人狼物語 三日月国


77 【ペアRP】花嫁サクリファイス 弐【R18/R18G】

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視点:人

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【人】 異形 千



「視えるんだなァ?可哀想になァ?
        はは……、────
ひひひひっ!
(114) 2021/07/02(Fri) 23:11:37

【人】      千




 不気味な笑いを耳にしながら、意識が遠のいていく。
(115) 2021/07/02(Fri) 23:12:02

【人】      千

 

 




 
(116) 2021/07/02(Fri) 23:12:48

【人】      千



 どうやら気絶していたらしい。

 すっかり静けさを取り戻している空間。
 不審者も恐ろしい異形も、何処にもいない。

 ふらつきながら窓に近づき、外を見下ろしても

 その先、資料館の傍らで咲き誇る純白の梔子が見えて、
 芳しい香りが風に乗り届くばかりだった。

 湿度の高い夜、あれはよく香るから────
(117) 2021/07/02(Fri) 23:13:10

【置】      千




 彼らが見ていたのは、透明なケースに収められた石版。

 かつて山の中に存在した、文化の発展も届かない閉鎖的な村は

 災害や疫病を人々を呪う鬼の所業とし、
 鎮める為に花嫁と称して贄を出していたという。
 それも恐ろしい程長い年月、定期的に。

 生け贄とされた村娘たちの名前が、
 何者かにより代々記録されていたという品が、それだ。

 科学が人間の妄想を払い切れなかった時代
 数多の血を流させてしまった、悍ましい集団妄想。

 その筈だ。そうであるべきだ。それ以外には可能性は無い

 だが、これでは
(L0) 2021/07/02(Fri) 23:13:49
公開: 2021/07/02(Fri) 23:15:00

【人】 吸血鬼 千




 まるで、本当に────
(118) 2021/07/02(Fri) 23:14:26

【人】 鬼 紅鉄坊




 ────鬼がいたみたいじゃないか。*
(119) 2021/07/02(Fri) 23:15:06

【人】 龍之介

 
[不思議そうにしていれば
 お咎めを受けた。
 どうやら周知のことだったらしい。>>68

 村の覡たちが
 うっかり伝え忘れていたのか、
 今、教えていただいたばかりの事実を]



   こころを、よせ……?   
っっ!!




[繰り返すように呟いた瞬間、
 言葉と意味が結びついて
 頬が、耳が、全身が、ぼっと熱を持つ。

 先ほどまで
 死にそうに見えるほど青褪めていたというのに
 首筋まで茜色に染め、

 これ以上ない血色の良さになっていた。]
 
(120) 2021/07/02(Fri) 23:29:57

【人】 龍之介

 
[体を火照らせながら
 連ねてくださるお声に傾注すれば、
 もうひとつ驚きの
 嬉しすぎる事実を教えられ>>68


 その上、
 貴女の形のよい唇が
 自分の名を紡いでくださる。

 一音一音を味わうように声にしてくださるその顔が、

 雨上がりに架かる七色の橋のように
 美しくて、可憐で。>>-131



    ‥‥‥‥



[声を取り戻したばかりだというのに
 言葉を失ってしまった。]
 
(121) 2021/07/02(Fri) 23:30:01

【人】 龍之介

 
[それにしても

 腕に息づくこの”龍”が
 みくまり様の、もうひとつのお姿だったなんて…、
 

 そう分かってから見つめると、   
 なんだか
愛おしさ

 込み上げてきて
    

 思わず、手のひらで
 そっと優しく撫でてしまっていた。]**
 
(122) 2021/07/02(Fri) 23:30:18

【人】 水分神

 
[動揺で要らぬことを口走ったが
 人々からどこまでのことを知られているかを知らぬ
 妾目線での話。

 周知のことではないやも知れぬ。>>120

 妾が猛烈に感じているのは羞恥。]
 
(123) 2021/07/03(Sat) 0:52:45

【人】 水分神

 
[然し其れも、
 龍之介が無事であることを噛み締めれば
 何処かへ行ってしまう。]
 
(124) 2021/07/03(Sat) 0:52:53

【人】 水分神

 
[腕の龍を大事そうに撫ぜるのが見えれば>>122


   (あっ、、あーー、あーーーー)


[感覚が繋がっている訳ではないが。
 妾自身が
愛でられている
ようで
 みょーにどきどきそわそわするのじゃぁ……。]
 
(125) 2021/07/03(Sat) 0:53:43

【人】 水分神

 
[態とらしく咳払いをすれば
 表情をきりりと引き締めて立ち上がる。]


    ……、……

    疲れておるじゃろうから今宵とは言わぬが……
    覚悟が決まれば、閨に来るが良い

    其処で妾の夫に相応しいかとくと見極めてやろう


[抱擁した時に着物が汚れた。
 身を清めてから部屋に戻るとしようか。]
 
