人狼物語 三日月国


148 霧の夜、惑え酒場のタランテラ

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視点:人

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【人】 騎士 ノア


[ ───それでも、己の現実を思い知った時。

  いつかそうなるものだと教えてくれた
  歳上からのありがたい言葉は、
  僕に生きていなければと思わせてくれる。

  今でも、心の
御守り
の一つだ。 ]**

 
(175) 2022/05/21(Sat) 12:33:16
騎士 ノアは、メモを貼った。
(a21) 2022/05/21(Sat) 13:07:21

【人】 騎士 ノア


  ── 回想:若者と、__ ──


[ 勇者に憧れる若者───
  良い響きだと思う。
響き、は


  夢を見るのは好きだ。
  僕自身、夢を見て、冒険者をやっているんだから
  それでも、
無謀な夢
はある

  例えば勇者なんてのは、そのひとつ
  努力では到達できない高みの上だ ]

 
(288) 2022/05/22(Sun) 0:05:07

【人】 騎士 ノア



   …お兄さんのパーティは何が足りないの?
   攻撃、強化、それとも防衛?
   

   ……───わかった、行くよ。


[ 立ち振る舞いを見れば
  ある程度のランクは見えるもの、だと思う。


  強いと言われる冒険者が立ち替わり
  隣の人間を変えていることも
  噂ながらには知っていた。>>140

  逆隣へ変わらぬ人間が居ることは
  知らなかったけれど─── ]

 
(289) 2022/05/22(Sun) 0:05:12

【人】 騎士 ノア


[ …この人は
  目立ちたいから強い敵と戦いたいのか
  本当に憧れを追い求め戦うつもりなのか
  どちらなのだろう?
  危ういことにはかわりない…か


  どんな答えだったにせよ
  後々気がかりになるからと
  承諾の返事をしたには違いない。

           求められれば断らず

           Perl blueのもうひとつの特徴だ ]
 
(290) 2022/05/22(Sun) 0:05:17

【人】 騎士 ノア


[ …思われていた通り、
  長く居るつもりはなかった。

  良いメンバーに慣れてしまえば、
  いずれ慢心を引き起こす
  誰かに頼ることを覚えた人間は
  最後の最後、頼れなくなった時に死ぬのだ


  頭の中に響く警鐘は僕の道の師が鳴らしている物 ]

 
(291) 2022/05/22(Sun) 0:05:21

【人】 騎士 ノア


[ 冒険者の中でも幼い方という理由で
  舐めた口を聞かれることは
  名の知れた今でもあった


  それもあり平気かと問われれば
  反射的に眉間に皺を寄せ。 ]


   平気だよ、


   っ、…後ろにいたお兄さん、だっけ。


[ 若干食い気味に平気だと返した辺りで
  振り向いてその顔を見れば違うか、と気づき。
  
  話しかけてきた人の隣…じゃなく、少し後ろに居た人>>140
  
  後衛職だから 周りは見ている方だよ

  珍しくどうでもいい…とか、気にしていないような
  感情を漂わせていたのは覚えていた。
  
  そんな人がわざわざ挑発しに来るわけもない

  皺を解けば改めた顔で、 ]
 
(292) 2022/05/22(Sun) 0:05:26

【人】 騎士 ノア


    大丈夫


[ 問いの真意から外れ、
  くすりと笑う少年は
  まだ背の伸びきらない子ども。

  目に見える強さばかりを追い求めて居たから

  いつか言われた「強さ」についても
  首を傾げるばかりだったっけ。 ]

 
(293) 2022/05/22(Sun) 0:05:29

【人】 騎士 ノア



   ──…難しいこというんだね

   実力以外の強さなんて、…
   …それがあるから、あの人とずっと一緒にいるの?



[ 周りに仲間は見えなかった
  だから零れ落ちてしまった言葉に
  はっと口を塞ぐ。

  利害と結果でしかパーティを組んだことがない
  頼られることはあっても
  逆のことを思わされるのははじめてだった

  …熱い人。


  もし答えが返ってくる前だったなら
  なんでもない、と仕切り直してから ]
 
(294) 2022/05/22(Sun) 0:05:34

【人】 騎士 ノア



    本当?
    プロテアに来てそれなりに経つけど
    とっておきは見つかってないんだ
    嬉しいな

    行こう。お腹空いた、

 
(295) 2022/05/22(Sun) 0:05:38

【人】 騎士 ノア


[ 空腹には手温いくらいの依頼が丁度いいよ
  実力の片鱗くらいは見せられたんじゃない?

