人狼物語 三日月国


129 【身内】狂花監獄BarreNwort2【R18G】

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視点:人

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【置】 壮図千万 ラサルハグ

 
「──始まった?」

漸くか。この男にとって小気味の良い音でしかない
"それ"を聞いて、ついうっとりとした声が漏れる。

「ずっとずっと楽しみに待ってたんだよ。
 俺が
その位置を譲り渡した
日から」

ラサルハグはこの音が何であるかを知っている。
何でだって?決まってる!

本来その位置の片割れは自分が担当した筈なんだから!


「真正面にいなくても何が起きてるか見えてるが…
 でも残念ではあるかな。俺も殺りたかったし」

『襲撃者』の片割れの部屋で、
その端末を持った守ったまま、くるり。一回転。

明確な機嫌の良さは、酒に滅法強いこの男が酩酊しているかの様に、何もかもが軽く──しかしそれ程に何かに
"酔って"その酔いが重い事に他ならない。
(L1) 2022/02/21(Mon) 2:18:47
公開: 2022/02/21(Mon) 2:20:00

【置】 壮図千万 ラサルハグ

 
「早く"ここ"に来てくれれば話は早いのに。
俺は今か今かと待ってるよ。早く来ないかなと。
処刑なんて退屈な方法で、俺が死ぬ彼が殺される前に、遊びに来るとね?」

だって、皆。
普段怒らない奴を怒らせるの、好きだろう?


「うーん、次よりは次の次の日くらいがいいかな?
待った分だけ待てるけど、俺がここまでして"その時"のお楽しみと隠してた事を、後悔する前にはさ」

何かに疼き抗うように──
その音は鳴る。鳴く。

聞くだけで明確にその"能力"を示し、表す音が。

「あんなに示してるのにね」

それがどんな音かを聞ける人間は、
        この場には誰もいない。
それがどんな力かを話せる人間は、
        この部屋の誰かさんだけ。

「"俺の物"に手を出す事だけは、」
(L2) 2022/02/21(Mon) 2:20:06
公開: 2022/02/21(Mon) 2:20:00

【人】 泰然自若 シトゥラ

>>172 襲撃者
「まったくいい連携してやがんなァ!」
回避先。一つ、腿付近を抉りながら飛んでいく。
傷口から吹き出た赤がすぐさま形を取って後続の弾の軌道を変える。

反対側には水を向けた。
であれば、シトゥラは最初に向かおうとした掃除ロボがある方へと駆け出す。

回避や刀での軌道変更は試みるが、連射されていては全てを防ぐ事はできないだろう。血が噴き出す箇所も、弾が肉に埋まっていく感覚も出始める。
――そんでも、ツラぐらいは拝みてぇよなァ?
【奇襲】
(174) 2022/02/21(Mon) 2:24:08

【人】 壮図千万 ラサルハグ

 
「"俺の物"を、
  
他人が壊そうとする事だけは、

   ──
決して許さない
、と」


愉悦。高揚。傲慢。殺意。
そして
憤怒
に合わせるかのように
"それ"はいつかの日を思い、色を変えた。
(175) 2022/02/21(Mon) 2:24:33

【人】 黒風白雨 バーナード

>>173 シトゥラ
 厄介な呼ばれ方をしたものだ、と内心で独り言ちる。
 尤も、そう思ったところでそれ以上の厄介が訪れるのだから困りものだ。
 増加した水とそれによる津波が己を押し流そうとするのであれば、使うしかないだろう。

 
トンッ、


 と飛び上がる音。流されていく障害物を足元に見て、それから着地音はない。
 少なくとも、足元が乾くまでは。


 足元の水を吹き飛ばし、濡れないように気を配りながらできる限りの銃弾を撃ち込もうと掃射する。
 援軍が来る可能性は十分にあるのだ、これで殺せないようなら完全に機を逃したと見ていい。

