人狼物語 三日月国


100 【身内RP】待宵館で月を待つ2【R18G】

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【人】 ただの ユピテル

>>114 ミズガネ

「トラヴィスとは仲がいいけどコトハも仲良くなかった?
竪琴託していた位だから私よりも仲良しと思ってたわ」

首を傾げました。自分達がそれなりに(友人として)仲がいいのは、てっきり知られている事で、そんな改まって聞かれる事かと不思議に思ったからです。

「……?どうしたのコトハ、何だか調子……え?」

『唇にする』と言われた発言で「?」と思い切り頭にクエスチョンマークが浮かんでいます。ぽくぽくぽく。

考えた末に、ようやく出る結論。

「……も、もしかして唇にキスされてたと勘違いしてる?
えっと、あれ、頬だよ。
ギリギリの位置といえばそうだけど……
急にトラヴィスがしてきたから、私もびっくりして……」

言いづらそうにもごもご答えてますが、別段嘘をついてる様子はありません。それより、貴方の様子の方に動揺しているのがひしひしと伝わっているかもしれません。
(115) 2021/10/28(Thu) 5:32:53

【人】 酔いが醒め、宵が来て ミズガネ

>>115 ユピテル

「仲がいいというか、同じアーティストとして無視できない存在というか……。
 竪琴は……まあ、色々と約束をしていたからな。でも許したのはあの一度だけ。基本は家族以外あまり触らせたくないというのが本音だ」

家族というのは、自身の兄弟だけでなくユピテルも勿論含まれている。

「…………そうか、頬か。俺の勘違いだったんだな。
トラヴィスあいつには一度文句を言わなければならないな……


ならいい、と言いかけて、慌てて言葉を飲み込む。

「……もし、の話だが。ユピテルもあいつとそういう触れ合いがしたいなら、俺は止めない。
 俺だって今まで色んな花を愛でてきたのだから、俺はお前を束縛したくない。最後に俺の隣に帰ってきてくれるのならそれでいい。

 ………………」

貴方が自分からした訳ではないと理解した。理解したのだが、どうにも湿っぽさが隠しきれていない。
先程の光景にちょっとだけショックを受けているのかも。

(116) 2021/10/28(Thu) 6:04:05

【人】 酔いが醒め、宵が来て ミズガネ

>>115 ユピテル

「………………」

……ちょっとどころではないかも。


「…………なるべくちゃんとした人になれるよう努力するから……
…………最後には僕の隣に帰ってきてほしい……」
(117) 2021/10/28(Thu) 6:05:02

【人】 酔いが醒め、宵が来て ミズガネ

>>100 キンウ

「おったか!でかした!」




「キンウ、お前すぐにでも館を出るつもりか?
 それなら悪いんだが、少し待っ……うわあお前どうやって現れた!?お前も人じゃないのか?」

人の理から少し外れた貴方の登場の仕方に驚きつつも、この館は色んな者がいる事を知っているのですぐに落ち着きを取り戻した。

「……お前と約束しただろう、美味しい料理を作ると。それを今果たしたい。どうだろうか?」

了承するのなら、貴方を中庭へ案内するだろう。
中庭には卓上コンロの他に白い粉が詰まった袋、豆腐、それから何故か日本酒なども用意されている。貴方と約束を果たすために男が事前に用意をしていたようだ。
(118) 2021/10/28(Thu) 6:21:38

【人】 金烏 キンウ

>>118 ミズガネ
「うむ」

ふふんと頷いた。何?

「くふふ、おしゅう、よい驚きよう!
 われ、ちいとお嫁さんを怒らせてしもうてなぁ〜〜〜こう、ヘソを曲げられてしもうてだなぁ〜〜〜〜〜〜」

ガチ神様が激おこぷんぷん丸。
隠される前に隠してしまえのヤンデレ女神であった。

男の提案を耳にすれば、きょとりと瞬いて。
(119) 2021/10/28(Thu) 9:04:16
キンウは、あかるく笑った。「うむ、馳走してくれ!」
(a8) 2021/10/28(Thu) 9:04:28

【人】 金烏 キンウ

>>119 >>a8 ミズガネ
中庭へ着けば、どこか見覚えのある食材がずらり。
身の回りの世話をする子どもがときおりこっそりと見せてくれる、料理になる前のそれとよく似ている。

