人狼物語 三日月国


139 【身内】花咲く日、蜜の香りと踊る【RP村】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:人


【人】 物書き ラサルハグ

>>1:95 ミン

「来年」

思ってもみなかった、という考えがありありと表出した声が出てしまった。鸚鵡返しになぞって、少し首を傾ぐ。

「……確かに、…実際にそうしている人々も多いようだ。
 成る程、そういうものか……。
 …正直な所、華やかさに少々…面食らっていて。
 当たり前の筈の事が…解らなくなっているかもしれない。
 …そうか。 ……そうか」

初めて知った事みたいに呟く。
彼女の声も、微笑みも、この祭りに相応しく。
街を彩る花をなんとなく見回してから、視線を戻して。差し出された飴玉を受け取った。

「私も、妖精を自称する事になるとは……大の男が。
 ありがとう。 ……返せる物が無いな。
 何かひとつ、奢ろうかな。貴公も楽しみに来たのだろう?
 学生の身は…忙しいだろうに」

軽口めいて、すぐ傍の店を指す。
(17) 2022/03/22(Tue) 22:39:43

【人】 物書き ラサルハグ

「おや……ゲームが始まっているのか。
 …ふふ、随分と手際が良いらしい。これは、怖いな」

少しも怖がっていない口振り。
しかし元気そうな少年から掠め取る手腕は大したものだ。

駆けていく小さな子供をひょいと器用に避ける。
さあ、今日はどうしようか。
(20) 2022/03/22(Tue) 23:16:21

【人】 物書き ラサルハグ

>>+3 ポルクス

「……それは、魔法の類だろうか?」

興味深そうに銀色の灯火を見て、声を掛ける。
蜜の件を慰めるでもないが、彼の商売とあらば客になろう。

「どれ……ひとつ、頂こうか。
 …この場合、ひとつという単位なのか分からないが」

祭りは花ばかりが主役という訳でもないらしい。
少年と灯火を前に小銭を鳴らす。
(22) 2022/03/22(Tue) 23:43:03

【人】 物書き ラサルハグ

>>+4 ポルクス

「魔法を買う……というのは、初めてだな……。
 成る程、……成る程。これは、」

銀色のほのかな灯りがふわふわとこちらへやって来た。
強すぎない光は優しく、確かに周囲を照らすと言うよりは。

「…あたたかいような気が、するな」

杖を持たない片手で受け止めてやると、銀の灯りはてのひらに留まる。それは焼く熱ではなく、彼の言う通り、心豊かにしてくれる。
それこそ、花を眺めている時の様に。

「……そういえば…ランタン屋があるようだが…、
 そことはまた別の商売なのだろうか?
 …若くして仕事を持っているとは、恐れ入る」

灯りを手の中で遊ばせながら、首を傾いで少年を見遣る。
(35) 2022/03/23(Wed) 13:51:01

【人】 物書き ラサルハグ

>>25 ミン

「そうだな…、華やかで賑やかで、…穏やかだから。
 あまりのんびりしているのも勿体ないかと思っていたが…
 …焦る事はない、か。 教えられたな」

笑う彼女を前に顎を撫でて、まじめくさって言ってやる。
つられるように口元を緩めた。
店先に並ぶ、指でつまむ程度の小さなポプリに自然にコインを支払って、そのうちの一袋を差し出す。

「物書き見習い…、だな。先生呼ばわりなど、まだ早いさ。
 貴公の方が、日々学んでいる分…語彙も多いかもしれない。
 …勉強熱心な学生殿には、これで勘弁して貰おうか。
 “心を温かくする”効能なら…きっとある」

時系列は前後するが、銀の灯火を売る少年の売り文句を真似る形となる軽口。それでも、決して嘘ではないだろう。

「ミリアン殿には……行動力も探究心も。
 遊び心も、あると見える。
 …きっとこの街でも…顔見知りが増えるだろう。
 この祭りが善き経験に…、豊かな糧になる事を、願っている。
 ……などと、大袈裟だろうか。
 まあ、貴公の学ぶ分野への…期待と思って頂きたい」
(36) 2022/03/23(Wed) 14:11:49

【人】 物書き ラサルハグ

>>40 ミン

「100年、か……。それは……」

あまり、考えたことがなかった。
気づけば大人になっていた。そうして、すべき事を終えた。
持て余すかと思っていた。実際、広大な世界を前に迷っている。


「長いな。祭りを…楽しむ時間は、たっぷりありそうだ」

それでも、彼女の言う通りだと思える。
――そんな自分に、少し安堵した。


小さな返礼品を受け取ってもらえて、気づかず微笑んだ。
見習って、話をしてくれた相手に配るとしようか。

「……そう、……実は。
 物書きになれ、この祭りが良さそうだから行け、と…
 今の所、以前の同僚に言われるままに来ている。
 …早いかもしれないが、来て良かったと思っているよ。
 それこそ、妖精の話を…書いても良いだろうから。
 貴公は、好きな物語などあるだろうか?
 参考までに、聞かせてくれないか」
(42) 2022/03/23(Wed) 18:28:57

