【人】 厨房担当 那岐[贅沢な時間の使い方は、子供の頃ならよくあった。 中学、高校、専門学校を経て、 社会に出て大人になっていけば。 あれほど余らせていた時間が、 予想以上に限られていることに気づいていく。 彼のようにスケジュールが不定そうな仕事なら、 尚更、自由な時間は少ないのかもしれない。 耳を傾けながら風景を想像すれば、 枝から羽ばたく鳥の音が浮かぶ。 同じような光景を 高野も思い浮かべているとは知らないまま。>>117 不意に飛んできた誘いに。] そうですね、いつか。 機会があれば。 [同じ感覚を味わってみたくなったから。 彼と同じ言葉を重ねて、不確定な約束をまた一つ。] (155) 2023/03/07(Tue) 18:47:33 |
【人】 厨房担当 那岐[翌朝、充電のしていないスマホに新しい通知。 目覚めの回らない頭でメッセージを読み込む。 忙しいであろう高野の貴重な時間を共有できることに、] 『楽しみにしています』 [一言、シンプルに心情を伝えた。**] (157) 2023/03/07(Tue) 18:48:10 |
厨房担当 那岐は、メモを貼った。 (a27) 2023/03/07(Tue) 18:51:14 |
【人】 厨房担当 ゲイザー[栗花落に向けてのメニューのため、赤紫と緑の蕾のままのブロッコリーを洗ったり、ハーブやパン粉を見繕ったりしながら――。 少し前、別のオーダー>>141をゲイザー指名で告げた栗栖に、速崎はなんとか、至って明るいいつもの顔を向ける。 空まではいかないが本当に軽くなった、の返答に「まじかよ」の驚愕が一瞬顔に出るも。 楽し気で朗らかな笑顔は、事の深刻さを特に示していない――ように見えた。 改めて告げられた「お帰り」という一言も、微笑も>>142。 他愛ないようで、なんでもないようで、ただ温かいだけのもののようなのに。] ( ……なんで、泣きそう、なんだろ。 ) [ふと気づかされた感覚を、笑顔と忙しなさの裏に、一度押し込めていた。] (158) 2023/03/07(Tue) 19:14:21 |
【人】 厨房担当 ゲイザー[真剣な眼差しで語られる、友人自慢。 「俺の友達」とはっきり語られた葉月のこと。 その人と栗栖との間にあった一悶着を、その解決の場面だけでも見届けていたから、なおのこと自慢話から受ける真実味。 それに速崎自身も、葉月の勇気を――きっと勇気がなければできなかったその行動を、間近に知っている。] そうだね。ハヅキんはさ、かっこいいよ。 ……ううん、ちょっと違う、かも。 かっこ悪くても、かっこ悪いなりに、 一生懸命頑張って、優しくて、真面目で。 自分なりに真面目に考えて、私に向き合って、 勇気、振り絞ってくれる人だよ。 [葉月の昔の姿は勿論のこと、女癖悪く振舞っていた頃>>2:501の姿さえも、店の中でばかり葉月と会っていた速崎は知らない。 けれども仮に知ることがあったとして――それでも速崎の目に映る今のその人の姿は、あくまでこの言葉の通りだ。] (161) 2023/03/07(Tue) 19:20:27 |
【人】 客 葉月……お前はなんでそう、こっぱずかしいことをさあ……。 [なんて言いながら、耳まで真っ赤になってることを弄られたりするんだろうな。 お前そのとき言葉には気をつけろよ。多分そのとき俺は] (こいつの会計、今日全部俺が持ってやってもいいかな……) [って気分になってるだろうから、そこはちゃんと] 「流石佑一かっこいい! 長男は佑一しかいない! 」[って言うんだぞ。そこはお前次第だからな] (163) 2023/03/07(Tue) 19:22:17 |
