人狼物語 三日月国


40 【完全RP】湯煙に隠れる吐息【R18】

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【人】 木原 敦久

[差し出された紙を、すぐには受け取らず>>133


  返すのも破り捨てるのも、同じだろ
  ならあんたの手で破りなって言ってんの
  今 ここで


[これから先行こうとする道が何であれ
選択肢がある以上、彼女自身の手で選んだものなのだと
嫌でも自覚させるように。

それがどんなに酷なことだとしても]


  少なくとも
  あんたが”選んだ”って事実と覚悟が
  この先あんたをもっといい女にするはずだ


[それでも返すってことなら、しかたない。
せめて彼女の目の前でバッサリ破り捨てるつもりで
紙へ左手を伸ばし]
(136) 2020/08/19(Wed) 18:43:47

【人】 木原 敦久

[指先が、スカッと空を切った]


  ぁあ゙?


[どういうつもりだ。
怪訝な顔で彼女を見れば、合った目の奥。
再び灯った光に目をみはる]
(137) 2020/08/19(Wed) 18:44:06

【人】 木原 敦久



  ──……ふ
  そうこなくっちゃ


[堪えきれず頬が緩み
こちらもつられて、くしゃりと笑えば>>135

伸ばした掌で、ぽん、と軽く頭をなでた。
褒めて励ますように]
(138) 2020/08/19(Wed) 18:52:00

【人】 木原 敦久


  別に、返すも返さないも
  あんたに渡した時点で、あんたのもんだしな

  でもくれるんならもらっとく


[紙の代わりに受け取ったビニール袋。
ゴソリと音を立てた中身を覗けば]


  ……ってこれ8個も入ってるじゃん
  一人で食べるには多すぎ


[職場に持ってくには少なすぎる。
目敏い人が見ればわかる痕を首や耳につけてる時点で
あまり余計な詮索はされたくないし。
一人で食べるか誰か呼ぶか、なんてぼやきながら]
(139) 2020/08/19(Wed) 18:52:27

【人】 木原 敦久



  ──で、
  結局名前は教えてくんないの?


[にっこりと笑って、もう一度訊いてみようか*]
(140) 2020/08/19(Wed) 18:52:34

【人】 舞戸 黎哉

── 百日紅 ──

[伸びる月子。
大きな欠伸を一つして滲む涙を拭き取って。
そんな姿を見せてくれていることに嬉しさが滲む。

そして。
窓から差し込む陽の光に目を細めた。]


  ……綺麗だな。


[もちろん、─── お前の事だよ。]
(141) 2020/08/19(Wed) 19:07:03

【人】 舞戸 黎哉

[それから布団を引き剥がされては口を少し尖らせる。]


  ……あと5分だけ。


[わざとらしく眠そうに目を細めて言ったけど、口元の笑みは消せなかった。でも月子だって同じ様なものだったから。]


  ん、起こしてよ。


[我が儘を一つ。]
(142) 2020/08/19(Wed) 19:07:49

【人】 舞戸 黎哉

[細めた目で月子を見上げていたら、愛らしい唇が結ばれ、綺麗な長い睫毛が伏せられた。
そして、差し出される手。]


  仕方ないなぁ。


[柔らかくその手を掴んだ。]
(143) 2020/08/19(Wed) 19:09:17

【人】 舞戸 黎哉

[その瞳が伏せられている間に首を横に振る。
両手で確りと掴まれた手。
その手に体重かけて、でも、体を起こして引き上げ“られて“しまう。

だから───]


  隙あり。


[唇と唇の合間にチュッと音が鳴った。]*
(144) 2020/08/19(Wed) 19:11:48

【人】 三谷 麗央

─ 千秋と ─
>>127 >>128

[ 麗央とは10センチと背の違わない彼女だから、
 伏せられた顔を横から覗くのはきっと簡単なこと。
 けれどそうする代わりに足を一歩引いて、
 自分の胸元へ額を当てさせるように抱き寄せた。]


 だったら、
 少し落ち着くまでこうしていなよ。


[ 俯いた耳元へ囁き落とし、
 彼女の言葉に応えていく。
 落ち着いた声。ゆっくりと言い聞かせるように。]


 たしかに、全部くれって言った。

 でも俺だけが幸せになるんじゃなくて、
 千秋にも幸せになってほしい。

 全て捧げてくれるなら、
 千秋の幸せも、俺のものなんだろ?


