【人】 ソフィア 長閑な村でも日々を懸命に生きていれば 記憶は徐々に風化し、過去は思い出となっていく。 生きるということは、 忘れるということ。 それでも私は、なにもかもを抱えていたかった。 ── ▷ sacrifice ── (100) 2021/06/21(Mon) 19:54:54 |
【人】 『村娘』 ソフィア穏やかで物静かな人だった。 あまり他人と関わる方ではなかったけれど、 遠くから見守っているような そんな眼差しをいつも向けてくれていた。 神様の元へと向かうことが決まった時 彼女は部屋に閉じこもってしまった。 会ったこともない神様の所へ行くのが 怖いのだと思ったから。 私は彼女に会いに行ったんだ。 (102) 2021/06/21(Mon) 19:57:25 |
【人】 白竜 ヤオディ― たまにはお仕事 ― [滝の傍まできて、わんわん泣いている少女を前にうんざりした顔を隠さないヤオディ。 泣きやめばそれなりに可愛いだろう少女なのに、目を赤く泣きはらして壊れた蛇口のように目から水を滴らせていては、その可愛さも台無しだ] 余にそんな相談をされても…… [弱り切ってそう言っても、キッと少女はこちらを睨んで、なんでですか!と怒鳴ってくる。結構な迫力で白竜であるこちらの方が一瞬びくっとなりそうなくらい、怖い] (104) 2021/06/21(Mon) 20:08:25 |
【人】 白竜 ヤオディ その手の事柄は余の管轄でなくての…… 恋愛相談なら、縁結びの神あたりの方が向いてると思うのだが [そうアドバイスを求める先の変更を依頼するが、少女は聞く耳をもたない。今までずっと私のことを好きって言ってくれてたのに、ちょーっと冷たくあしらっていたら、他の女になびきやがって! とか、怖い顔をしてぶつぶつ言っている] そ、そちがそのようにそのおのこに興味なさそうな素振りをしているのがいけないのでは……そのおのこが好きというのなら、ちゃんと相手にそう伝えればよいのでは……。 なんでそうせんのだ? [普通に不思議で問いかければ、そんなの恋の駆け引きですよ!ときっぱり帰ってきた。 自分には難しそうで、恋の駆け引きなどはわからない、が] (105) 2021/06/21(Mon) 20:09:02 |
【人】 白竜 ヤオディ そちが恋の駆け引きなるものをしているなら、そのおのこも恋の駆け引きなるものをしているのでは? 実際、そちは今まで追いかけてきていたおのこが急に自分をおいかけなくなったから気になったんだろうに。 [そう口にしたら、少女はそうか!と手を叩いている。 そしてそのままなぜか喜んで帰ってしまったが……。 なんか最初の方はあの男に呪いがどーのとか言っていたから、余に男に呪いをかけさせるつもりだったようだが、そういうのも自分の専門外だ] (106) 2021/06/21(Mon) 20:12:05 |
【人】 白竜 ヤオディ 人はすごいのう……。 [この洞にやってきた当初の自称嫁を思い出す。 今は日課の獣を狩りに出かけていて留守だったが、彼も最初から情熱的に愛の言葉を捧げてくれていたようだった。 まったくその意図が分からず、スルーするしかなかったが。 ―――でも、今なら少し、人の心がわかるかもしれない。 もし、かんぅ殿が他のところに、と思うと、かの少女のようなことを、自分も思うかもしれないから………] (107) 2021/06/21(Mon) 20:14:57 |
【人】 白竜 ヤオディ ―――な! 余は違う、けっして違うぞ。 [そんなバカな、と自分で自分を否定して。 熱くなった頬をぺちぺち叩きながら、滝壺に消えていった*] (108) 2021/06/21(Mon) 20:15:58 |
【人】 五色 冥桜 はっはっ、すまないな。 遠回しにしたいことであったか。 なぁに、お主は未だ小さいのだ。 お漏らしして良いのは小さいうちだけだぞ。 [揶揄うように笑いながら頭に手を置き撫でてやる] それに予は神鳴は怖くはないのだ。 [何せ自分で奏でて見せるほどだ。 得意げに笑うと愛いやつと頬擦りを試みては温泉には一言] ――それは楽しみだ。 [語らず、騙らず、感想を述べるだけであったが口元には深い笑みが浮かんでいた] (109) 2021/06/21(Mon) 20:30:09 |
