人狼物語 三日月国


75 【身内】星仰ぎのギムナジウム【R18G】

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シトゥラは、スピカ>>a40にお粗末様とつぶやいた
(a46) 2021/05/25(Tue) 23:30:21

【人】 気分屋 ルヴァ

>>84

「そう!冒険心!冒険心、いい言葉だー!
 おれさまも冒険心足りてないなーって思ってたよ、前から。
 カストルの言う通りだぞー、えーと」

えーと、あれ。誰に。まあいいか。

「ッ! 入ってくれるのか!? そっかー!
 そっかそっかーいいぞいいぞー、掛け持ちでもなんでも。
 心に団員になりたいなって思いなあれば、それが団員の証だからなー。
 お『おれさまたち』……いい響き……。
 あ、ただ……じゃあ入団試験、しないとな……!
 今度までに準備してくるよ」

ぐっ、と両手を握ってカストルたちに笑った。
(88) 2021/05/25(Tue) 23:37:29

【人】 中等部A サルガス

>>1:86
 くるくる、と彼の言葉に返事をしたのは平たいおなかのほうだった。
 胃がしおれるような感覚に気づいたように、ぱっとはにかんで見せる。

「食べてるとちゅうで飛び出しちゃったみたい。
 あとでおやつ取りにいこうかな。ぼく、白いヌガーがでるの、しってるんだ」

 そんなふうに言いながら、そばの植え込みからつまんだネリネflowerの花びらをぱくりと口にした。
 色鮮やかな花を小鳥が啄むようにちょっとずつ食みながら、
 膝を浮かせてちょんとかがんだ。遠慮のない子供の目がじっと覗き込む。

「みんな思うように食べたり、踊ったり、字がかけないの、わかってるんだ。
 だからぼくと同じようにって考えちゃ、いけないの。わかってるんだ。
 でも、ついつい、むずかしくなるんだ。シェルタンやスピカくらい大人になったら違うかな」
(89) 2021/05/25(Tue) 23:39:32

【人】 中等部A サルガス

>>1:83
「シェルタン、シェルタン」

 小さい手をせいいっぱいに振る。もこもこパンが動いて慌てておさえた。
 かがんでいるからそんな所作は見えないかもしれないけれど。

「ねえ、なんの曲を弾いてるの。すっごくうまいよね。
 あ。どうしよう。邪魔しちゃだめだったのかも……」
(90) 2021/05/25(Tue) 23:42:28
スピカは、白いヌガーを食べ始めた。(おやつです)
(a47) 2021/05/25(Tue) 23:46:56

【人】 恩愛 シェルタン

 二曲ほど、ギムナジウムにある楽譜を、
 頭でなぞって演奏し終えたところで。

 >>1:90
 橙色の瞳は小さな手振りと、
 その横に座るクラスメイトを見つけて、
 少し朗らかに歪んだ。

「此処の音楽室にあった楽譜そのままだよ。
 たしか。
愛の喜び
って題名だっけか」

 邪魔じゃないよ、と優しく言って、
 そちらの方に歩み寄っていった。
(91) 2021/05/25(Tue) 23:50:19
中等部A サルガスは、メモを貼った。
(a48) 2021/05/25(Tue) 23:51:15

【人】 甘言 イクリール

>>87 シトゥラ

「なんだってできるわ。きっとみんな、助けてくれるもの
 でもね ありがとう、シトゥラ。
 そう言ってくれるだけでわたし、うれしいわ」

子ども特有の、人々の善意への理由の無い信頼。
少女の言葉と微笑みは、それらを隠そうとはしない。
そのまま少し背伸びをして、身を屈めたあなたの頬に手を伸ばす。
その手が届けば、少女の指先は擽るように頬を撫でて離れていく。

イクリールは、あなたがこの場所を去った後もここにあり続ける。
それが良い事であろうと、そうでなかろうと。

「さあ、一口でもいいわ、何か食べないと。
 シトゥラはパンが良いかしら。それとも甘いものがいいかしら」
(92) 2021/05/25(Tue) 23:56:46

