人狼物語 三日月国


139 【身内】花咲く日、蜜の香りと踊る【RP村】

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視点:人

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【人】 風来人 ユピテル


「──おうとも、シェルタンの独り占め計画は成功だ〜!」

野うさぎのようにぴょんと跳ねて、一際に軽やかに風は吹く。
参加者達の首飾りの蜜は気付けば忽然と姿を消していて。

「さて、私の勝利は仲間の勝利!勝者への景品は予定通り
 作戦の立案者であるかわいい妹分に進呈するとしような!」
(2) 2022/03/28(Mon) 22:39:28

【人】 演者 シェルタン

「わーい、やったー!」

敗北者だけど喜んで良いのだろうか。
いや、良いのだ。最後に立っていたものが勝者!
勝ったと言い張れば勝者だ!

ユピテルから渡された景品を遠慮なく受け取り、嬉しそうに掲げる。
(3) 2022/03/28(Mon) 23:05:31
ユピテルは、楽しんだ人は皆勝者だ!いえーい!
(a2) 2022/03/28(Mon) 23:10:47

【人】 語り部 ナフ

「おや……今年も負けてしまいました」しょんぼり。

「毎回こう…いいところで蜜が……」

空の首飾りをつつくのでした。
(4) 2022/03/28(Mon) 23:43:18

【人】 灯集め ラキ


「お嬢さんのお誘いに乗っても、
 断腸の思いで断っても、
 どうせ行き着く結末は同じだったか……」

ちょっぴりだけしょげてる。
今回の遊びで一番揺さぶられた部分はそこと言っても過言ではないのかもしれない。
(5) 2022/03/28(Mon) 23:56:09

【人】 行商人 テレベルム

ゲームでの生存者は少ないけれど。
勝ってしまったからには手にいれてしまった景品。

花弁の入ったはちみつの瓶、ハーブティ。
お花の形をした木の実のクッキーとポプリのセット。

籠にいれて持ち歩いてどうしようかと覗き込みつつ。

「リュシーかニアにでもやろうか……。
 ラキ、という奴には、甘い女の子がいただろうし……」


それでも手に入れた勝利に一瞬だけ笑みを深めた。
一瞬だけ。本当に一瞬だけ。
(6) 2022/03/29(Tue) 0:18:06
ラキは、揶揄うなよ〜〜
(a3) 2022/03/29(Tue) 0:22:39

テレベルムは、からかってない。だが、イクリールの職業が……仲よさそうで良かったな?
(a4) 2022/03/29(Tue) 1:01:22

【人】 看護生 ミン


「まぁ…負けてしまいましたか。残念ですけれど…仕方ないですね。」

勝者にも敗者にも拍手を。
同じ舞踏会を過ごした仲間は、皆等しく健闘したのだろうから。
今はもう少しばかり続く祭りの時間を仲間と楽しく過ごしたいと思うのだ。
(7) 2022/03/29(Tue) 1:35:58

【人】 物書き ラサルハグ

>>-8 テレベルム

「……出立だろうか?」

なんとなくそんな様な、急ぐ雰囲気を纏う彼を見かけたから、なんとなく声を掛けた。
先日話をした時に、かの白いふわふわ、恐らく妖精族が完治云々言っていた。幾らも意思の強さを感じるのは、その事情だろうか。
首を傾いで、この場では珍しく自分より上背のある彼を見遣る。

「……そう急ぐ事もあるまいよ。
 リュシー殿が記念に絵を描こうと、提案していた。
 …貴公が筆を寄せてやれば…きっと喜ぶだろう」

杖を持たない手で裾を掴む。

「何、私も祭りが終われば……出立する。
 …馬車を予約しているから…、共に行くか?」

言葉には特に何の含みも無い。
年の頃が近く見えるから、多少気安いだけだ。
(8) 2022/03/29(Tue) 3:23:12

【人】 物書き ラサルハグ

舞踏会の勝者に拍手を送る。なんとも平和な『勝利』だ。
愛らしい景品は分けられ、欲しがる者にはおこぼれが。
どこまでもやさしい催しだ。またも敗北してしまったらしいナフに、通り過ぎざま肩を慰めつつ。

