【人】 カウンセラー サダル[ 全くもって統計に基づいた発言ではないので。 こちらもオフレコと願いたいけど。 天才には変人が多い ── 気がする。 それほど突き抜けなければ、 天賦の才を持っていたとしても活かしきれない。 そう考えれば、 別におかしいことではない。 …… と。 なら凡人である僕は常識人だねと。 決してイコールでは繋がらない方程式。 しれっと展開すれば、舌を出すのだ。 ] (59) 2022/07/09(Sat) 20:03:59 |
【人】 カウンセラー サダル[ なら優秀なクルーを多く抱える 我らがミスティックアンテナ号。 変わり種が多いのも頷ける。 という指針も、サダルの物差しでしかない。 全員が同じ星出身というわけでもない。 変人という名のレッテルも、 単なる異星間コミュニケーションギャップに 過ぎないのかもしれないと。 それでもそんな風に、興味深く。 僕とは異なる彼らとの共同生活を過ごしている。 ちなみに物差しって見たことないけど。 昔の計測用具らしいね。 ] (60) 2022/07/09(Sat) 20:04:21 |
【人】 カウンセラー サダル[ ところで僕の職務の大半は給料泥棒なのだけど。 表立って精神の不調を訴える者がいなくても。 自身でも気付かぬ異変を確認する為に、 はたまた単に興味本位かもしれない。 カウンセリングルームを訪れる者がいたとして。 おそらくそこで見られるのは、 医療行為というには首をかしげる光景だろう。 一緒に他愛もないお喋りを楽しんで。 お茶を飲んだりお菓子を食べたり。 ] (61) 2022/07/09(Sat) 20:04:36 |
【人】 カウンセラー サダル[ メンタルつよつよの優秀なクルー達のおかげで。 あいつはこの船に必要なんだろうか? そう指を差されてもおかしくないくらいの 日々を過ごしている。 しかしカルテの大半が、 特筆なしの記述で埋められても 本当は違うのかもしれないよね。 異なる文化、生まれ持った資質。 違う生き物である彼らを測れる物差しを、 果たして僕は持っているのだろうか? ということは、考えないとはいかずとも 考えすぎないようにはしているんだ。 ]** (63) 2022/07/09(Sat) 20:04:54 |
カウンセラー サダルは、メモを貼った。 (a21) 2022/07/09(Sat) 20:11:13 |
【人】 カウンセラー サダルお、おおぅ…… [ 子供じみて駄々をこねる成人男性への対応? 顔を引き攣らせてのドン引き一択かな。 乗船時に顔合わせはしただろうから、 初めましてではなかっただろうけど。 それでも面識なんてあってないようなもので。 深刻な表情から一転。 早々にルヴァ・ルロットからもたらされた洗礼。 僕の心構えを返してほしい。 あ。これって一筋縄ではいかない船では? その所感自体は、おそらく間違ってなかったと。 今になってもそう思ってる。 ] (68) 2022/07/09(Sat) 21:14:10 |
【人】 カウンセラー サダル[ とはいえ、僕が引いたのは、 駄々をこねる成人男性の姿であって。 退屈自体は立派なストレスだ。 ホルモンバランスの乱れにもつながる。 ] えーと、君はルヴァだね。 結構な無茶ぶりをするね。 [ ならば無下にすることもできず。 室内に招き、着席を促すと、カルテを確認して。 形式的に名前を確認する。 問題ないようなら、そうだなあと。 少し考えてから、君にリクエストに応えよう。 ] (69) 2022/07/09(Sat) 21:14:14 |
【人】 カウンセラー サダル…… 臓器くじって知ってる? [ 肯定されれば、補足する程度に。 首を横に振られたら。 思考実験の一種だと語ろうか。 ] (70) 2022/07/09(Sat) 21:14:16 |