  話はもう少し続きそうだ
  Perl blueは断らない
  それがご飯の誘いでも、ね ]**

 
(296) 2022/05/22(Sun) 0:05:48
騎士 ノアは、メモを貼った。
(a30) 2022/05/22(Sun) 0:20:12

【人】 騎士 ノア

   

   これは私達の罪だ



            
あの子だけじゃない 他の誰にも



    口にしては いけないよ。



 
(308) 2022/05/22(Sun) 0:59:11

【人】 騎士 ノア



                  …Sì, Signore.

 
(309) 2022/05/22(Sun) 0:59:42

【人】 騎士 ノア


  ── 過去:10年前 ──


[ リーディス王国のPrincessヴィオラ
  彼女が6歳の誕生日を迎えようとしていた頃の話。

  リーディス王家にはいくつかの習わしがある。

  その中の一つが、
W剣の選別W


  国中から選ばれた特に能力の高い人間から
  6歳の誕生日に王室の子自ら、
  自身の剣となるものを選ぶものなのだが、… ]
 
(310) 2022/05/22(Sun) 1:00:27

【人】 騎士 ノア


[          …選ばれてしまった
           本当に、運、
悪…
……良く。 ]
 
(311) 2022/05/22(Sun) 1:01:12

【人】 騎士 ノア


[ ちなみに拒否権などは
(当たり前だが)
無く、
  状況に引き摺られるように
  たかが18の魔法しか知らない男が
  W王女の近衛騎士W
になった。

  …現実に夢も何も無いとはこのことだ


  13も歳下の女の子に
  朝から晩まで付きっきり
  無礼など働いてみれば
  即座に首が飛びかねない


  どこに夢を見る暇があっただろう。 ]

 
(312) 2022/05/22(Sun) 1:02:29

【人】 騎士 ノア


[ ──…合間に挟み込まれる
  特別得意でもない剣の練習も
  心が参りそうになる原因だった。

  どうして僕が、こんな───…
  年端もいかない子どもに
  人生を振り回されなきゃいけないんだ?


  …口が裂けてもこんなこと、言えやしないけど。 ]

 
(313) 2022/05/22(Sun) 1:04:21

【人】 騎士 ノア



    …………────はぁ、……



[ ため息ばかりをついていた10年前
  今にして思えばあの頃が一番、
  幸せだったのかもしれない。 ]**

 
(314) 2022/05/22(Sun) 1:05:28

【人】 騎士 ノア


  ── 過去:霧の日 ──


[ 冒険者時代の頃、噂話の一つとして
  「霧の夜に開く酒場」の話は聞いたことがあった。

  にしても街の中心からは少し遠い、
  わざわざ見に行くほどの場所でもないと、
  その時は興味も持たず。 ]


        ────あの世に連れていかれてしまうってさ



[ 特に行かない理由となった致命的な言葉。
  好き好んでそんな危険を求める意味はないと
  城に囚われるまで町外れに行くことはなく
  ノア=ワーグナーとはそういう少年だった

  …のに

  
  救いを求めるようにふらりと
  出向いてしまったのが、ここ数年前。 ]

 
(341) 2022/05/22(Sun) 11:55:56

【人】 騎士 ノア



    ……………───誰か、居ません、か



[ 放っておいても消えてしまいそうな声で
  呟くも反応はなかった、な
  僕に聞こえなかっただけかもしれないけれど

  …まだ昼間だったからね


  ずる、と手が扉の上を滑り落ちて
  両膝が地に着く。
  静まっている空気を震わしたのは男の嗤い声。 ]
 
(342) 2022/05/22(Sun) 11:56:02

【人】 騎士 ノア



   …っ、はは、…開いてないか
   そうだよな、…そんなの、
   あの子にだって、…
許してもらえるはず無い



[ ───…この日
  開店の夜を待つことなく、
  僕は求められる場所へと帰った。

  今は
それだけの思い出話。 ]

 
(343) 2022/05/22(Sun) 11:56:07

【人】 騎士 ノア


   ── ゲンザイ ──


[ 灰色の罪を黒罪と決めるのは誰か

  法か?倫理か?      
 