「おしゅう、器用につくるの〜〜〜〜〜」

手元を覗きこんだり、匂いをかいだり。
ちょろちょろともの珍しげに動きまわりながら完成を待つ。
(120) 2021/10/28(Thu) 9:07:13

【人】 ただの ユピテル

>>116 >>117 ミズガネ

「そっか、その辺りも今度お酒飲みながら聞こうかな。
約束した飲み比べまだしてないもんね。
……ふふ、家族……」


単純に仲がいいと言える訳でもなさそうで、今聞く内容ではないと悟ったのかその日の話用に取って置こうとしました。

なお家族以外、はしっかり通じてるようで、そんな大切な物を当時思い切り抱えてしまっていた申し訳なさが少しあったのですがそれももうここで落ち着きました。きっと許されていると。

「……こ、コトハ?し、したくないよ?いえトラヴィスが嫌とかそういう意味じゃなくて、私もう貴方の傍にいるって決めたのもあるし、……えっと、」

一歩踏み出し落ち込んでる気配の湿っぽさをなんとかしようと、そして証明しようと、ショックを受けてそうな傍に近寄って、軽く両袖を引っ張って無理やり屈んで貰ってから、下から口付けを交わします。──ちゃんと、唇同士が触れあうように。

 「私、コトハじゃないと嫌よ。コトハだから嬉しいのよ」

眉尻を下げて少しだけ寂しそうに笑いました。信じて貰えなかったのが寂しいのではありません。貴方にそこまでショックを受けさせてしまった事と、もう一つ。ちらほら言葉の端に出ている一つの誤解です。

 ▼
(121) 2021/10/28(Thu) 10:10:05

【人】 ただの ユピテル

>>116 >>117 ミズガネ

「……つ、伝わる?伝わって、もう!
一人称「僕」に戻っちゃってるわよ!可愛いけれど!
そもそもそんなショック受けるほど落ち込んでるならちゃんと「嫌」って言っていいのよ〜!!

……もう、ちゃんと言葉で伝えるわね?」

なお一人称の変化でのメンタルの変化はもう気付いてるらしいです。僕の時はそれはそれで可愛いから好きとのユピテル談。

「あのね、コトハは『私がこうしたい』事を教えてくれたし、尊重してくれてるのは凄くわかるわ。それ自体は私も嬉しいけど……一つ誤解してるわ」 ▼
(122) 2021/10/28(Thu) 10:23:29

【人】 ただの ユピテル

>>116 >>117 ミズガネ

「私がやりたい事を尊重するって思ってくれるのは嬉しい。

だけど、それで本来コトハが嫌なことを「嫌」って言わないで「好きにさせたい」って言うのは
……良い夫婦、
じゃないと思うの。他の関係でもそうだけど、夫婦なら一層だと思うし
……私も少し寂しいよ」


全部許容されると言うのは、そんな事はないと分かっていてもそれだけ興味がないようにも思えて。束縛を沢山されたい訳ではないのですが、逆に彼はもう少ししてもいいのだという程にこちらに全部譲ってくれるから。

そしてそれは、目指そうとしている「支え、分け合う」と少しずれているように感じたから、ユピテルは寂しいのです。

「私、大切なコトハの嫌なことはしたくない。
 これが一番の私のしたい事なのよ。それを忘れないで」

「『私がこうしたい』を尊重してくれるなら、一番嬉しい事はコトハが前の事とか性格とか全部変に気負わないで、「嫌な事は嫌」って遠慮なく伝えて欲しいわ。これは私を我慢させる事とも違う。貴方が傷付く方が何倍も辛いから」

だから。と、そっと背伸びをして、帽子を被っているなら一度取って、その頭を柔く撫でようとします。

「……ごめんね、きっと嫌ってさっき思わせた」
(123) 2021/10/28(Thu) 10:27:48

【人】 悪食 キエ

>>102 チャンドラ

人にとって必要なものはキエにとって不要だ。キエは孤独を識っていても理解は示さないし、感じる事もない。
其れが“キエ”だ。

「嗚呼、また一緒に宙を飛ぼう」

実際にキエが誰かに別れを告げた様子は、誰も見た事が無いだろう。
人が眠り夢を見る限り在り続け、人へ会いに行き、夢を通じて現を覗く事ができるからだ。
……尤も、気分次第ではあるけれど。