【人】 褐炭 レヴァティ

>>85 昼休みの図書室
「どういたしまして〜
 長編作品とか推理もんとかやと、使ってみてる感あるかもね」

 ありがとぉ〜、今度こそ栞を受け取り、手帳に挟んだ。
 
ホッとしたような気配がある。それはわずかなもので、すぐに消えた。


「次ぃ? あ〜そうなァ〜〜
 何読もうか考えててそんままでしたっけ」

 うーん、少し考えて。

「童話集でも借りてきましょか、小さい子には見せられん方の。
 白雪姫とか、お姫さんの話が入ってるやつ〜?」

「はやくない言うて、昼休み終わるほどおそくはないけんね?」

 にぃ、とわらってルヘナを見た。

/*
 PLが共通で話を浮かべられるような作品のタイトルは、
 時代・世界等は気にせずたらこスパは出していきます。
(93) 2021/05/25(Tue) 23:58:11

【人】 御曹司 ブラキウム

「……さて、戻ろ」

ロールケーキを食べたからか、コーヒーが苦く感じる。
お人好ばかりに空間に嫌気が差してきた。
普段からではあるが、今日は殊更に。
彼らは自分の事より他人を気に掛ける余裕があるのだろうか?

みんなの事が好きだなんて言えない。
僕はお前達とは違うんだ。

サル――


食器の片づけを"お願い"しようと口を開きかけて、周りを見渡して、しぶしぶと自分で片付けてから部屋に戻っていった。
(94) 2021/05/25(Tue) 23:58:42
スピカは、今日のオススメはパンですと目で訴えている。
(a49) 2021/05/25(Tue) 23:58:46

徒然 シトゥラ(匿名)は、メモを貼った。
2021/05/25(Tue) 23:59:01

【人】 中等部 カストル

>>88
つい勢いでつっこんでしまった自覚はあったが……
この様子を見る限り。問題もないようでほっとした。

「やった〜〜……
?!


けれど、こういう時に晴天の霹靂といえばいいのだろうか?
なんとも現実というのは厳しい。

あるのか……入団試験……!!


嬉しそうな団長(仮)の思いを裏切るのは、つらい。
双子は顔をみあわせて、互いの気持ちを察した。

      「
がんばる
(95) 2021/05/25(Tue) 23:59:30
シトゥラは、パンを押された気配を感じた
(a50) 2021/05/26(Wed) 0:00:37

御曹司 ブラキウム(匿名)は、メモを貼った。
2021/05/26(Wed) 0:02:45

イクリールは、今日のオススメはパンだったような気がしてきた。
(a51) 2021/05/26(Wed) 0:02:56

シェルタンは、サルガスの膨らんだ袖に何故か惹かれた。
(a52) 2021/05/26(Wed) 0:04:09

【人】 中等部A サルガス

>>1:91 シェルタン
愛の喜び
……」

 なんだかまだまだ手の届かないところのような題名を聞くと、ほわあと嘆息した。
 形のないものを想像して、薄い色の目をちょっと朱が囲んでいる。

「うたのない曲って、なんだかよみとるのが難しいんだ。
 なんていうんだろう、どういうものを表現した曲なの?」

 こっちに来たのを見て、一旦立ち上がってまたしゃがんだ。せわしい身振り手振りだ。
 人がたくさんいるほうがうれしいのは、まだ特別なんてわからない子供だからだろうか。
(96) 2021/05/26(Wed) 0:04:48
ブラキウムは、ついに団員が増えるのか、と驚いた。
(a53) 2021/05/26(Wed) 0:05:04

