双子 吹雪/雪菜は、メモを貼った。 (a33) 2020/07/13(Mon) 0:55:27 |
曳山 雄吾は、メモを貼った。 (a34) 2020/07/13(Mon) 3:19:12 |
天野 時雨は、メモを貼った。 (a35) 2020/07/13(Mon) 6:19:51 |
卯波 慧は、メモを貼った。 (a36) 2020/07/13(Mon) 6:59:37 |
涼風 梨花は、メモを貼った。 (a37) 2020/07/13(Mon) 16:17:52 |
クルー 御子柴 詠斗は、メモを貼った。 (a38) 2020/07/13(Mon) 16:28:03 |
【人】 双子 吹雪/雪菜─ 過去のお話・御子柴さんと ─ 『…… こほっ 』[美奈川雪菜は このサンライズクイーンには4度の乗船経験がある。 今回のを含めれば計5回。 共に乗船する相手は1.2回目だけ同じで他は全て違う。 どれも男にチケットを用意してもらっていて 二泊三日の旅全てで肌を重ねていたこともあれば 初日だけで、後は互いに別行動ということも。 これは三度目の乗船の時の話。高校を卒業した直後の話。 雪菜は初日から違和感を覚えていた。 組み敷かれ、身体の上で男が動く。 その汗をかいた背中を手で抱きしめながらも どこかふわふわとした感覚が消えなかった。 セックスの快感とは違う。 これは。] (120) 2020/07/13(Mon) 22:17:59 |
【人】 双子 吹雪/雪菜『 ……こほ、こほっ 』[……雪菜は風邪をひいた。 37度も微熱であったが、全身が気怠い。 空咳を繰り返し、喉が少し痛くなっていた。 船内にはちょっとした医療スタッフも居ただろう。 彼らに診て貰えば、ただの風邪とのこと。 人に移るものでも無いらしいし、今は安静にし 食べられるモノを食べ、飲み物をよく取ること。 そう方針を言い渡された。 連れの男は 《この部屋は好きに使うと良い。私は邪魔にならないように部屋から離れておくと》 と、颯爽と消えていった。 勿論、他の乗客との夜を過ごす為に。 ……私も逆の立場なら きっと同じことをするから何とも言わないけど。] 『…………』 [204の、A室の天井を見つめる。 まだ二日目のお昼時。誰も彼もが活動的で この部屋だけが静かさを保っている。 流石の防音性が、今は少し憎らしかった。 (121) 2020/07/13(Mon) 22:18:27 |
【人】 双子 吹雪/雪菜[私は気怠い身体を動かして 内線電話を取り、ルームサービスを頼む。 その時の電話口に出た相手が 御子柴 詠斗だった。] 『 こほ……。 A204に、お粥か何かを運んで頂けないですか。』 [雪菜はそう頼むと 大きなベッドの中に潜り込み、暫し待つのだった。]* (122) 2020/07/13(Mon) 22:18:51 |
【人】 涼風 梨花[だからだろう。 乾杯を経て、強いアルコールにくらりと傾ぐ思考。 自分の汗くささが気にならないだろうかと心配する心が 彼に残る煙草の残り香を敏感に感じ取って。 緩む理性が口にしたのはストレートな願望。 何時の間にか、互いの距離は縮まって。 着やせするタイプなのだろうか、自然と寄り添うよに 触れる身体は見かけよりも逞しく感じた。 高鳴る鼓動も伝わっておかしくない近さで。] (124) 2020/07/13(Mon) 22:29:55 |
【人】 涼風 梨花[囁かれる返事に。 髪が触れる指先にびくりと肩が跳ねる。 じ、と彼を見据える瞳が熱に熟れ。 おそるおそると伸ばす左手が、彼の細い顎から頬へと。 了承を得るのと、自ら顔を寄せるのはほとんど同じ。 躊躇いと、罪悪感と背徳を混ぜて打ち消すくちづけは、 芳醇なベルモットの香りと微かな苦みを感じた。 制止を受けなければ、掠める程度に触れて離れた唇が 再び、彼のそれと重なるだろう。 二度、三度。四度目が許されたなら、 もっと深いつながりを求め唇があわく開き、ソファについていた掌は、彼の膝から腕、肩へと伸びていく。]** (125) 2020/07/13(Mon) 22:38:39 |
涼風 梨花は、メモを貼った。 (a39) 2020/07/13(Mon) 22:40:03 |
双子 吹雪/雪菜は、メモを貼った。 (a40) 2020/07/13(Mon) 22:44:56 |