(126) 2021/07/03(Sat) 0:54:00

【人】 水分神

 
[────言うたものの。
 夫婦が閨で何をするかは良う知らぬ。
 何をどう見極めるとか、考えておらんかった。**]
 
(127) 2021/07/03(Sat) 0:54:40

【人】   天狗

―― 後日譚 ――
[天狗の加護を受けていた村の一つが「無くなった」という話は
偶然その村を訪れた行商人から周囲の集落に伝わった
何事かと駆け付け調べては見たが、そこにあるのは焼け跡のみで
居た筈の住人の姿は「どこにも」無かった
ただ一人、娘が彷徨っているのを保護したが、答えられる状態ではなく
よほど恐ろしい思いをしたのだろうと人々は噂をした

だが、誰一人として、それが天狗の仕業だとは口にしなかった
それは、口にすれば災いが及ぶなどという話ではなく
「山神様がそのようなことはしないだろう」と皆が思ったからだった
山神様は山裾の村々を護り、その「礼」にと娘を嫁に送り出す
それはもう、ずっと昔からのことで、そもそもそれが何故かなど
村人はほとんど覚えてはいなかったので]
(128) 2021/07/03(Sat) 2:30:06

【人】   天狗

[それから少したって、天狗は保護している村全てに使いを送る
そのようなことは滅多になかったから村人は驚き
そうして、先の村が滅んだ一件を思い出す
もしや、この先に良からぬことが起きるのではないかと

不安げな人々に向かって、使いは天狗の声で「安心せぇ」と笑って見せた
使いは「影」であり、それを通して話しているのだと前置きしてから
此度の要件を語りだす

……「もう、嫁はいらぬ」と]
(129) 2021/07/03(Sat) 2:31:04

【人】   天狗

 もう嫁はいらぬ
 此度、ワシは長きにわたり共にある「眷属」を得た
 これまで、大切な娘を送り出してくれたことに感謝する
 そして、悲しい思いをさせただろう、すまんかった

[村人はざわめき、そうして泣き出す者もいた
天狗が去ってしまうのではないかと、そう気に掛けるものもいた、が]

 安心せぇ、ワシはこれからもこの地を護る
 嫁を取らぬようになるだけじゃ

 じゃがの、一つ気がかりなことがある……
 皆も知っとるじゃろ、先日「無くなった」村の件じゃ

[村人たちがはっとして使いを、天狗を見る]
(130) 2021/07/03(Sat) 2:32:11

【人】   天狗

[此度の嫁がその村から送り出されたことは皆知っている
その嫁が眷属となりこの先も「山神様」を支えるなら、それはとてもめでたいことだ]

 良き嫁を得た礼に、久々に村に下りたんじゃ……
 じゃがの……

[その村は酷い
業病
に蝕まれていたと天狗は言った
もっと正しく言えば、何か良からぬものに「憑りつかれて」いたようだと
それに気づかなかったのは天狗の不徳と言い置いて]

 人を狂わせる病じゃ……互いに殺しおうて手に負えんかった
 ワシらにまで刃を向けてきての……火まで放って酷い有様じゃった

[
嘘ではない、事実彼らは自らの手で滅んで行ったのだから
]

 あれは放っておけばほかにも広がるもんじゃった
 ワシはこのあたり一帯を護らにゃならん……あんな業病にさらすわけにはいかんかった

[だから、浄化したのだ、と]
(131) 2021/07/03(Sat) 2:34:26

【人】   天狗

[そう、あの村は病んでいた、病み腐っていた
嘘は言っていない

そうして、他の村の者たちもそれを疑いなく信じた
そう信じたくなるようなものを、人々も感じていたのかもしれない]

 浄化はしたがの、あれは人に憑りつく魔物のようなもんじゃ
 あの村は……まあ、元から少しばかり変わっとったがの
 そこに付け入られたんじゃろう

 あれはワシの力じゃ防げんものじゃ
 だからの、お前たちも努々油断召されるな
 皆で協力して支え合っていくがええ、それが多分一番じゃ

[「山神様」の言葉に人々は頭を下げる
やはり村を守ってくれているのだと
、もう長い事天狗は悪さをしてこなかったので
]
(132) 2021/07/03(Sat) 2:36:14

【人】   天狗

[それから、件の村の跡地は必要なら皆で管理するようにと伝える
あのあたりは土地がよいから放置して荒れるのはもったいないと
そうしてもう一つ
それまでは禁足としていた「嫁の岩屋」のある洞穴付近を解放し
新たな禁足区域を山頂付近のみにすると伝えた
山頂付近は天狗の力の影響が強く物の怪が寄り付きやすいから、と
解放した区域の山の幸は皆で分け合うようにと]

 皆がこれまで通りあり続けるなら
 ワシもこれまで通りにこの地を護ろう
 変に祀り上げたりする必要はないが、そうじゃの
 怖がらんでくれたら、ありがたいかの

[冗談めかして言えば村人からも笑い声が届く
使いは、つまりは天狗は満足げな表情を残して村を去った]
(133) 2021/07/03(Sat) 2:38:16

【人】   天狗

 さて、茅よ、これでよかったと思うかの?