【人】 厨房担当 ゲイザー[その上で速崎は――笑みの消えた顔で告げる。 悲しげな顔でも青い顔でもなんでもなく、ただ、淡々と事を告げるだけの無表情で。] ……そんなハヅキん、なんだもの。 私は、あの人と付き合っちゃいけない。 [この言葉は本来なら、葉月その人に直接告げなければならないこと。けれども告げるチャンスがあった日には、まだ自分の中で、その解――「付き合っちゃいけない」理由を示すことができなかったのだ。 葉月の姿は、今の速崎の瞳には映っていない。 大咲の出勤にも気づかないレベルで、目配りが行き届いているようでいて実は妙に余裕のない慌ただしさ故に、仮にこの時葉月が既に店にいたとしても気づいていない。 それ故に、まるで陰口めいた言葉のようにも、内心でふっと感じてしまう。] (164) 2023/03/07(Tue) 19:24:14 |
【人】 厨房担当 ゲイザー[そして、ここまで言葉に出してしまった以上。 その理由も、速崎璥はここで栗栖に打ち明けざるを得ない。 ――意識しての判断というより、それこそ「失言」めいた率直な衝動で。] だって私は、あんたが好きだから。 クリスが――クリスさん、が――クリリンが。 [ドラマやアニメに描かれるような、初々しい恋の慌てふためきだったり、興奮だったり、或いは甘美さだったり交歓だったり――そういうものを意識していた訳ではない。 璥という「異質な者」の中にあったのは、ただ] 好きじゃなきゃ、私は泣けない。 なんでか判らないけれど――私はあんたにしか、泣けない。 そう気づいた以上、私は、あんたとしか付き合えない。 (165) 2023/03/07(Tue) 19:25:33 |
客 葉月は、メモを貼った。 (a28) 2023/03/07(Tue) 19:30:54 |
厨房担当 シャミは、メモを貼った。 (a29) 2023/03/07(Tue) 19:32:42 |
【人】 厨房担当 ゲイザー[……勤務中に、それも何かのサプライズイベントでもない時に言うべき言葉でないことくらいは(言った後になってだったが)速崎にも解った。 かといってまたあの時のように、栗栖に背を向けて立ち去ることはしなかった。] ( 私は、 ちゃんと、話し合う、よ。 ) [「言い過ぎ」た後にはなってしまったが、それでも自分から一方的に断ち切りさえしなければ――。 いつかの誰かさんの、重くはないけれど真剣な声>>2:202が脳裏に過る。 ブロッコリーとチキンのことも思考には入れながら、速崎璥は、涙滲んでしまった両目で栗栖を見つめ返す。*] (167) 2023/03/07(Tue) 19:35:16 |
【人】 若者 ミスミ[持ってきていた>>2:671というよりも、一先ず話を聞いてからにしようと思っていた履歴書提出があれよという間に自分の手を離れていった日から今日で何日目か。 いいんじゃない>>2:672、と受け入れられたアリスブルーの腕時計もそういえばデンマークで買ったものだったなと思いだしたのはスモーブローの最後の一口を食べてから。 働く側になるんです?>>17と尋ねるその人の手にある苺ミルクがちょっとおいしそうだな、なんて思ってしまったけど流石にスモーブローの後に苺ミルクは勇気のいる取り合わせ過ぎるなと素直にワイングラスのステムに指をかけたのだった*] (168) 2023/03/07(Tue) 19:40:04 |
【人】 若者 ミスミー店への道中ー [一先ず、雇ってもらえることになったし、あとは早めにあの家をお暇する流れにしたい。 そんなことを思いながら見上げる物件の相場は以前より少しだけ上がっている。 仕事が決まったということもあるが先日一冊の通帳と書類を渡されたのがきっかけだ。 ばあちゃんの弟だという大叔父さんつまりおじいちゃんは、ばあちゃんの店の立退料やいくらかの遺産を全部孫である自分の名義にして管理していてくれたらしい。 母の従姉夫婦が事務手続きをしたのはこちらだの何と言ってもあの店に関する権利は孫のものだと譲らなかったそうで、成程これが今のあの家における居心地の悪さの原因かと受取ながら納得してしまった] うーん…。 [部屋を借りるのに保証人が必要ならおじいちゃんがなってくれるとも言っていた。 通帳のことだけじゃなく、何から何までありがたいことだ。 まあ、だからと言ってポンと部屋を決められるわけではないのだが] (169) 2023/03/07(Tue) 19:40:35 |