【人】 曳山 雄吾─ 閑話 ─ >>0:44[ 『バーとは、 人生に疲れはてた者の最後の止まり木である。』 雄吾はまだ学生の頃、そんな一文を何かのエッセイで読んだと記憶している。それとも、もっと直截的に、『自殺志願者の』だったろうか。 彼自身は人生に疲れを覚えたことは無かったが、 それ以来、彼は一人で、あるいは友人と、 またあるいは恋人と、様々なバーを訪れた。 それらは、 蝶タイを締めたマスターが営む正統的なバーであったり、 学生の有志が立ち上げた気のおけないバーであったり、 水底のように幻想的な照明が揺れるバーであったり、 スポットライトの下、白と黒の駒が行き交うバーであったり、 した。] (126) 2020/07/13(Mon) 23:39:21 |
【人】 曳山 雄吾[ どれだけのバーの扉を開いたことだろう。 成人して父親の会社に就職し、 いずれはそれを継ぐべき立場を明確に意識した頃。 雄吾は、繁華街から少し離れた所にある、 とあるバー>>0:44の常連と言える客になっていた。 彼が30歳を少し超えた頃だから、 かれこれ5年は通っていることになる。 初めて訪れたその日はみぞれ混じりの寒い日で、 コートの襟を立てて訪れた。 冷たい雫がスラックスまで染み込んで、 ひどく不快な気分だったことを覚えている。 雄吾よりは幾らか年上のマスターが、 コートを脱いで掛ける様子に一声、掛けた。 「寒かったでしょう。何になさいますか。」 何でも。温かいやつを。とにかく、寒かった。 そう答えたことも覚えている。] (127) 2020/07/13(Mon) 23:39:31 |
【人】 曳山 雄吾[ スツールに腰掛けて、待つことほんの二分ほど。 カウンターに肘をつき両手を組んで待っていた雄吾の前に、 一杯のマグが差し出された。 カクテルを調製したのはマスターではなく、 まだ学生のようにさえ見える若い青年だった。 実際、その時かれはまだ21歳だったのだが。 マグから立ち上る、甘く温かい香りの湯気。 カフェオレ色をしたそれは、ホットのカルーアミルクだった。 熱せられたアルコールが鼻腔をくすぐり、 馥郁としたコーヒー香が疲れた心をなだめていく。 火傷しないようにずず、と啜ると、 リキュールとミルクの甘味は 身体を中から癒していくようだった。] (128) 2020/07/13(Mon) 23:40:00 |
【人】 曳山 雄吾……美味い。おかわり、貰えるか。 [ 熱さにはすぐ慣れて、ぐいと飲み干した。 マグを替えての二杯目は、先より少しぬるい温度。 気が利く青年だ、と思った。 そこでようやく、注文以外に口を開くゆとりが生まれたことを 雄吾は感じたのであった。] お兄さん、名前は? 今のの礼に、あんたと乾杯したい。 [ 酒はそうだな、とバックの棚を眺める。 少し眺めて、こわばった筋肉をほぐすように首を捻った。 テキーラのショットはどうだ、と尋ねて、 冷凍庫から取り出されたとろりとした蒸留酒で乾杯したものである。]* (129) 2020/07/13(Mon) 23:44:30 |
双子 吹雪/雪菜は、メモを貼った。 (a41) 2020/07/13(Mon) 23:45:33 |
曳山 雄吾は、メモを貼った。 (a42) 2020/07/13(Mon) 23:50:55 |
曳山 雄吾は、メモを貼った。 (a43) 2020/07/14(Tue) 0:02:08 |
天野 時雨は、メモを貼った。 (a44) 2020/07/14(Tue) 0:11:46 |
卯波 慧は、メモを貼った。 (a45) 2020/07/14(Tue) 2:08:07 |
双子 吹雪/雪菜は、メモを貼った。 (a46) 2020/07/14(Tue) 2:22:22 |
曳山 雄吾は、メモを貼った。 (a47) 2020/07/14(Tue) 2:27:01 |
曳山 雄吾は、メモを貼った。 (a48) 2020/07/14(Tue) 5:57:43 |
双子 吹雪/雪菜は、メモを貼った。 (a49) 2020/07/14(Tue) 6:39:50 |
天野 時雨は、メモを貼った。 (a50) 2020/07/14(Tue) 7:16:08 |
