【人】 双子 吹雪/雪菜─ 1日目・204室 ─ [吹雪が御子柴を誘って確かめたかったのは 自分は抱かれた男を好きになっただけなのでは ないかと言う疑問のため。 御子柴に抱かれて 胸の内が暖かくなるようなら それは錯覚なのだと、気付けたから。 それも、小さな頭で考えた 机上の空論でしか無かったかもしれないが。] (117) 2020/07/17(Fri) 1:50:00 |
【人】 双子 吹雪/雪菜エイト………… ふふ…………駄洒落じゃないの。 分かったわ、ハチばんさん。 [その時、男が来てから初めて吹雪は笑った。 駄洒落と言ったら、髪をくしゃくしゃとされたので 頬を膨らませて、ちょっと怒ったフリ。] …………分かった。約束するわ。 ハチばん、さん。 [瞳を閉じて眠りに落ちる前に 柔らかな唇の感触を覚えた。 その口付けは心を昂らせる事はなく きっと親にされたお休みのキスのように 心を落ち着かせるものだっただろう。 私は心を安らげながら眠ることが出来たのだった。]** (118) 2020/07/17(Fri) 1:50:45 |
【人】 天野 時雨帰るわ。 ブラジャー、返したからな。 [ その瞳の奥にある何かの意味が、 掴み取れない己は心底バカだなぁと笑う。 吹雪の元に帰る。 雪菜の一番望むことと、 雪菜が一番嫌がることの、 両方が、そうならいい、と思って。 ポケットから取り出した下着を彼女に渡す。 それから、さもすればふらつきそうになる足で背を向けて、 歩き出そうか。] (120) 2020/07/17(Fri) 6:05:01 |
【人】 天野 時雨[ 昨日から、流れる時間の速さや、目まぐるしく変わる 自身を取り巻く環境に若干取り残されるようで、 睡眠不足も相まって頭はぼんやりとしていた。 さっきまで、別の場所で、やや年上の女に声をかけられて 誘われるままに寝ていた。 綺麗な顔が歪むのを見るのは堪らない、と、 いつだか耳にした言葉と同じように揶揄られて。 特にら抵抗することもなく、そう言うご趣味を受け入れれば 嬉しそうに楽しむその女を見たとて、 到底己が満たされることなどなく。 身体中につけられた傷だけがヒリヒリと啼いた。 胃の中のものも何度か吐き出したために、 空の臓物にアルコールが染みて。 食わないとな、と思っては、出された果物を 無理矢理押しこんでまた吐き気に襲われて。 昨日の女性はそこにいるのだろうか。 別に来なくても気にしないのだけれど。 まだ出港前に見かけた、兄貴のようなあの人の 背中が頭に浮かぶ。 あの人は何してんのかな、と呟いて小さく笑った。]* (124) 2020/07/17(Fri) 7:02:01 |
【人】 曳山 雄吾オールイン。 [ ここ数時間、雄吾が発する言葉といえばそれのみだった。 ホールデムのテーブル。 客は入れ替りつつ三人から六人。 オールインとドロップの二つしか選択肢が無いような荒れたプレイ。 大半のケースは配られた二枚を見て手を伏せるのみ。 無言のまま勝負から下りる。 発声はディーラーボタンが数巡する間に一度あるか。 手元のチップ全てを前へ押し出す度、その全てに勝った。 同席者はすぐに呑み込む。 オールインと聞こえたらすぐ下りてしまえば良いと。] (125) 2020/07/17(Fri) 7:04:39 |
【人】 曳山 雄吾[ そうして同席者がショウダウンを避けるようになれば、 雄吾か勝負に向かう頻度は増えていく。 露骨な変化に怪しみつつも下りる客、 確かめようとコールする客。 当然、手元全部を賭ければ雄吾に他の選択肢は無くなる。 カードが開かれれば互いに役無しのままであってさえ、 カードの強弱は雄吾が勝った。 にこりともせずチップの山を眺め、 雄吾は再び沈黙に戻る。 ディーラーボタンが巡るたび、徐々にチップは減っていくが それだけで削りきられる程に少なくはない。 ただ配られた手札を眺めて伏せる。 テーブルに一人欠けたようなプレイが続いた。]** (126) 2020/07/17(Fri) 7:15:32 |