さて、絵に加わっても良いが。自分は足があるから、体勢の問題で協力がむつかしい。
ここに、引っ張って来られたテレベルムがいるかもしれない。
モチーフの提案などで口出しするも一興。

自分は。
その辺の大人を捕まえて、軽く確認と許可のくだり。
祭りの終わりが近いとあらば、ひと働きするも恩返しになるだろう。

杖を支えにしたまま、両の手をぱちんと合わせ。
(9) 2022/03/29(Tue) 3:46:24

【人】 魔法使い ラサルハグ

魔法使いがひらいた手から、火の玉が空にのぼり。


  ぱあん!
 



上空でそう大きくはない破裂音。
空をさまざまな色彩の光の花弁が彩った。

花火、というくらいだから。この祭りにも相応しいだろう。
指を鳴らせばひとつ、ふたつ、花火は打ち上がる。
(10) 2022/03/29(Tue) 3:52:36
ラサルハグは、花火に沸き立つ人々を眺めて、銀の灯火を思い出していた。
(a5) 2022/03/29(Tue) 3:56:26

ラサルハグは、魔法使いだ。そのちからはとても強く、ある国境では英雄もかくやという扱いだった。
(a6) 2022/03/29(Tue) 3:57:55

ラサルハグは、自分の最初の魔法がなんであったかは、忘れてしまったけれど。
(a7) 2022/03/29(Tue) 3:58:39

ラサルハグは、魔法でひとのこころをあたたかくすることは、決してむつかしい課題ではないことを知った。
(a8) 2022/03/29(Tue) 4:00:06

【人】 魔法使い ラサルハグ

光の花弁は散って弾けて消えていく。
何の事は無いオリジナルの術式だ。
攻撃性などなにもない。
ただ、ひとの思い出になる。こころをあたたかくする。

ひととおり花火を打ち上げて、自分もまたのんびりと空を彩るひかりを眺めた。
人々の笑顔が時折こちらを向き、また新たな花火を見上げている。

花祭りは、賑やかであたたかで穏やかで、
だからきっと、似合いだろう魔法をえらんだ。
(11) 2022/03/29(Tue) 4:06:55
ラサルハグは、ぼんやりと白く大きなキャンバスを眺めている。
(a9) 2022/03/29(Tue) 4:08:32

ミンは、大きな音と共に煌めく閃光に目を向けた
(a10) 2022/03/29(Tue) 4:19:27

テレベルムは、ラサルハグにつれられて、花火を見る。まったく、――どちらが魔術師なんだか。
(a11) 2022/03/29(Tue) 4:50:17

【置】 行商人 テレベルム

店の前で小さな画板を取り出して絵を描き始める。
碧を取り出す、ぬりぬりとクレパスを擦る。
髪は色を混ぜ合わせて、特徴的な翠と碧を使う。

完成したのはパンケーキを食べているアルレシャの絵。


橙を取り出す、ぬりぬりとクレパスを擦る。
髪は色を混ぜ合わせて、特徴的な白といつかの飴色を使う。

完成したのは蜜のかかったワッフルを食べている
シェルタンとナフの二人の絵。

笑い合ってる彼らを描いたあと、自分自身の絵を描こうとして。
ふと、鏡を見たところで、筆を置いた。
(L0) 2022/03/29(Tue) 5:03:49
公開: 2022/03/29(Tue) 5:05:00

【置】 行商人 テレベルム

水晶が揺れて、呼吸が止まる。

――一度深呼吸をして、別の紙に自画像を描いた。
色の無い髪に色の無い瞳、それを描くのに様々な色を使う。

なんと無情で、そして、心地良い時間だっただろう。
(L1) 2022/03/29(Tue) 5:04:27
公開: 2022/03/29(Tue) 5:05:00
ポルクスは、空にひらいた大きな光に、目を輝かせました。
(a12) 2022/03/29(Tue) 6:47:28

【人】 行商人 テレベルム

>>8 ラサルハグ

「なっ……ラサルハグ?」

は?
 とくそでかい声がでそうに鳴ったのを押さえ、赤い髪の美しい青年を見た。
被写体にするのは楽しかった、その手の感覚も感情も残っているのに、寝ぼけた気分から覚めた自分にとってはなんとも気まずい気分にさせられた

「……い、今すぐ出ようと思ったがそうだな。
 リュシーの為にも絵を描いてやりたい。
 まだ全員分描けていなかったから彼らを描いたら――
は?