恩愛 シェルタン(匿名)は、メモを貼った。
2021/05/26(Wed) 0:05:28

レヴァティは、オススメされるくらいにおいしいパンをとっくに食べ終えている。おいしかったなァ〜
(a54) 2021/05/26(Wed) 0:05:36

サルガスは、小麦の匂いがするし、花も食べている。
(a55) 2021/05/26(Wed) 0:09:27

カストルは、臆病な双子は慄いた。
(a56) 2021/05/26(Wed) 0:11:14

カストルは、ポルクスは、臆病な双子は狼狽えた。
(a57) 2021/05/26(Wed) 0:12:10

カストルは、ポルクスと、共にある。
(a58) 2021/05/26(Wed) 0:13:55

【人】 懐疑心 メレフ

>>89

「だろうと思った。……ああ、食べてくるといい。
 それ以上背が伸びなかったら悲しいだろ、お前も」

呆れたように口元を緩める。
自分の肩より少し下にある頭を思い出して、ほんの少しだけまたお節介。

花を躊躇わずに口に含んだ少年を見て、目を丸くして。
すぐにじとりとした目に変わる。

「……お前、それは……美味いのか?いや、それとも―――」

病気の一種なのか、と。言いかけて。
そこまで踏み込むこともないだろうかと、口をつぐんだ。
君が話そうとするのであれば、彼は話を聞くだろうけれど。

目を覗き込まれると、居心地悪そうに視線を泳がせて 少しだけ距離を取る。
パーソナルスペースが広いタイプの人間のようだ。

「……さあな。ぼくは人のことをあまり考えないから分からない。
 大人とか、子供とかじゃないだろ。そういうの」
(97) 2021/05/26(Wed) 0:14:20

【人】 恩愛 シェルタン

>>96 サルガス
「ふふ、さあな。具体的には分からないや。
 楽譜だけがそこにあったから……でも、聴くと、

 踊りたくなるような。晴れやかな気分から始まって、
 落ち着かなくて。でも喜びがずっと続いてる、そんな感じ」

 ちょっと曖昧すぎるかな、と苦笑する。
 なにせ自分だって、まだ掴めていないものなのだから。
 年長者にも分からないものはある、と諦めを滲ませた。

「で。途中で止めちゃったけど。
 次に弾いてたのが、対になる曲の
愛の悲しみ

 ……でも、喜びだ悲しみだとかいっといて、
 どっちも聞こえは明るかった、と思うんだよな」

 そこまで説明して、
 ちょっとだけ子供のような、悪戯な笑みをつくって。

「サルガスは知りたかったりするのか?
 
って、どんなものなのか」
(98) 2021/05/26(Wed) 0:16:44

【人】 徒然 シトゥラ

>>92 イクリール
「それもそうか。みんな、いい顔をしているいい子だから」

 覚悟を決めるか、と小さく息を吐けば
 皿に残っている食事に視線を移した

「今日はパンが美味しそうに焼けていたね。
 ……こんな時間に食べるのは、いつぶりだろう」

 撫でられれば身長の高い年長者はまるで子供のように
 手に頬を寄せ、言葉を紡ぎながら前髪越しに少女を見つめる

「小さくちぎって食べさせてくれるかな?
 昔から消化が……食事を食べる内臓の調子が悪くて
 ちょっとずつゆっくりでないとお腹がびっくりしてしまうんだ。
 自分一人じゃ――――できなくて」

 言葉の裏に見える自分の異常。
 あまり知識が無い子供にもわかりやすいように、説明をする。
 小さい少女にだから零せた弱みのようなものだった
(99) 2021/05/26(Wed) 0:17:15

【人】 懐疑心 メレフ

近付いてくるクラスメイトの姿を見て、そろそろ立ち退くか―――と立ち上がろうとして。

ぐらりと揺れ、すぐにまた腰を下ろした。バランスを崩したように見える

……愛の喜び

 …お前の好きそうな名前だことで」
(100) 2021/05/26(Wed) 0:19:55
メレフは、諦めて話を聞くことにした。
(a59) 2021/05/26(Wed) 0:22:11

