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【人】 夜の一族 チャンドラ「ご馳走様。クロノ、ありがとう」 パフェをふたつ。 イチゴとチョコを頂いたあと。 給仕のクロノにお礼を伝えて、少しだけ片付けを手伝うと、わたしは手近な椅子に座った。 さっきまでその椅子が倒れていたことなんて、わたしは知らないの。給仕のクロノのお手伝いをしていたから。 「次は何を食べようかしら」 気になるのは長机の見知らぬ食べ物たちだけど。 食べ方もよくわからないから勉強がてら眺めていることにする。 (10) 2021/10/15(Fri) 21:49:56 |
【人】 夜の一族 チャンドラ>>21 キエ 声をかけられ、少し驚く。 食べ方の技術をこっそり盗んでいる姿を見られるなんて、少し恥ずかしいものだから。 その恥ずかしさを誤魔化すように笑う。 「ええ。初めて見たわ。……海苔?」 真っ黒だけど、イカスミか何かでできているのかしら。 そんなことを考えていると、ナイフもフォークも使わずにかぶりつく様子にまた驚かされる。 「……いろんな料理があるのね。 その料理は、そう食べるのが作法なのかしら。 ああ、ごめんなさい。田舎者なの。ここではしらないことばっかりで、つい」 (26) 2021/10/15(Fri) 22:21:40 |
チャンドラは、テラが浮かぶ姿を見て、少し警戒した様子を見せた。 (a9) 2021/10/15(Fri) 22:31:42 |
【人】 夜の一族 チャンドラ>>28 キエ 「国が違えば……。 そうね。その通りだわ。 家が作法にうるさいものだから、つい気にしてしまうの」 そう言うと、わたしは指された海苔を見た。 キエの提案に頷いて、手を伸ばす。 「……思ったより、がさがさしているのね。 これでほかの食材を巻けばいいのかしら」 (30) 2021/10/15(Fri) 22:42:43 |
【人】 夜の一族 チャンドラ>>37 キエ 米、ならば知っている。 よく知るものは干し飯で、こんなに柔らかなものはなかなか見ることがなかった。 この館に来てからは、少しくらいは見るようにもなったものだけど。 「好きなものでいいのね。なら……」 米をのせたあと、キエの手元を参考に、似たような具材をのせてみる。 せっかくだから美味しいものが食べたいもの。先人に倣うべきよね。 「それで、これを巻けばいいのね」 不慣れなものだから、ぎこちなくなる。 少し不恰好だけど、それにしては上手に巻けた方だ。 (39) 2021/10/15(Fri) 23:04:44 |
【人】 夜の一族 チャンドラ>>45 キエ 「驚いた。初めて見る顔だと思ったのに。 あなた、物知りなのね」 シトゥラにトラヴィス。 とくにトラヴィスは目立つから、知っている。 この館に来てから長くはないけど、浅くもないから。 「いただきます」 作法を気にはするけど、手掴みで寿司を口に運ぶ。 ぱり、と海苔が硬い音を立てて、その風味にまた驚いた。 なるほど、寿司とはこういう料理なのね。気に入ったわ。 (49) 2021/10/15(Fri) 23:26:30 |
【人】 夜の一族 チャンドラ>>52 キエ 「本当に物知りね。おにぎりも初めて聞いたわ」 それも美味しいのかしら。 今度また調理師のクロノに頼んでみましょう。 寿司を食べ終え、布巾を受け取ると手を拭いた。 ありがとう、と笑いかける。 「旅人なのかしら。そういうの、憧れるわ。 月の沈まぬ国なんて、家族が知ったらなんて顔するかしら」 逆に太陽の泳ぐ国も、ものすごい顔をしそうだけど。 どうせ想像するなら、嬉しそうな顔の方がいいに決まっている。 (55) 2021/10/16(Sat) 0:14:38 |