結局口に出してしまった。今までの自分の発言からすれば、妙に聞こえるかもしれない其れを打ち消すように言葉を続けた。無表情であることをありがたい。

「一緒に……そ、それも良いかもしれないな。
 ラサルハグとはまだ話したかったんだ。
 旅の話や、それなら……そうだな」

予約の時間を教えてくれ……と、無表情は少しの困惑を含めて髪を揺らした。
多少健康的に見える彼は、随分と物をハキハキ言うようになったが、その代わり戸惑いを覚えたようだ。
(12) 2022/03/29(Tue) 6:59:07

【人】 行商人 テレベルム

誰にも気付かれぬようにため息をつく、そのまま筆をとれば
リュシーの用意したキャンバス>>1 に色を置いた。

残りのまだ描いていなかったゲームに参加した皆の姿を彩っていく。

ニアとリュシーが仲良く蜜の瓶で囲まれている光景を。

キンウとプルーが楽しげに蜜を届ける光景を。

キンウの頭の上には猫がのっていた。にゃん。


夜の闇の中に一輪咲いた花火と共に、
其れを見上げるサルガスの姿を描いておいた。


そして、最後の一人が思い浮かんだがやめておく。
上手く描けないので別の機会にすることに。
描けないときは描かない、それに限るのだ。
(13) 2022/03/29(Tue) 7:02:23

【人】 約束の花 ミン

花祭りの記念に 絵をのこしてみませんか


そんな看板を目にして足を止める。
とてもいい案だと思った。
初めて参加するお祭りだけれど、思い出深いものになったから。
そのうち沢山描かれるであろう思い出の中に、自分も入りたくて。
そうして紙の前にしゃがみ込んで、近くの色鉛筆を手に取る。

何を描こうか暫く思案して、思い出の全てを絵にするのは難しいから。
一つ、白い花を描いて。花の後ろには思い出の色を使って虹をかける。

ラサルハグの
紅緋色
、サルガスの
藤色
、イクリールの
珊瑚色
、ラキの
若竹色
、ルヴァの
青竹色


もう少し続くお祭りの中で、思い出の色をもっと貰えたらいいなと思ったので、まだ貰ってない色も。沢山の色を使って沢山沢山虹を重ねていくのです。

でも絵はあまりうまくないもので。
それは虹には見えないかもしれないけど。
それでもいいのです。

それでもいいと、思ったのです。
(14) 2022/03/29(Tue) 8:13:37

【人】 魔法使い ラサルハグ

>>12 テレベルム

「そうか?光栄だな。…私も、短く話すのみでは
 惜しく思っていた。 ………」

リアクションが派手になっている事は十二分に分かるが動じない。
長い睫毛を一往復させたのち、掴んだままの裾を普通に引っ張って踵を返す。元軍人とはいえ力加減は55%程度、問題は無い。

「…では、行こうか。何、すぐそこだ。
 顔を見せた方が良い…、長旅になるのなら、猶更。
 …貴公は目立つから。顔見知りは、寂しがると思う。
 何なら、挨拶回りでもするのは如何か」

ずるずる……


杖をついて歩く細身の男が、長身の男を市中引き回しにする図。

「ちなみに馬車は…祭りが終わった
翌日の朝
だ。
 しまったな…もう少し滞在しても良かった。
 …良い街だ、そう思わないか、テレベルム殿」

ずるずるずる……
(15) 2022/03/29(Tue) 10:11:27
ラサルハグは、まあまあ力強く引いていた。そのままリュシー達の元まで連れて行っただろう。
(a13) 2022/03/29(Tue) 10:13:52