【人】 カウンセラー サダル[ くじ引きによって健康的な国民から一人を選ぶ。 その人から心臓、肺、肝臓、腎臓、小腸など 臓器を移植用に取り出して、奪う。 臓器を奪われた人間は当然死ぬが、 移植によって患部を病に侵された5人の人間を 救うことができる。 …… まあ、前提として。 くじは公平であること。 移植は不思議な力で必ず成功すること。 そんな本来ではあり得ない条件が付随するので。 現実にはなかなか当て嵌められないが。 5人を救うために、無辜の1人を殺せるか。 要するにこれは、こういう問いだ。 ] (71) 2022/07/09(Sat) 21:14:18 |
【人】 カウンセラー サダルルヴァ・ルロット 君は、そんな星の在り方をどう思うかな? [ これが面白い話にカテゴライズされたか。 それは君の感性に任せるとして。 そうだね、もし答えてもらえたら。 僕はルヴィという人物のことを 多少なりとも知れただろうし。 答えてもらえなかったら? そこで話は打ち切りだろうから。 逆に君が知るんじゃないかな。 カウンセラーのサダルは、 賭け事が不得手だってことをね。 ]** (72) 2022/07/09(Sat) 21:14:23 |
カウンセラー サダルは、メモを貼った。 (a23) 2022/07/09(Sat) 21:17:16 |
【人】 カウンセラー サダル―カウンセリングルーム─ [ 時に言葉を、時に文字を重ね合い。 僕は君達のことを知っていった。 船内には、僕と違って仕事熱心な船医がいた。>>82 精神の健康と肉体の健康は密接に関係している。 なので情報の共有は至極当然の提案だ。 僕だってそれは理解しているから、 【オメデトウ!書類作業が増えたぞ!】 当然そんな不満は口に出さない。 彼女の申し出にだって、二つ返事で頷いたよ。 …… 眉は下がっていたかもしれないけどね。 ] (114) 2022/07/10(Sun) 2:14:59 |
【人】 カウンセラー サダル[ 勿論、それは必要なことだったし。 始めてみれば、そこまで手間でもない。 少なくとも、船員達の様子を共有しながら、 まるでついでを装って。 彼女自身の様子を伺う余裕がある程度には。 結果、文面から医師の不養生が読み取れれば、 ] 医者が倒れた後の宇宙船なんて。 想像することすらお勧めしないよ。 ちなみに、僕の医学知識は、 患部に消毒液をぶっかける程度だ。 [ ちくり。 笑顔で釘を刺すこともあったかもしれないね。 不眠なら力になれたかもしれないけど。 オーバーワークが起因するなら、 僕が貸せる手は殆どないわけだけど。 ]* (116) 2022/07/10(Sun) 2:15:45 |
【人】 カウンセラー サダル[ ─── そんな仕事熱心な船医に告げるには、 大層心苦しい真実だ。 だからこれは僕とスピカの秘密だよ。 いいね? そんな前置きが必要か不要か問われれば 間違いなく後者なわけだけど。 ] うん。暇だよ。 [ 訪問者に尋ねられれば、高確率で。>>79 僕は綺麗な笑顔で首肯しただろう。 もっともそれは、そういう時間を、 彼女自身が見極め、選択しているせいもある。 ] (117) 2022/07/10(Sun) 2:17:20 |
【人】 カウンセラー サダルなるほど。 スピカは観測されない音が聞こえるんだね。 それは君が音を知っているからともいえる。 [ 備え付きのデスクの上。 湯気の漂う来客用のカップを置きながら、 僕は彼女の結論に耳を傾けた。 珈琲と紅茶はどちらがいい? 問いを重ねれば、 おのずと好みも知れただろうけど。 基本的に、僕は毎回尋ねている。 昨日までは紅茶が好きでも。 不意に珈琲を飲みたくなる日だって あるかもしれないから。 ] (118) 2022/07/10(Sun) 2:19:29 |
