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レイは、ノアベルトの声がした辺りにチキンを置いた。元気がない時はおいしいものを食べた方がいいですよ。 (a45) 2021/12/15(Wed) 18:55:35 |
【人】 木偶の坊 エドゥアルト#蟹討伐 ──これはエドゥアルトが蟹討伐の噂を聞き『黄金の海』へ出向いた頃の時。 馬を操り前線を走る者、地割れに足を取られる者 仲間を鼓舞する声、耳を劈く笛の音、迸る魔法の光。 蟹討伐に群がる冒険者から少し離れた砂上の スコープ越しに、もう一体の巨大な蟹を狙う者がひとり。 ……でかい。心中で呟きながら 前衛に気をとられている隙に得物のトリガーを引く 得た情報を頼りに、防御が疎かとなった足の根元を狙い撃つ。 やや砂埃が邪魔をするが、一発、二発と的確に当てていく。 エドゥアルトは"当てる"ことだけは得意だった。 他の冒険者の力も相まって、 ふいにぐらついた巨体ごと鋏が振りおろされる。 目のまえのものを倒すことだけに集中していた故か それに気付くのに一歩、遅れてしまった。 「────」 声も出ぬ間に砂塵が舞い上がり、避けるべくとっさに転がった エドゥアルトの姿が遠くの砂中に消えていった。 (40) 2021/12/15(Wed) 19:00:29 |
【人】 木偶の坊 エドゥアルト>>40 #蟹討伐 それからどのくらい時が経ったのかは定かではないが 盛り上がっていた砂の中から、のそりと這い出る男がひとり。 ずれたフードの隙間から獣の耳が飛び出し、ぶんぶんと頭を振って砂を吹き飛ばした。 「……生きてる……」 エドゥアルトは、はっと顔を上げ砂の中から 自身の得物を慌てて探し当てて大事そうに抱える。 「……」 ひとつ、安堵のような息を吐いた。 砂埃に目を眇めた先には、ひっくり返った巨大蟹が遠くにぼやけて見えた。多少は役に立てたのだろうか。 (41) 2021/12/15(Wed) 19:01:34 |
オーウェンは、あえて何も触れない。 (a46) 2021/12/15(Wed) 19:13:12 |
【置】 残影の フランドル託すべきものは託した。 託されたものは、可能な限りを。 あとは時を待つだけだ。 自分のものも、誰かの為に在る自分も。 他人には、何一つとしてくれてやるつもりはない。 くれてやるのは、"哀れな役者"の道化芝居だけだ。 何があろうとも、他人に折られる事は許されていない。 だからフランドル・スキアーは折れる事ができない。 生かすも殺すも委ねる先は一人だけ。 己に立てた誓いがある限り、剣に寄る辺のある限り。 これまでも、そしてこれからも。 (L4) 2021/12/15(Wed) 20:44:15 公開: 2021/12/15(Wed) 20:50:00 |
ミズチは、エドゥアルトの成果の鳥さんをおいしくいただいた。後で感想とちょっとした話をしに行くつもりだ。 (a48) 2021/12/15(Wed) 20:57:27 |
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