 違う。


  頂点の許しだ

              王が是と言えば是
              王が否と言えば否

  私は今も、白い名誉を背負っている

             そんなもの間違いだと分かっているのに ]

 
(344) 2022/05/22(Sun) 11:56:11

【人】 騎士 ノア


[ ──…重さも馴染んだ今頃になって、霧の夜か


  道中 町に流れる噂を耳にして
  ふらり、苦い思いを浮かべる青年が一人。 ]**

 
(345) 2022/05/22(Sun) 11:56:15

【人】 騎士 ノア



  ── 過去:出会いを過ぎて ──


  
 「 ノアは…ノアは、わたしのこと、嫌いですか…? 」




[ …仕えて6年程経った頃。

  生き地獄のような毎日に
  逃げ出してやろうかと思ったことは数知れないが
  昔からの性格が災いして
  求められるうちは実行にも移せず。


  僕なりに私、として上手くやれていると
  思っていたのに、子どもというのは恐ろしいもので。]

 
 
(356) 2022/05/22(Sun) 13:14:25

【人】 騎士 ノア



   ───…何故そんなことを聞くのですか。


  「 はぐらかさないでください 」


[ 否と答えないということは、言わずもがなであるし──
  …言ったら首が飛ぶだろう


  心の中でため息をつき
  "嫌いじゃないですよ"と答えを返したが
  見透かされているように
  なんとも不服そうな顔を返された。

  …何が不満なんだ
  貴女の望むようになっただろう、
  僕を殺して、私として…生きているじゃないか ]

 
(357) 2022/05/22(Sun) 13:14:27

【人】 騎士 ノア


[ 自分の近くにいる人間には好かれていたい。
  …ただそれだけの事だと思っていたし

  この子は僕のことなど知りもしないのだから
  
  この後とんでもない言葉が続いてくるとは思わない。
  思ってもない。
…それが致命傷になるとも。 ]

 
(358) 2022/05/22(Sun) 13:14:30

【人】 騎士 ノア


 
 「 …わたしは、ノアが好きです
   笑っていてほしいの

   小さいとき、はじめてあなたを見ました
   大きな大会に出ていたでしょう?
   それで、呼んでほしいとお父様にせがんだの

   あなただけ、わたしが選んだんです
   だから、………ごめんなさい

   わたしはいずれ、どこかへと嫁ぐでしょう
   その時には、
…わたしが嫌いなら

   自由に生きてもらいたいと そう思ったのです… 」
  
(359) 2022/05/22(Sun) 13:14:35

【人】 騎士 ノア


[ まるで王族らしからぬ言葉に加えて、
  弱々しい言葉に 深く、下げられる頭。
  床に落ちる一滴の雫。

  誰かに見られたらと肝が冷えるより先に、
  湧いてきたのは
怒り
だった。

  目の前のこの子にじゃない
  僕にだ


  選ばなければならないのは王族の宿命
  たかだか6歳の女の子が気に入った人間を見つけ
  あの人がいいとせがむことの何がおかしい
  何が悪いんだ
  …僕だってこの頃は大人じゃなかっただろ


  この子に怒りを向けるのは、
  八つ当たり以外の何者でもない

                  …みっともないな


  こんなことを聞かされて
  どうやって嫌いになんてなれただろう
  真っ直ぐに王族の運命を受け入れて
  人のことまでも思えてしまう若き少女を ]
 
(360) 2022/05/22(Sun) 13:14:38

【人】 騎士 ノア



   …顔を上げてくれないかな、
──ヴィオラ



[ 耳元に口を寄せ
  彼女にしか聞こえないような小さな声で。
  
  金糸のように光に当てられ
  透き通る髪のホワイトブロンドに手を伸ばす。
  丁寧に結われた先の髪留めを外せば
  少女の腰元まではらりと髪が身体を流れた。 ]
 
(361) 2022/05/22(Sun) 13:14:41

【人】 騎士 ノア



   私は貴女に忠誠を誓った
   お父上の前で、リーディスの神の下。

   …僕は違う。
   君が嫌いだった──嫌いでいるつもりだった。
   今は、なれそうにないんだ


   …誓いを直そう
   貴女が生を全うする為の
となりて
   貴女の生涯の
魔法士
になると。

 
(362) 2022/05/22(Sun) 13:14:44

【人】 騎士 ノア


[ 髪と──まだ何も飾られる手の指先へ。

  口付けの後、光の影に隠れて
  くすりと小さく笑みを漏らす。

  夢を失ったあの日以来の、
  人生の
宝物
を見つけたような心地だった ]**

 
(363) 2022/05/22(Sun) 13:14:47