【人】 物書き ラサルハグ

>>+8 ポルクス

「練習……か。使いこなしているように見えるが…
 …こういった魔法の使い方も、あるのだな。
 …良い魔法だ。 大事にすると、いい」

などと語ると、立場が少しおかしくなるだろうか。
まあ、褒めているのだから構うまい。
彼の指した方向を仰ぎ見ると、人が寄っていく様子が見えた。

話に熱が入るのをひとつ瞬きして聞く。

「……商売敵どころか、余程惚れ込んでいるらしい」

嬉しそうにすら見えるから、こちらも笑みが零れた。

「あの彼か。…店で彼に会う事は、まだ叶わなそうだが…
 ……良い話を聞けた。
 夜の供になるランタンを…丁度探しているところだ。
 是非、見に行ってみようと思う。
 ありがとう、……ポルクス殿、だったか」

銀の灯火はもう少しの間、留まってくれるようだ。
ほのかに輝くそれを手遊びめいて指先に転がす。
(46) 2022/03/23(Wed) 22:09:00

【人】 物書き ラサルハグ

>>43 ミン

何もせずとも時間は続いていく。平穏であるなら、猶更。
それを楽しく過ごす事は、そう難しい話でもないらしい。
仰々しく努力などしなくても、良いのだろう。きっと。

「…才能は、どうだろうか、酒の席での軽口なのではと。
 正直なところ、今でも思っているが……まあ、まあ。
 ……成る程、冒険ものか。
 好きなジャンルを聞けば…人となりが多少解るものだ。
 意志を持って動く事が…、成し遂げる姿に共感する事が、
 …時に涙するほどに楽しいのなら。
 ミリアン殿は、流されるだけの人生とはなるまいよ」

微笑ましいエピソードは、この短い間であっても想像できる程に彼女“らしさ”を感じる。語尾が笑いに少し、跳ねてしまった。

「…仕事の片手間に、即興で物語を作る遊びが流行って。
 それの評判が少し良かったから…書き溜めてはいるよ。
 …冒険ものと、妖精。合わせれば、何かしら書けそうだ。
 ……伝記ものの方が…売れはする気がするが」

センセーショナルなテーマだけでも、それなりに話題にはなるだろう。特に望んではいないから、苦笑で流す。
(50) 2022/03/23(Wed) 23:03:24

【人】 物書き ラサルハグ

>>+9 ポルクス

実に表情豊かな様子を微笑ましく見守った。
照れ屋のようだから、あまり眺めても悪いだろうか。
ランタン屋の彼――で、良いだろう。勘当の類でもなし――との仲も良好と見えて、この街のあたたかさを感じる。

「…そう固くならずとも構わんさ。
 私にとっては…ポルクス殿はこの祭り、この街の先輩だ。
 呼び方一つ、年齢ごときで気にしなくて良い。
 ラサルハグだ。改めて…どうぞ宜しく。
 …この灯火の様にあたたかな歓迎に、感謝する」

3分と、自分がほんの少し力を分けた間。銀の灯火は指先に留まって、螢が飛び立つようにそっと姿を消した。

「題材だらけだよ、…ここは。
 私の居た場所では…そもそもあまり花が育たなくてな。
 …人々の発想から異なるから、興味深い。
 …花と蜜の妖精の筋書を…盗む訳にはいかないが、
 参考にはさせて貰おうと、思っている」
(56) 2022/03/24(Thu) 11:33:31

【人】 物書き ラサルハグ

>>54 ミン

「……ミリアン殿も、乗せるのが上手だな。
 先程から…貴公のくれる言葉、教えてくれる事。
 …不出来な自分でも、出来る気がしてくる。信じられる。
 得意分野に、“励ますこと”を…追加する事を勧める」

少しだけ俯いて笑う癖。自覚があるから、顔を上げた。
励まされたのは紛れもない事実だ。
そうであることは彼女自身に伝わるべきだろう。
やがてそれが、自信の根拠に繋がれば良い。

「……見習いに過ぎない今は、人に言葉を与えるなど…
 烏滸がましい様な気がしているが。
 そうだな……、仕事自体は、尊いものと思う。
 …いつか貴公が落ち込む事、息詰まる事があれば…
 私からも、言葉を贈らせてほしい。…恩返しに」

花の優しい香りが、彩りが似合いのあなたへ。
(57) 2022/03/24(Thu) 12:59:27
ラサルハグは、笑った。
(a21) 2022/03/24(Thu) 13:04:57

【人】 物書き ラサルハグ

>>+10 ポルクス

「ようは…雪深いところさ。花も咲くには咲くが、
 いかんせん種類が少ない。色合いも。
 …まあ、とはいえ…あそこはあそこで、
 温泉だとか…良い所も幾つもある。
 いつか…、機会があれば、友人とでも訪れてみると良い」

少し調べれば、雪と温泉のキーワードだけでも場所のあたりはつくだろう。最近では観光地にもなっているらしいから。
食いついてくれた少年を相手に苦笑を零す。

「…まだ、見習いの身分だからな。
 原稿を書き溜めている最中で…きちんと本にするのは、
 少し…先かもしれない。
 だが、……折角だから、貴公にも判って貰えるように。
 名はそのまま使おうかな。 ……ああ、そうだ。

 …良い機会だ。インタビューさせて貰えないだろうか?
 何でも構わない、思いつくもので。
 貴公の好きなものについて…詳しく話してほしい」
(59) 2022/03/24(Thu) 18:31:59