【人】 クルー 御子柴 詠斗−204から退散する時− [ この後はどうしようかと考えながら、 少しだけ乱れた服を整えて 部屋の扉に向かっていると宿主が、帰ってきた。 御子柴とそう歳は変わらないであろう赤髪。 アマノ、と吹雪が言っていた人物なのだろうと 彼は思う。 “遅くなりました” 遅すぎる、とも言いたい。 しかし、そんなことを言っても面白くはないので 彼は意味深な笑みを浮かべ、呟いた ] (127) 2020/07/17(Fri) 7:19:14 |
【人】 クルー 御子柴 詠斗 [ 確かに、彼女は泣いた。とても女性らしく。 しかし、この場において”なく”と聞けば また違う発想さえ出てくるだろう。 彼がその後どう言った対応をとるのか、 彼には関係ない。 ただ、こういうこともやらないと 204は介抱部屋と錯覚しかねない。 気が済んだ彼は、 宿主が部屋に入った後で、 もう1度丁寧なお辞儀をして その部屋を出て行こうか ]* (128) 2020/07/17(Fri) 7:20:14 |
【人】 双子 吹雪/雪菜『…………ぇ』 [>>120その言葉を聞いた時 雪菜は分かりやすく動揺を見せただろう。 これからのことを考えていた。 天野とどう夜を過ごそうかとか 寝た後に、姉の元に帰ってあげて慰めてあげないと、とか。 服に絡めた指先が するりと解かれて、男が離れていくなど 想定もしていなかった。 ぽかん、として 男が去っていくのをずっと見つめていた。 角に消えて、見えなくなった辺りで 雪菜はふるふると震え、顔を赤くして。] 『もぉー!なんなのよぉ!』 [姉と似た口調で──子供心に姉よりも大人びて見えたいと背伸びして丁寧に話すようになった── カーディガンの裾を掴みながら 幼い子供の癇癪のように、廊下に響き渡る声で叫んだ。]** (129) 2020/07/17(Fri) 7:38:05 |
クルー 御子柴 詠斗は、メモを貼った。 (a46) 2020/07/17(Fri) 7:39:15 |
【人】 クルー 御子柴 詠斗−2日目・バック− [ オーダーはいくつかあった。 人間指定の、オーダーばかり。 お陰様で、行かずに済んだ。 電話をしてきた人間の声は勿論老若男女。 この船に乗っていると何度も、 マジで? と呟くタイミングがある ] 204は、なんとかやってんのか…… [ パソコンの情報欄を見て、 特に何もないのを確認すると、 204で起こったことの色々を思い出していく。 介抱したふたりは、背丈こそ違ったが、 声色はよく似ていた。 もし、姉妹だと聞かされたら、 多分彼は性に貪欲な小さい方にまた会ったときに 「姉ちゃん泣いてたぞ」っていうのかもしれないが、 それは起こらない事案。 姉妹揃って、人の繋ぎ方をしらないのかと 若干憐む方が現実的。 ] (130) 2020/07/17(Fri) 7:49:08 |
【人】 クルー 御子柴 詠斗 [ でも、彼はそれぞれ手を出すわけでもなく、 寝るように介抱しただけ。 吹雪に関していえば、添い寝さえもなく。 最後の最後に、アマノへ落とした爆弾が どうなったのか、興味もない。 他人のプライベートに足を踏み入れるほど、 彼も馬鹿ではない。それがもし、 彼に関わってくるのなら、喜んで対応しよう ] ルームサービスでございます。 いかがなさいましたか? [ くすくすと小さく笑っていた声を抑え、 外向きの声でコールをとった。 そのオーダーは、誰からだろうか。 そして、望むものはなんだろうか。 介抱は任されたくないな、と 心なしに思いながら電話の相手に耳を傾ける。 ふと、レコードに “S室フロアにて『なんなのよぉ!』と叫ぶ女性あり” なんて書いてあるのを見て笑いそうになったのは、 正直勘弁してほしい。 叫んだ相手は知らないが、どんまい、と 声をかけたくなってしまった。 ]* (131) 2020/07/17(Fri) 7:51:51 |
