白瀬 秋緒は、メモを貼った。 (a27) 2022/10/15(Sat) 20:19:55 |
【人】 大木慎之介─ 昨夜・グラウンド ─ [秋月には頷きを返して、>>206 みんなが帰路につくのを横目に確かめつつ、 ミルフィーユを食べて、天ヶ瀬と談笑していた頃。 ふと、呟きが聞こえた。 『あいつが居なくなれば、って願えばいーのか』 >>229……内容に驚いて声の主を探すと、それは白瀬で。 『あいつ』とは姉だろうと、すぐに察しがついた。 言葉は出てこなかった。 絶句した、というのが一番近かった。 そのぐらいに人を……それも姉を疎む白瀬の思いが、 あまりにも衝撃的すぎたのだ。 もし誰かが白瀬に声をかけたなら、 大木は聞き耳を立ててしまったかもしれない。 けれど、自分は何も言える気がしなかった]* (231) 2022/10/15(Sat) 20:32:51 |
【人】 大木慎之介[その後、グラウンドでは何かがあっただろうか。 大木は旧校舎探検が平和に終わってほしいと思っていた。 事故や怪我もなく、揉め事もなく、だ。 せっかくだから良い思い出になってほしかったのだ。 “面白くない結果”はごめんだった。 それは性分もあるかもしれないが、 卒業が近い立場だからというのもあるのだろう。 みんなが帰っていくのを見送り、 グラウンドに残るのがミス研会員ぐらいになった頃。 大木も軽く挨拶をして、グラウンドを去った。 誰かに同行を頼まれていたならその人と一緒に、 誰にも頼まれなかったなら独りで]* (232) 2022/10/15(Sat) 20:33:12 |
【人】 大木慎之介[平和で、平凡で、満たされている── そういうことだとは思うのに。 それを実感できる機会なんてそうそう無い。 だから感謝すべき機会なのではとも思うのに。 願い事目当てで参加した人ばかりではないのも 知っているけれど、それでも、 自分だけ爪弾きにされたような感覚があった。 自分はきっと、このまま平和な人生を送るのだろう。 1位になることも、誰かの一番になることもなくて、 際立った不幸もない平坦な人生を。 それが虚しいことのような気がするのは、 夜道を独りで歩いたせいなのだろう。 本来なら喜ばしいことのはずなのだから]* (234) 2022/10/15(Sat) 20:36:37 |
【人】 大木慎之介─ 朝 ─ [大木の朝はいつもは早い。 運動部なら朝練するような時間に登校するのが常だった。 だがこの日は帰ったのが遅かったせいか、 起きるのが大木にしては随分遅くなってしまった。 登校準備をしたのが、多くの人が登校し始める時間帯。 その頃にグループにメッセージをひとつ送って、 家を出たのはもう少し後。 遅刻ギリギリとまではいかないが、 だいぶ遅い時間であった。 だから普段は会わない人に会うことがあったかもしれない。 千葉や未國、小鳥遊よりは遅くなってしまっていた。 時間が時間だけに、知り合いに会っても 挨拶だけだったろうけれど、 もし話しかけられることがあれば相手にはなっただろう。 学校へは遅刻せずに済んで、 着いた後は普段とそう変わりなく過ごした]* (235) 2022/10/15(Sat) 20:37:09 |
大木慎之介は、メモを貼った。 (a28) 2022/10/15(Sat) 20:39:45 |
【人】 帰宅部 津崎絵音[ やっぱり千葉の悩みのラインってそこなんだ。>>183 自分との差を改めて感じさせられたけど、表に出さず頷いた。 内容がどうであれ助けになる気は変わらない。 それから、昨日あれこれ気にしてくれたことを思い出す返しに 少しばかり沈黙することになる。 寄せた眉は不快感の表現ではなく、思考の為に。 まず前髪でこれもまた見えないかもしれないけど。 ]んー、オレはむしろ悩まないようにしたいみたいな 悩むとドツボにはまって、 何も解決しないほうを選んでしまいそうというか…… 出来るだけ考えないで、 三日間有意義に過ごせたらそれで……? [ 言われて考えて、自覚するものがある。 不動なんじゃなくて、揺らがないようにしたいんだ多分。 誰にだって██本能くらいあるもんだ。 垂らしたままの右腕を、左手で摩った。 時折行う癖のようなもの。* ] (237) 2022/10/15(Sat) 20:42:19 |