そうして、貴方を見送った後。
星屑の轍を眺めながら、孤高の空を漂った。
(124) 2021/10/28(Thu) 12:20:14

【見】 座長 トラヴィス


人も、人ならざるものも集う賑やかな夜。
館の主人だけが瞳を閉じ、眠りに付く時間。

男は自身の客室へ、使用人を大勢呼び付けていた。


「───そうだね、
 プルーは好き嫌いしている所を見ないから良いとして、
 シトゥラの食の好みが難しいな。」

あれやこれやと情報収集しつつ、
夜景が一際綺麗に見える自室へ、オーナメントを用意させ、飾らせている。

大きな天蓋の付いたベッド。
自らが館へ辿り着いた際、最初から存在したものだ。
まるで何処かの皇様が使っていたようなそれを気に入り──それ以外は随分と模様替えをしたが──長期間占領している部屋へ、色とりどりの装飾が散りばめられていく。

「嗚呼、窓際は何も置かないでくれ。
 夜空が見えるようにね。」

座長直々の舞台プロデュース。
懐かしい気持ちで、使用人達へ指揮を取る。

「……悪いけど、軽めのカクテルも用意して貰えるかな?
 今日は溺れたくはないんだ。」


 ───特別な二人の反応を思い浮かべながら
  今宵の細やかなパーティの準備は進んでいった。
(@61) 2021/10/28(Thu) 12:48:08

【人】 酔いが醒め、宵が来て ミズガネ

>>119 >>a8 >>120 キンウ

「えっ。お嫁さん?お前伴侶がいるのか?
 不思議な奴とは思っていたが、なんだか俺の知らない秘密がありそうだな。
 お前、元いた場所ではどう過ごしていたのか気になるな」

驚きのあまり目が丸くなる。言葉をストレートに受け止めてしまった。

そうこう話しつつ、中庭へ。
帽子とコートを脱いで髪を軽くまとめつつ、調理手順を説明しながら作っていく。

「まず最初に
テンションを上げるために酒を飲む。


 それからだいたい同じ分量の白玉粉と豆腐を混ぜて一つにまとめていく。だいたい耳たぶくらいの柔らかさになるまでこねたほうがいいな。
出来上がったらご褒美に酒をまた飲む。美味しい。


 次に生地を小さめに切り分けて丸くしていくんだ。終わったらそれらをお湯で湯がいていく。
茹で終わるのに時間が少しあるので更に酒を飲む。とても美味しい。


 茹で上がったら水で冷やし、後ほど表面の水気を取って完成だ」

(125) 2021/10/28(Thu) 16:06:12

【人】 酔いが醒め、宵が来て ミズガネ

>>119 >>a8 >>120 キンウ

変な手順が混ざりながらも出来上がったものは、もしかすると貴方も見慣れたものかもしれない。
ようやく訪れた館の空に浮かぶ月……によく似た、まんまるな白いお団子。

「出来たぞ。月見団子だ。豆腐を加えたからしばらくは固くならないし、もちもちで舌触りも滑らかになる。
 月見をする時期はとうに過ぎているかもしれないがな……でも、この館では月が出ることは稀だ。そんな珍しい客の為に団子を用意してもいいだろう?」

楽しげに声を少し弾ませながら、団子のそばに串と小皿を並べていく。餡子、きな粉、みたらし団子のタレ……真っ白な団子を彩る飾りが勢揃い。

「そのまま食べるのに飽きたら好きなものをつけて食べるといい。お前が好きなのはみたらしだっけ?なんで好きなのかとか、話をしながら食べようじゃないか。なあ?」

普段の神経質さはなりを潜め、楽しげに目元を緩めながら貴方を見やる。
破られたと思った約束を、今ここに。
お別れする前のささやかな宴を、月を味わいながら楽しもうじゃないか。
(126) 2021/10/28(Thu) 16:06:33

【人】 金烏 キンウ

>>125 >>126 ミズガネ

「くふ、くにに来てたしかめてみるか?
 われ、いつでも歓迎だぞ〜〜〜」

冗談とも本気ともつかぬ素振りでそう口にしたのち。
けして悪いところではないよ、と微笑む。
四季があり、ひとびとは懸命に慎ましやかに、それなりに幸福に暮らし。日が昇り沈んで、月が出る。
訪れたとして、彼を迎え入れるのはそんな、ありふれたくにだ。