リュシーは、お絵描きしに来てくれる皆に手を振っている。うれし〜い!
(a14) 2022/03/29(Tue) 15:22:19

【人】 風来人 ユピテル


足取りは跳ねるように軽く、街行く人々に声を掛けて回る。
今日も春風は穏やかで、優しく背を押すように吹いていた。

──祭りの記念に皆で絵を、と。
そんな裁縫屋の子の楽しげな催しの話をして回った。
絵に自信はなくとも、見に行くだけでもどう?なんて言って。

それから、ひとつ、ふたつと空を彩る花を見て。
ぱっと瞳を輝かせて、きれいだね、なんて
道行く人と顔を見合わせて笑ったりもして。
これもまた、もう少しだけ話をして回った。
(16) 2022/03/30(Wed) 8:42:23

【置】 風来人 ユピテル


得てして風というものは、色々なものを運ぶもので。

そして何より、ユピテルという旅人は。
人々が、皆が、誰かが楽しそうにしている様子が好きだ。
そうして見付けた、自分が好きだと思ったものを
どこまでも遠く離れた地の人にも知って欲しいと思っている。

だから旅をして、人の輪に紛れ、同じものを見聞きして。
話を聞いて、話をして、
自分と誰かの"好き"を増やしては集めて。
また旅に出ては、それを遠く離れた地の人へ伝えるのだ。
(L2) 2022/03/30(Wed) 8:43:22
公開: 2022/03/30(Wed) 8:45:00

【人】 風来人 ユピテル


そんなこんなをした後に。

再び広げられた紙の見える場所へと戻ってきて。
どれ進みはどうかと覗き込めば、
真っ白だった紙は少しずつ色鮮やかに彩られ始めた頃か。
その中には見覚えのある絵もあって。

──さて。
(17) 2022/03/30(Wed) 8:43:46

【人】 風来人 ユピテル


「言うなればこの絵は皆で作るものなわけだ。
 ならここに私がちょいと手を加えるとしたら──」

「まあ、やっぱりこれだよな!」

言いながら、荷物を少々ごそごそとやって。
徐に取り出したのは──インクを付けて押すタイプのスタンプ。
絵の具を混ぜて青と紫の中間のような色を作って、ぽん。
(18) 2022/03/30(Wed) 9:05:47
ユピテルは、端の方にスタンプをぽん。
うさちゃんマーク
(a15) 2022/03/30(Wed) 9:06:43

【人】 行商人 テレベルム

>>15 ラサルハグ

「……そ、そうか。それはこちらも光栄。
 また客寄せにもなってもらえそうだし同行は構わん……」

裾を引かれながら歩くのには慣れていたはずなのに、少しおぼつかないままついていく。

ずるずる……


「……挨拶回り、はぁ……わかった。する。

 ん? ああ祭りの感想か。良い街だったよここは。
 何度、いつみても、また来たいほど。
 ラサルハグとも。……昔の友人とも会えたから、な。特別な時間になったさ。

 だが、時間は有限だ。
 名残惜しくとも次の場所、次の世界への
 出会いの価値も平等である。
 いつまでもここにはいられんな。

 おまえも挨拶したり
 共に過ごすような間柄の相手が
 できたのではないのか?」

ずるずるずる……


だから早く町から出たいのに……そんな言葉は飲み込んでついていく。
たどり着けば手を離されるが、そのあとはまた合流するだろう。
しばらくは話すつもりらしいかった。
(19) 2022/03/30(Wed) 16:24:03

【人】 甘言 イクリール

>>5
「負けちゃいましたねえ。ラキさん。
 二人の特別な蜜、取られちゃいました。
 せっかく誘いに乗ってくれたのに、残念ですっ。」

ただ短い間とはいえ秘密を共有できたことが楽しく、
名残惜しくなってしまう。
(20) 2022/03/30(Wed) 21:04:58

【人】 魔法使い ラサルハグ

>>19 テレベルム

キャンバスが鮮やかに色づいていく様子を見守っていた。
一仕事終えた長身の男の、長く滑らかな髪を、傍らから勝手に一房手に取った。
プリズムを通したように、角度によって複雑に表情を変える色彩をまじまじと眺める。ここまでの動作が無造作すぎるのは、成人男性が相手だから。