[ 少し間を空けて、苦笑がちにふと笑う。
 自分も彼女も、ここ以外での相手の事を
 まるで知らないというのに、と。]
(145) 2020/08/19(Wed) 19:15:53

【人】 三谷 麗央

 

 最初から大きく構えすぎなくても、良いよ。
 だんだんそれが重荷になってくるかも知れないから。

 ……それよりは。
 なるべく一緒に居られるようにしていたい。
 此処みたいな非日常だけじゃなく、日常の中でも居られるように。


[ 彼女のスーツ姿を見て思う。
 何かの職に就いているのは間違いないだろうけれど、
 私服で訪れたのでないということは、
 休みのゆとりがそう多くないことを示しているのかも、と。]


 千秋の普段の仕事も、住んでる所も。
 どれだけ忙しいかも、まだ知らないけど。


[ それからもう一つ、思い至って。可笑しそうに囁いた。]
(146) 2020/08/19(Wed) 19:15:57

【人】 美雲居 月子

  ───百日紅


[ 小さく聞こえた褒め言葉。
もう、なにが、とは言わなかった。

彼の布団を引き剥がして、
まだ称えたままの笑みで
あと5分、なんて言うから
少し笑ってしまった。

浮かんだ何かを消すように唇を結んで、
睫毛を伏せて、これからを考えて。
差し出した手が取られれば、
大きくて、分厚い掌の感触に、
唇をまた結んだ。

両手で掴み、ぐい、と引くのに
うまく持ち上がらなくて。]

 
(147) 2020/08/19(Wed) 19:54:55

【人】 美雲居 月子



[ ふ、とその身体が浮いた。
顔を上げる。まぶたを開く。
瞬間、ふれたのは、唇だった。

悪戯した子供みたいなセリフに、
心臓がぎゅう、と締め付けられる。]



    ───あほぉ



[ 小さく悪態をつく。
顔を見られたくなくて、その胸に
抗議するみたいに両腕をついて、
額を乗せた。深く息を吐く。]

 
(148) 2020/08/19(Wed) 19:55:37

【人】 美雲居 月子



[ ───なにもいえない。

夢か現か、わからなかった、
昨日の愛の言葉は、曖昧にしたくて。
なにも言わないでと願った。

半歩下がって、離れる。
ゆっくりと顔を上げた。]



    ───黎哉さん


[ 名前を呼んで、柔らかく、微笑む。]



    おおきに、ありがとう。


[ 今度こそ、お礼を。]*
 
(149) 2020/08/19(Wed) 19:55:59

【人】 空閑 千秋

   
─麗央さんと─
 
[胸元に抱き寄せられて、>>145
 さらにわたしの頬が熱くなる。
 それでも視界が塞がれたからか、
 彼の心音がトクトクと聞こえてきたからか
 少しずつ、少しずつ気持ちが凪いでいくのを感じていた。]
 
 
   ……そうですね。
   私の幸せも、あげます。
 
 
[幸せにするばかりではなくて。
 幸せにしてくれるなら。
 それはきっと、彼のものだろう。
 自分がどうやって幸せになるのかはわからない。
 分からないから、うまく伝えられないけれど。

 いつか幸せだと感じられたときには
 彼に伝えてあげられたら良いと思うのだ。

 こうして生きていく事が幸せだと思えると。]
 