[と、傍らで……正確には腕の中で全てを聞いていた「嫁」に問う
もっと言えば
寝床の中
なのだが、そこはとりあえず置いておこう


かつて悪行を重ねた物の怪は、いつの間にやら本物の「山神」になっていた
そのこと、今だ天狗に自覚はないのだが、この「嫁」の影響は大きいだろう]
(134) 2021/07/03(Sat) 2:40:07

【人】 龍之介

 
[予想に違わず、激励と受け取った自分。>>-227



   
はい…!




[発声の勘も徐々に取り戻し
 気合も入った分だけ、力強い返事になった。]
 
(135) 2021/07/03(Sat) 9:17:16

【人】 龍之介

 
[心を寄せてくださった証でもある
 もうひとつの尊いお姿を
 慈しむように撫ぜていれば

 咳払いが聞こえて、



   (そうだ、今は何よりも
    目の前の貴女を優先しなければ…!)



 慌てて視線を戻し、見上げれば、
 気遣いのお言葉と
 閨へのお誘いが降ってきて、>>126

 
どくん、ッ


 鼓動が驚くほど大きく飛び跳ねる。]
 
(136) 2021/07/03(Sat) 9:17:28

【人】 龍之介

  
[閨房術は、
 指南書などで学んで
 頭に叩き込んでは来たけれど

 家事とは異なり
 実践を積んできた訳ではないから
 自信はないに等しい。

 上手く、出来るかは分からないけれど



 …というか、それよりも何よりも



   (貴女に触れられる…なんて
    考えただけで、心臓が破裂してしまいそうだ…)



 唐突に、キツく抱きしめられた時の
 柔らかな感触も蘇ってきて
 体中の血が沸騰してしまったみたいに、ぐらぐらする。]
 
(137) 2021/07/03(Sat) 9:18:01

【人】 龍之介

 
[湯で蛸みたいに
 かっか、ぽっぽしながら
 艷やかな髪のたなびく後ろ姿を見送って、

 七◯秒ほど。



 ものすごい勢いで
 身綺麗にし
 潰れた実を選り分け甘く煮詰めながら
 部屋を片付け、拭き上げて、
 更にもう一度、かいた汗を流しつつ
 念入りに体も磨き上げて、

 ミクマリ様の寝所へと向かう姿があった。]**
 
(138) 2021/07/03(Sat) 9:18:18

【人】 子天狗 茅

―― 後日 ――

[すっかりと定位置となった天狗さまの腕の中で、子天狗はくふりと笑う>>134

ほら、なんだかんだ、天狗さまは優しい
子天狗は知っていた

その全てが聞こえるわけではないけれど、天狗さまの心だって、子天狗にはちゃんと聞こえていたのだから

すり、と内腿を天狗さまの脚に擦り付けて、甘えたようにその喉元に口づける

それから……口にされた言葉に、茅は瞬いた。]
(139) 2021/07/03(Sat) 9:19:20

【人】 水分神

 
[懐剣を取り出せば大事に仕舞い直した。

 屋敷に残されていたもので
 妾にとって不要なものじゃったが
 彼奴の命を救ってくれたとあれば
 感謝の気持ちも芽生える。

 そうして手放せば
 身を清めたのち光沢のある薄手の着物へと着替えた。]
 
(140) 2021/07/03(Sat) 9:56:02

【人】 水分神

 

    ……そーいえばっ


[先程は龍之介が助かったことに安堵して
 それどころではなかったが
 妾は悪いことをしたのじゃ。>>9
 果物がなくなりそうだというのは嘘じゃったし
 採りに行って欲しいというのも嘘。
 それで危険な目に遭わせてしまったのじゃから
 其処は謝らねばならぬ。
 
二度と、斯様なことはせぬじゃろう。

 
(141) 2021/07/03(Sat) 9:56:06

【人】 水分神

 

   (流石に今宵は休むじゃろう。
    明日言うのじゃ……)


[ころんとふかふかな布団の上に転がった。
 もの凄い勢いで支度をしているとは知らず。**>>138
 
(142) 2021/07/03(Sat) 9:56:09