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【人】 夕凪おにぎりを配りながら皆に笑顔を向けた。 夕凪たちには近しい年代が少なかった。 代わりにお兄さんとお姉さんが多い。 同じようにそして大切な弟や妹のような子達は――果たして覚えてくれているだろうか。 「わあ! みんな大きくなってる〜。 何人かは連絡をしていましたが……画面越しじゃないとこんなにも変わって見えるんですね」 目を輝かせながら駆け寄ってきた彼女は今日は一人だ。 (14) 2021/08/09(Mon) 21:42:15 |
【人】 夕凪「添木くんは、写真でみたままですね! 本当に真っ黒になっちゃいました」 ぱちくりと目を瞬かせ、嬉しそうに声に耳を傾ける。 ずっと眺めていることが多かったけれど、それでも思い出に残る一人である。 「あれ? モモチくん……ふふっ、そっか呼子ちゃんの服かあ。 変わらず似合ってる。今日は一人なのかな」 (33) 2021/08/09(Mon) 22:09:35 |
夕凪は、卯波の撮影に快く応じた。 (a10) 2021/08/09(Mon) 22:42:52 |
【人】 夕凪「写真写り、ちょっとお化粧とか崩れていないか心配だな。 格好良くなったね、卯波くんも。なんだか少し前の夜凪に似ててもう一人弟が増えたみたい」 垂れた髪を今更整えてはにかむ。 「あら……? 御山お兄さんですか? 体つきが素敵になりましたね、見惚れちゃいました。 はしゃいでしまって、つい暑いのも吹き飛んでしまいそうです」 (62) 2021/08/09(Mon) 23:16:08 |
【人】 夕凪>>66 卯波 「ありがとう、なんだか照れちゃうね。 ほかの写真も少し見せてもらっていいかな?」 だめ? とねだるように小首をかしげ。 あなたの言葉に小さく笑いをこぼした。 「お世辞じゃないよ、でも懐かしさ補正があるのは認めちゃうかも。 小さかった子達が本当に背が伸びてさ。 見違えたのは添木くんだったね。 高校生だったお兄さんたちも、なんかあんなに大きくなっちゃって。 少し浮かれてしまって有名人に会ってる気分になってるの」 まるで年頃の女の子のように頬を染めて笑っているが、誰かを特別に見ているかと言えばそうでないようで。 懐かしいのに、遠くにいってしまったもののように心は凪いでいた。 (94) 2021/08/10(Tue) 0:39:42 |
【人】 夕凪>>83 百千鳥 「そうね、一人で来た仲間ね。一緒に遊び倒しましょう。 ちょっとぐらい羽目を外しても怒られないわ。 モモチくんも遠くないわ。高校生活もあっという間。 大変だけど楽しいこともいっぱい。 とても充実してて素敵な生活を送っているの」 偽りのない言葉に励ましをかけるたびに歳の差をちょっと感じる。 早い話だったかもしれないが、将来を不安がらせる内容など一つもいらないだろう。これからも明るく楽しく過ごして欲しい気持ちは変わらなかった。 「私も同じよ、夜凪もきっと同じ事を言う……でもちょっとしんみりしちゃった。 気を取り直して、ほかの話でもしましょう。 今日は泊まるところはどこの予定なの? 私は民宿か、――……誰かとお話できたらと訪ねる先を探しているところよ」 (112) 2021/08/10(Tue) 2:04:38 |
夕凪は、スイカ……もらっちゃっていいのかな、とそわそわした (a36) 2021/08/10(Tue) 2:08:04 |
夕凪は、清和からもらったスイカを嬉しそうに見て笑った。モモチくんもありがとう、一緒に食べようね (a42) 2021/08/10(Tue) 2:23:05 |
