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【人】 鈴木 深江[永い時を経てやり取りはお互いに一番心地の良い距離に落ち着いている。──いや、このやり取りが一番心地よくなっているのか。 不快さはない。 強い快さがある訳でもない。 ただ穏やかに過ごす時間。 幾通りの自死を試したか等もう覚えてない。 痛みを感じない訳ではなかったが、死ぬほどの痛みなど死ぬことでの救いに比べたら些細であると思っていただけだ。勿論今もそう思っている。 どうして俺なんだと嘆いた夜もある。 不老不死を望む人間へこそこの罰のような時間を与えるべきだろうとも。 人間では行えない死に方を望み様々な化生へ挑めど死ねず、けれど他者の命を救え、役にはたてる。死にたくないと泣く"人間"に羨ましさがなかったとも言えず。もし何かが違えば自分も退治される側になっていたかもしれない。人間はすぐに死んでしまうし、少しの間姿が変わらなければ怪しまれ、仲良くなっても感謝されても、その場に留まる事などできぬ放浪はただ精神をすり減らしていく。そんな生活を繰り返していた時分に出会った狐は本当に、タイミングが良かったのだろう。] (156) 2023/03/06(Mon) 21:29:22 |
【人】 鈴木 深江[永く共に在ってくれるというただそれだけが、自分にとって最大の利であり、救いだった。たとえこの安寧に期限があるとしても。 この関係性に名は必要なく、ただこうしているのが良い。お互いがそう思っているからこその唯一無二だ。] (158) 2023/03/06(Mon) 21:29:37 |
【人】 鈴木 深江ふふふふふ、 海苔にまかれる狐というやつが 思ったよりも面白くてなぁ。 いいな、きなこも探せばありそうだ。 餅があるくらいだし。 [謎理論だがおそらくあるだろう。明日見つけて喜ぼう。 貝の煮つけという案には喜んで頷いて準備をする。薄暗くなり少し冷えてきただろう外の空気と裏腹にあたたかく甘いかおりがコテージ内に漂う。きつね色の卵焼きがおむすびの具になって包まれたときに、「狐が巻かれたな」と笑った。 飲み物の準備も万端。金銭に余裕がある訳でもなかったからお互い自炊は必須技術である。手際よく弁当を作っていくその手の主が狐だなんて、もう気にする事はないが、改めて思うと笑えてしまいそうだ。] (159) 2023/03/06(Mon) 21:30:13 |
【人】 鈴木 深江[虫の音、鳥の声、風の音、土を踏みしめる音、 自然の中にいる気がして心地いい。] そん時は怪我が治るまで待とうか。 [笑いながら言う。きっとすぐだ。 つないだ手で狐を巻き込むことにも触れず。 こういう時に夜目が利くのは便利で少し羨ましい。永き研鑽は平和ボケに霞かけているし、そもそもどんなに鍛えたとて所詮は人の身だ。] (160) 2023/03/06(Mon) 21:30:29 |
【人】 鈴木 深江[共感を受け、奥へと進み、天辺の話にまた空を仰ぐ。確かに先も解らないしそろそろ夜も深い。適当な場所が見つかるかすらも解らないため、良い場所を見つけたらそこで休憩するのは合理的だ。 結構その場はすぐ見つかったわけだが。] ほお、 [人の手の入った広場に思わずもれたのは感嘆だ。 拒否する理由はなく胡坐をかいたそのすぐ傍に腰を下ろした。ランタン機能へ変更するボタンを押してる狐に何となく和む。どことなく得意げに見えたためだ。 あたりがほんのり照らされ、リュックを置いて布を敷き弁当を広げる。] (161) 2023/03/06(Mon) 21:30:50 |
【人】 鈴木 深江……… きれいだ。 [素直に感想がもれる。ため息交じりに見惚れていたら、今度こそ本当に弁当が冷えてしまうか。その前に天美を促した。] (162) 2023/03/06(Mon) 21:30:58 |
【人】 鈴木 深江[弁当を食べ終えるとそのまま天辺を目指すかコテージに戻るかで迷ったが、せっかくだからいけるところまで行こうかとなる。 共に歩いて、話をしたり、沈黙を楽しんだり、景色を楽しむ。 天辺にたどり着いた時にはまた空の色が変わってきていた。お互いに笑って帰るかと話し、コテージに辿り着いたのはもう陽が昇ってから。] (164) 2023/03/06(Mon) 21:32:01 |
【人】 鈴木 深江[泥のように眠るならベッドより、ということで。 ロフトでの狐布団の確保に成功したのだった。 お互い汚れているなら何の問題もない。 ここにある布団類には問題があるかもしれないが…。 疲労のまま風呂は危ない 起きたら風呂に入ろうという話をして、…] (166) 2023/03/06(Mon) 21:32:17 |
【人】 鈴木 深江[まあいいかと思うものの腹は減る。 しかしすぐ起きるのも何となく勿体なくて、 デカい狐のモフに顔を押し付ける。 命助かる…。(ブラックジョーク) ゆるゆると毛を撫でていると、 思わず浮かぶのは笑みだ。ふふ。 天美が起きるまではモフを堪能する気持である。 あ、前足。 持ち上げる。 ぱたん。 落とした。 ふふ。(※素面) このサイズの狐を見るのは久々だ。 住んでいる場所では狭いし目立つため。 なので久々を堪能している。] (168) 2023/03/06(Mon) 21:33:00 |
【人】 鈴木 深江[もう一度前足を持ち上げる。 手のひらをよく眺めた。 肉球はとても硬い。野生動物のそれだ。 爪も別段手入れをしているわけではないためごつごつしている。…爪の先を指でなぞる。親指の腹にあてた。力を入れると穴が開くかもしれないなと思う。*] (169) 2023/03/06(Mon) 21:33:13 |
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