【人】 夜の一族 チャンドラ>>57 キエ 「そうね。私は月が好きだもの。 私の家族も、みんなね。 だから、禁忌を破ってまで月を目指す、その鳥とはお友達になれると思うわ。 ……月を目指して、それからその子はどうなったのかしら」 興味深いお話だったから、つい声が弾んだ。 育ちの良さの下、隠しきれない好奇心が疼く。 子供のような無垢な瞳で、お話に耳を傾ける。 (61) 2021/10/16(Sat) 1:00:34 |
【人】 夜の一族 チャンドラ>>62 キエ 「そんな……。 意地悪ね、その国の神様」 禁忌というのだから、破ったほうが悪いなんてわかっている。 それでも文句を言いたくなったのは、仕方が無いと思う。 「月は自由なものなのに……」 これを憤りというのね。 (82) 2021/10/16(Sat) 8:40:35 |
【人】 夜の一族 チャンドラ>>85 キエ 「闇を照らすのも、決まった時間にのぼりおりるのも、わたしたちは月の意思だと考えるわ。 だけど気まぐれで、すぐにその姿を変えてしまうの」 上弦、下弦、朔に望。 日毎に服を変えるように、気まぐれに姿を変える月が、不自由であるだなんて思ったことはなかった。 「わたしの名前……チャンドラは、月という意味なの。 それくらい、わたしたちは月のことを愛しているわ。 まあ、この館では、本物の月を見ることは叶わないみたいだけど」 楽しい場所だけど、それだけが残念ね。 (87) 2021/10/16(Sat) 11:38:06 |
【人】 夜の一族 チャンドラ>>89 キエ 「……?」 ことりと首を傾けて、その様子を見つめ返す。 月があるなら見たい、と思うのは一種のホームシックかしら。 でも館の空は昼間の様相で、どこにもそれらしいものは見えない。 「………わたし?」 遅れて、その意味に気付いた。 口にしたあと、少し恥ずかしくなってしまう。 烏滸がましい気がしてしまって。わたしは名前の他に、あの月のように誇れるものはなかったから。 (91) 2021/10/16(Sat) 13:11:45 |
【人】 夜の一族 チャンドラ>>95 キエ 「月に、触れる……」 そのためには、月に認められなければならない。 月にも意思があるのだから、誰にでも触れられていいはずもないもの。 今のわたしではなかなかに、遠い未来のことのように感じられた。 「ええ、がんばるわ。 そういえば、月の沈まない国の月は、まだ隠れたままなのかしら」 その鳥も、それ以上罰されはしなかったのでしょうか。 お話があれで終わりなら、厚い雲の向こうで月はひとりぼっちなのかもしれないと思った。 キエがまた海苔を手に取ってもそんなことが少し気にかかって、珍しく食事への食指が動かなくなっていた。 わたし、食べることは本当に好きなのだけどね。 (108) 2021/10/16(Sat) 17:45:50 |
【人】 夜の一族 チャンドラ>>114 キエ 「よかった……」 安心して、笑みをこぼす。 すると先程パフェと寿司を食べたばかりだというのに、きゅうとお腹が鳴った。 「あ、……わたしは……。 まだ食べ足りないようだから、もう少しこの、お寿司というのを楽しもうと思うわ」 ほぼ初対面の人の前でお腹を鳴らすとは恥ずかしい。 探偵としてキエが調査をしていた時も、チャンドラについては食事をしている姿ばかりを目撃されていたはずだ。 (117) 2021/10/16(Sat) 20:01:02 |
【人】 夜の一族 チャンドラ>>122 キエ 「甘い物……親睦会? ええ、好きよ。楽しみ。 貼り紙、絶対に見るわ」 ありがとう、と添えて会釈した。 透き通るような蜂蜜色の髪が柔らかく揺れる。 またね、と手を振った。 いろんなことを知っている、旅人のような人。 その背を見送ったあと、また海苔へと向かい合う。 さあ、次はどんな具材で食べようかしら。 腹の虫が、催促するようにまた鳴った。 (125) 2021/10/16(Sat) 21:20:22 |
チャンドラは、寿司を(2)1d6+1つほど楽しんだ。ごちそうさまでした。 (a55) 2021/10/16(Sat) 21:45:38 |
