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【人】 薬屋 テレベルム[思案の海に気をやり … は、と我に返った切っ掛けは、 彼女からの投げかけられた確認であった。>>157 甘いものと合わせるのは紅茶が好きだがココアの時もある。 まるで日記でも覗き見た気分が少し。 魔法では無く、>>155彼女の善意を、情そのものを 胃袋に詰めたいという願いも真実であるなら 桃のコンポートより甘そうな羞恥の仕草すら>>154 注がれる魔力以上に胸の内側が温まる心地だったが。] っ、悪い。 ……盗み読むような真似をした。 [反射で謝意を伝えてしまう。 炊事を口実にした訳では無い弁明もしたいが、 今はフードが無い彼女の耳もしおれた花のようで>>158 料理を所望する男に向けられた笑顔>>155を無にしそうで。] (161) 2021/12/12(Sun) 21:51:43 |
【人】 薬屋 テレベルム俺は、ずっと気になっていた。 あんたはどうして人間になりたい? [その気になれば郷里の魔女と交信を測る事も出来よう。 人魚を二人も人間にした存在であるから 彼女の夢の実現に対し、有益が手がかりもあるかも知れない] 人間になれたら幸せだと考えているなら。 ……人間になって、どうしたいかも、聞いてみたい。 (164) 2021/12/12(Sun) 21:52:46 |
【人】 薬屋 テレベルム[どんなものでも良かった。 彼女の心を、深い場所を、もっと触れてみたかった。 男はいつか、そう問いかけてしまうのが不安で、 彼女を知ることでこの地を離れる想定が削れるのが不安で、 身体の一部を売ることを選んでまで ―――この家を発つ事にしたのだ。*] (165) 2021/12/12(Sun) 21:53:48 |
【人】 薬屋 テレベルム …… あのなあ。 俺は、あんたにいのちを救って貰った男だぞ。 [一度死んだも同然で、流れ、流れたこの地が死に場所なら 死にかけた人魚を救った者に、人魚の生死を委ねても それは、彼女の自由である、とまで言わなければ きっと彼女は、本気で男が魔術の材料になると その覚悟を持っている真意は解らないだろうから。>>195 これが無ければ願いが叶わぬ、と彼女がいうのなら、 嘆くなら、 どれでも、なんでも、与えてやりたかった。 泪も、血も、肉も、 … 唯一の星を探す頼り(スター・ゲイザー)である 残った右目ですら、 希望になるのなら。] (215) 2021/12/12(Sun) 23:38:36 |
【人】 薬屋 テレベルム[人魚という生命体の価値は彼女がおしえてくれて そのリスクを今日分かりやすく突きつけられた>>196が 知らぬ何者かの欲望の為ではなくて、 命の恩人の輝かしい夢の為なら、悪くない。 一瞬でも、害を怯える苦悩の表情は たとえ愛らしくとも見ていたいとは思わない。 腕の中に収めては、>>197一時紛れる欲。 然れど、触れても触れられぬものを求めて。] ……、………そうか。 [彼女は酷く過保護だが、同時に琴線に触れるほどに 庇護欲を掻き立てる、愛玩の血統を継いだ。>>198 それは欠点では無く、何よりの長所だと男は知っている。 大空を仰ぐかのように耳の張った兎族の誰もが知らずとも。] (216) 2021/12/12(Sun) 23:38:57 |
【人】 薬屋 テレベルム[ ふぅ、と、 そこで漸く、口を挟まずに居た男の口が開く。] ラヴァ、あんたの人になりたい理由は分かった。 あんたの生涯の目標を、愚かなどとは思わない。 [夢の結晶とともに玉砕しようとした事は …嫌、だが。] (218) 2021/12/12(Sun) 23:40:15 |
【人】 薬屋 テレベルム[彼女が世界を愛せないのではなく、 世界が彼女を愛せないのなら。 男は、この世界の生き物では無く、 海の奥の、別の領域に潜む神話の一部だ。] (219) 2021/12/12(Sun) 23:41:36 |
【人】 薬屋 テレベルムだから、なぁ。いいか。 …… 別のものに、成らないで欲しい。 [彼女の頭部を抱く力を少しばかり緩めて、 人間になるな、という意味というよりは 夢と心中するなと、男は乞う。] (224) 2021/12/12(Sun) 23:43:06 |
【人】 薬屋 テレベルムこの街はどんな願いも見合う代価で 交換を叶うというのなら、 … どうか。 あんたの夢を、俺の使命で売ってくれないか。 [彼女のもとを離れない代わりに、不幸へ進むなと。 男は彼女を大切に思う、自分だけだとは言わなくとも 彼女の味方であり、仲間のつもりでいるし、 束の間の――…かりそめの家族では無く、 本当に家族で居たいと望んでいるから**] (225) 2021/12/12(Sun) 23:43:29 |