【人】 双子 吹雪/雪菜─ 目が覚めたとき ─ [>>121それは4時か、5時頃の早朝。 目が覚めた時に吹雪は一人で居るものだと思っていた。 >>122だから天野の姿を見つけた時 驚きはしたけれど、喜びは抑圧される。 「ここに来るのはやめておきな」>>115 おそらくこの船に最も精通するスタッフ達の 一人に言われたこと。 ここで一喜一憂しても きっと疲れるだけだ。 少し離れて眠る天野の額にそっと口づけを。 良い夢が見られますように、と。 バスローブを羽織りながら 自分の服を手の中に抱え込み 吹雪は出来るだけ音を立てずに部屋を出て行った。 自室に帰れば 妹の雪菜は、青と白のジェラピケを着て すぅ、すぅと寝息を立てている。 ソファには黒の、なんだか凄い下着があるけれど こんなの持ってたかしら。 (132) 2020/07/17(Fri) 8:05:54 |
双子 吹雪/雪菜は、メモを貼った。 (a47) 2020/07/17(Fri) 8:58:43 |
【人】 涼風 梨花─ 2日目 ─ [あれから、女はマイペースに 普段と変わらぬ船旅を楽しんでいた。 空腹を感じればレストランで食事して、酒を飲み 広々としたスイートルームで読書に耽る。 御子柴からの"言いつけ"を律儀に守っているわけではない。 何度か声を掛けられたが、そのどれもが 女の求める基準を満たさなかったのだ。 セックスできれば何処の誰でもいいなら、わざわざ大枚叩いて 船旅になどでない。 いっそ、このまま何事もなく終わるのもありだろうか。 それはそれで勿体ない気もした。] こんばんは、……来てくれたのね。 それとも別の誰かを待ってた? [軽い口約束を交わした時間と場所。>>124 佇む背中はやはり夫とよく似ている上に、どことなく 哀愁や疲弊が見れるそれに自然と胸がきゅ、と詰まる。 昨日とは違うワンピースの裾を潮風に揺らし、 柔らかな調子で声をかけて。] (136) 2020/07/17(Fri) 9:37:43 |
【人】 涼風 梨花……御馳走するのはお酒以外が良さそうかしら。 あれから何かあった? [青年の顔色が見るからに不調を訴えていたなら 少しだけ眉を潜めるも、隣に腰掛け、 表情を覗き込むように首を傾げて、青年の言葉を待った。]** (137) 2020/07/17(Fri) 9:43:03 |
涼風 梨花は、メモを貼った。 (a48) 2020/07/17(Fri) 9:44:29 |
天野 時雨は、メモを貼った。 (a49) 2020/07/17(Fri) 9:55:34 |
天野 時雨は、メモを貼った。 (a50) 2020/07/17(Fri) 10:15:33 |
【人】 双子 吹雪/雪菜─ 2日目・S室 ─ 『お姉、風邪!?』 [雪菜は驚いた顔をして 姉の顔をまじまじと見ていた。 姉の姿は普段と変わりないし、触った感じも熱はないのだが こほ、こほ、と咳き込んでいるところを見ると どうやら軽い風邪みたい。] (138) 2020/07/17(Fri) 11:52:10 |
【人】 双子 吹雪/雪菜うん。 だから、わたしは寝てるね。 [姉は口元を覆って なんだか具合悪そうな顔をしてる。 だから雪菜は、看病しますよ、と言ったけれど 移すと悪いから、と 部屋の外に追い出されそうになる。] (139) 2020/07/17(Fri) 11:52:35 |