 後方に気を配りながら、しかし射撃は正確に。狙うは同僚の命だ。

【奇襲】
(176) 2022/02/21(Mon) 2:35:07

【人】 憐憫聖贖 ナフ

のんびり歩きながら通信を入れる。

『レヴァティ、君からの指示がないということは、
 アレは
お祭り騒ぎ
ってことでいいのかな?』
(177) 2022/02/21(Mon) 2:35:39

【見】 後方支援担当 レヴァティ

『そうですね。あれは様子を見るに模擬戦のような、戦いを行いたかっただけだと俺は判断します』

 モニターでチェックをしながら入った通信に応答する。

『本気でこの監獄を脅かすようなことがしたいなら、もっと上手く立ち回ったことでしょう。
 足がつきすぎるし、あれだけ騒げば襲撃した側を止めようとする者だって増える筈。襲撃側に加勢する輩もいるかもしれませんけどね?』

『ナフ様はどう思いますか、あの騒ぎ』
(@0) 2022/02/21(Mon) 2:44:32

【人】 蒐集家 テンガン

>>174 >>176 シトゥラ・バーナード
――駄目だな。
曲がり角の奥へと引っ込む。
懐に手を突っ込み、球体を取り出し、ピンを引き抜く。
それを、こちらへ向かうシトゥラへと転がす。

一見して、それは爆発物に見えただろうか。形状は爆発物にそっくりだ。監獄の貸与物であるから、シトゥラも知っているかもしれないが……視力に難があるのなら、瞬時に明確な判断はつかなかったはずだ。

転がしてすぐ、盾はその場に置き去りに走り出す。
相手は自分を追っている。うまくすればバーナードがやってくれるかもしれないが……殺害自体を見届けるのは諦めよう。逃げに徹する。

そして数秒で、球体は
激しい光と音
を発する。これは姿と足音を消すための閃光弾だ。
【奇襲】
(178) 2022/02/21(Mon) 2:47:13

【人】 蒐集家 テンガン

>>174 >>176 シトゥラ・バーナード
――駄目だな。
曲がり角の奥へと引っ込む。
懐に手を突っ込み、球体を取り出し、ピンを引き抜く。
それを、こちらへ向かうシトゥラへと転がす。

一見して、それは爆発物に見えただろうか。形状は爆発物にそっくりだ。監獄の貸与物であるから、シトゥラも知っているかもしれないが……視力に難があるのなら、瞬時に明確な判断はつかなかったはずだ。

転がしてすぐ、盾はその場に置き去りに走り出す。
相手は自分を追っている。うまくすればバーナードがやってくれるかもしれないが……殺害自体を見届けるのは諦めよう。逃げに徹する。

そして数秒で、球体は
激しい光と音
を発する。これは姿と足音を消すための閃光弾だ。
【奇襲】
(179) 2022/02/21(Mon) 2:47:53

【人】 憐憫聖贖 ナフ

『襲撃側に加担、かぁ。それも楽しそうだね。』

君がそう判断するならば、緊急性は無いのだろうと。
ただの無礼講らしい遊びのひとつ。

『"見えない方"だけ気になるけどね。
 あれも君が把握してる存在なら、気にかかることは無いかな。
 ……あ、正体は言わなくていいよ。』

囚人が申請を潜り抜けてステルス系の能力や装備を持っているのだけはマズい。
そうでないならば、言うことは何もない。
(180) 2022/02/21(Mon) 2:49:23

【人】 白昼夢 アルレシャ

サブマシンガンを片手に、遠回りをするように、いちいち物陰などを覗き見ては足を進める。
大体どの辺か、さっき響いた水の大音量。あれで場所と『誰』くらいはわかったものの。真っ直ぐにそちらに向かうそぶりはない。