【人】 クルー 御子柴 詠斗−過去・病人だった人と− [ この歪なクルーズ船のクルーとして、彼が働いて暫く。 作法は知らずとも、 彼は気に入られる術を手にしていた。 勿論、その時も与えられていた職は変わらない。 今と違うのはおそらく、 その当時はカジノのディーラーがなかったこと ] 外にでてぇ………… [ ルームサービスの電話でも鳴れば、 それを口実に船内へとくりだそう。 そんなことを思いながら、 彼は電話番をしていた。 時間帯によって、シフトのような感じで 決められているこの役目。 とてつもなく暇なのである。 もうすぐ交代の時間か、と 腕時計を眺めながらその時間を待っていると、 入電 2コール程間を空けて、電話を受ける。 風邪をひいたゲストからのおかゆのオーダー ] 少々お待ちくださいませ。 御子柴が、お届けに参ります。 (130) 2020/07/14(Tue) 8:14:55 |
【人】 クルー 御子柴 詠斗 [ 仕事用、よそ行きの声でそう伝えると、 急いでキッチンに連絡を入れる。 味変が出来る様に梅やゆかりを、 そして体が落ち着くように 暖かいはちみつレモンと白湯を 追加で準備するように伝えた彼は 交代でやってきた電話番に 『病人介抱してくるから暫く電話に出ない』 と引き継ぎをして準備に取り掛かった ] 確か、予約自体は男の名前だったか。 こんな絶頂に誰もが盛り上がってる時に 風邪で寝込むのも、悲しいだろうな。 [ A室からのコール。 故に彼は着替える必要があった。 ロッカーで準備ができた、と キッチンサイドからの電話がないかと 気にしながら、白手袋をはめていると、 コールが入る ] 御子柴。 『お粥と飲み物のセット完成。引き取って』 了解。 (131) 2020/07/14(Tue) 8:16:39 |
【人】 クルー 御子柴 詠斗 [ 鏡で身だしなみの確認をすると、 早足で引き取りに行く。 医務室の人間からも 単なる風邪 と報告を受けており、 そこまで重篤になっているわけではないだろうが、 情報によるとそこそこ若い女性とのことで、 弱った女性がどういう表情をするのか 少々気になってしまったのだ。 行為云々ではなく、食事をする時などの話だが。 ] 医務室の奴らも、報告に来た時ニヤついてたな。 [ ニヤついていたということは、 問診の時などにその女性に触れ、 それが忘れられないということだろう。 風邪をひいていなければ、引く手数多の女性。 そういうことだろう、と彼は1人理解する ] (132) 2020/07/14(Tue) 8:20:56 |
【人】 クルー 御子柴 詠斗−過去・204前− [ 彼はそんなわけで期待を胸に部屋にたどり着く。 若い女性を介抱する機会は、なかなか頂けない。 なので、タオル類も少し多めに持ってきた。 食事の後望まれれば、汗ばんでいるであろう その体を水に濡らした冷たいタオルで 優しく拭こうという若干邪な理由で。 姿勢を正し声を少し整えると 呼び鈴を鳴らし、彼は落ち着いた声で告げる ] ルームサービスをお持ちいたしました。* (133) 2020/07/14(Tue) 8:23:01 |
クルー 御子柴 詠斗は、メモを貼った。 (a51) 2020/07/14(Tue) 8:26:26 |
涼風 梨花は、メモを貼った。 (a52) 2020/07/14(Tue) 8:46:14 |
双子 吹雪/雪菜は、メモを貼った。 (a53) 2020/07/14(Tue) 8:53:31 |
曳山 雄吾は、メモを貼った。 (a54) 2020/07/14(Tue) 8:58:56 |
曳山 雄吾は、メモを貼った。 (a55) 2020/07/14(Tue) 9:08:32 |
【人】 クルー 御子柴 詠斗−現在・個室− [ 彼の揺さぶりは、少し効いたらしい。>>123 彼女の口ぶりからすると、レス。 男の方がそういうことに興味がないと見た。 セックスレスというのなら、 彼女の欲を発散できずに溜まったものは 彼女をどれだけ抑圧してきたことだろう。 それが今から発散されるのならば、 彼女はこの部屋で淫らに狂い咲く。 それこそ、改めて彼女が旦那へと 罪悪感を抱いてしまうかも などと彼は余計なことを考えた。 旦那が彼女を美しく舞う蝶に変えられなかった。 ならば、彼が彼女を蝶にしてしまおう。 そう考えていると、 彼の気持ちも更に昂りを覚える ] (134) 2020/07/14(Tue) 10:32:04 |