「ほうほう、
酒を飲み、酒を飲んで、もう一口……


復唱。それ、まこと料理の手順か?
残念ながら(あるいは幸運にもか)、少女はそんな指摘はせぬし、できぬけども。

(127) 2021/10/28(Thu) 16:37:34
キンウは、真白い団子をひとつ、指でひょいと摘んで放り込む。
(a9) 2021/10/28(Thu) 16:39:20

キンウは、夜を、月をその目に映さない。
(a10) 2021/10/28(Thu) 16:39:28

キンウは、けれども。
(a11) 2021/10/28(Thu) 16:39:34

キンウは、ミズガネとともに、空を見上げる。
(a12) 2021/10/28(Thu) 16:39:52

キンウは、ミズガネがつくった、《月見団子》を食べる。
(a13) 2021/10/28(Thu) 16:40:01

【人】 金烏 キンウ

>>ミズガネ

「うむ、うまい!
 そうだなぁ、おしゅうの好きな味も教えておくれ」

声を弾ませ、語り合う。
夜を知らぬ少女は、そうと知るべくもない男と、天を見る。
(128) 2021/10/28(Thu) 16:51:20
金烏 キンウは、メモを貼った。
(a14) 2021/10/28(Thu) 16:59:23

金烏 キンウは、メモを貼った。
(a15) 2021/10/28(Thu) 17:00:39

金烏 キンウは、メモを貼った。
(a16) 2021/10/28(Thu) 17:00:51

キンウは、日の光に瞳を煌めかせ、笑った。
(a17) 2021/10/28(Thu) 17:01:09

(a18) 2021/10/28(Thu) 17:07:35

【人】 酔いが醒め、宵が来て ミズガネ

>>121 >>122 >>123 ユピテル

柔らかな感触が唇に齎される。心を締め上げていた寂しさや歯痒さが溶けだして、息苦しさがなくなった拍子には、と一つ小さな吐息がこぼれた。

弱々しげな視線を投げたまま貴方の言葉を拾い上げて、思案する。
これがもし逆の立場だったならどうだろう?嫌なことを我慢させてまで好きにさせたいと言われて嬉しいだろうか?

…………そんな筈はない!

「…………ユピテル」

愛しい人の名前を呼ぶ。少しだけ声が震えたような気もするけれど、自分のことなど気にかけていられなかった。

(129) 2021/10/28(Thu) 17:08:38

【人】 酔いが醒め、宵が来て ミズガネ

>>121 >>122 >>123 ユピテル

瞼をそっと下ろして頭を撫でてくれる貴方の手の感触をしっかり享受しながら、ぽつりぽつりとこぼしていく。

「………………好きな人が、愛するお前が、誰かと恋人のように戯れるなんて嫌だ。息が詰まりそうになる。胸が痛くなる。
 きっとこれは嫉妬なのかもしれない。醜いかもしれないが、誤魔化しが利かないんだ」

かもしれない、とはっきりしないのは今まで特別な人を作ったことがないからだ。
今まで逃げる為に女の温もりを求めていただけの男は、ようやく嫉妬という感情を手にした。

ようやく男は瞼を持ち上げる。
手を伸ばして、貴方の左手を取る。
そのまま、唇を薬指へ。

宝物に触れるようにそっと口付けを落として、声を、想いを紡ぐ。

(130) 2021/10/28(Thu) 17:11:01

【人】 ただの ミズガネ

「ユピテル。
 …………どうかずっと、僕のそばにいて」
(131) 2021/10/28(Thu) 17:11:52

【人】 夜明けの ゾズマ

>>106 ポルクス

「そう、なりたかった……?」

ふたりの間には、あなたの片手が制した距離だけ隙間がある。

少女は、空想の中のゾズマの存在を認めてもらいたくて
ひとりの中のふたりになったから、思わず聞き返した。

そして、あの時あなたに言われたことを、思いだしていた。

「なんだか、謝られても、複雑……」

あの時は怖くて、冷静に考えられなかったけれど

「その……、あんなことするくらいまでだったのに、もう、誰かに……"殺しに来てくれなくなった愛しい兄みたいに、殺意を向けてずっと追いかけてきて欲しい"って思うのはやめたの?」

