【人】 緑山 宗太朗>>72 「そうね〜、森の中にあるのもなんか、雰囲気あるし?」 どこにしよう、あれそれが良い、あれこれもいいと話し合ったのも今は昔。 グラデーションがかかったような青色と風に揺れて色を変える緑色、アースカラーが目を癒してくれる。 地面にはぽつぽつと、春を告げる花も咲き始めているようだった。 「この紫の花の蜜、昔良く吸ったなぁ」 なんて言いながら道中つまみ茎ごと摘んだのはホトケノザ。くるくる回して遊んでいる。今は口に入れる気にはならないけれど。 花言葉はなんだったか、確か【小さな幸運】とか。 このキャンプ中にも小さな幸運が沢山降ってくればいいなと思っている。この地面に生えたホトケノザの数と同じぐらい。* (79) 2023/03/01(Wed) 9:19:05 |
【人】 黒崎柚樹[男女誰にでも、先輩後輩も関わらず、適度な距離感で踏み込んでくる武藤は、でも絶対に"ある一線"からは越えようとはしない臆病さもあって。 ここから先は踏み入れては駄目だと思うと潔しすぎるくらいに身を引く彼だから。 自分の溜息に気付いた風な表情をした武藤に、溜息も控えないとな、と、気を引き締めて、貰った鍵に記されたナンバーを辿るようにコテージへと辿り着いた。 このコテージは川の近くにあるんだろうか。 遠くないところからせせらぎの音が聞こえてきたものの、河原らしきものが視界に入ることは無かった。 静かな林の中に建つログハウス、と言ったところ。] ん……きれいだね。 "ちゃんとしてる"。 [あの美術館は、特段眠くもならなかったものの、寝床らしい寝床はスタッフルームにあった仮眠用ベッドぐらいしか無かったし。 レストランにあったソファに転がってたりしていたな……なんて思い出す。] (80) 2023/03/01(Wed) 9:26:07 |
【人】 黒崎柚樹[他の生還者たちと、そのあたり、報告しあう機会は無いけれど。 私と武藤はあれ以来、幾度も"同じ夢"をみている。 切っ掛けは、私が最後の一人になって、死ぬ悪夢。 何度も思い描き覚悟していたことが鮮明な夢となって、そこへ武藤を引きずり込んでしまった。 泣きながら目覚める朝を迎えたのは一度や二度じゃない。 それからも、他愛ない夢の共有が何度かはあったものだから、今回のこれも、私はその1つだと思っていた。 「どうか幸せに」と、武藤の幸せだけを願いながら世界から消えなければいけなかった地獄を思えば、半年分の記憶諸共に恋心も消えた武藤の傍らに居ることは、それほどにはつらい事でもないよ。 だから大丈夫……と、自分で自分に言い聞かせて。] (81) 2023/03/01(Wed) 9:26:48 |
【人】 黒崎柚樹ん、ベッド、そっちどうぞ。 [自覚、あるんだろうか。無いだろうな。 武藤が一人暮らししているマンションのベッドで共に眠る時、武藤はいつも私の左側にいる。 当たり前のように左側のベッドを選ばれたことに、ほんの少し、泣きたくなった。] 夕飯……材料があるものなら、なんでも。 武藤はサークル関係とかでバーベキューもしたりするんでしょう? [私も部の企画でしたことあるけど、火起こしとかまで慣れてるわけではなくて。 お互い不慣れでも、まあ、火を熾して肉や魚介焼いて食べるのも楽しそうだよね、とは。] それとも、"オムライス"、とか? [試すように告げてしまったのは、美術館で、武藤と2人、作ったメニュー。 大丈夫と言いきかせつつも、私、武藤に記憶を取り戻して欲しくて仕方がないみたいだ。*] (83) 2023/03/01(Wed) 9:28:52 |
緑山 宗太朗は、メモを貼った。 (a11) 2023/03/01(Wed) 10:01:29 |
【人】 片連理 “椿”[自ら握手を求めておきながら、触れた手が己の知るものでないことに少し驚いた。 一瞬だけ、目を丸くして彼の手を見つめ、しかしその温かさに安堵を覚えて、両の掌で慈しむがごとくに包みこみ、琥珀の色をした目を見上げた。こんなに穏やかな光を湛えたひとであったか、記憶は定かではない。目の前にいる、かつてと同じ気配のする彼がそうであるのなら、過ぎしあの日もそうであったのだろう、と空白はそのままにして今を受け入れる。] ——あれから。 [その言葉には、ゆるく首を傾げた。 さて、これまでどうしていたのだか。別の誰かに、逢いに行ったような気がする。それももう、遠い日のことのように全てが色褪せて、靄がかっていた。] ええ、ええ。息災にしておりました。 [問われれば何か思い出すのかもしれないが、今はそれだけを口にする。 そうして、なぜ自分はここにいるのか、という、頭の中にぼんやりと反響する疑問とその答えをもう一度繰り返す。] 逢いたかったのです、貴方に。 (84) 2023/03/01(Wed) 10:08:44 |