【人】 カウンセラー サダル[ 認知を軸にした問い。 物事は誰かに観測されて初めて 事実として確定される。 高名な学者の中には、彼女と逆の意見を 掲げるものも多かった。 だからこそ、僕はスピカの出した答えに対して 柔らかく目元を細めて見せて。 ] もしも僕らに耳がなければ。 受け取り手が不在の世界において 音という概念すら存在しなかった。 [ 出題時にもそんな話をしただろうか? 愛用のマグカップに視線を手に取ると、 引いた豆の香りが鼻孔を擽る。 おそらくこれも証のひとつ。 ] (119) 2022/07/10(Sun) 2:19:54 |
【人】 カウンセラー サダルしかし、音を知っている君は、 世の中には目に見えなくとも 存在するものがあると知ることができる。 ならばそれを儲けものとして。 もしも君に届く音があれば、 気まぐれにでも耳を傾けてほしい。 それは空気を伝わらない音でも同じことだ。 [ 僕の会話の大半は、 結論というには頼りない、 ふわふわしたものだったと思う。 それでも君達が耳を傾けてくれるなら、 温かい飲み物と甘いお菓子で出迎えて。 不透明な話を紡ぎ続けただろう。 ]* (120) 2022/07/10(Sun) 2:20:19 |
【人】 カウンセラー サダル…… バーナードはさ。 箱の中で死んでいた猫を見たのかな? [ そんな日々を繰り返し。 確かそれを尋ねたのは。>>85 木が大きな音を立てた時も 臓器くじを肯定された時も、 構成する全てが作り替えられてなお、 船がテセウスと呼ばれた時も。 すべて珈琲を選んで飲んでいた僕が、 ここだけの話、実は紅茶派なんだと。 意味のないカミングアウトをした日のことだ。 ]* (121) 2022/07/10(Sun) 2:22:16 |
カウンセラー サダルは、メモを貼った。 (a38) 2022/07/10(Sun) 2:29:30 |
【人】 カウンセラー サダルそうだね。 君の身体機能は特出しているらしいから。 その点では恵まれていると言っていい。 ならば視点は、 殺される側の人間に寄るのだろう。 不快感を抱くのは、わかるよ。 [ ルヴァの出身地。>>109 断片な情報でも、いくつか候補が 絞れたかもしれない。 そうして対話を重ねることで。 僕は少しずつ君達を知って、 近付いている気持ちになれる。 ] (172) 2022/07/10(Sun) 13:02:18 |
【人】 カウンセラー サダル…… 僕? [ ならお前はどうなんだ。>>111 それは対人関係において、ひとつの流れだ。 そして相手が僕を知ろうとしてくれているなら。 その機会は貴重で。 答えない必要はない。 だからさして躊躇う素振りもなく。 当然のように口にした、結論は。 ] (173) 2022/07/10(Sun) 13:02:55 |
【人】 カウンセラー サダルわからない。 [ そう言っててへっと舌を出して。 ウィンクを向ける成人男性に、 ルヴァはどう返しただろう。 続いて緩んだ空気を結ぶように、 こくりと珈琲のカップを傾けて。 そうだなぁと、怒られる前に話を戻す。 ] (174) 2022/07/10(Sun) 13:03:06 |
【人】 カウンセラー サダルほら、こういう問いって 誰もが納得する正解がないだろう? つまりどう答えても反対派はいるわけだ。 今回のケースだと人権団体の皆様とか。 何を選んでも叩かれるし、罪悪感が残る。 割に合わないよね。 [ ただ、もしかしたらルヴァの星には、 対立勢力はいなかったかもしれない。 それがいくつもの悲劇を生みだしたなら、 いやはや。星の巡りとはままらないもので。] (175) 2022/07/10(Sun) 13:03:12 |