【人】 貪欲 ルヘナ

>>93 昼休みの図書室

「童話集ってああ、怖い方の。マイルドにされていないやつか。
 それなら確か……」

 席を立ち、離席中の札を置いてからカウンター外に出てきた。
 数歩歩いてからレヴァティのほうへ振り向いて少し微笑む。

「ちょっと奥の方にあるだけで場所はもう思い出せてる。
 しかし、へぇ。そういう本も読むんだな」

 言外に意外だとそっと伝えて、図書室の奥へと歩き出した。


/*
 麦茶の入ったコップは同意を示すようにカランカランと鳴りました
(101) 2021/05/26(Wed) 0:25:57

【人】 恩愛 シェルタン

>>100 メレフ
「どういう意味だコラ。
 そんなにオレの頭は浮付いて見えるか」

 言葉のトゲにわざとらしく苛立って見せるものの、

 サルガスがやった微笑ましい立ち座りとは違う、
 メレフの挙動に、心配げな表情をして。

 話し易さと、様子見がてら、
 二人と三角形を作るような位置で屈み込んだ。
(102) 2021/05/26(Wed) 0:26:49

【人】 中等部A サルガス

>>1:97 >>1:100 メレフ
「ううん、これはおいしいから食べてるだけ。
 野草とりてつだってたときとかに、つまみぐいしてたんだ、むかしから。
 蜜がちかいから、ほんのちょっとだけ甘かったりするんだけど……たべないの?」

 まるで誰もが同じことをするかのように言った。変なことではないらしい。
 薄ピンクの細い花びらがもさもさと唇の間に埋まっていく。

「メレフ、メレフはそう思ってるんだね。でも、ぼくのこと見てくれてて、うれしかった。
 やさしいから、ちょっとだけ距離をおいてるの、なんとなくわかるよ」

 距離をおいている理由はわかっていない。きちんとは。
 だから、少し時間も経ってきていい頃合いで、離れるのも大きくは引き止めなかった、けど。

「わ」

 少し足元が不安定になったのをみて、ほとんど抱きつくみたいに揺らいだほうから体を支えた。
(103) 2021/05/26(Wed) 0:28:25
スピカは、白いヌガーがなくなったことに気がついた。
(a60) 2021/05/26(Wed) 0:32:34

【人】 中等部A サルガス

>>1:98 シェルタン
「えっ……じゃあ、こればっかりにらめっこしたわけじゃなくても、弾けるんだ。
 ううんと、向き合ってないってわけじゃなくて……すぐ、わかってあげられるんだね」

 まるで楽譜を人かなにかのように言う。眼差しには尊敬が混じった。
 ついさっき耳にしたばかりの曲を頭の中からがんばって引き出して、
 語られる内容と照合して、自分なりに解釈しようとしているらしい。

「むずかしいや。まだ、自分のパート、ちょっとおぼえられるだけだもの。
 愛も……むずかしいかも。しらないものは、しってみたいかな。
 しあわせで、いいものだから、みんな愛をとりかこむんだよね」

 問われてしまうとそれはそれでむつかしそうに眉を寄せた。
 素敵なものだということ、人の間にあるものだということ。
 それはわかっても、どんな手段で示されるのかはちっともわかりはしないのだ。
(104) 2021/05/26(Wed) 0:33:39

【人】 甘言 イクリール

>>99 シトゥラ

「あら、シトゥラもいい子よ。
 いつも頑張っているもの。今だってそう」

視線を合わせて、にこりと微笑む。
瞳は前髪に阻まれて見えずとも、確かに視線は交わっている。
そう信じている。

「……そう。じゃあ、少しずつ
 つらいと思ったら、すぐに言ってちょうだいね。
 せっかく美味しいパンなのに、
 食べてもつらいだけなのはかなしいわ」

幼いイクリールに、その全てはわからない。
けれど、そういった『事情』を抱えている生徒は
ここでは決して珍しいものではない。
だから、どうするべきかはわかっている。

絶対よ、と言葉を続けた後に
シトゥラの前にある皿をそっと自分の手元へ引き寄せた。
その上に乗せられたパンを手に取って、
一つ、小さく千切ったものを差し出した。

「はい、どうぞ あーん……」
(105) 2021/05/26(Wed) 0:42:43

【人】 懐疑心 メレフ

>>103 サルガス

「そうか、美味いならよかったな……ぼくは食べたことないし、あまり食べる気も起きないな。
 ね……知り合いが、花の蜜を吸ったことがあるって話してるのは聞いたことがあるくらいだ」