【人】 片連理 “椿”[きっとなんの答えにもならないであろう言葉を嬉しげに転がしながら、椿は彼の手を引いた。] では、参りましょうか。 [どこへ? その答えを、椿は持っていない。ただ足の向くままに歩き出す。 彼には椿が導くように見えるだろうか? 向かう先にはいくつかの木造の建物。以前にも、そんな場所にいたような、そうではなかったような。いずれにせよ日は落ちたのだ、闇に飲まれるまえに灯りの下へと辿り着くのが良い。] (86) 2023/03/01(Wed) 10:09:48 |
【人】 緑山 美海さくさく、さくさくと。 そうして2人が向かうのは、皆が宿泊するであろうコテージから少し離れた。 森の奥の奥、人の気配のない静かな場所。 管理部屋からも遠いし何かと不便かもしれないけど。 久しぶりのお休みは2人きりで過ごしたかったから、予約する時にわざわざお願いしたんだ。 もうすぐ着く頃かな。でも、まだまだ時間はあるし散歩を続けたい気持ちもあるかも。 貴方と一緒なら何をしても楽しいし、お任せしようかな。* (87) 2023/03/01(Wed) 10:10:53 |
緑山 美海は、メモを貼った。 (a12) 2023/03/01(Wed) 10:20:46 |
天のお告げ(村建て人)は、メモを貼った。 2023/03/01(Wed) 11:48:43 |
【人】 武藤景虎[くっきーと二人なんだというのには、少なからずそわそわする感じはあった。 二人だけで話すことって今までなかったし、だけど、二人だけで話す約束はしたから。 “武藤って……実は色々、怖がり、だよね?“ そう言われた時はどうやって話逸らすかなと瞬時に考えたけど、即座に“忘れて“と付け加えられたのを引き留めたのは、普段のオレとしては考えられない行動ではあったから。 ただ、美術館に入る前の駐車場でする話でもなかったし、そのうち話すという約束として宅飲みでもするかと取り付けたのだけど。 くっきーも何か似たような悩みがあるんだろうなとは思ったからこその行動だったものの、今がそれを聞いていい空気なのかはわからなかった。] 明るくなったら川も見に行ってみるか。 近くにありそうだし。 [聞こえてくる川のせせらぎ>>80が外の静寂を強調しているみたいでも、暗くなっていく窓の外の景色に不安を覚えることもなく。 時折聞こえてくる野鳥の羽ばたくような音だったり、何かしらの生き物の気配や、夜が更けて明るくなるという当たり前の事実に、どこか安心するのは何故だろう。] (88) 2023/03/01(Wed) 12:05:15 |
【人】 武藤景虎え、もしかしてなんかこだわりあった? [ベッドは同じものだと思うんだけど、承諾の返事の後に一瞬複雑な顔をされたように見えた。>>83 なんでこっちにしたかは自分でもよくわからないが、なんか、その方が据わりが良いから……?とは。 くっきーにもそういうのがあるのかなと思ったものの、問いかけたところでなんでもないと返されそうな気がする。 やっぱ取り替えてと言われない限りは、この上なら自分の陣地ということで好きにしてもいいだろうと鞄の中身の確認ついでに部屋着を引っ張り出した。 早々に部屋着に着替えるような間柄でもなければ、まだ外に出ることもあると思うし、寝る前に着替えればいいかと寝間着として使っているスウェットは畳んで出しておいて。] (89) 2023/03/01(Wed) 12:06:58 |
【人】 武藤景虎なんでも?マジで?すげーな。 [そこにあるもので作る、みたいな芸当はかーちゃんという種類の生き物の固有スキルかと思っていた。 それは言い過ぎかもしれないが、数だけは多い周りの友達にもそこまで料理が得意な奴もいた覚えがないし、女子でもそこまで言い切れる子は少ないんじゃないか。] バーベキューは偶に参加するが。 でも夏場の昼間しかやったことないかも。 夜でも楽しそうだよな。 [天気も良いし、夜空を見ながら焚き火の音を聞くとか、なんて情緒より肉の方に意識は行ってしまいそうだけど、なんとなくテンションは上がる気がする。] (90) 2023/03/01(Wed) 12:07:38 |