帰宅部 津崎絵音は、メモを貼った。 (a29) 2022/10/15(Sat) 20:46:18 |
【人】 世良健人[ ぞくり、と背筋が震えた。 体の芯が 指先から冷えて消えるような 恐怖を目の前にした時の あの感覚。あの。 月明かりを閉ざして進んだ旧校舎の中で 白く、光る、人影を見た。 足元を見る。 明らかに接地していない足。 人の形をした人ならざるもの。 同時に沸いた、のは。 ] (239) 2022/10/15(Sat) 21:17:56 |
大木慎之介は、メモを貼った。 (a30) 2022/10/15(Sat) 21:18:10 |
【人】 世良健人[ ねがいをかなえてあげようか。 やさしい声だ 笑顔すら、やさしくみえた。 三日間。 告げられた猶予に こくりと 黙って頷いて 遠のく視界に 手を伸ばした。 ] (240) 2022/10/15(Sat) 21:18:27 |
【人】 世良健人──────ッ、 [ 星人の爆笑と登志郎の悔しそうな声で ハッと正気に戻る。 気づけば、グラウンドに居た。 俺がしていたと言えば 無表情 か? それとも 笑っていたかな 口許を手で抑えて なにか堪えるみたいに。 秘密。 黙ってそれにも頷けばぼんやりと 解散の成り行きを見守っただろう。 皆帰ってかないと片付けもしようないし。 ] (241) 2022/10/15(Sat) 21:19:14 |
【人】 世良健人───…どっちにしようか [ 片付けをしながら そんなことを呟く。 そうだね 嬉しい願いごと 悲しい願いごと みんなそれぞれ 思うところがあるよね 幸せになるためならば 何かを犠牲にするのは 致し方のないことかな また、口許を、覆った。 ]* (242) 2022/10/15(Sat) 21:19:33 |
【人】 帰宅部 津崎絵音[ グループの中なら何も伏せずに喋れるんだろうけど、 どうしたものか、真面目な話を躊躇う理由があった。 参加者一覧に乗る一人、 存在に気づいて以降気に掛ける余裕も無かったかつての妹分。 冷静さを失っていた癖によく覚えている。 あれ、お前の声だろ秋氏Bあいつって誰なんだよ。>>229 無邪気に語られたピアノへの気持ち>>0:620 切っ掛けも想いも自分と同じで、 一層に彼女が可愛く思えた記憶。 なんで二人共、こんなに変わっちゃったんだろうか。 離れた彼女を追い掛けることもなく、>>0:616 完全に繋がりが絶たれたのは自分自身のせいで。>>0:617 今ではこちらが逃げていた。 ] (243) 2022/10/15(Sat) 21:30:32 |
【人】 帰宅部 津崎絵音[ 夏実からもそうだ。 この高校に通う筈がなかった二人は、一年前出会い。>>0:621 息が詰まる心地で立ち尽くす、妹と自分の馴染みの後輩へ 笑顔で名前を呼び、再会を喜んできた。 よくあると言えばそう、けれど理想と違う夏実の現在。 少しの陰も差していないように見える語り部の姿が ──憎くすら感じたのだ、オレは。 母のお気に入りだった夏実は明るく、才能に溢れ、理知的だ。 幼い頃、発表会で初めて会った時も 紹介される前に「絵音くん」と呼ばれて驚いた。 勿論母が話していたから初対面で呼べたのだろうが、 家庭の話をする程好かれそして記憶していたのは夏実。 惨めな自分をこんな光のような人間に見られたくない。 もしかしたら教室を閉めた理由とオレの現在も 彼女の中では語られずとも結びついているのかもしれない。 ] (244) 2022/10/15(Sat) 21:31:16 |
【人】 帰宅部 津崎絵音[ それからすぐ、見つけては逃げ回るようになった。 声を掛けられて、聞こえないふりをして去ったこともある。 罵詈雑言なんて吐けないよ。 自分の全てがあいつに負けてるって分かっていたら。 夏実のことだから、多分それでもオレを嫌いにはなってない 今の彼女は忙しいし、周りに沢山人がいる だから逃げていく昔の弟分なんて、構えなくなっただけだろう。 そんな誰にでも愛される少女が 無気力に自堕落になっていた落伍者に願いを抱かせた。 あの笑顔の下にある哀れみを思い描くと吐き気がする。 同じことを他の、昔を知る奴らからも想像してしまう。 無意味な死体同然なら、 本当に墓の下で眠れればよかったんだ。 誰もオレを見ないでくれ、忘れてくれ。 大多数を変えるのが困難なら──* (246) 2022/10/15(Sat) 21:35:26 |