【人】 カウンセラー サダル…… 僕はね。わからないものは 無理して答えなくてもいいと思っている。 その必要性を感じていない。 ただいつの日か。 単なるもしもの話が、 現実となって喉元に突き付けられた時。 その瞬間に選び取った答えが、 僕の答えなのだと知るのかもね。 [ そういう意味では、こうした思考実験は。 一種の訓練なのかもしれない。 逃れようのない選択の瞬間。 少しでも後悔の少ない道を選ぶための。 ] (176) 2022/07/10(Sun) 13:03:17 |
【人】 カウンセラー サダル君の星の対するスタンスは分かったよ。 続いてこの思考実験の本題となる、 5人の為に罪のない1人を殺せるかは、 今この場で答えてもらってもいいし。 思いついたときに教えてもらってもいいよ。 何せ君に聞きたいことは、 他にもたくさんあるからね。 [ そう言って、来客用のカップを手に取ると。 君って珈琲派?紅茶派? 甘いお菓子は好き? 一番得意な賭け事は? 僕は時の流れを落ち着かせるような、 ゆったりとした口調で、 君を知るための問いを重ねていく。 ]* (177) 2022/07/10(Sun) 13:03:21 |
【人】 カウンセラー サダルなるほど。 現実的で最もな考え方だ。 [ バーナードの猫は殺されてしまったんだね。 元より量子力学に精通しているわけではない。 そこに僕の感情を含ませないよう、 淡々と紡いでから。 紅茶派の天邪鬼。 質問する者とされる者は>>132 その役割を逆転させる。 ] (185) 2022/07/10(Sun) 13:39:42 |
【人】 カウンセラー サダル……… 亡き親友との約束の為。 [ 理由と問われた後、一息置いて。 絞る出すようにぽつりと落とす。 対峙する瞳の色。 そこに濃い影を宿したら。 隠すように、睫毛を伏せて。 ] (186) 2022/07/10(Sun) 13:39:47 |
【人】 カウンセラー サダルなーんて理由は、当然ない。 紅茶派に珈琲を強いる親友なんて。 何がしたかったの?って聞かれても、 僕だって答えられないよ。 第一、親友とかいないしね。僕。 単にね。そのうち好きになるかもねって。 その程度の気持ちなんだよ。 (187) 2022/07/10(Sun) 13:39:50 |
【人】 カウンセラー サダル[ 再び顔を上げれば、 さして引っ張ることなくネタ晴らし。 人の思考が常に合理的であるとは限らない。 その行為に意味があると信じて求めるのは、 疲労を招くだけかもしれない。 これは、そういう手の抜き方もあるんだって。 いつものようにふんわりとした話だ。 ]* (188) 2022/07/10(Sun) 13:39:54 |
【人】 カウンセラー サダル─ カウンセリングルーム ─ [ 今日もゲイザーに感謝をささげて。 美味しいタダ飯を頂いた後。>>28 思いがけない料金の取りたてに 僕は驚愕することとなる。 この頃には部屋を訪れる人も、 固定されていた。 大半が退屈を殺そうと試みる輩か、 気分転換のための雑談相手を求めたりの。 しかし目の前の男は、おそらく そのどちらにも当てはまらない。>>131 とどのつまり、これはあれですか。 お悩み相談。 …… しご、と??? ] (191) 2022/07/10(Sun) 14:46:45 |
【人】 カウンセラー サダルおっと、ごめん。ごめん。 精神が家出してた。 もちろん大丈夫だよ。 アマノは珈琲と紅茶どちらがいい? [ 現実を受け止めた後。 常連には馴染んだ2択を預けてから 彼に着席を促した。 ] (192) 2022/07/10(Sun) 14:46:49 |
【人】 カウンセラー サダル[ リクエストに応えれ貰えれば 湯気の立てたカップと共に。 お茶菓子はペロペロキャンディsweetにした。 アマノの前に並べれば、 自身も体面に腰を掛け、話を聞く姿勢を作る。 ] …… そうだね。 (193) 2022/07/10(Sun) 14:46:54 |