自身が潔癖なだけだったのかもしれない。少しだけ変わった者扱いをしてしまったことを申し訳なく思った。
花びらを食む少年の姿は、色素の薄さも相まって神秘的にすら思える。


「いや、ぼくは―――ッ!!」

立ち上がりながら、反論の為に口を開いたところで。

少年の 手が  自身の 体に触れて
(106) 2021/05/26(Wed) 0:53:25
メレフは、サルガスを、突き飛ばした。
(a61) 2021/05/26(Wed) 0:54:34

【人】 懐疑心 メレフ

近くにいたシェルタンであれば、サルガスを受け止めることが出来るだろう。
それほど、強くも痛くもないものだ。驚きこそ、するだろうけれど。

メレフ自身も、自分のしたことに目を見開いて 呆然としている。
(107) 2021/05/26(Wed) 0:55:36
シェルタンは、メレフにポカンとした。
(a62) 2021/05/26(Wed) 0:58:06

メレフは、腰を下ろしたまま、自分の手を見つめている。
(a63) 2021/05/26(Wed) 1:00:02

【人】 めっちゃ食う スピカ

「さて……」

ご飯はいっぱい食べたし、
目玉だった白いヌガーもだいたい食べた。

「……まあ、風紀委員ですからね」

準備と対策をしよう。
噂の真偽はどうあれ、
事象に対して対策を行うのは風紀委員の仕事だろう。
(108) 2021/05/26(Wed) 1:02:17
スピカは、おやつを持って食堂から出ていった。
(a64) 2021/05/26(Wed) 1:02:35

シェルタンは、サルガスの方へ飛び出して、受け止めた。
(a65) 2021/05/26(Wed) 1:04:07

イクリールは、スピカにいってらっしゃい、頑張ってねと声を掛けた。
(a66) 2021/05/26(Wed) 1:04:50

サルガスは、すこしの抵抗もなしに転げた。
(a67) 2021/05/26(Wed) 1:04:56

【人】 中等部A サルガス

>>1:106 メレフ
「あ」

 支えようとしたときと同じように、ほんの少しだけ声を上げて転げた。
 シェルタンの腕で受け止められて、もしくはそう強い力じゃなかったから。
 怪我をした様子はないけれど、ころんと乾いたパンが草地の上に二つ三つ転がった。

「……メレフ、メレフ。だいじょうぶ?
 ごめんね。またやっちゃった。ぼく、わかったつもりだったのに……」

 何より先に自分を責めて、相手を心配して、謝った。
 誰かのことを自分と同じもののように考えてはいけないと、戒めてすぐだったのだ。
 よわよわしい表情をしているけれど、それでも相手から目は逸らされない。
(109) 2021/05/26(Wed) 1:08:45