かくれんぼの鬼が、隠れている子を探すような。
そんな足取りで進んでいく。

『誰』か分かったなら、あんまり心配もしていないし。
(181) 2022/02/21(Mon) 2:58:15

【見】 後方支援担当 レヴァティ

『ナフ様が襲撃側に加担ですか。シトゥラ様が過労死……いや過労じゃなくてもますます死んでしまいかねませんねー』

『"見えない方"もご心配なく。正体も存じております。
 ……そうですね、お言葉に甘えて詳細は伏せさせていただきますね。監獄こちらに仇なす者ではないことは確かです』

 少し前、本人の口から聞いていたのだ。
 正体は言わなくていいと先んじて告げられたので、看守側として危険性がないことだけを伝えるのみに留めた。
 切り札とは、そう明かしてはならないものだと本人から教わったから。
(@1) 2022/02/21(Mon) 3:13:30

【人】 憐憫聖贖 ナフ

>>@1 レヴァティ

『死んでも蘇生するから別にいいんじゃない?』

そろそろゆっくり歩いても、現場に辿り着く頃だろうか。
別に声を潜めているわけでもないから、通信のこちらの音声は聞こえるかもしれない。
姿を隠すでもなく、見物という風情で、まだどちらにも加担することなく。

『そっちで把握できてるならいいや。』

君のその言い方だと、鏡のエルナトでも、幻のアルレシャでもないのだろう。シトゥラでも自分でもないとなれば……

『ところでシトゥラ、殺られちゃうかな?』
(182) 2022/02/21(Mon) 3:22:59

【見】 後方支援担当 レヴァティ

>>182 ナフ

『俺も別にいいとは思いますけどねー……
肉体は


 いつも通りの声で続ける。

『苦痛によって負荷がかかり、ストレスなど目視で確認しようのない精神面にダメージが生じないかは危惧しますよ。
 その為にカウンセリングも用意されていますし、シトゥラ様は精神状態も安定している方だと判断していますが』

『あとは……今後"無礼講"に参加する囚人たち、それも脱獄や監獄への攻撃を企てたい者が"この期間であれば看守を襲い放題、上手くやれば何度も殺せる"と認識し模倣してそのまま悪用しないかなどの懸念もありますけど、そんなことさせない為の対策などもあるわけですから、やはり杞憂でしょうか』

 喋ってから、ああこの言い方だとバレてしまうかなと思考して画面の向こうの見えぬ彼を眺めたのだった。

『シトゥラ様、携行している水入りのキューブは三つでしたっけ? それも使ってしまっており、一方襲撃側は片方閃光弾でくらまして片方は攻撃を続けている。
 状況はかなり危なく、殺されてもおかしくはないと思いますねー』
(@2) 2022/02/21(Mon) 3:51:51

【人】 憐憫聖贖 ナフ

>>@2 レヴァティ

ぱちくり、と一度瞬いて。

『ああ……そういう
後遺症
もあり得るのか。』

完全に慮外だったという声。

『まぁ、シトゥラだしなぁ……。
 システム面の対策はそちらの仕事だし、とっくにその発想に至ってるのはいると思うよ?』

支給品の球体が転がるのを見て、一度物陰に身を隠す。
シトゥラはあれ、視認して対応できただろうか。

『……楽しそうだなぁ。』
(183) 2022/02/21(Mon) 4:07:41
ナフは、レヴァティに、「ねぇ、そう思わない?」と戯れに問いかけた。
(a126) 2022/02/21(Mon) 4:15:15

【見】 後方支援担当 レヴァティ

>>183 ナフ

『可能性の話ですけどねー。だって皆さん、俺と違ってちゃんと感情備わっているでしょう? そうである限り肉体だけでなく精神面も負荷が及ぶ恐れは付き纏うと思いますよ。
 実際に死なずとも、命の危機に瀕する時点で人は何らかのストレス障害に陥ることがあるわけですし』