【人】 夜の一族 チャンドラ「おいしいけど、作るのがやっぱり難しいわね」 寿司はふたつほどで諦めた。 満足したわけじゃないんだけど。 わたし、不器用だったのかもしれないわ。 まだまだお腹は空いている。 いろんなものが並ぶパーティ会場ではあるけど、どれから手をつければいいのか、悩んでしまう。 どうしようかな。 (130) 2021/10/16(Sat) 21:56:39 |
チャンドラは、掲示板の貼り紙に気がついた。近寄り目を通そうとして、白紙であることに気付く。 (a57) 2021/10/16(Sat) 21:57:51 |
チャンドラは、テラが浮いていてももう気にしない。 (a61) 2021/10/16(Sat) 22:07:45 |
【人】 夜の一族 チャンドラ「……?」 何度見ても白紙のまま。 穴のあくほど見つめてみても変わらない。 「誰が貼ったのかしら」 しばらく掲示板の前で、貼り紙を捲ってみたりする姿が見られることになる。 (いたずら……にしては、意味がわからないし。 本当になにかしら、これ) 不思議な感覚、気配のようなものを感じても、よくわからない。 覚えておくことにしたけど、些細なことすぎていつかは忘れてしまうかも。 (134) 2021/10/16(Sat) 22:31:51 |
【人】 夜の一族 チャンドラ>>136 テラ 「ああ、テラ。そうなの。何も書いていなくて。 キエがそのうち掲示板に貼り紙をすると言っていたから、それなのかと思ったんだけど」 どうやら違いそうね、と肩を竦める。 やっぱりいたずらかしら。 「紙飛行機なら、わたし、得意よ。 こどもの頃、よく作ったもの」 そう言いながら、貼り紙に触れる。 剥がさないと、紙飛行機も作れないもの。 けど、勝手に剥がしていいものかしら。掲示物って。 (137) 2021/10/16(Sat) 22:47:35 |
【人】 夜の一族 チャンドラ>>140 テラ 「キュートなんてものじゃないわ。今よりもっとお転婆だったもの。 木登りとかもしたわね。それで、よく怒られていて。 反省文を書きなさいと言われて、その用紙を紙飛行機にして飛ばしたものよ」 今でこそああ言ってもらえたけれど、こどもの頃は本当に酷かったもの。 思い出すとおかしくなって、笑ってしまう。 見えないものには気付かない。 「だから、反省文は懲り懲りなのだけど。 ……怒られないかしら、これ」 心配していた矢先にあなたが剥がしてしまうものだから、少し不安になった。 (143) 2021/10/17(Sun) 0:30:23 |
【人】 夜の一族 チャンドラ>>176 テラ 「そうね。確かにテラの言う通り、かも」 剥がしちゃいけないのならそう書けばいい。 そう納得するのも、悪いことをした自分を正当化するように思えて躊躇うけれど。 でも、おかしなことは何一つ言っていないものね。 「やらないなんて言ってないわよ。 でも、そうね。何枚かあった方がきっと楽しいわ。 どっちの方が遠くまで飛ばせるか、勝負をしましょうよ」 わたしはそう言うと強気に笑う。 こういうの、好きなの。わたし。 (188) 2021/10/17(Sun) 18:44:10 |
【人】 夜の一族 チャンドラ>>L0 ハロウィンパーティのお知らせ 「……まあ! 今度こそ、キエね」 貼り紙に気付き、見知らぬ言葉に首を傾げる。 「お菓子がもらえるのね。素敵な催し。 それなら是非参加しなくちゃ。 でも……ハロウィンって何かしら」 外界と隔絶されていたわたしは、もしかしたら人よりものを知らないのかもしれない。 お父様たちなら知っていたのかしら。 それでも、楽しみには変わりないんだけど。 (189) 2021/10/17(Sun) 18:55:35 |
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