【人】 恩愛 シェルタン

「……二人とも、大丈夫、気にするな、
 誰も悪くないから。だから、そんな暗い顔すんなって」

 努めて明るい声を作る。
 病や。それに等しい何か。
 あるいは過去によるもので生まれた傷。

 それで、悲しみなんて、抱いてほしくなくて。

「……ふたりとも怪我はなさそうだな、良かった」

 そっとサルガスの頭を撫でて、
 メレフの方に、ゆっくり、屈みつつ、にじり寄った。
(110) 2021/05/26(Wed) 1:19:23

【人】 懐疑心 メレフ

>>109
青い顔で、口元を抑えている。
吐き戻しそうになるのを堪えて、少年をこれ以上心配させまいと。

這って、サルガスの落としたパンを拾う。

「いや……違う。悪いのは、ぼくだ」
 
パンについた細かい砂を手で払う。
視線を感じても、同じように返すことは出来なくて。
顔を見ないまま、ハンカチを敷いて その上に拾ったパンを置いた。

「……言ってなかったのが悪い。ぼくは"人に触れられるのが、苦手だ"」

正確には、必要以上に近付かれることも。と続けて。

罪悪感のまま、もう少しだけ 2人から距離を置いて座った。


「……悪いな」

と、サルガスを受け止めたシェルタンの方に声を掛ける。
(111) 2021/05/26(Wed) 1:21:18

【人】 恩愛 シェルタン

>>1:111

 動きを、止めて。

「……確かに俺が近寄ると迷惑そうにしてたよなお前。
 ただ単純に嫌とかじゃなくて、そうか」

 これまでの記憶を読み返すように、
 視線を地面にやって、考え込む。

 ともすれば、自分がその琴線に触れなかったのが、奇跡の様にも思えて。知らずの内に避けていたのか、分からないが。

「気にすんなってば。
 ここにいる奴らってほんとに人それぞれだからさ。

 ……それが悪いとも、オレは思わないよ」
(112) 2021/05/26(Wed) 1:26:29

【人】 中等部A サルガス

>>1:110 シェルタン
 ぎゅうと彼の袖を細い指が、ほんの一瞬だけ握った。
 悔やんで落ち込んで、くじけそうな心の支えにするみたいにちょっとだけ縋って。
 頭を撫でる指で心が柔くなったように、かすかに鼻をすするような音がした。

「ありがとう、シェルタン。ぼく、すぐ立てるよ。
 うん、でも、愛のおはなし、また後で……あとから、きかせてね」

 ぐっと膝の上でまだまるみのある拳を握って、跳ね起きるように立ち上がる。
(113) 2021/05/26(Wed) 1:27:53

【人】 あなたの サルガス

>>1:111 メレフ
「……わかった。そしたら、ぼく謝るの、よくないよね。しんどくなっちゃうね。
 うんと、ぼく、ゆるすよ。おしえてくれたの、うれしいから、気にしてない」

 跳ねるように立ち上がった袖の上に、ハンカチごと拾ったパンを両腕の上に抱えた。
 きっと負うばかりの振る舞いがよけいに相手を傷つけるのだと、わかっているのだ。

「ぼく、パン置いてくるね。もっとちっちゃい子達が、たべちゃうかもしれないから。
 ……きぶんのよくなる、お花のシロップもってるんだ。くすりなの、それも。
 だからどうにも良くならなかったら、ぼくのへやにまた来てね」

 気遣わしげに悩ましげに見下ろして、また貸そうとした手をやっぱり引っ込めた。
 代わりに、ぷちりとまた植え込みの花を勝手に摘み取り、ハンカチのあった場所に置いた。

「洗って返すから」

 壊れ物のように大事そうに荷物を抱えて、靴ばかりが大きい細い足がくるりと踵を返す。
(114) 2021/05/26(Wed) 1:35:18
サルガスは、ぱたぱたと中庭を離れた。
(a68) 2021/05/26(Wed) 1:35:48

シェルタンは、サルガスを「またな」と見送った。
(a69) 2021/05/26(Wed) 1:47:13

【人】 褐炭 レヴァティ

>>101 昼休みの図書室
「ほへ〜 さっすがぁ〜!」

 感心したふうな声をあげ、音のない拍手をした。
 程なくして戻って来たルヘナの手元を見て、さらに大袈裟に。

「ありがとぉ〜 んーっと、いま読みたい理由考えててな?
 好きやけんなァ思うて。なして好きでしたっけって」

 ずい、手帳を後ろ手に、ルヘナの目と鼻の先。

「文字からお外がよう見えるから好きなんと思いますよ」

 トン、本をルヘナの胸に軽く押し当てて。
(115) 2021/05/26(Wed) 1:53:01

【人】 褐炭 レヴァティ


「行きたくないなァ」


 耳元で囁いて。
(116) 2021/05/26(Wed) 1:54:30

【人】 褐炭 レヴァティ

>>115>>116 昼休みの図書室

本を攫って半回転、歩き出す。

「また適当に返しにくんねぇ〜ルヘナちゃ〜ん♪」

開いた手帳と本を片手に、外へ向かっていくだろう。
(117) 2021/05/26(Wed) 1:55:17
 




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