【人】 武藤景虎オムライス?うん、食いたい。 [昼も食ったはずだけど、レストランのオムライスと家のオムライスは違うし。 それに食った記憶はあるが、実感として昼に食った感じがあまりないのもあって。] バーベキューは準備が大変だし、やるとしても明日以降?のがいいんじゃない。 [そもそも何泊するんだっけ、鍵渡された時に聞いた感じ、明日帰るってわけではなかったよなと確認して。] (91) 2023/03/01(Wed) 12:08:39 |
【人】 武藤景虎オムライスって卵何個くらい使うん? [告げられた個数に、なんか少なくない?と言ってから、どうしてそう思ったんだろうと首を傾げる。 こんな使うんだと思いそうな個数なんだけど。 作る分量が違うからだとして、そんなに大人数用のオムライスは作った覚えがない、そもそも一人前とて作ったことはない、はずだ。] 飯もう作る? 腹ごしらえに外出てもいいけど。 [料理作りはくっきーが主導になるのは確かとしても、手伝えることはありそう、というよりは、味見が手伝いで済ませてはくれなさそうという謎の予感だけあった。] (92) 2023/03/01(Wed) 12:10:09 |
【人】 武藤景虎くっきーって、か………、 家事もできてえらいな? [かーちゃんみたいだなという言葉を飲み込んだのは、男に対して言うことじゃない、というよりは、なんとなく言ったらまずいことみたいな気がして。 “かわいい“は殺し文句らしいので気になる女子以外には言ったらだめらしいのは覚えてるんだが。 かーちゃんって単語にもなんかあったっけ。 誰かに言うとしても、どういう状況?って感じだし。 出して困るのなんて、教師のこと間違えて呼ぶくらいしか困るシチュエーションないんじゃないかな、とは。]* (93) 2023/03/01(Wed) 12:10:53 |
【人】 天原 珠月ふーん。 まぁ雅空兄ぃよりは若いですからねぇ。 [子供扱いする言い方。>>55 昔からよくされて、昔はもっと激しく反発もしていた気がする。 思春期とか反抗期というやつだったのだろう。 幼馴染が専門学校に入ってから、店であの服を着始めてから。 自分は美容専門学校に入学して、秋のインターンシップに期末試験、最近は練習漬けに課題に頭を悩ませ――様々なタイミングでいくら家が隣とはいえ一緒に住んではいないのだから、顔はどうにか合わせられるくらいで接する時間が減ることはあった。 つまり、自分の春休みであるこの期間、幼馴染とがっつり過ごすのは久しぶりな感じもして……だからなのだろうか、こうして子供扱いされるとほっとするような気さえするのは。] はぁい。 [チラッと足下に視線を落としてから。 それにしても、よくあるキャンプ場らしい光景が目に飛び込んでくれば、なんとなく拍子抜けしてしまう。 周りを窺えない森の中の道が長かったからかもしれない。 トンネルを抜けた先は異世界でした展開を一寸妄想したのは内緒にしておこう。] (94) 2023/03/01(Wed) 12:20:23 |
【人】 天原 珠月ああ、そっか、温泉もあるんだ。 [アウトドアワゴンをひとりで引きながらも、案の定幼馴染は難なく自分に追いついて来ていた。 鬱陶しそうにされたので一際強く服を引っ張ってやる。>>56 パッと手を離すと、説明にふんふんと頷いて。] キャンプ場に温泉って珍しい気がしない? コテージも立派そうなの多いし、まるで別荘地みたい。 [管理人のもとへ向かい、二家族分の家名で予約したコテージの鍵を受け取る幼馴染を見守る。 最後によろしくお願いしますと軽く頭を下げた。 レンタルってなにが出来るんだろうか。 気にはなるけれど、今は泊まるコテージへの興味の方が強く、手のひらに渡してもらった鍵を握りしめる。] ……。 [少し考えて、ひらりとアウトドアワゴンの後ろに回り、ささやかながら押す力を足すことにした。] (95) 2023/03/01(Wed) 12:22:07 |
【人】 天原 珠月[自分たちのコテージまでの距離はそれなりにあった。 まず視界に飛び込んでくるのは広々とした湖だ。 ざぁぁ、とふいに風が吹いて、穏やかな湖面がやさしく揺らされ、これから落ちてゆくばかりの太陽の光をきらきら反射する。 澄んだ水の匂い。 風が耳元を過ぎていく音。 少し眩しい。一瞬目の前が霞む。] あっ、うん。 [知らず知らず魅入られたかのように突っ立っていたらしく、幼馴染の促し>>57に我に返って肩を揺らす。 金髪をひるがえし慌てて後を追った。 コテージは湖のすぐそばに建っていた。 ある程度年季は入っているのか木に艶があり美しく、手すりなどの木材を交差させたデザインがシンプルながらオシャレで、管理の行き届いた清潔感とぬくもりのある外観をしている。 ガラス窓が広い作りのため室内からでも湖が見渡せるだろう。 2階は狭そうだけれど何の部屋なのかな、と考える。 焚き火スペースに寄ってみると、そろそろ気温も下がって来る時間だと無意識に腕をさすり、焼き場を発見すれば……お腹に手を当てようとしかけて自制した。] (96) 2023/03/01(Wed) 12:25:32 |