(150) 2020/08/19(Wed) 20:01:03

【人】 空閑 千秋

 
   名前くらいしか知りませんものね。
   名刺なら今でも渡せますけど……。
 
 
[と、自分の情報を手渡そうとして
 慣れた仕草で名刺入れを取り出した。
 仕事で使う簡素なそれを一枚取り出して、

 けれど相手の囁きにパチリと目を瞬かせた。]
 
(151) 2020/08/19(Wed) 20:01:19

【人】 空閑 千秋

 
   ……ありませんよ。
     だからここに来てたんです。
     女であると言う自信が、欲しくて。
 
 
[意地の悪い質問をするものだ、と
 顔をツンと逸らしながら腕組みする。
 そんなことを今更聞かなくても良いだろうに。
 そんな。どこか拗ねた気持ちで。]
 
(152) 2020/08/19(Wed) 20:02:03
村の更新日が延長されました。

【人】 舞戸 黎哉

── 百日紅 ──


  ぁ───


[微笑む月子に、何か言おうとして結局言葉にならなかったから、ニッコリと笑顔を作った。]


  会えてよかった。
  

[絞り出した声は明るい響きで、我ながらうまく出来たものだと心で苦笑いを浮かべて。

そうして月子に背を向けて。
目を瞑ったまま浴衣の合わせを直して、帯を締め直して、それからあと何を直そうかと思案して、だけど、もう何も直すものが無かったから。]


  お茶、ご馳走様。


[だから、そのまま扉へと向かった。]*
(153) 2020/08/19(Wed) 21:27:52

【人】 美雲居 月子

  ───百日紅


 
[ 微笑みが、返される。
喉奥から迫り上がる何かを抑え、
ただ、目は逸らさないようにして。]



   うちも、会えてよかった


[ そう、伝えよう。

くるりと踵が返される。
浴衣を直すようだから
手を出そうかとも思った。
だけど、きっとそれは、余計なことだから。
黙って、その背中を見つめていた。]

 
(154) 2020/08/19(Wed) 21:43:00

【人】 美雲居 月子



[ ごちそうさま、と落とされて、
「ええ」と返事をしたら、
す、と動いた足。遠くなる。
ぐら、と揺れた気がして、
つい、その浴衣を掴んだ。]



   黎哉さ、



[ だが、すぐに離して。
掴んだ右手を左手で包むように、
胸元に寄せる。]

 
(155) 2020/08/19(Wed) 21:43:21

【人】 美雲居 月子



[ その背中に、伸ばした手のひら。
それは、触れることはないけれど。]



   ───然様なら


[ 小さく、別れの言葉を告げて。
今度こそ、その背中を見送るだろう。]*
 
(156) 2020/08/19(Wed) 21:43:54

【人】 美雲居 月子

  ───ロビーにて


[ ああ、いい人だなと思った。
こんな場所で、一晩共寝しただけの、
名前も明かさない女に。

この先のわたしが、どうなろうと
この人にはなんの関係もないのに。
あんな一言、小さな我儘に
向けてくれた優しさはこのメモにも、
その言葉にも、表れていたから。

頭に乗った手のひらが優しく撫でる。
くすぐったくて。なんだか、変な感じで、
困ったように目を眇めて眉尻を下げるが、
払い退けたりはせず、じっとしていた。]

 
(157) 2020/08/19(Wed) 21:44:33

【人】 美雲居 月子



[ そうして差し出したビニール袋を
彼は受け取ってくれる。
中身を確認して、困ったようにぼやくから]


   8個くらい、すぐやろ
   いけるいける、食べよし


[ とからから笑った。]

 
(158) 2020/08/19(Wed) 21:44:51

【人】 美雲居 月子


[ にっこり微笑んだ彼に尋ねられる。
目を開いて、それから、
思案するようにゆっくりと逸らして
人差し指で下唇をとん、とん、とん、と
三回叩きながら唸る。
彼の方を見遣る。すう、と目を細めて。]



    美雲居、やていうたやろ?