少女ひとり、未遂をしたくらいで諦めるほどの
気持ちだとは思わなかったから。

ゾズマは元の世界には帰らない。だからきっとあなたとはもうすぐお別れだ。
(132) 2021/10/28(Thu) 17:52:39

【人】 逃亡者 ポルクス

>>132 ゾズマ

「……。同じ魂を分けた双子はね、どちらかが強い力を持って生まれることが多いんだ。
 俺の場合は、兄のほうがそうだった。
 それなのに、兄の力を忌み嫌った両親は兄を認めず、俺を嫡男とした。
 兄は塔に閉じ込められて……称賛も、親の愛も、教養も、全部俺が独り占め。
 本当は全て兄の物であったのにね」

その後はあなたも軽く知ってる通りだ。
深い愛憎の末、追い追われる者となった兄弟の末路は、他人が聞くにはあまりにも滑稽だ。
兄は本当にほしかった愛を手に入れ、俺は必要がなくなった。
身体に空いた大きな心の穴は、きっと生涯癒えることはないだろう。

「今はもう求めないことにした。
 でも……多分そういう事になったら、拗れきった俺は酷く喜ぶと思うよ。
 そう簡単に人間は変われるような生き物でもないでしょ」

「だから俺には近寄らないで」

もう交わるべきではないと思うから。
(133) 2021/10/28(Thu) 18:23:58

【人】 夜明けの ゾズマ

>>133 ポルクス

「やっぱり……わたしは、あなたとは違う。本当はいなかったものを作り出しただけだから」

むしろ、あなたが羨ましく思えるのはきっと、変なんだと思う。
最初からひとつであれば、不幸な事にはならなかっただろうけど。けれどふたつでなければ、ほんとうに出会うことができない、存在を認められることができない。

もし、もっと早くあなたをよく知っていれば
あなたの気持ちに応えることはできたのかな。

「……わたしは、お祭りに誘われた時はうれしかったし
 だから、きみのことをもう少し知って……」

いや、きっと知れば知るほど可能性は低かったと思う。

「ほんの少しだけ、仲良くなれたらいいなって思っていたけど」


ろくに友達もいなかった──否、いらなかった──少女には、当然はじめてだった。
でも境遇、想い、何が悪かったのか、それがかみ合うことはなかった。

(134) 2021/10/28(Thu) 19:23:04

【人】 夜明けの ゾズマ

>>133 ポルクス

「じゃあ、ちょっとは考え改めたらしいアンタに最後にひとつ言わせてもらう」

「どんなにことばを入れ替えていても、あ、あれは……れいせいに、かんがえたら、あいの言葉みたいなモンだった、でしょ?」
お、俺を愛してくれ〜みたいな


本当に、好きな人が自分ではなくとも、だ。
誰でもよかったとしても、だ。

「わ、わ、わ、わた、わたしはなぁ……!!!」

「あんなこと、言われたの初めてだったんだから!!!
 乙女の純情を踏みにじったことは一生許さない!
 許さないけど、殺意は死んでも抱いたりはしない」


手を伸ばす、距離をつめる、胸倉をつかもうとしている。

顔を近づける──

「……………」

少しの間が、あって。

(135) 2021/10/28(Thu) 19:24:38
ゾズマは、ポルクスに思いっきり頭突きをかました。
(a19) 2021/10/28(Thu) 19:25:20

【人】 夜明けの ゾズマ

>>133 ポルクス

「仕返し」

自分の額も痛かった。笑う。ぎこちない、不自然な笑み。

「オレはまだ優雅に終わらないパーティ満喫するんだ。
 友達だっているし〜〜〜〜〜???
 もうゾズマじゃなくてザラって名前ももらったし?

 外に戻ったらもっとマシな人間になれよな!
 
バーーーーーーーーーーーーカ!!!


せいいっぱい元のゾズマの時のようなテンションで叫んだ。
(136) 2021/10/28(Thu) 19:25:38

【人】 夜明けの ゾズマ

「さよなら、ポルクス」
(137) 2021/10/28(Thu) 19:28:17

【人】 逃亡者 ポルクス

>>134 >>135 >>a19 >>136 >>137 ゾズマ

「……!?」

近寄るなと言ったのに。
手を伸ばされ、距離を詰められ、胸ぐらを掴まれたと思ったら顔が近づいてきて。
何をするかと思えば少しの間の後、勢いの良い頭突きが痛烈な痛みを運んできた。