【人】 天原 珠月へっ!? [テラスに外から上がろうとしていたのがバレたか。 肩を掴まれ>>58、思わず素っ頓狂な声が漏れた。 先に行くなよって、どこへ、と口を尖らせたのはそっちが鍵を渡したんでしょうという意味であるが、向ける足を玄関へと変え、ガチャン、とコテージの鍵を開けた。 ドアノブを掴んで開く前になんとなく後ろは一度振り返った。 どんなワクワク顔してんのかなと思ったのだ。] わぁ、意外とひろーい! [ドアを開け、立ち止まって歓声を上げたら幼馴染が背中にぶつかりかけたので、ごめんごめんと横にずれる。 なんだかんだこれじゃ同時一番乗りかも。 隣を見上げ、目を細めてふふーっと笑う。まぁいっか。] まずあっちの窓開けてくるね。 2階のぼるときは教えて、私も一緒にいくー。 [まずはさっき幼馴染の指折り数えていた行動をこなすべく、てきぱきと動き出した。*] (97) 2023/03/01(Wed) 12:27:37 |
天原 珠月は、メモを貼った。 (a13) 2023/03/01(Wed) 12:33:38 |
【人】 緑山 宗太朗>>85「おっ、知ってた?」 花の名を聞けば、意外の気持ちを含めつつ褒めたんだとか。 日常でも一緒に散歩をする機会は幾らかあり。 その度になんとなく道端の草に目が行って、それで遊ぶ為に足を止める事が多い男だったりする。 「ツツジの花吸うと怒られるけど、こっちは怒られなかったんだよな」 「学校までの道が長い奴らとかは、摘んでおやつにしてたな〜。俺もよくやったし……」 いっぱいあるし、観賞用で生えている訳でもないし、タダで手に入るし。つくしを摘んで集めることの次くらいに、下校中の密かな楽しみだった。 懐かしいなと過去を思い出して目を細める。 「蝶々ってガラではね〜けどさ?」 似てる所……色?髪の色が派手な程度かなぁと自分の毛先をつまんだ。 提案に頷いて、そのままポケットに突っ込んだ当たり、この花は後に紙コップの花瓶に生けることになる様子。 さくさく、さくさく。土や草を踏む音は続く。 (98) 2023/03/01(Wed) 12:39:01 |
【人】 一匹狼 “楓”[手を握り返す彼女は驚いていた。 その末に両手で包み込んでくる、その仕草はまるで慈しむかのよう>>84] どうかしたか……? [彼は思わず問い返していた。 ただの握手にしては随分と感慨深げに思えたのだ。 そうして先の問いに答える彼女の反応を見て、もうひとつ、違和感を覚える。 今、彼女は疑問を覚えた風ではなかったか。 息災という言葉は定かか。 彼が思ったのはそのことだった。 手が握れるほどに近づいてみれば、彼女の髪が銀ではないことにも気付く。>>61 黒と白が混じったその髪だけなら老婆のそれにも見えようものが、顔立ちは幼女にも思えるほど。 それでいて彼女の体躯を、少なくとも彼は大人の女性と思っていた。判断材料は背丈ぐらいしかないのだが。かつての日々でも、彼女のことをずっと大人の女性と思って接していた] (100) 2023/03/01(Wed) 12:51:43 |
【人】 一匹狼 “楓”[逢いたかった。>>84 その実に嬉しそうな言葉に>>86、彼は思い返す。少し前の彼女の言葉を。 『きっと、お会いできると思っていましたの。』>>61 辺りの人影どころか記憶さえも朧げなこの場所で、彼女は何を信じていたというのか。 ……何か、知っているのだろうか] そうなら会いに来てくれりゃいいじゃねェか。 あいつに渡せば、あんたも見るかと思ってたぜ? [心がざわめくのを感じながら、彼は軽口で気を紛らす。 彼が言うのは、かつて彼女に出会ったときに別れ際に手渡したカードのことだ。彼の勤め先の名前と住所が記された、個人のものではないにしろ名刺のような代物。 それを彼が渡した相手は彼女本人ではなかったが──渡した相手は彼女と共に在る人なのではないか、となんとなく思ってのことだった] (101) 2023/03/01(Wed) 12:51:59 |
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