【人】 クルー 御子柴 詠斗 [ 髪を耳にかけた彼の手は そのまま彼女を抱き寄せるように 彼女の腰へと降りていく。 そんな彼の手とは反対に、彼女の細くて美しい手は、 彼の顎を伝って頬に添えられる。 そして、試したくて仕方がなかった彼女の唇が、 彼女の方から当てられる。 柔らかくて、離したくない。 そんな気分にさせられた彼女の優しい口づけ。 口づけを続けながらグラスをテーブルに置けば、 小さく開いた彼女の唇の中へと 彼が臆することなく侵入していく。 ゆっくりと、まずはお互いの舌先を撫で合うように 絡めあい、刺激を徐々に増やしていく。 彼女が物足りないというかもしれないタイミングを見て フリーにしていた片手を彼女の太腿へ。 勿論、いきなりその隙間に手を入れるという 蛮族的なことはなしだ。 ただただ舌を絡め合いながら、 彼女は軽く腕を彼の首肩に絡め、 彼は指先を使って彼女の太腿をツッと撫でていく。 広い部屋の中に広がる、くちゅ、という口づけの音と、 その合間に漏れる男女の呼吸の音 ] (135) 2020/07/14(Tue) 10:42:30 |
【人】 クルー 御子柴 詠斗っ、……ふ、…… ………… 梨花様、私の願いをひとつだけ聞いてくださいませんか。 [ 唇を離した彼は、じっと熱を帯びた瞳で 彼を見つめる”主人”へとねだった。 それはいたく簡単で、 それでいて人の心を揺るがしやすいこと ] その清らな声で、私の名前を……呼んでください。 (136) 2020/07/14(Tue) 10:52:17 |
【人】 クルー 御子柴 詠斗 [ 彼女の気持ちを揺さぶるつもりは一切ない。 しかし、客側である彼女に 御子柴さん、と呼ばれ続けるのも どこかむず痒いというもの。 だから、彼女に呼んでもらいたかった。 無論、見つめ合いながらも、 彼は彼女の太腿から膝にかけてを ずっと撫で続けて、彼女の答えを待つのだった。 それはまるで、Goと言われるまで待ち続ける 忠犬のような雰囲気さえ醸すだろう ]* (137) 2020/07/14(Tue) 10:55:31 |
【人】 天野 時雨[ 寒い日だったと思う。 霙まじりの何かが空からはちらちらと舞って、 お客さんもほとんど居なくて。 俺は俺で、ぼんやりとグラスを磨いていた。 手を動かしていれば、嫌な事を思い出すことも ないだろうと思ったのに、静か過ぎる店内に流れる ジャズの音にさえ、思い出を揺り起こされて、唸る。 隣で煙草を燻らせるオーナーに言葉をかけようと 手を止めた時、木製のドアがギィ、と音を立てて 開いた。>>127 ] いらっしゃいまっ…せっ…!? [ もはや条件反射のように口から出るいつもの挨拶は スムーズには流れず、失礼極まりないことに その人を思わず凝視してしまう。] (でっか…) (138) 2020/07/14(Tue) 11:36:54 |
【人】 天野 時雨[ 今まで会った人の誰よりも大きい。 それでもすぐに、あ、いけね、と我に返って、 身体を動かすより先にオーナーの声が響く。>>127 温かい物、というオーダーに、ほんの少し悩んで、 その体躯には似つかわしくないかも知れないが、 冷え切った身体を温めるにはもってこいのカクテルを。 小さなミルクパンで、牛乳を温めて、 こちらも温めておいたマグに注ぐ。 コーヒーリキュールは、その人をちらりと見て、 普通より少し多めに入れた。 そっと混ぜて、差し出す。 すぐにおかわりを希望されれば>>129口にあったのだと 嬉しくなって。 2杯目は少し、温度を下げて、アルコールをさらに多めに。 少しは、その大きな身体が暖まっただろうか、 そう思っていると、名前を問う、穏やかな声。>>129 ] あ、天野です。 天野、時雨って言います…時間の時、に雨、で。 [ お礼に乾杯したい、そう言う彼をまじまじと見つめる。 紳士な気遣いに表情は緩んだ。] (139) 2020/07/14(Tue) 11:39:31 |
【人】 天野 時雨[ 尋ねられた酒の名前にふは、と笑って、 やっぱりこの人にはカルーアは軽すぎたかも、と苦笑して。 取り出したのはドン・フリオと言うテキーラ。 どうぞ、とカウンターに置いて、] お名前をお伺いしても? [ と尋ねた。 名前を教えてもらえたのかどうだったか。 とにかくショットグラスを軽く合わせて、 バニラとキャラメルのような甘い味と香りを 一気に煽った。] お口に合いますか? あ、これは俺の奢りです。 [ 彼のグラスに酒を満たしながら。] (140) 2020/07/14(Tue) 11:40:57 |