「――…テレベルム殿の“色”も、良い色だと思う」

見上げて抜かしたのはそんな言葉だった。
さらさらと音を立てる様にして髪が手から流れた。

「…さて…何の話だったか。
 そう…、貴公の言った通り。名残惜しくとも…
 次の出会いもまた、善きものだと。そう思いたい。
 ……今生の別れでもない。時間は有限だが…、
 決して僅かでもない。
 次を求めるも再び見えるも、選ぶ事が出来る」

真顔のまま少し首を傾いで、先の問いに答える。

「……善き出会いだったから。
 また此処を訪れる事を……私は選ぶよ。
 …貴公にとっては…いや、多くの人々にとっては、
 改めての出会いとなるのかも…分からないが」

指しているのは、相手の変化について。
一応、察知してはいる。流されれば深く尋ねる事はするまい。
(21) 2022/03/30(Wed) 22:14:11

【人】 灯集め ラキ

>>20 イクリール

「ははは……まあ仕方ないさ。
 元から本気で勝つつもりじゃなかったんだろ?
 何せ、俺達は即席で出来上がったカップルだったからね」

次の句には君が望むなら、と付け足すべきなのだろうが、
なんだかそんな気が持てなくて思わず口を噤む。

むにゃむにゃと唇を動かしてから、ランタンを掲げて。

「祭りは終わっちゃったけど、さ。
 どうせ俺は仕事に戻ったところで、
 息抜いて遊びにいくことを望まれてるから。
               だから、あー……」

仄かな灯りと、花弁で口元が隠れるように。
今自分がどんな表情をしてるかわかったもんじゃないから。

「……また空いてる時に誘いに来てよ」

せめてもの礼儀だと言い訳する自分が、ちょっと癪だった。
(22) 2022/03/30(Wed) 22:37:39

【人】 行商人 テレベルム

>>21 ラサルハグ

集中しているときは自然と表情を柔らかくしてしまう。
自分自身の実力に後悔はしたことはない。
求められるものに、価値がなければそこに金銭と笑顔が生じないだけ。
自意識過剰かも知れないが、マイナスになる必要もなどないのだ。

つまりそんなタイミングで、酒や甘味を食うかのように自分の絵を味わっているときに。
突然話しかけられる者だから。

「……!? あ、い、なんだラサルハグ。
 驚いたじゃないか……」

素面で言っているのかこいつ。大丈夫か?


「……」

いや、今なんて。

あっっっっっっっっっっ??!?
 あ、りがとう。
 親譲りだ……?」

恥ずかしいことを言うな!?
ただ言葉を返してくれただけだろう行為にうるさくも言えず、
あの時の自分を殴りたい、ただそれだけを思った。
(23) 2022/03/31(Thu) 5:37:08

【人】 行商人 テレベルム

>>21 >>23 ラサルハグ

閑話休題。

「そう、か……俺もここには戻る理由がある。
 思い出が出来て、善いことが沢山あった土地だ。
 友人達も居るからな、もう少し大きくなったら
 旅に付き合ってやる約束もしたんだ」

「改めての出会い? ……
あ”

 だ、大丈夫だ……だが、そうだな。
 お前には街を出た時にでも体調のことについては話そう。
 それがいい。

 お、お前はこういいたいんだよな?
 寝ぼけていた変わった絵描きのことなど、
 忘れてしまう人は多いかもしれない。
 大丈夫だ、多少旅人の雰囲気が変わっても
 何度でも仲良くなれるに違いないさ。

 
……また来るのが嫌になってきたな。

 
俺の頭は本当にあんなお花畑だとでも


ブツブツ呟きながらも、肩をとんと並べ小声で漏らした。
これ以上は、イメージを壊すわけにはいかなかったのだ。
まったく、恥ずかしくて仕方ない。褐色の肌にわずかに朱を交えながら、こっそりとため息をついた。
(24) 2022/03/31(Thu) 5:49:05

