと【R18RP】

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【人】 春日 幸貴

[朱里の声で呼び戻されて、目を開けたら物欲しそうな視線を受けた。>>24
 寝転がったまま抱き寄せて要望に応えてから、ゆっくりと身を起こした。

 辺りは暖かいようだけれど、眠っている間に少し肌寒さを感じるくらいに冷えてしまった。
 暖かくなるまではジャケットも着ておくことにして、袖を通してから立ち上がった。

 片付けを手伝って、リュックを背負って]


  うん、行く。


[素直に頷いて日差しの下に出ると、まだ残る熱気が冷えた体に心地よかった。

 魔王たち……かどうかはわからないけれど、彼らを思わせる花の咲く場所。そこに行って、ステラたちを感じたいと思った]*
(27) 2021/03/20(Sat) 22:13:13

【人】 星見 朱里

[奥にひっそりと建っている古い鐘楼。
 今は使われていないので鉄柵で閉じて部外者は入れないようになっている。
 そしてその前には献花台が設置され、誰かが置いていったであろう花がが何本か。]


 建てられたのは50年前ぐらいらしいんだけど、何をするためなのかはよく分かってないのよね


[管理者の家の朱里でも知らない話。
 しっかり調べていないだけかもしれないけれど……PaperMoonの発売時期と同じなのは何かの偶然だろうか。]
(28) 2021/03/20(Sat) 22:22:37

【人】 星見 朱里

[壁をぐるりと回り、敷地の入り口へ。
 ポケットから鍵を取り出して、鉄柵にかけてある南京錠を解除する。
 柵を開け中に入れば…鐘楼に向かう石畳の両脇には、無節操な感じにとりどりな花が咲き乱れている。]


 わかる?
 あの奥にある、紫のやつ


[アネモネの特徴は述べずとも――存在感は伝わるかもしれない。*]
(29) 2021/03/20(Sat) 22:28:02

【人】 春日 幸貴

[鉄柵に囲まれた鐘楼の前に、花が供えてあった。>>28
 この場所に何か意味を見出した人が、ときどき訪れているのだろうか]


  50年前……。


[PaperMoonの初代が発売されたのと同じ時期。
 はじまりの魔王城みたいに花が咲くと言われると、気になってしまう。

 柵の中に入って鐘楼に向かう道の途中、色とりどりの花が咲いていた。>>29
 とても花壇とは言いづらい、個性豊かな花々。

 朱里の声を聞いて奥のほうを見てみれば、そこには入院中に持ってきてもらった造花によく似た花が咲いていた>>1:14
(30) 2021/03/20(Sat) 22:41:58

【人】 春日 幸貴


  あれが……。


[一輪の紫の花。
 それがステラだと朱里が思った理由が、なんとなくわかる気がした。

 言葉にはしづらいけれど、伝わってくるものがある。あの花を見ていると、何故だかステラを思い出す。ステラと過ごした時間を。

 そのアネモネは、とても満足げに、誇らしげに見えた]


  そっか……なるほどな。
  きっと、良い終わりを迎えられたんだろう。


[勇者を待ち続けたラスボスが花になる……はじまりの魔王城ではそうだったのだとしても、ここは違う場所だ。
 ここには思いを遂げた魔王たちの花が咲いているのかもしれないと、なんとなく思った]*
(31) 2021/03/20(Sat) 22:42:18

【人】 星見 朱里


 久しぶり、
 ステラ、元気だった?


 えーっと……

 紹介するわ


 彼が、幸貴
 私の…愛してる人


 ……わかるかな?


[かつての自分の分身と再会して。
 幸せを願った仲としては…自分が幸せになった以上は報告しなければならないし、そのために来たと言っていい。

 できた彼氏が、ステラが知っている人物と気付けるかどうか…その反応が見られるかは分からないが。


 それにしても、愛を口にするとは自分でも思わなかった。*]
(32) 2021/03/20(Sat) 22:50:01

【人】 春日 幸貴

[“愛してる人”と報告されるとは思わなくて、少し驚いてしまった。
 “好きな人”くらいかと思っていたから。

 でも、愛だと思うのは俺もだから。>>2:158
 そこまで想いが重なって、心地よさに笑みが溢れた]


  よう、ステラ。
  あんたが満足そうで何よりだよ。

  朱里のことは心配いらないぞ。
  俺がついてるから。


[多くは語らずにいようと思ったが、ステラが朱里を知っているならきっと案じているだろうと思った。

 だから、そう言って朱里の肩にそっと腕を回した。
 もし拒まれたら、軽く触れて引っ込めるけれど。なんたって“人前”なわけだし]*
(33) 2021/03/20(Sat) 23:01:44

【人】 星見 朱里


( ねぇ、実はこんな人だったの
  そのままと言えばそのままだけど、
  ぜんぜん違うと言えば違うのよね )


[彼が名乗らなかったのもあってか、ステラと内緒話。
 そうしたら抱き寄せられたので、仲の良さは伝わったろう。
 そこまで見せるつもりはなかったのだけど……誰かに見せるなら最初がステラで良かったとも言えるし。

 …――ハッキリと、守ってくれる宣言をしてくれたのが嬉しかったので、抱き寄せられるのを無下にしたくなかった。]

  
(34) 2021/03/20(Sat) 23:09:28

【人】 星見 朱里

[そう言えばと思いだして、リュックを下ろして中をごそごそと]


 ねぇ幸貴

 せっかくだし、3人で写真撮らない?