「いっ……何する」

の、と言いかけた口は言葉を紡がない。
ぎこちない笑みが、俺を見送ろうとしてくれてるのだけ伝えてくれたから。


「……うん。
 さよなら、ザラ。どうか元気で」

やわらかな笑みを一つ落とせば、俺はあなたに背を向けた。
もう、振り返ることはない。


男はそうして、
希望
という
ぬくもり
を手に館を立ち去ったのだった。
(138) 2021/10/28(Thu) 19:42:29

【置】 逃亡者 ポルクス

――親愛なるカストル兄さんへ



不思議な館のパーティに招待されました。
夜の来ない大きな館で、思い思いに楽しむパーティ。
だけどどうしたことか、1日、1日と過ぎていけば、ふっと人が少しずつ消えていく。

俺も、とある船頭でも探偵でもある男に手を引かれて行きました。

生きてる誰もが自分の姿も声も認識してくれない、そんな世界線で。
俺は、大きな桜の木に出会いました。
降り注ぐ花びらが、兄さんのことを教えてくれました。

兄さんも、あの館に居たことを。
大事な人が出来たことを。

兄さんは今、何処で何をしていますか。
大事な人と一緒に居ますか。

兄さんは今、幸せですか。

俺も見つけました、夜に照らしてくれる月の花を。
俺は今、とても幸せです。

 
              
あなたの半身、ポルクスより。
(L2) 2021/10/28(Thu) 19:44:33
公開: 2021/10/28(Thu) 19:50:00

【人】 ただの ユピテル

>>129 >>130 >>131 ミズガネ

「……私もよ。私も逆だったらきっと凄く苦しいの。
 醜くなんてない。もしそうなら、私も一緒に醜くなるし、
 コトハと一緒ならそう言われても別に構わないわ。

 貴方の想いと本音が聞きたい。
貴方の音色
を聞かせて?」

コトハも恋や愛の嫉妬は初めて?きっとこれがそう?
苦しそうなのにそれを嬉しいと思ってしまってごめんね。

でも、これが人に近づく事なら。
コトハへの思いで形作られて行く自分を、私、肯定できるわ。

これまで輪は足枷と、その痕しかなかったけれど。
まだ目に視えなくても、確かに薬指に新しい誓いの輪を。

「 はい。ユピテルは最後まで、苦楽も全て共に。
   ずっとコトハの傍にいる事を誓うわ。」


 ▼
(139) 2021/10/28(Thu) 20:55:45

【人】 ただの ユピテル

>>129 >>130 >>131 ミズガネ

 この場に視える証人はいないけれど、
 “私には”見えない証人がいるのもわかる。

「……“おやすみなさい”、言いたいな。
 子守唄でも歌ってあげるわ。今なら上手く歌えるの」

そっと貴方の手を引いて月夜の下から二人の部屋に誘う。

 
“また明日”は、明日までは会えない言葉だけれど、
 “おやすみなさい”は、宵が明けても傍に居続けられる魔法の挨拶。


ずっと、おやすみの後も貴方の傍にいるわ。
          これから毎日、永遠に。

そしていつか、子供達に聞かせられるような
          
私達の詩
にできますように。
(140) 2021/10/28(Thu) 20:57:27

【人】 ただの ユピテル

 
 
「────……♪」

小さく呟く子守唄。この館に響くのは、私だけの声。
けれど私には、もう一つの“音”が聞こえる。

私に聞かせてくれた神の子守歌。この宵だけに聞こえる親子の歌。いつかこの歌を、私も子供に伝えられるかしら。


何処かの世界では明日の事を、
 『日が昇り月が出て、また日が出る』と書くらしい。

それならば、館の主が目を閉じている宵にしか会えない。
そんな私達に最も近しき挨拶を。

 
次の待宵館をお楽しみに。

 月と共に、貴方と語れることを。貴方に紹介できることを。
 彼と月見酒でもしながら願っているわ。

 「──また“明日”」

 私の最初の人ではなかった、家族神様
 ──
次の待宵館で会いましょう



『ええ。また“明日”、ユピテル』 

 
(141) 2021/10/28(Thu) 20:59:54
テラは、ダミ声の合成音声。
(a20) 2021/10/28(Thu) 20:59:56

【人】 浮遊想 テラ

 

ハローハロー テラはテラ!
 
(142) 2021/10/28(Thu) 20:59:59