【人】 大木慎之介[大木は“一番になる”ということがない。 成績は上位だが、1位になったことはない。 運動は下から数えたほうが早いが、これもまた 最下位ではない。 小学校の頃から、部活や委員会に所属しても 最終的に副部長、副委員長に収まる。 高校の生徒会でも副会長であった。 過去にはそれを気に病んだこともあったのだが── 弟との得意分野の差がはっきりするにつれ、>>0:217 自分が一番にはならないのも、 役割分担の一種なのだろうと思うようになった。 身近な誰かとの気付かぬうちの役割分担の結果、 大木は一番にはならないし、副ナントカに収まる。 そういうものだと、今は思っているのだった]** (84) 2022/10/15(Sat) 8:46:25 |
【人】 帰宅部 津崎絵音ん?何が? [ 慣れ親しみつつある声が向いたのなら>>32 少しのタイムラグの後に、そっちを見て あの白い影とは性を違えながらも、 何処か似た優しげな声で問い返した。 無気力で怠そうな津崎を半年程見続けてきた千葉には、 どう聞こえたか、それどころでは無かったか。 本当に疑問に思ったのではなく、 大丈夫であることを示す意味を含めたつもりだったけど。 ] ああ…………、 取り合いにはならなさそうで、良かったよね [ ふと、旧校舎に向かう前の相手とのやり取りを思い出し ぽつりとそれだけ付け足して。 相手には見えないながら、マスクの下で微笑を向けていた。 会話にはならないか、或いは途切れたのなら すぐにまた宙を眺め始める。* ] (85) 2022/10/15(Sat) 8:48:11 |
帰宅部 津崎絵音は、メモを貼った。 (a10) 2022/10/15(Sat) 8:53:43 |
【人】 天ヶ瀬 青葉 ─── 回想:叶冬ちゃんと ─── 教室に残された彼女の鞄に こっそりとユメリンぬいを結びつけた日。>>0:389 帰宅して湯船に浸かりながら、 僕は、ふと大事なことに気付いた。 「 あれって …… プレゼントだと気付かないんじゃ ……… 」 そもそも、彼女が鞄にストラップをつけていただけで 勝手に" 同志 "だと思い込んでしまっているし。 もしかしたらストラップも誰かに貰っただけで ユメリンの事、全然知らないのかもしれない。 同志だったとしても 公式グッズしか興味ない人なのかもしれない。 そしてなにより ──── 見覚えのない手作りのヌイグルミがつけられていて 怖がらせているかもしれない。 (88) 2022/10/15(Sat) 9:07:11 |
【人】 天ヶ瀬 青葉同志に喜んでもらう事だけ考えて行動したら あまりにも迂闊すぎる" 〜かもしれない "想定が どんどんと浮かび上がってきて。 僕は恥ずかしさのあまり両手で顔を覆った。 「 あ〜〜 これだからオタクは ……… 」 そのまま、 ぶくぶくと頭のてっぺんまで湯船に沈めていく。 推しの事になると、他の知能がほぼゼロなんだから。 はい、僕のコトです。 明日ちゃんと謝ろうと決意して、この日は眠りについた。 (89) 2022/10/15(Sat) 9:07:13 |
【人】 天ヶ瀬 青葉「 それで ……その。 叶冬ちゃんの為に作ったから 嫌じゃなければ もらってほしいな ? 」 誤解や不安を与えないように 僕はちゃんと言葉にできたかな ? 受け取ってくれるなら良し、 突っ返されたのなら仕方ない。 もし、貰うだけで気が引けるっていうのなら そのヌイグルミについたリボンだけ貰おうかな そしたら、 僕の鞄につけてるユメリンぬいに結び付けよう。 ユメリンが繋いだ同志の輪、ってコトで。 ** (91) 2022/10/15(Sat) 9:07:18 |
【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地[えい、えい、おー。 どこか子供じみた掛け声に、 嬉々として応えたのは俺だった。 胸元で、ロケットが揺れる。 まるで、 ]一緒にその場を楽しむかのように。 壮真、声ちっさ! [なんだかんだ結局近くにいた壮真が、 どうにも気恥ずかしさをぬぐえないような そぶりを見せるから、>>0:494 つい、笑ってしまった。 俺も、どちらかといえば見守るポジションで、 まぁ、いざとなったら ]一人くらい担ぐ心算なのだけど、それはそれとして ところで、『いざ』とは? ……深く考えたら負けだ、きっと (92) 2022/10/15(Sat) 9:32:01 |
【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地[そんなこんな、始まる探索 目指すは『噂の幽霊』 いなければ良いと思っていた 幽霊など、いてくれるなと だって、幽霊を一人見てしまったら 他にもいるんじゃないか……って 思ってしまうじゃないか もしかしたら……って 逢いたい と、願いたくはないのに] (93) 2022/10/15(Sat) 9:32:26 |
【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地 ゆう…れい…… [それは果たして本当に、 『死者』を意味する『幽霊』なのか。 ねぇ、違うって言ってくれよ 言うわけがない、尋ねていないのだから 尋ねられない 答えを得たら、確定してしまう 尋ねなければ、 『彼女』が仮に『幽霊』であったとしても、 『死者』ではない可能性が、残る、なんて] (94) 2022/10/15(Sat) 9:32:38 |
【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地————ネェ、 アナタ ノ ネガイ ヲ カナエテ アゲヨウ カ ? [ならば今すぐ消えてくれ、なんて、 言えるはずもない だって、もしかしたら 未練があって留まっている 『 死 者 』 かもしれない そんな言葉は……あんまり、だ] (95) 2022/10/15(Sat) 9:33:59 |