【人】 五色 冥桜 よしよし、ではその時は一緒に入ろう。 予も隅々まで磨いてやるぞ。 安心せよ磨かれるのは慣れておらぬが。 磨いてやるのも慣れておらぬ。 [どこにも安心要素のないことを述べると緋扇にはそうされたようであるからと男は語る] そうか、悪いことをしたら謝らねばな。 素直に謝れるのも才能の一つだ。 夜怖くて起こされたら予は謝罪より感謝されたいがな。 [二人とも随分と幼い喧嘩だと男は楽しそうに笑う。 リンを通して蘇芳と緋扇を見てはその光景に目を細めた。 それならば尚の事。 ちゃんとした別れをさせてやろう] (110) 2021/06/21(Mon) 20:30:17 |
【人】 五色 冥桜 そうか、お主は偉いな。 撫でてあげよう。 [床に降り立ったリンの頭を撫でると男は自分の顎にも指を添えた] ふむ――多めに炊いて雑炊にするも良し。 あとで焼きおにぎりにするも良し。 予は一合程あれば良いからそこにお主の分を足して。 それをもう一度足した分にしよう。 洗っておる間に予は床を掃いておくよ。 食材を持ってくるにしてもな。 埃ぽいところよりは良い。 [米を研ぐのは外であろう。 ならば居間やらは空気は入れ替えているのだから箒で埃を粗方掃いておこうと――] はて、掃除道具はどこだろうな。 [聞いていないことが沢山あるなとそれならばとリンと共に米研ぎに向かおうか。 水を汲む役目は任されようと手にした升で測り終わるのを待った*] (111) 2021/06/21(Mon) 20:30:24 |
【人】 将軍 かんぅ―花占い どきどき― [すき、嫌い。すき、嫌い。すき…きら。] ふぅん!!!!!! [すき!!。と花を粉砕した。 隣を歩いていたイノシシがふぎゃと声をあげる。いやあうっかりうっかり。移動はもっぱら蔦で飛ぶだが、ときたま、馬に乗りたくなるときがあるものだ。そんなときはこの相棒のイノシシに乗って山をいくのである。 そしてそんな日々のある時 見つけた花で花占いをした。 結果は、もちろん好き(かんぅの思いは運命も曲げる)] (112) 2021/06/21(Mon) 20:44:20 |
【人】 将軍 かんぅ[るんるんの気分である。 そしてるんるんの気分で過ごしていたら川に男が浮かんでいた。あなや人命救助と思い飛び込み助けたら、以外や以外、自ら川に浮かんでいたらしい。(どういうことだってば) 男曰く、好きな女の子に冷たくしている最中ということ] …冷たく(物理的に) [なんでそうなったんだよ。と突っ込む人間はいない。 かんぅはほうほうと興味深そうに聞くばかり。いわく、冷たくあしらわれてばかりいるのでやり返しているそうだ。物理的に。それでいいのか。と一応かんぅも聞いた。 一応] (113) 2021/06/21(Mon) 20:44:40 |
【人】 将軍 かんぅ[わからんが凄い事をしている事だけは分かった。 男はまだ続けるのだと川に流れていった。どんぶらこっこどんぶらこっこ。川下の方に女の子の姿があったような。とにもかくにも不思議な出会いをしたものである。 かんぅには生憎、恋の駆け引きは分からぬが 冷たくするのも……] 無理だな。 [1d100秒で諦めた。 何せ愛おしさが溢れて仕方ないのだ。可愛く美しい婿殿に。子どもっぽくも優しく包容力に溢れ、慈しみを持つそんな彼が愛おしく手堪らない。一句読みたい。 ああ、婿殿。婿殿可愛い、大好きだ。*] (115) 2021/06/21(Mon) 20:45:12 |
【人】 『 大蛇 』 ラサルハグそうだ。 『私』と『彼女』は違う。 決して相入れてはならぬ番(つがい) だがしかし、村の者たちの振る舞いには 『 大蛇 』も心底反吐が出るばかり。 (116) 2021/06/21(Mon) 21:00:04 |
【人】 『 大蛇 』 ラサルハグ村の者は言う。 ソフィアは今日『神』に嫁ぐと。 その『神』が目の前にいたとして 己の可愛さに偶像 生と死を司る神 を崇め奉る者たちには気づけまい。 村人達を無視して進もうとする『 大蛇 』に 村人はついに力で抑えようと向かってくるが その結末は想像に難しくない。 「花嫁がいなければお前達の命はなかった。 それをよく肝に銘じ、二度と忘れるな。」 しかしながら誰一人の命も奪うことは無い。 ソフィアを迎える手が下劣な人間共の血に塗れるなど 決してあってはならぬからだ。 (117) 2021/06/21(Mon) 21:03:37 |
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