【人】 カウンセラー サダル[ 親友どころか友達の有無さえ怪しい僕。>>187 勝手に似たような印象を受けていた彼は どうやら微生物以外にも気に掛ける存在が いたらしい。 アレ。この船でボッチなのは僕だけなのでは? なんて思ってないよ。 心を配る相手がいるのは喜ばしいことだからね。 本当だよ。 ] (194) 2022/07/10(Sun) 14:47:18 |
【人】 カウンセラー サダルまず解決策に手を伸ばさない理由。 それは単純に解決策がわからない場合だ。 とんでもない一部の天才を除いて。 たいていの人は、成功体験を頼りに それが解決法であると結論付ける。 勿論一人の一生で得られる経験は限られる。 だから他者の経験から学ぶことで、 自身が納得いく解決策を選び取るのが一般的だ。 説得力のある解決策を与えてあげる。 シンプルな方法だね。 指針が示されればやる気も出るかもしれない。 (195) 2022/07/10(Sun) 14:47:43 |
【人】 カウンセラー サダル[ これで納得を得られればいい。 しかし彼の表情や口ぶりから抱く印象。 求める答えが明白なら、 アマノはこの部屋を尋ねなかっただろう。 だから早々に持論を引っ込めた後。 一拍挟むと、じっと射抜くように、 硝子越しにアマノの瞳を見つめる。 ] もうひとつの答えはね。 君は声をかけるべきではない 。 (196) 2022/07/10(Sun) 14:48:25 |
【人】 カウンセラー サダル星間交流が当然となった時代でも。 残念ながらすべてを解決する 魔法の言葉は存在しない。 解決策を望まないのは、 解決を望んでいない可能性もある。 なら君にできることは、 君が解決するための理由になってあげることだ。 ただこれは全くもってお勧めしない。 単純に、君の負担が多すぎる。 (197) 2022/07/10(Sun) 14:48:38 |
【人】 カウンセラー サダル人は突き落とされた時より。 一度伸ばされた手を離された時の方が、 深い絶望を抱くという。 その問題に関わり続ける覚悟がない限り そもそも君は手を伸ばすべきではないんだ。 何もしないことがきまり悪いなら その人を連れてきて、カウンセリングルームに ぶち込めばいい。 僕は責任もって最後まで付き合うよ。 …… それが、仕事だからね。 (198) 2022/07/10(Sun) 14:49:10 |
【人】 カウンセラー サダル君ができる最も簡易で妥当な解決策は、 他人のままでいることだ。 そこに罪悪感は必要ない。 中途半端に手を伸ばすと。 アマノも一緒にすぶずぶ沈んでしまうかもよ。 [ どう?お気に召す答えはあった? ふっと笑みを零すと。 柔らかな口調で、おどけたような雰囲気を作る。 気付いたかもしれないけど。 僕が語った大半は、沈んでいる誰かではなく この部屋を訪れた患者である君を守る方法。 これからも君達に、 特筆なしでいてもらうための。 ]* (199) 2022/07/10(Sun) 14:49:58 |
【人】 カウンセラー サダルおや。珍しいね。 [ いつもとは違う形を作った唇。>>135 カップを用意する手を止める。 すぐに手慣れた様子で作業を再開し。 やがて漂う香りは ─── 紅茶。 ] カフェインの量はね。茶葉の抽出法によって 大きく左右されるんだ。 今日の紅茶はいつもよりカフェインが多いよ。 [ ただカフェイン中毒という言葉もあるし チャンドラには内緒ね。 囁くような秘め事。 更に自身の唇へ人差し指を当てて閉じ込める。 ] (206) 2022/07/10(Sun) 16:00:06 |
【人】 カウンセラー サダル珈琲はね。 スピカが珈琲が飲みたいと思ったら いつでも淹れるよ。 [ お茶菓子に選ばれたのはクエコチsweetでした。 鼻を掠める香りは、普段より深みを帯びる。 それ以外は、目にも耳にも馴染んだ光景。 観測を仕事に選んだ彼女。 真っすぐに前を見て知覚する姿は、 一種の高潔さを感じさせるかもしれない。 見ることは容易くとも。 見続けることは努力を伴うから。 ] (207) 2022/07/10(Sun) 16:00:37 |