【人】 天ヶ瀬 青葉 ── 体育館:壮真センパイと ── 「 ふぇ ……… !? 」 変な声が出た。 跳ねるボールに向けた視線の、更に向こう ──── 開いたドアに寄りかかる形で 壮真センパイがこっちを見ていたのだ。 忍者? (247) 2022/10/15(Sat) 21:35:34 |
【人】 天ヶ瀬 青葉「 壮真……センパイ 」 僕は少し目を細め、光で霞むシルエット姿を見やる。 彼が昨夜、一緒に参加していた事は気付いていた。 けれど、僕から声を掛ける事は出来なかった。 昨日だけじゃない。彼が去ってからは 廊下ですれ違っても軽く会釈をする程度。 もちろん料理の試食に呼んだこともない。 3年の引退を待たずして部を去った彼 ─── 今、彼はバスケットにどんな心境を抱いているのか その答えを 僕は知らないままだったから。 中途半端な掛け持ちでバスケを続けている僕の存在が 彼を傷つける事になるんじゃないか、って。 (248) 2022/10/15(Sat) 21:35:37 |
【人】 天ヶ瀬 青葉そして、願うつもりかと聞かれれば >>211 僕はコクリと頷きをいれてから 「 でも、まだ分からないです。 願いが叶えば失ってしまいそうなモノ …… 今はそれを探しています。 センパイに話す…… ? ……… ありがとうございます。 そうですね、答えが出せなかったら どうしようもなくなったら …… またパスを出してもいいですか、センパイ 」 彼とレギュラー時期が重なった事はないけど、 僕が控えから出場するような試合は何度かあった。 ディフェンスを切り崩せなくてどうしようもない時、 パスを投げれば、先輩がいつも突破してくれていた。 今は、そこまで甘えるつもりは無いけれど ─── (251) 2022/10/15(Sat) 21:35:44 |
【人】 天ヶ瀬 青葉「 センパイも たまにはパスくださいね 少しは上達しましたから いいパス返しますよ ……… きっと。 」 翌日の朝。 貴方とこうして話している事は きっと必然で。 重ねた言葉が、答えを導くための1ピース。 ─── ですよね? 壮真センパイ * (252) 2022/10/15(Sat) 21:35:46 |
【人】 未國 聖奈「 選択!? 」 ガタン。 今、大木選択って言った? 時計を見る、時間割を見る、ああ、マジだ。 あと数分で、次の授業が始まってしまう。 「 ごめん、ありがと、大木。 すっごいぼーっとしてた 」 机の中から次の授業の教科書とノートを出しながら あたしは大木に感謝する。 ゆっくり長話はできそうにないけれど ほんの少しなら、話、できたんじゃないかな 机の中漁りながらだったから、片手間だけどね。 (253) 2022/10/15(Sat) 21:35:49 |
【人】 未國 聖奈■■■は、■■■で在りたい ■■の■■■■を、 願い、欲せる■■になりたい いまの■■■は… ただ、■■を■■するだけの■■だ ■■■がほしい ■■がほしい ■■■の■■■を、知りたい。 * (256) 2022/10/15(Sat) 21:36:46 |
【人】 軽音部 千葉郁也[願いごとの相談内容がまずスタート地点のままなことを告げたら、何か難しい顔して少しの間津崎が沈黙した。 一晩経ってもまだ何も考えてないことに呆れてるのだろうか。 いや俺もね、まじめに考える気はあるんだけどな、これでも。] “たくさん悩んで“とか言ってただろ、“アレ“が。 だからあんまり軽率なこと言えねぇのかなと。 で、まじめに考えようとするとこう、 俺の繊細な内面について 触れないといけないから大変なわけ。 [まあ割とこれは冗談ではなくガチなんだけど。] 津崎は…そうか、悩み出して時間切れってのもな。 有意義に過ごすってなんか、あれだな…。 [願いごと叶ったら何か起きるみたいな言い方だなと思って言葉が続かなかった。 それが何かはわからないけど。 何も解決しない方、と津崎は言ったから。 願いごとは悩みごと起因なのだろうかとも思う。 右腕を摩る仕草(時々やってるやつだ)>>237に視線をやって] (257) 2022/10/15(Sat) 21:37:51 |
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