【人】 魔法使い ラサルハグ

>>23 テレベルム

「親……そうだった。 そうか…、
 貴公は家族の待つ国に戻る為に、発つのだったな。
 …親譲りと言うからには…家族もまた美しい色を、
 しているのだろう。 …見てみたいものだ」

水晶の瞳を下から覗き込む様にして、杖を持たない手を伸ばす。
長い指はそっと相手の顎に触れた。

「…テレベルム殿もやはり…絵を描いている時より。
 柔らかな顔をするのだろうか」

当然だが、この男は全くの素面だ。

したがって終始真顔だ。
所謂顎クイの姿勢で真顔で言っている。


まじまじと至近距離でその顔を眺めるのも、テレベルムという男を知りたかったから。
やがて満足すると、相手の顎に触れていた指で今度は自分の顎を撫で、しばし思案顔。

(25) 2022/03/31(Thu) 23:05:07

【人】 魔法使い ラサルハグ

>>24 テレベルム

「………。 ………?
 では…貴公もまた来る理由も、必要もあるな」

思案顔のまま首を傾げる。
訝しげに少しだけ眉をひそめながら。

「忘れられる事は……まず無いと思うが……。
 約束したのなら……猶更……。
 ……頭がお花畑、と言うよりも……」

魔法の素養だけはある。なんとなく事情は察した。
察したが、

素直に心情を伝える事が出来ていただけ
では……?」

察しただけだった。

「…きっと皆、テレベルム殿の本心を想像しながら、
 汲みながら…変わらず接してくれるに違いない。
 心配する事は無いと、私は思う」

僅か染まった頬を眺めながら、フォローをしておいた。
……フォローどころか抉っている事に気づけないまま。
(26) 2022/03/31(Thu) 23:06:02

【人】 行商人 テレベルム

>>26 ラサルハグ

「今の目的はそうだ。土産になるものを持って帰るのを目的としている。
 故郷は若干鎖国気味だが俺がいればはいるのはかんた、
 ラサルハグ? 近い
近い
近い


突き飛ばしたくなる手を必死に押さえて顔を背ける。
とんだ天然が付きまとうようだ、おかしいなこんなはずではなかったのに。

「やめろ、色々、ストップだ!!
 ……服が汚れるぞ、まったく」

うる……黙っ

 ……き、気遣ってくれてどうもありがとう……。
 もう気にされた方がましかもしれないが
 下手に演技しても無駄だろう。なるようにさせる」

「……お、お前は……俺の本心を察しながら
 ほどよい距離でいてくれ……。頼んだぞ、……頼んだぞ」

フォローの仕方に距離感、難儀な関係になるとこの瞬間に気づく。
未来を察してしまったが嬉しいものは嬉しいので。
困ったように、喜ぶように。
ため息をつきながら頬を緩ませていた。
(27) 2022/04/01(Fri) 10:49:57
ポルクスは、この機会にきょうだい離れをすることも考えたけれど
(a16) 2022/04/01(Fri) 21:04:56

ポルクスは、やっぱりそれはちょっと早かったみたい。
(a17) 2022/04/01(Fri) 21:05:19

ポルクスは、だから、終わろうとする祭りの向こう側に金色の灯火を見つけた時
(a18) 2022/04/01(Fri) 21:06:00

ポルクスは、走り出さずにはいられませんでした。
(a19) 2022/04/01(Fri) 21:06:17

ポルクスは、きょうだいと一緒にゆっくり大人になろうと思いました。
(a20) 2022/04/01(Fri) 21:40:28

【人】 魔法使い ラサルハグ

 



 「―――また会おう、
  それまでどうかこの街に、笑顔が溢れんことを。」


 
(28) 2022/04/02(Sat) 20:53:30
ユピテルは、きっと来年も『ただいま』を言いに来る。
(a21) 2022/04/02(Sat) 20:58:53

ユピテルは、だから街を出る時に言う言葉は、『行ってきます』。
(a22) 2022/04/02(Sat) 20:59:11