厨房担当 ゲイザーは、メモを貼った。 (a30) 2023/03/07(Tue) 19:42:15 |
厨房担当 ゲイザーは、メモを貼った。 (a31) 2023/03/07(Tue) 19:44:27 |
【人】 若者 ミスミ−おみせだよ− おはようございまーす。 [不動産屋を回ったり、必要なことをするのは夜シフトの日にすればいいのだと学んだのもごく最近。 ささっと身支度を済ませ、前髪が目元にかからないように横に流してピンでとめる。 面接のときに好きな色を聞かれた理由に納得したのでこのヘアピンもアリスブルーのものを探して買った。 購入先がファンシーショップだったせいか、プレゼント用ですか?なんて聞かれたがきっぱり違いますと返してしまった。 それでもなんかかわいい袋にかわいいシールでとめてくれたので、もしかして素直にプレゼントを渡せないタイプの人間とでも思われたのだろうか。解せぬ。 白のシャツに黒のタブリエは共通らしい。 腰骨の上できゅっと閉めると、ちょっと気合が入る。 なるべく早く一人前になれるように頑張ろう、と思った心が、瑞野先輩の完璧な準備で早くもへし折られるまであと五分*] (170) 2023/03/07(Tue) 19:49:28 |
若者 ミスミは、メモを貼った。 (a32) 2023/03/07(Tue) 19:50:31 |
【人】 役者 セロ 杏仁マンゴー…タルト? え、杏仁豆腐ってタルトになるんですか!? [思わず大きな声を出してしまい、慌てて口を押さえる。 (セロは杏仁=杏仁豆腐だと思っている)] 大丈夫です、私、胃袋二つあるんで。 [ここ一番のいい顔をして見せる。 ご飯用と、デザート用。気持ちとしては2つ持っている。] アスパラも好きです、お願いします。……マンゴーのお酒って、ありますか? [今日は飲んでしまおう。どうせ、明日は休みなのだし。]* (172) 2023/03/07(Tue) 20:02:43 |
【人】 客 葉月-現在の話- [俺がそのドアを開けたとき。 そこには二人がいた。瑛斗と、ゲイザーちゃん。 この店で出来た大事な友達と、この店で出来た──、] 「……そんなハヅキん、なんだもの。 私は、あの人と付き合っちゃいけない」 [心臓に、刃を突き立てられた気分だった。 空いた穴から、どくどくと血が流れてゆく。 何かがうしなわれていくような、感覚。 ──けれど、不思議と痛みはない。 薄々分かっていたことだ。 あの子の表情を変えられたことが、俺はなかった。 いつだってあの子は笑っている。店の中、柔らかなライトに包まれて。 一度きり。泣いていると分かっていても、俺はそれを拭いに行けなかったのだから] (173) 2023/03/07(Tue) 20:02:44 |
【人】 客 葉月(──瑛斗は、友達だ。 あいつはなにも悪くない。悪いことなんかしてない。 あいつはきっと、俺の気持ちにも気付いてたから。 サポートしてくれてたんだ、それで、) [走っている最中、もしかしたら誰かとすれ違っていたかもしれない。 けれど俺は気付く余裕もなかった。 立ち止まる。ここはどこだろう? 耳鳴りがうるさい。頭が痛い。 ──消えたと思っていた汚いものが、いっぺんに噴き出してきた。そんな気持ちだった] (175) 2023/03/07(Tue) 20:03:47 |
【人】 客 葉月(いや、ほんとは消えてなんかなかったのかもな) [口元に笑みが浮かぶ。 それは自分を嘲る笑みだった。 だって人は、そんなに簡単に変われない。 そんなの、とっくに分かっていたことじゃないか**] (176) 2023/03/07(Tue) 20:04:06 |
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