 そこまで説明した後、でもまあシトゥラ様ですからねと同じような反応を付け加えた。シトゥラに関する評価、バリ高くない?そうかも。

『発想に至り、対策を講じていなければ今もこうして無礼講が開かれてるなんてこと無いですものねー。
 ……おやまあ。混ざりに行きます?』
(@3) 2022/02/21(Mon) 4:24:57
レヴァティは、投げかけられた戯れに「俺は楽しいとかよく分かりませんので」ときっちり即答した。
(t0) 2022/02/21(Mon) 4:25:49

【置】 憐憫聖贖 ナフ


斬られ、殴られ、貫かれれば、痛い。
首を絞められ、水に沈められれば、苦しい。
焼鏝に晒され、火に投げ込まれれば、熱い。

――苦痛は当然苦痛である。それを感じないわけではない。

死の感覚は冷たく悍ましきものである。

――生物として当然である。

鈍らせることも、意識を逃すことも、赦されない。
尽きるその瞬間まで、享受せよ。堪能せよ。


コレは正しく痛苦に喘ぐ。
されどそれはまた、過ぎ去れば名残ることはない。

幾度でも、熱しては冷める金属に似て。

(L3) 2022/02/21(Mon) 4:49:17
公開: 2022/02/21(Mon) 6:00:00

【人】 『巫覡』 ロベリア

>>+37 ポルクス
「……嘘だ、ボクに戦う力は無い。
いや、力はある。が……動き方が分からない」

ここに嘘は無い。自由に剣や銃に触れるのは楽しそうだが。
囚人は第一の処刑でも殆ど
見ていた
だけだ。
見ていたのは処刑の流れだけでなく武器に対しても。


容量は悪い方では無いから教われば何とかなるかもしれない。
体は軽い方で、動き回るのも多分苦手では無い。

「……………そんなに近く、ないだろ。
いや、近いのか? ………これだから濃い連中は」

ほぼ独り言。考えるように親指を顎に人差し指を口元に触れて……突然動きだした。
扉から距離を取るようにその反対側へ。スタスタと歩き壁に背を預ける。

「そのうち、終わるはずだ。…処刑以外でも死の可能性、か」

笑顔で仲のいいフリをした隣人こそがその相手かもしれない。
それでも仲良くし続けるのなら………。
(184) 2022/02/21(Mon) 6:10:01

【人】 『巫覡』 ロベリア

>>+39 ポルクス
「煩い。勝手に守ってくれるヤツらがいるんだ。
別にボクが動けなくても何とかなる」

とそのように理解した。礼は一切言うつもりも無い。
次も反撃する人間であれば憂鬱だ。
ただ、何もせずに殺されるのはそれはそれでどうかと思う。


壁を背にした後にその場に膝を立てて座り込む。
何だか眠くなって来た。ゆっくりと目を閉じる。

「………………………好きにすれば」

それだけを呟いて膝に顔を埋める。
どうせやることも無いんだ、勝手にどうぞ。
(185) 2022/02/21(Mon) 6:39:09
スピカは、昨日得た看守長チョコのを食べている。
(a127) 2022/02/21(Mon) 11:24:32

【人】 『巫覡』 ロベリア

>>+40 ポルクス
"そのときは、そのときだ"
"出来れば死にたくないけど……"

眠い。返事を返すことなく心で思う。
実の所、全く、守ってもらえるとは考えていない。
理解はしたが、それを飲み込んでいるかと言うと……。

心配されるのはどうにも慣れない。


歌が聞こえる。別に歌は、好きじゃない。
でも、まあ今くらいは……聴いてやってもいい。

そうして微睡みへと身を委ねながら暫しここで時を過ごすだろう。
君と共に。君の音楽と共に。
(186) 2022/02/21(Mon) 11:41:45
クロノは、みんなが寝静まったころにαが看守チョコを並べていた。儀式の圧が高まっていることだろう。
(a128) 2022/02/21(Mon) 12:10:13