【人】 カウンセラー サダル僕はね。観察はともかくとして。 観測を生業にしているわけではない。 それでも君の話を聞くことで。 見えないものを見ることもできる。 [ 喉を潤せば話を再開する。 僕の仕事は話すよりは聞く方に重きを置く。 それでも茶目っ気のように 自身の主張を落とし込むこともある。 この日のこれも、その一端で。 ] (208) 2022/07/10(Sun) 16:01:31 |
【人】 カウンセラー サダルスピカは、優しいね。 [ 観測した一つの認知。 寄る辺を主観に頼った、客観性に欠ける。 事実と確定するには烏滸がましい。 そんな一つの結論を、 僕は紅いお茶に落として混ぜ込んだ。 ]** (209) 2022/07/10(Sun) 16:02:40 |
【人】 カウンセラー サダルコー茶だねー。 了解―。 [ 僕は確かに客人が飲み物でもてなすけど。 プロではないから、淹れ方にそこまで こだわりがあるわけではない。 カップも温めないし、 茶葉を蒸らす時間は体感だ。 何が言いたいかというと。 出来上がった紅茶が75点を下回っても 許してほしい。>>211 でも君がペロペロキャンディ君を無視した件は 許さないよ。 ] (260) 2022/07/10(Sun) 21:10:05 |
【人】 カウンセラー サダル[ いくつかの結論を作った後。 彼の口から静かに語られた言葉。>>212 おそらく僕に向けられたものではなく 彼自身の考えを整理するのに必要なのだろう。 なら僕も邪魔しない。 黙って自己採点90点の珈琲をすする。 やがて結論が出たようなら。 どういたしましてと笑みを深める。 君の研究がもたらす発展に比べれば。 僕の役割なんて、微々たるものだけど。 ] (261) 2022/07/10(Sun) 21:10:08 |
【人】 カウンセラー サダル…… そっか。 君さえよかったらまた遊びに来てね。 お茶とお菓子を用意しておくから。 [ 去り際の笑顔。 彼の出した答えを知れば、 僕は思わず目を見張った。 どうやらアマノという人物は、 カルテが示すより、ずっと情に厚く 強い人間だったらしい。 だってそれって 一番面倒くさいやつだからね。 迷いのない瞳。 なるほど。君は僕の患者ではないようなので。 別の言葉で再びを望んだら。 ] (262) 2022/07/10(Sun) 21:11:15 |
【人】 カウンセラー サダル本当にこの船のクルーは優秀だね。 書類整理だけではなく。 船員同士でメンタルケアも行ってくれる。 いやいや。 帰還したら本格的に僕は解雇かもしれないな。 [ 再び人気を失ったカウンセリングルーム内。 閉じた扉に向けて苦笑する。 …… ただね。 それでもまぁいいかなって思うくらいには。 君の答えは清々しかったよ。 アマノ・ヒロミ。 ]** (263) 2022/07/10(Sun) 21:11:31 |
【人】 カウンセラー サダル─ スピカと ─ [ 見慣れぬ菓子はスピカのお気に召したようだ。 良かった。 僕も何だろうこれって首を傾げていたから。 ] …… 今のは、僕≠ノ向けての言葉? [ 協調性を大事にしているように見える 彼女にしては強い言葉。>>226 若干の驚きと共に、瞳を瞬かせる。 肯定されたなら、ごめんねって謝罪して。 君は自分を優しい人間ではないと思うの? そんなふうに、尋ねただろう。 ] (266) 2022/07/10(Sun) 21:27:38 |
【人】 カウンセラー サダル[ 数年前に船を降りた優秀なクルー。 もしもこの場で名前が出てくることがあれば 嗚呼と、思い当たる顔が浮かんだだろう。 何故なら彼女は、 サダルのカウンセリングを受けた後に この船を降りたのだから。 ]* (267) 2022/07/10(Sun) 21:27:43 |
