【人】 天野 時雨[ 奢りという言葉に反応して、逆にこちらに酒を 寄越してくれようとするその人は、 曳山雄吾、と名乗った。] いや、いいんです。その酒は、 [ 慌てて手を振る。] 『フラれたから飲みたいっていうもんだから、 俺がさっき、飲めっつって、あげたんです。 良かったら付き合ってやってください。』 [ オーナーが、人好きのする笑顔でそう言って、 グラスにまた酒を満たす。 ふぅ…と息を吐いて、視線を落とす。] …本気で惚れた、女だったんです。 [ と小さく言えば、] 『いろんな女の子取っ替え引っ替えしてるから バチが当たったんだよ』 [ と笑って返される。 あんたにだけは言われたくないわ…と項垂れて。 そんなやり取りに曳山さんは笑いつつ酒を勧める。>>145 自分もフラれたのだと言う言葉に驚いて、 仕事相手のことだとわかれば拗ねた目で見た。] (148) 2020/07/14(Tue) 15:43:48 |
【人】 クルー 御子柴 詠斗−過去・204室内− [ 出てきた女性は、彼の半分ほど…… は言いすぎた。 しかし女性の中でも一段と低いほうだろう。 ブランドは知らないが可愛らしい寝巻きと、 備え付けのスリッパ姿で現れた女性は 汗をかきすぎてとても髪の毛が濡れている。 まずはその額の汗でも拭いてからにしようかと、 彼女の招きを受けて、 お粥が上段に、タオルが下段に乗ったカートを 引き込みながら彼女の誘導に乗る ] (149) 2020/07/14(Tue) 15:46:22 |
【人】 クルー 御子柴 詠斗 [ ベッドそばに行くと、彼女はゆっくりとベッドに戻る。 上体を枕を使って起こしている彼女は、 とても病弱なお嬢様のような雰囲気を醸し出す。 そんな彼女の横にカートをセットした彼。 彼女が何も言わなければこちらから、と思っていたが 彼女は余程気怠いらしい。 嘘か真か、それに関してはどうでもいい。 食べさせてほしい>>144 そうお願いされれば、 彼は作った笑みで相槌を打った ] 私で良ければ、介抱させていただきます。 まずは、とても汗をかいていらっしゃいますし、 濡れたタオルでお顔をさっぱりさせて、 お粥を頂きませんか? [ デリバリー用の白手袋を脱ぎながら、 彼は下段に置いていたタオルのうち 1番小さいハンカチサイズの濡れたタオルを、 手にとって彼女に差し出す。 彼女が望めば、優しくその汗ばんだ顔と首筋を拭き、 彼女が自身で手に取れば、手袋をつけ直し、 お粥を食べさせる準備をするだろう ]* (151) 2020/07/14(Tue) 15:50:01 |
【人】 天野 時雨[ 自分のことを、ぽつぽつと語る。 テキーラを煽りながら、くらりとする頭で。 求められることが生き甲斐だった。 それは、例えば。 初めてだという女には、 ガラスに触れるように優しく、 年上の女性には少年のように甘えて。 M気がある女と寝れば冷徹に責めたし、 逆に加虐嗜好のある女と関係を持てば、 逆らうことのないペットのように。 どの交わりでも快感は得られたし、求められるまま 自己の性的嗜好を変化させるのは意識せずとも出来る。 あの人に、時雨の好きなようにしていいんだよ、と 言われた時。 …困ったように笑うことしか出来ず。 あなたは私を求めていない、と言われたのだ。 と言うような、話を。]* (153) 2020/07/14(Tue) 16:00:24 |
天野 時雨は、メモを貼った。 (a59) 2020/07/14(Tue) 16:01:51 |
【人】 曳山 雄吾─過去の話・時雨のバーで─ [ 軽く時雨が返すのに>>152、苦笑交じりの一言。] 引きずってるのが、一人だけな。 [ だからこそ聞いてみたくなったのだ。 気遣いの行き届いたこの青年が『本気で惚れた』という相手。 それが何故、ひどい振られ方をするに至ってしまったのか。 シェイカーの中で三種の材料が カツカツと小気味良い音と共に撹拌されていく。 ジンとホワイトキュラソー、レモンジュース。 ベースとなる酒をブランデーからジンに変えれば、 琥珀色のサイドカーから白い貴婦人へと名前を変える。 三角形のグラスに注がれたカクテルをそっと引き寄せ、 静かに持ち上げた。] (154) 2020/07/14(Tue) 18:38:41 |