【人】 夕凪>>120 鬼走 「同じですよ、私だって。 ――こうして顔が見れたのが一番のお土産になります。 あっ、ええっと…、はい…・。 お言葉に甘えますね……。 お、お兄ちゃんが元気そうでよかった。 私たちも身長の差はあるんですが、似たもの姉弟のままです。 それで、夜凪は」 また、とまる。わずかに近所では目立っていた双子。 片割れがいないことを気にしすぎては皆に気を遣わせてしまう。 努めて、笑みを携えたまま返すのは大人扱いをされるようになってから慣れてきた。 「夜凪は、大学の課題が忙しくて私だけきたんです。 元気、ですよ。これなかったのをさみしく思ってるに違いありません。 一人でも羽を伸ばして……過ごすつもりですから、お兄ちゃんもゆっくり過ごしてください」 (122) 2021/08/10(Tue) 4:22:20 |
夕凪は、百千鳥に「いってらっしゃい、転ばないでね」と手を振った。 (a52) 2021/08/10(Tue) 17:23:23 |
【人】 夕凪「こんなに大きなスイカ、ここじゃないと見られないね」 朱い果肉を渡し合いをしてくれた仲を見て、 嬉しいようで寂しい気持ちをほのかに感じました。 しゃく、と一口食べてそろりと視線をあげて誰かと目が合うだろうか。 「――美味しい」 瑞々しい味が口に広がって。 ジジジ・・・・蝉の鳴き声だけでも創作意欲が湧いてくる。 今すぐキャンパスに向かいたい、けれど――まだ目の前のあなたたちを見ていたいのです。 (151) 2021/08/10(Tue) 17:29:33 |
【人】 夕凪「私は清お兄さんがなんだか……柔らかく? なったと思いました。 優しく見えると言ったらいいのでしょうか。 宵お兄さんも、あの……喋ってもらうまでなんだかまるで別人に見えちゃって。 やっぱり、変わったなって思うことは多いです」 夕凪たちは、あなた達の背中を見ていました。 別れた頃12歳の私たちにとって18歳だった彼らは、憧れで理想に思った存在だった。 鬼走にいたっては、最後に見たのは成人したあとで。 「みんなのお仕事が警察関係を目指すのが多かったのは、…お兄…鬼走さんのおかげなのかな? ちょっと気になるな、夕凪たちも来年就職だから」 数人の職業はなんとなく聞き及んでいる。 だが宵闇までそうなのだろうかと少し視線を向けた。 一番警察には、見えなかったから。 (168) 2021/08/10(Tue) 18:48:16 |
【人】 夕凪>>161 鬼走 「い……え、大丈夫です。伝わって…います。 あの、お、お兄ちゃんに褒めて欲しくて! 弱音を吐いちゃってたみたいで、だから大丈夫です。 変わらず褒めてくれて、数倍照れる事になりました。 えっ、あのお兄さん達をとってきてくれるんですか? それは、――それは自分でやってからにしよう、かな! 緊張して、失敗したら助けを呼ぶと言うことで」 自分にとっては少し、ほんの少し遠慮してしまう年上の皆を思い浮かべる。 確かに鬼走の性格を考えれば何も気にせずに採って?くるのだろう。 まっすぐでごまかさない、いつも前を向いている人。 「軽々と運ぶのが想像つきます……見事な手腕もみたいですけれど、ゆっくり休んで欲しいのも同じぐらいあるので気をつけますね」 受け止めてくれる手が見えた気がした、この夏。 甘えてばかりの自分も、今日を機にちょっとずつ踏み出す。 (183) 2021/08/10(Tue) 19:48:31 |
【人】 夕凪「その節は、お世話になりました。 散々面倒を見てもらった恩は忘れていません。 とがっていたというわけではないのです、柔らかいって表現も。 ……昔より優しい感じがして、素敵だと褒めています」 ほんの少しだけ誤魔化しました。 気さくに気にかけてくれたり助けてくれた清お兄さんは、 なんだか都会に染まってしまったような、社会人の一面を見ているような。 営業スマイルと例えてしまえばいいのか、そんな物を感じてしまって。 気のせいであればいいと、思いました。 「はい、その通り。クールなお忍びアーティスト。 でもみんなと話してるのを聞いたら変わらない宵お兄さんのまま。 あ、……だけど本当にアーティストだったなんて、知らなくってごめんなさい。 曲は、あとで演奏してもらえますか?」 二人とも芸能人みたいだと、憧れの視界を口にした。 (184) 2021/08/10(Tue) 20:11:09 |
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