【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地[幽霊と逢った後、俺はどんな顔してたんだろう ちょっと、自分ではよくわからなくって ただ 胸元のロケットを握りしめた 俺、どうしたら良い? 教えてよ…… 兄ちゃん (96) 2022/10/15(Sat) 9:34:35 |
【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地[夜が明けて、朝が来て、 文化祭も終わってしまった、 日常が、やって来る。 両親は、俺のやることに割と寛容だ。 元気でさえあれば良いと 夜中の外出も、友人と過ごすことを言っておけば そうそう、咎められない まぁ、 帰宅するまで二人とも起きてたけど その裏側にある思いを俺は知っていて 知らないふりをする。] (98) 2022/10/15(Sat) 9:38:20 |
【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地 ……はよー [通学路、知った顔に出会えば挨拶をする これも、当たり前のこと けれどもしかしたら、 普段話しかけないような相手にも、 うっかり挨拶しちゃったかも つい 昨晩の出来事が、夢じゃなかったって なんだかおぼつかない気持ちのまま] (99) 2022/10/15(Sat) 9:38:35 |
【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地―― 回想・壮真 ―― [俺は彼の、 的外れなようでいて案外的を射た言葉に 初め、曖昧に笑った。 少しだけ、言葉を探す。] 賛否両論あるとは思うけどね。 俺はね、壮真。 死者に意思があるとは思っていないんだよ。 [君はどこまで気が付いた? 俺には大切な存在がいたこと。 そして彼は既に亡き人であること。 俺がそんな事をしている理由は、 彼の存在に関与していること。 死者は正者を感知しない。>>0:630 喜ぶことはない。>>0:635 感情一つで拍動する心臓は、 既に動きを止めたのだから。] (101) 2022/10/15(Sat) 9:39:13 |
【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地 俺が、俺の存在を示したいのはね。 俺自身に対してだよ。 [例えばそれは、 アイデンティティと称されるような。 見失えば、 足元から地面が音を立てて瓦解していきそうな。 そういう類のものだ。 おかしいかな? おかしいのかもね。 だとしたら俺はきっと、 生まれた瞬間からおかしかった。] (102) 2022/10/15(Sat) 9:39:52 |
【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地[でも、 その間違いを正面から指摘してくれる君は、 俺にとって、 とっても得難い存在なんだと、 今になればそう思うよ。] (103) 2022/10/15(Sat) 9:40:01 |
【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地 いつまで……って。 [君が突きつけた、冷たい刃みたいな言の葉に、 俺は思わず息をひそめた。 いつまでなんて、考えたことなかった。 いつまでも、じゃダメなんだろうか。 だって……だって。 息苦しいんだ。 『人助け』をしていないと。 望んだのに許されなかった『自己犠牲』の代替を、 繰り返し、重ね、誰に対してでもない贖罪を重ねて。 誰も俺を責めなかった。 それはそうだ、俺は何も悪くない。 けれど 赦 せなかったのは、未だに 赦 せていないのは……俺自身、で、 ] (104) 2022/10/15(Sat) 9:40:14 |
【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地[ ねぇ、俺、どうしたらいい? って、口に出すには臆病で、 けれど何だか、 暗い夜道に街灯一つがまぁるく切り取った 円の真ん中で、ぽつんと迷子になったみたいな そんな気持ちで、苦く笑った。>>0:636] (105) 2022/10/15(Sat) 9:40:54 |
【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地 そう。 壮真は誰かの兄ちゃんなんだ。 俺にはね…… 一回り離れた兄ちゃんがいたんだよ。 [12も年上の兄など、 二人目の父親に近いところがある。あった。 ……いたんだよ。 もう、いないんだよ。 その時は、それ以上は語らなかった。 ロケットの中で、カランと…… そんな音がするはずもないのに、 寂しげに鳴いた気がした。*] (106) 2022/10/15(Sat) 9:41:08 |
【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地―― 健人 ―― [望まれているのは、果たして俺だったのか。>>53 本当の意味で『俺』じゃなきゃダメだったのは、 きっとあの時だけだった。 俺の人助けは所詮、代替品。 誰かにとっても…… そして、俺にとっても。 本当に助けたかったのは……] (107) 2022/10/15(Sat) 9:41:30 |
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