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【人】 落星 クロウリー[怯える下僕に主が向けたのは、人間の贋作じみた笑みではなく 悪魔の本質を表したような嗤い。 今ある筈もない無数の羽音の幻聴を確かに聞いた。 そう在れと定められたことすら、当人に容易に崩される。 まるで舌の上で遊ばれているようだ。 悪魔を相手に平等に始められなかった関係、契約という名の隷属。] ありがとうございました …………貴方が来なければ、どうなっていたことか [救われたことについて、もっと言葉を尽くして礼を述べるべきだろう。 しかし、上手く浮かばず表情を保つことしか出来ない。 まるで上っ面でしかないと、きっと思われてしまっただろう。 偽り無く下僕を助けようとしたからこそ、 その意図について考え、遠い日を思ってしまう。 迅速な救出を遂げた先に書籍を所有していた事実に、 全てを知っていると確信してしまった。] (12) 2022/05/26(Thu) 4:03:07 |
【人】 落星 クロウリー[強調された呼び方に含まれる皮肉。 銃口を後頭部に押し付けられるよりも背筋の冷える感覚。 想像出来ぬことでは無かったというのに、 こうして当人に突き付けられると生きた心地がしない。 奈落に縛られている筈の悪魔の瞳は、何もかも見透すようだった。 私という存在が狭小過ぎるのだろう。 主にとって好ましい在り方は、既に語られたそれ。 アレイズ=クロウリーとしての生き方を始めてから背いていた道。 悪魔が指摘した間違いは、私にとっては────*] (13) 2022/05/26(Thu) 4:03:41 |
【人】 落星 クロウリー[支配者の足元で、永きを生きた人の仔は啜り泣いていた。 犠牲とした魂の数、起こしてきた幾多の争いなど嘘のように、 それはただ弱々しく、邪悪さすら感じさせない。*] (38) 2022/05/28(Sat) 0:56:21 |
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