[なんて、自撮り棒を取り出してみせた。*]
(35) 2021/03/20(Sat) 23:11:31

【人】 春日 幸貴

[内緒話の内容こそ聞こえないけれど、ステラにはあれでたぶん誰だかわかってもらえるんじゃないかという気がした。

 わからなくても、別に構わないとも思ったけれど]


  ん、もちろん。
  額に入れて飾らないと。


[写真を撮ろうと言われて、そう言って笑った。
 “3人”という表現はステラが本当にそこにいるみたいで嬉しかったし、朱里とステラが別々の存在だとしみじみ感じる言葉でもあった]*
(36) 2021/03/20(Sat) 23:16:51

【人】 星見 朱里

[とはいえ自撮りなんて初めてなので、設定には少し手間取ったりしたのはさておき。
 頭上にかかげ、上からの構図で撮ることにした――水平だとステラ映らないしね。]


 ……

 はいっ
 かたつむりパーイ!


[乳製品がダメな彼を気遣って、「はいチーズ」はやめた方がいいかなと咄嗟に思ったせいか、さらに酷いフレーズになってしまった。*]
(37) 2021/03/20(Sat) 23:22:59

【人】 春日 幸貴


  かた……!?


[予想外のフレーズに顔が強張った。>>37
 食べたときの精神的ダメージとその後のエピソードいくつかを思うと、なかなか笑えないフレーズだった]*
(38) 2021/03/20(Sat) 23:28:49

【人】 星見 朱里

[写真確認中…]


 …――ぷぷっ


[あまりの失敗ぶりに吹き出した。
 ステラも笑ったのか(風が吹いて)そっぽ向いてるし。
 これはこれで永久保存ものかもしれない。

 彼が望むなら撮り直すことにしてまともなのものが完成するだろう。*]
(39) 2021/03/20(Sat) 23:33:52

【人】 春日 幸貴


  そこでかたつむりパイが出てくるのはおかしい。


[その上笑われるのは解せない。
 不条理を訴えた末に撮り直してもらうことになった。

 でも撮り直しても保存されそうな気はする。
 それは甘んじて受け入れようと思う]
(40) 2021/03/20(Sat) 23:38:43

【人】 春日 幸貴

[というわけで撮り直そうとしているとき、ふと視界の隅に目を引く花を見つけた。
 風が吹いて花が揺れて気づいた。

 撮り直し終えた後でその花に歩み寄ってみると、一際綺麗に見える花だ。
 見たことがある気がする。夢の中で見たのだろうか。
 気になってしまって、しばらくその花を見つめていた]*
(41) 2021/03/20(Sat) 23:42:13

【人】 星見 朱里


 しょうがないじゃない
 思いついちゃったのだから


[魔王会議でも名前が挙がる名産品だし…
 なお、アイルとお裾分けしたパイは長くてすぐには名前出てこなかった。

 保存した写真は彼のためにも封印しておこう。
 目の前にタイムカプセルがあったら入れたくなったかもしれないが。]
(42) 2021/03/20(Sat) 23:44:18

【人】 星見 朱里

[撮り直したのち…彼が別の花を見ている、ようだ]


 ……幸貴も、知ってるひと見つけた?


[自分はステラのことしか分からないようなので、彼の視線の先にある綺麗な花にはピンとこなかったが。*]
(43) 2021/03/20(Sat) 23:46:05

【人】 春日 幸貴


  話題にはなるのに、好んで食べる人は
  犬系の魔物以外見かけないかたつむりパイ……。


[思い出のメニューではある。
 トラウマのメニューと呼ぶほうが正しい気はするんだが]
(44) 2021/03/20(Sat) 23:54:22

【人】 春日 幸貴


  ……ん……知ってるひと……なのかなあ。
  綺麗だなって思って。


[見覚えがある花なら他にもいくつか咲いているけれど、なんだか、その花を綺麗だと思うのは初めてじゃない気がした。

 よく見ると花びらに露がついている。こんな時間にと不思議に思ったが、そっとそのままにしておくことにした]**
(45) 2021/03/20(Sat) 23:54:46

【人】 星見 朱里


 そっか
 幸貴が言うのならきっとそうなんだろうね


[綺麗なものの見る目とかさ。
 いちおう、その花に会釈して立ち去ることにした。]
(46) 2021/03/21(Sun) 0:00:54

【人】 星見 朱里

[最後に、備えつけの水道からホースを引っ張ってきて、水撒き。
 ここの花は枯れそうに見えないけれど、魔王は乾きぐらいじゃ死なないにしても潤いが要らないわけではないし。
 ステラや、彼が見留めた綺麗な花をはじめ、水霧をかけていく。]