【人】 曳山 雄吾─過去の話・時雨のバーで─ >>138[ そう、寒い日だった。 初めてのバーを訪れる際の楽しみには、己の体格を目にした マスターやバーテンダーの反応を密かに眺めることもあったのだが、 そうさせようと思えない位に凍てつくような。 だから青年バーテンダーの動揺にも>>138気づかぬまま、 スツールに腰掛けた。 やがて供されたマグを手に包む。 その温かみに、こわばった口角がほんの少し弛んだ。 そうして同じものをもう一杯。 飲み終えた雄吾の質問に、名乗られた名前>>139を繰り返した。] 天野、時雨。時雨くんか。 風情のある良い名前だな。 今夜もそのくらいの雨なら、良かったんだが。 [ 丸い肩のボトルから、薫り高いテキーラが注がれる>>140。 右手にショットグラスをそっと持ち、 奥に佇むマスターと時雨とを、それぞれ見た。] (142) 2020/07/14(Tue) 12:40:08 |
【人】 双子 吹雪/雪菜─ 過去・204室 ─ [>>133部屋に呼び鈴の音が響く。 どうぞ、なんて声をかけたけどそう言えばオートロックだし スタッフも鍵を持っていたとしても 自分から開けて中には入ってこないだろう。 ベッドから身を起こし、布団をどける。 青と白の縞模様のジェラピケを着て、素足にスリッパ。 下着は汗をかいてしまうのが嫌で、下しか付けてない。 ゆっくりパタパタ、と歩いてドアを内側から開ける。] 『……ありがとう、運んでくださいますか?』 [ドアに軽く寄りかかり 汗を少しかいていたのか 頬に髪の毛が張り付いている感覚がある。 彼を中に迎え入れれば、ベッド近くまで 食事を運んで欲しいと頼むだろう。 注文した覚えのないホットレモンと白湯は あちらのご厚意だろう。 雪菜はベッドまでたどり着くと 布団の中に入り、上体だけ起こす。 端の方に位置取りながら、横を向いてそのスタッフ。 (143) 2020/07/14(Tue) 12:46:22 |
【人】 双子 吹雪/雪菜[御子柴と書かれたネームプレートを見て その男に頼みごとをする。] 『身体が怠くて、腕を上げるのも大変なんです。 ……ご迷惑でなければ、食べさせてくれませんか?』 [嘘をついた。 確かに身体の熱っぽさはあるが きっと一人でご飯を食べられないほどではない。 それは人恋しさから。 少し目を俯かせたのは、そうした想いがバレないように、と。]* (144) 2020/07/14(Tue) 12:46:42 |
【人】 曳山 雄吾曳山雄吾だ。よろしく。 [ グラスを掲げ、軽く打ち合わせた。 くいと口に含むと、熟成された味わいと華やかな香気が口中に広がる。 強いアルコールは喉を灼きつつするりと食道を滑っていった。ほどなくすると、胃の腑の底あたりに小さな太陽が昇り始めるかのような熱。] 最初から奢られるわけにも、いかないだろ。 俺からも、時雨くんに何か。 マスター、お願いできるかな。 [ と、マスターが肴に持ち出す時雨の話。>>141 長い間柄なのだろう、嫌みを感じさせない距離の近さだった。] それは尚更、飲まないとな。 俺も今夜は振られたところだ。 飲めるとこまで付き合わせて貰うとするかな。 [ もっとも、俺の方は仕事の客にだ。 そう笑って、時雨が注いだ酒を口へと運ぶのだった。]* (145) 2020/07/14(Tue) 12:55:53 |
双子 吹雪/雪菜は、メモを貼った。 (a56) 2020/07/14(Tue) 13:37:28 |
天野 時雨は、メモを貼った。 (a57) 2020/07/14(Tue) 14:36:17 |
【人】 曳山 雄吾[ 帳簿でも付けているのか、マスターの姿は見えなかった。 空いたグラスをそのままに、時雨へぽつりと声を投げる。] ……ひどい振られかたは、俺にもあるなあ。 とりあえずでも吐き出す方が、 少しは楽になるんじゃないか。 飲み過ぎた時とおんなじで。 [ そうして、バックの棚に視線を動かす。 居並ぶボトルを目で追って、時雨へ戻した。] 一杯、何でも付けてくれ。 初対面だから言えることも、あるだろう。 ……どんなひと、だった。 時雨くんの相手というのは。 [ 彼がグラスを下げたなら、 雄吾は静かな声で《ホワイト・レディ》と口にする。 それからは無言を保って、 ショートの筈のそのカクテルを僅かだけずつ飲み始めた。 もしも時雨が語るのであれば、 雄吾は沈黙したまま、頷きや表情と共に耳を傾けるだろう。]** (147) 2020/07/14(Tue) 15:21:52 |
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