【人】 曳山 雄吾[ ぽつぽつと語られる言葉は>>153青年の 気の行き届いたさまに納得を与えた。 淡い白色のカクテルを少しずつ口に運んでは 静かに頷き、時雨が口を開く間を待った。 テキーラのグラスが何杯呷られた頃か、 語りはひとまずの終点を迎えたようだと知る。] ……彼女も、君に求められたかった という訳なのかな。 でも、本気で惚れたというからには。 時雨くんが求めた何かは、あったんだろう。 [ それは、どんなものだったろう。 手には入れられない何か。 それとも本当は既に得ていた何か。 憶測は口にすることなく、代わりに 残り少なくなったカクテルの最後の滴をくいと仰ぐ。 グラスをコースターの上に置き、 同じものを、と差し出した。]* (155) 2020/07/14(Tue) 18:38:59 |
【人】 双子 吹雪/雪菜─ 過去・204室内 ─ 『そう、ですね…… お願い出来ますか?』 [>>151御子柴の言葉を聞けば 髪を指先で弄り、少し気恥ずかしげに 汗を拭いてくださいと頼む。 受け取ろうとも考えたが それでは先程の、腕を上げるほど辛い、という嘘が バレてしまう。 だから雪菜は御子柴に 拭いてくれるよう頼むことになる。 濡れたタオルがべたついた汗を拭き取っていくと かなりすっきりと爽やかになりよかった。] [お粥を食べる段になるから 雪菜はゆっくりとその口を開けて 食べさせてくれるのを待つだろう。 意外と口が大きく開くことに 少し驚いたかもしれない。 その口で、時に何を咥え込んでいるのか。 この船に乗ってる以上、そんなことも想像できるだろう。]* (156) 2020/07/14(Tue) 19:56:53 |
卯波 慧は、メモを貼った。 (a60) 2020/07/14(Tue) 20:56:26 |
【人】 涼風 梨花[自然と寄り添い、腰へと這う掌と。 マティーニに濡れた煙草の香りが混じる唇が、 男の囁き通り、強張りきった女の内側を溶かしていく。 たとえ身体の繋がりなどなくても愛情さえあれば なんてとんだ強がりでしかなかった。 だからといって誰でもいいなんてケダモノにもなれず。 どれだけ飢えて渇いていたのかを思い知らされる。 薄く開いていた瞼は自然と伏せらせ、 代わりに、スマートに差し込まれた舌先を迎えるように 軽く唇を開いた。>>135] ん……、 ……ふ、ぁ… [ぎこちなさを伴ったのは始めだけ。 撫でて突く程度に絡ませていた舌が少しずつ深くなり、 物足りなさを訴えるように、女の方から 唾液を混ぜ合うほどねっとりと絡ませていけば、 夫との性交渉はなくともそれなりに経験があることは 男の方へも伝わるだろう。] (157) 2020/07/14(Tue) 21:44:16 |
【人】 涼風 梨花[徐に太腿へと滑る掌の熱に、びく、と腰が跳ねる。] ンッ、……な、ぁに…? [気づけばすっかり蕩けた表情で、 名を呼ぶ声に合わせ、微かに瞼を開く。 男の指に合わせ波打ち、布越しに撫でられる感触に、 もじ、と下肢が揺れ。 両手を男の首裏に回したまま、唾液に濡れた唇は 彼の言葉に、はく、と息づきするように蠢いた。 じりじりと燻り高まる熱が、全身に広がるのを感じる。] (158) 2020/07/14(Tue) 21:50:15 |
【人】 涼風 梨花[請われるままに紡ぐ声は、 自分でも驚くほど甘えた色を孕んでいた。 まだ、従業員とゲストの一線を越えぬかのように、 行儀良く腿を撫でるに留まる掌に視線を落とす。 既に内側は、じっとりと熱を孕んでいて。 女自身、何を欲しがっているか、期待しているか。 もうとっくにわかりきっていることを、口にする。] (159) 2020/07/14(Tue) 21:54:18 |
【人】 涼風 梨花[ぐ、と。首裏に回していた腕に力が籠る。 白指が探るようにジャケットとシャツの内側へと伸びて、 蝶ネクタイの留め金を弾く。 利口で忠実な番犬の首輪を外すような心地で。 場所は、どこでも構わなかったが とうに力の抜けた足先は、すぐには立てそうにない。]** (160) 2020/07/14(Tue) 22:00:05 |
涼風 梨花は、メモを貼った。 (a61) 2020/07/14(Tue) 22:01:47 |
天野 時雨は、メモを貼った。 (a62) 2020/07/14(Tue) 22:06:18 |
(a63) 2020/07/14(Tue) 23:49:06 |
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新