【人】 双子 吹雪/雪菜はいはい、早く行きなさいっ……! [吹雪は、ぐーっと妹の背中を押して 部屋の外に出す。 がちゃ、とオートロックがかかり 吹雪は、ふぅ、と一息つく。 元に戻り、それからテレビをつけて音を出す。 バルコニーの方に出て、潮風を受けながら 青い大海原を見て、物思いにふける。 実際のところ、吹雪は風邪をひいていない。 ただこのパーティに参加するのが 少し疲れたから、今は休憩してるのだった。 向いてないんだろうな。 そんな思いも 青い海と、空を見つめていれば ゆっくりとだけれど小さな雲のように霧散して行った。]* (141) 2020/07/17(Fri) 11:54:38 |
【人】 卯波 慧[ コクリ卯波は頷く、汚れていないわけがないけれど、そう言って貰えたことは嬉しく、それ以上に綺麗にしなければならないと思った。 ] わ…… あ、ありがと…… [ シャワールームまでたいした距離でも無いと言うのに抱きあげられてびっくりする。虚ろに漂っていた瞳は今はどんぐりのようなキョトンとした色に変わり、シャワールームへと運ばれていく ] え、と すぐ洗いますから、待っててください。 [ さすがに掻き出すところなんて見せられない、降ろしてもらい少し照れた紅さで彼を見上げて促すけれど、彼はどうするのだろう* ] (142) 2020/07/17(Fri) 12:27:41 |
卯波 慧は、メモを貼った。 (a51) 2020/07/17(Fri) 12:28:57 |
曳山 雄吾は、メモを貼った。 (a52) 2020/07/17(Fri) 12:31:15 |
双子 吹雪/雪菜は、メモを貼った。 (a53) 2020/07/17(Fri) 12:55:54 |
【人】 天野 時雨[ 言いかけて、言葉を止めた。] …いや、さっきまで捕まってた女性なんですけど、 ちょっと特殊なプレイがお好みだったようで… がっつり甚振られてました。 [ にへらと笑った。 女性の反応はどうだっただろうか。 その表情を見ながら、言葉を続ける。] こちらが無礼をしましたので、 女性に奢って頂くわけにはいかないですね。 [ 身体を傾けて、耳元に近づいて。 嫌がる様子が無ければ、そっと囁こうか。]* (144) 2020/07/17(Fri) 17:05:10 |
卯波 慧は、メモを貼った。 (a54) 2020/07/17(Fri) 17:56:50 |
【人】 涼風 梨花― 2日目 バーカウンターで ─ [昨日、声をかけた時もどこか気がそぞろに思えたが 今の彼はどこか悲愴さえ漂っている。>>143 あれから。 確か知人に忘れ物を届けると言っていた。 言葉を濁す理由にいくつか予想はつくけれど たとえばそれが官能的であったり心浮くことなら こんな表情で酒を呷るのは考えにくく。 口が閉ざされるなら、それ以上を問いはしない。 赤の他人だから聞けることもあれば、逆も然りだ。] ……昨日も思ったけれど、口が上手いのね。 こういうところでの遊びには慣れているの? [代わりに、甘いかんばぜに似合いの世辞に、 緩い笑みを浮かべて、隣へと腰かけ。] (145) 2020/07/17(Fri) 18:00:58 |
天野 時雨は、メモを貼った。 (a55) 2020/07/17(Fri) 18:08:03 |
【人】 涼風 梨花[続く、航海中のひとときについて、 あまりにも平然と宣うものだから、きょとりとした顔で。] いたぶ、……そ、 そう。 色んな嗜好があるものね……。 あなたもそういうのがお好み? [ややの動揺を交え、思わず視線が身体へと向く。 これもプレイの一環でついた傷だろうかと、>>135 塞がってはいるがまだ新しい人差し指の咬み傷を見詰め。 触れていいのか惑うような白指が、彼の手元を這い。] ふふ……そう? まだ何もされていないけど なら、お言葉に甘えようかしら ジンライムを ……。 [あなたは、と問う声は不自然に途切れる。 代わりに、寄り添う体温に合わせ唇の端をあげて。] (146) 2020/07/17(Fri) 18:18:00 |
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