[ そう、また名字だけを伝えた。
あのとき…曖昧に迷ったときとは違う。
確かな、意思を持って。]


    ほな、敦久さん、おおきに。


[ 小さく一礼して、踵を返す。
フロントへと向かい、
チェックアウトを済ませた。

ホテル前に待機している
タクシーへと向かう。
その黒い車体に吸い込まれた
女の表情はきっと、穏やかだった。]*
 
(159) 2020/08/19(Wed) 21:45:26

【人】 美雲居 月子

  ───それからの話


[ 京都の自宅に帰る道中、
なにを考えていたのかは覚えていない。

ただ、やることだけは決まっていたから。

ただいま、と家の扉をあけて、
脱いだ草履をそろえて靴箱に仕舞う。

そのままなんの迷いもなく行ったのは
祖父のいる書斎だった。

膝をついて、ノックを2つ。]



   失礼します、月子です


[ そういうと、「入れ」と聞こえた。
ゆっくりと引き戸を開き、畳の縁を
踏まないように中へ足を進める。]

 
(160) 2020/08/19(Wed) 22:21:49

【人】 美雲居 月子



[ 銀縁の眼鏡をずらしてこちらを見る
祖父に、正座をしたまま深く頭を下げた。]



   おじいさまに、お伝えしたいことが
   ありましたので、きました。
   今お時間よろしいですか。


[ 「ああ、なんや」と祖父が眼鏡を外す。
こくりと唾を飲んで、喉を潤した。]


   うち、結婚は嫌です。
   そやから、しません。


[ はっきりと、言い切った。
顔を上げて、寸分たりとも逸らさない。
視線は真っ直ぐに祖父の眼を射抜いて。]

 
(161) 2020/08/19(Wed) 22:22:22

【人】 美雲居 月子



[ まあ、それからはお察しの通り。
祖父は大激怒し、大揉めに揉めて、
飛んできた祖母や母には
宥められてしまったけれど、
兄だけは、味方になってくれた。

20も歳上の人。それもまだ一度も
会ったことのない人。
そんなひとといきなり結婚なんて
できるはずがない、と。
そもそも妹をわたしたくはない、
という台詞には笑ってしまったけれど。

最後には祖父も疲れ果てたように
もうええわ、とこちらを遇らった。
もちろんそんな1日で決着のつく
話ではなかったのだけれど。]

 
(162) 2020/08/19(Wed) 22:22:53

【人】 美雲居 月子



[ だが、事態は思わぬ方向に行く。
祖父が親友に連絡した。
孫同士の結婚の話だが、と
切り出すと向こうはキョトンとして。
そういえばそうだった、とからから
笑ってみせたのだ。

それにはさすがの祖父も呆れ返ったらしい。
さて、そしてその等の孫本人はというと、
45になり、現在すでにお付き合いして
いるひとがいるのだという。
だから、20も下の人と本当に結婚させる
つもりだったのかと祖父とその親友は
怒られたらしい、とまで祖母に聞いた。

───正直、これまでの諦めた人生、
捨てた青春の日々はなんだったのだ、と
それはそれは暴れてしまいたくなったが。
それでも、手に入れた自由は
大きかったから、それでいい気もした。

最後に、選び取ったのは自分。
間違いなく、そう言える人生になったから。

数ヶ月後、知らないアドレスから、
一通のメールが届くだろう。]
 
(163) 2020/08/19(Wed) 22:24:03

【人】 美雲居 月子



[ そんな内容で、旅館の場所が
記されているだけのメール。
届いていなければ、それまで。
ただ、背中を押してくれたその人に
伝えておきたかっただけなのだ。
わたしが選んだ未来を。

今日もまた、誰かを迎え入れる。
柔らかく微笑み、三つ指をついて。

ああ、そうだ。
あの旅館にもう一度行く予定は
今のところないのだけれど。
うさぎの温泉饅頭だけは、
今度こそ口に入れたくて。

そのうち、熱海には行きたいと思っている。]**

 
(164) 2020/08/19(Wed) 22:26:06
 




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