【人】 泰然自若 シトゥラ

>>176 襲撃者
吹き飛ばされていると、認識する。
………正体を考えるのは後だ。そこまで考えるリソースが今はない。

空振った津波は障害物を追いやり……そのまま乾くと思うかァ?波ってのは寄せては返って来るもんだろ?
床が完全に乾く事はない。水は宙へ逃げた襲撃者の背後で盛り上がり、高さを増して折り返す。
落とすまで行かずとも、対処に気を割いてくれりゃいい。

……だが、こいつは掃射防ぐのには合わねェなァ。
軌道が精確ならば。急所に撃ち込まれる直前、左腕を軌道上に割り込ませる。
肉を穿ち骨を砕き、尚も進もうとするならば血液で止める。
ーー同時に
使い物にならなくなった腕を斬り落とした。

噴き出した血液は、掃射される弾とぶつかり勢いを相殺していくだろう。
【奇襲】
(187) 2022/02/21(Mon) 12:44:03

【人】 泰然自若 シトゥラ

>>178 襲撃者
ご明察。シトゥラは瞬時に判断できない。
故に、認識した瞬間赤混じりの水で覆ってしまう。
その程度で不発になるとは思っていないが、威力が少しでも弱まればいいという考えだ。

曲がり角に着けば盾を蹴飛ばすーーいない。逃げやがったなァ!
直様、追いかけようとし……背後から激しい光と音が襲う。
視界がホワイトアウトする。
何処か懐かしい感覚だ。

音に頭を揺さぶられて膝をつく。

「…………クソが」

光とは関係なくボヤけ始める視界に、このまま逃げる襲撃者を探知するのは不可能だと悟った。
曲がり角の向こう。もうひとりの襲撃者の射程外に転がり、シトゥラは荒く息をしながら座り込んだ。

ーー救援がなければ、追撃で殺される可能性が高い。
そうでなくても、治療装置に放り込まれなければ遅かれ早かれ出血多量で死ぬだろう。
【奇襲】
(188) 2022/02/21(Mon) 12:59:07
クロノは、まだ周囲の騒動に気付いてない。
(a129) 2022/02/21(Mon) 13:01:17

【人】 憐憫聖贖 ナフ

>>@3 レヴァティ

『そろそろ遊び時を逃しそうだ。』

一度通信を切る。


さて、コレは姿の見える襲撃者側で観戦してたろう。
(189) 2022/02/21(Mon) 13:10:15

【人】 憐憫聖贖 ナフ

コレがいたのは、挟撃のうち大楯を置いていた方。
球体の発する光と音に乗じて逃れた襲撃者を追うことはない。

腰に下げていた鎖を二本に分け、その両方を
シトゥラの方へ
とばす。
(190) 2022/02/21(Mon) 13:23:22

【人】 憐憫聖贖 ナフ


――シトゥラを
通りすぎた
鎖の片方は落ち、彼を護る薄い防壁へ。

――もう片方はそのまま先へ翔んでいき……砕けて白銀の砂を広範囲に撒き散らす。それだけだ。

舞い落ちぬ箇所が襲撃者の位置を浮かび上がらせるだろう。
踏めば鳴り、足跡を残すだろう。
ただの金属の粉だ。
吹き飛ばす
ことは容易だろうが。
(191) 2022/02/21(Mon) 13:24:05
ナフは、「誘ってくれなかった方と、さっき遊んでくれた方。どっちの味方するかは決まりきってるよね。」
(a130) 2022/02/21(Mon) 13:25:01

【人】 黒風白雨 バーナード

>>187 シトゥラ
 掃射の最中、背後から盛り上がりやってくる津波を見たらもう笑うしかない。
 ノーコンなのは知ってる。
 だからって物量で仕掛けてくる奴がどこにいる?
 ――ああ、ここにいたな!