【人】 カウンセラー サダル─ルヴァと─ [ 責任も発展もない保留同士の会話。>>232 終始気楽なままに終わっただろう。 ] そうだね。思いついたら教えるよ。 それは明日かもしれないし。 100年後かもしれないけどね。 [ ルヴァも思いついても思いつかなくても。 いつでも遊びに来てね。 そんな流れで、話題は君の嗜好に移る。 結果カウンセリングルームには、 甘味料が常備されることになるだろう。 ] (277) 2022/07/10(Sun) 22:03:35 |
【人】 カウンセラー サダル[ 賭け事に関しては、単純に運がない。 カウンティング、フォールスディール等 この辺りは嗜みだけど。 ] いざという時の二択。 僕が落したトーストは、必ずバターを塗った面を 床に向けて着地するんだよ。 [ ダイス勝負なら、その辺りは顕著だから。 時にはそんな話をしたこともあるかもしれない。 賭け事において僕はいい鴨なんじゃないかな。 ] (278) 2022/07/10(Sun) 22:03:51 |
【人】 カウンセラー サダルだから僕は選択しないですむように。 なるべく100%を掴める状況を、 作れるような生き方を心掛けているよ。 まあ、それを失敗すると負けるんだけどね。 [ それは、いつか行われたカード勝負でのこと。 降参。と僕は苦く笑った後。 掲げた手のひらからJOKERと書かれた手札を、 はらり、テーブルの上に落とした。 ]** (279) 2022/07/10(Sun) 22:03:59 |
カウンセラー サダルは、メモを貼った。 (a76) 2022/07/10(Sun) 22:14:19 |
カウンセラー サダルは、メモを貼った。 (a77) 2022/07/10(Sun) 22:16:10 |
【人】 カウンセラー サダル…… ちょっと待っててね。 [ つい探るような目線になってしまった。 スピカは気付いただろうか? 席を立ち、備え付けの簡易キッチンへ。 殆ど間を置かず戻ってきたサダルの手。 水の入ったコップの中で、 カランと氷が音を立てた。 ] (286) 2022/07/10(Sun) 22:48:02 |
【人】 カウンセラー サダルはい、お水。 冷たいのも美味しいよ。 [ 僕はたいてい温かい飲み物を出す。 その方がリラックスして話せるから。 ただ感情が昂ったように見えたから。 冷感刺激を加えて脳に落ち着きを促そうと試みて。 にこっと浮かべた笑みと共に、 紅茶の隣に水を並べた。 ] …… スピカは、 ううん。そうか。 (287) 2022/07/10(Sun) 22:48:08 |
【人】 カウンセラー サダル[ 多少なりとも落ち着いたようならば。 スピカの口から出た名前。 聞いた瞬間、開きかけた唇を閉じた。 前後の会話を繋げれば。 確認せずとも、 おおよその状況は察せたと思うから。 あのね、と別の言葉を紡ぎながら。 スピカの評価を改める。 なるほど。彼女は優しいというよりは、 優しすぎるんだ。 ] (288) 2022/07/10(Sun) 22:48:13 |
【人】 カウンセラー サダル[ 適性検査の結果も示している。 元より長い航海に耐えられる人ではなかった。 そこまでは守秘義務があるから言わないけど。 その代わり。 繰り返し、何度でも伝えるのは。 スピカ。君は何も悪くないということ。 もしも誰かに責任を取らせたいのなら。 それは僕にするのをお勧めするよ。 ]** (290) 2022/07/10(Sun) 22:48:23 |
(a79) 2022/07/10(Sun) 22:53:52 |
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新