 あ、

 幸貴、ほら


[ちょうど傾いてきた太陽と角度があったのか、目の前に小さな虹がかかった。**]
(47) 2021/03/21(Sun) 0:05:46

【人】 春日 幸貴

[その花が誰であっても、きっと出会うことは無いのだと思う。それでもここに綺麗だと感じる花が咲いていたことは覚えておきたい。

 >>47朱里が水を撒き始めると、日中ずっと熱気に包まれていた花々は気持ち良さそうに見えた]


  あ……


[小さい虹がかかるのを見てびっくりした。
 自分たちの手で作り出したみたいで。

 しばらく見ていたかったけれど、このまま太陽が沈んでいけばまた見えなくなってしまうんだろう]
(48) 2021/03/21(Sun) 8:19:11

【人】 春日 幸貴

[水撒きが終わった後]


  じゃあ、朱里を送って帰るか。


[また俺の家までついてきてもらって、そのあと朱里を家まで一人で帰らせるというのは、なんだか納得できなかった。
 それでそう言ってみたけれど、朱里はどう思うのだろう]**
(49) 2021/03/21(Sun) 8:19:23

【人】 星見 朱里


 え、ちょっと待って

 幸貴が無事に帰れるかが第一なんだから、
 私送られても幸貴の家までついて行くよ?


[それではただの遠回りだし]
(50) 2021/03/21(Sun) 9:00:37

【人】 春日 幸貴


  ええ……
  俺だって彼女を家に送ってみたいんだけど……
  今日しかできないぞ、たぶん。


[学校のある日に送って帰るのは俺には不可能だと思う。移植を受けたらできるかもしれないけど]


  下りは心臓の負担はそんなにないし。
  いざとなったら迎えにきてもらうこともできるから。

  だから、お願い。


[だからたまには送ってもらう立場以外を経験したかったんだけど、どうしてもダメだというなら諦めようかなとは思っていた。
 それでもじっと見つめて頼み込んだ]**
(51) 2021/03/21(Sun) 9:22:06

【人】 星見 朱里



 ううぅ、わかったわよ…

 今日だけだからね?
 今後は、カッコいいのが体調に見合わないときはやめてね?


[付き合いだして男らしさが増した彼。
 それでいて懇願するときの可愛さが減ってないのはズル過ぎる。
 なのでその願いを突っ撥ねることがどうしてもできなかった。**]
(52) 2021/03/21(Sun) 9:38:10

【人】 春日 幸貴


  やった!


[ズルいなどと思われているとは露知らず、嬉しくて朱里に抱きつきたくなって腕を伸ばした。
 嫌がられたらやめるけど。人目(花)が多いし]


  昼寝して休めた分もあるし、
  今日は大丈夫だよ。


[俺は負荷には弱いけど、スタミナがないわけではない。休み休みなら帰れるのは間違いない。
 帰ったらまた寝る気はする]


  朱里の家は……。あれの隣だっけ?


[辺りを見回して、少し離れたところに見える天文台に目が止まった。
 途中に道案内の標識があったような気がした]**
(53) 2021/03/21(Sun) 9:53:18

【人】 星見 朱里

[抱き締めてくれるのを拒否るのは勿体ない。
 ステラの前でキスは少し恥ずかしいが。]


 だね
 ここからだと家は天文台の裏になって見えないけど


[天文台から展望台へのルートもあるので、あちらに向かって降りていけば迷うことはないはず。]


 体力はわかったけど、暗くなると足元危ないし、行きましょ


[じゃあねとステラにひと声かけて。**]
(54) 2021/03/21(Sun) 10:09:40

【人】 春日 幸貴

[キスはさすがにする気はなかった。
 それは人目があると感じる場所では厳しい]


  裏か……とりええず天文台に向かえばいいか。
  そうだな、行こう。


[夏休みの間に、天文台にも遊びに来てみたい。来るのには一苦労するけど。
 朱里はよくこんなところから通えていると思う。俺の姫がたくましい]


  またな。


[花々を振り返って、奥のほうの紫のアネモネに声をかけた。また来ることがあるのかわからないけれど、これが今生の別れとも思わなかったから。

 展望台まで登っているときはあちこち眺める余裕はなかったけれど、帰り道と思うと余裕ができて、丘の風景を楽しみながら天文台に向かうことになった]**
(55) 2021/03/21(Sun) 10:41:00

【人】 星見 朱里

[天文台の夏の夜は天体観測イベントを主催するので、遊ぶ機会はあると思っている。
 少し斜面の芝生が、座ったり寝転がって夜空を眺めるのに向いているし。
 なんなら特等席を確保するとか公私混同もできるし。]


 気を抜いて転ばないでよ?


[下りで転んだら大怪我だ。
 病院でのリハビリのときから、下り階段時は特に気をつけている。
 確実に手を繋いで一緒に石段を降りるよう努めた――もちろん平坦な道でも手は離さないのだが。

 彼の体力が回復したのは本当にそうなのだろう。
 やはり想定より早く天文台に到着するだろうか。**]
(56) 2021/03/21(Sun) 10:58:18
 




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