 男が選んだ回避方向は、後方。
 つまり
津波が押し寄せてくるその向こう側


 掃射を止めて津波側に駆け出していき、
 飛び込みながら身をできる限り小さくして。
 周囲に空気の膜――より正確にいうのならば風による防護――を纏って突破する。

 テンガン側の閃光弾もあるし腕も持って行っている、
 であれば追撃の可能性は低かろうと完全に背を向けて男は走り去っていく。

 万全の状態で奇襲をかけてこの結果とは全く恐れ入る。
 玄人相手に姿を隠したまま腕を持って行けただけ御の字か。

 まったく、本当に頼もしい同僚だよ。

 お前と遊べてよかった!


 あなたの耳に、足音を極力消しながらも遠のいていく一人分の音は聞こえただろうか。
 いずれにしても残されるのは、戦闘の痕跡とあなただけ。
 第三者が来てからは男の与り知らぬことだ。


【奇襲】
(192) 2022/02/21(Mon) 13:30:11
エルナトは、いやにあちら側が騒々しいなと思いました。
(a131) 2022/02/21(Mon) 13:35:35

【人】 黒風白雨 バーナード

>>191 ナフ
 あなたが白銀の砂を撒き散らすのならば、返っていく津波の多くがその砂を飲み込み波をより煌めかせた可能性は高い。
 しかしながら。その白銀が床に落ちた範囲からは面白い事実が伺える。

 均等にばら撒かれるはずであったその砂は一点にのみ、分かりやすく綺麗に少ない。
 そう、ちょうど津波が
裂かれた
箇所にのみ。
 僅かに残った風がきっと邪魔をしたのだろう。


 それだけである。あなたへの攻撃は何もない。
(193) 2022/02/21(Mon) 13:55:16

【人】 憐憫聖贖 ナフ

>>193

「ん……のんびりしすぎたかな?」

叩かれることのなかった防壁をシトゥラの周囲に残したまま、砂の落ちた場所へ歩いていく。

その痕跡を見て推測を確信に変えたなら、さっと砂を集めて回収してしまおう。
(194) 2022/02/21(Mon) 14:05:41

【人】 黒風白雨 バーナード

 騒動の場から遠く離れた段階で男はステルスを解除した。
 もちろん周囲に人の姿がなかったからなのだが。

 先程までの戦闘に対する高揚がある割に、
 男の表情にそれは僅かたりとも浮かばない。
 先程まで使用していたサブマシンガンは
 ルービックキューブ型の収納へと放り込み、
 コートは普段通りに軽く羽織って歩き始める。

 有り体にいうと、
めちゃくちゃ疲れている。

 このコートは、今の人類の持つ技術を思えばお粗末な代物だ。
 熱感知か音感知等の空間系探知に無力であるにも関わらず、
 能力使用の際に用いる気力や体力は尋常じゃなく多い。
 つまるところ、使い勝手は最悪の一言で。


 自室へは遠回りして帰ろう。
 現場から離れた場所で目撃情報を作っておこう。
 そう考えながら廊下をゆっくり歩き出した。
(195) 2022/02/21(Mon) 14:09:36

【人】 規律指揮 スピカ

「…………終わっていました。」
彼女はこの戦闘が一方に望まれずに始まったものだとは知らない。ただ、自分や、先日の模擬戦と同じように誰かが戦ったものだと。だから急がなかった。その結果戦闘のチャンスは逃しただろう。

>>188
>>+42
だから見えるのはこの2つ。戦闘の跡と、倒れ伏した人と、それに布を巻いている人だ。

「シトゥラ様、大丈夫ですか?機械に運びますか?」
倒れているシトゥラが怪我をしていて、ムルイジが興奮しているのがなんとなくわかる。心配になって怪我人のもとに駆けつけ、状態を見る。機械の元治療室へと運ぼうと提案する。
生きているのだけは分かったが、怪我がどうなるかはわからない。 


「ええと、運ぶ前になにか必要なのでしたっけ。」
自分に貸与された端末を操作しようと、そして慌てているムルイジへと操作方法がわかるかどうかと質問する。答えてもいいし自分がやるとしてもいい。
(196) 2022/02/21(Mon) 14:16:14
 




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