薬屋 テレベルムは、メモを貼った。 (a37) 2021/12/12(Sun) 23:51:55 |
【人】 薬屋 テレベルム ………、 [彼女の言う通りで>>261男は妹を探す為に人になった。 無言の肯定に、ローブを掴み、訴えかける彼女の温もり。 夢の代わりに孤独から救うと誓いを立てれば 彼女もまた、幻想では無く、男の欲する願いをくれた>>262 彼女にとっては嫌で仕方が無かったのであろう 疎ましかったのであろう>>0:322肉体の一部。 人らしかぬ、そして一般的な兎族らしかぬ 垂れ耳が揺れる様も>>261酷く、愛おしく。] 確かに、妹に逢いたいと思っていた。 [嘗て彼女の問いかけた言葉>>0:293に 否定も肯定もしなかったが、 … ] (293) 2021/12/13(Mon) 19:40:47 |
【人】 薬屋 テレベルム今は、そうだな、今も…妹には、逢いたいとは思う。 目的に背く事にはなってしまうが、殺すつもりは無い。 ただ ……幸せで居てほしいと、伝えたい。 [誰にも明かさぬ話を伝えたところで、少しばかり… 肩の力が抜けたような心地を得て。 頬を合わせ、ぽん、と彼女の背を撫でよう。] もしも、あんたが嫌でないのなら。 この街から少しだけ旅に出てみないか。 (296) 2021/12/13(Mon) 19:42:13 |
【人】 薬屋 テレベルム探す方法を得たから、そう遠い旅にはならない。 ちゃんとあんたをこの街にかえすし、 ……俺もここに、 あんたの生きるこの街に、帰りたいと思う。 許されるなら、…俺の傍に、居てほしい。 [彼女がどうしてもひと時すらこの街を離れたくないなら 男はささやかな願いも諦めるつもりで居る。 家族を残して遠くに行くのは、辛いからだ。*] (297) 2021/12/13(Mon) 19:43:05 |
【人】 薬屋 テレベルム― 祝祭二日目 ― [表の街での不祥事は邏卒が片付けてくれるのだろうが、 裏街での騒動となると動く事は無いだろう。 できれば知古となる商売先には売りたいものだがと 思案を巡らせていると、来訪があったようで>>238>>270 姿を見せずにいるべきだという促し>>271を受け 別室にでも行くべきかと奥へと歩んでいたものだが。 尻目にした魔術師への訪客>>271は前夜祭の出来事を 思い返すのも難しく無く、その場に一時足を縫いとめ。] あの時のチビじゃないか。 …観光名所の掲示に此処が載っている訳ではないよな。 [不思議な場所で再会したものだと訝しく思うも、 男が渡した薬が、彼女にとって 役立つもの>>1:82>>235であると知れることがあれば、 店から持ち出した在庫を少し譲るのも良いと考えそうなもの。] (301) 2021/12/13(Mon) 20:04:09 |
薬屋 テレベルムは、メモを貼った。 (a51) 2021/12/13(Mon) 20:08:44 |
【人】 薬屋 テレベルム ……ああ、本当に、 [彼女は一人前どころか、弟子を取ってもおかしくない 立派な魔術師でありながら、砂漠に一輪咲いたような 乙女そのものであり、可憐な少女のようだ。>>310 好きだと繰り返す代わりに、偽り無く。 ―― 愛い、と やんちゃに跳ねたり暴れたりする>>311耳へと口元を寄せ 囁きながら、自然に頬が緩む。 用意してくれたオムレットをまだ頂けてないが 彼女の泪のほうがより甘いと、比較するほどに。 彼女に多くを望むことは無い。 ただ、耳を傾けて貰えれば充分だった。>>313 彼女に寄り添うと決めたからには、 秘匿>>312は極力減らす方が良いと、そう思った。] (320) 2021/12/13(Mon) 21:47:35 |
【人】 薬屋 テレベルム[白絹めく頬の膚は、指で触れるよりも柔らかく>>314 感情の昂ぶりもあってか暖かいを通り越し熱く感じる。 不思議そうに傾いた首と共に耳がふわりとするのも 場違いに愛らしいなと思うも、指摘は胸の内だけで。] 構わないさ。 …なにも今日明日旅路に発とうとも言わない。 あんたの体質に関しては知ってはいるが、 俺が力になれる事はなんでもする心で居るし、 ――…、支えさせてくれ。 [今朝を思えば頼もしいとはいえない自身ではあるが、 発つまでに注意すべき事… 彼女の体質をもう少し熟知しておく必要があれば 熱心に耳を傾ける気でいるし。 事前に準備する事がある程度万全と固まるまで時を待とう。] (321) 2021/12/13(Mon) 21:47:49 |
【人】 薬屋 テレベルム― 祝祭二日目:夕刻 ― [許しを得た>>347為、それ以上の立ち聞きも プライバシーを思い、避けるべきだろうと キッチンに向かって男は消えた。 朝食>>156の甘い残り香がまだ微かに鼻腔を撫ぜるも ココアやチョコレートミルクなどといった 甘ったるい飲料の類はやめておこう。 真剣な声色を聞いたあたりで>>331辞した故に 縁結びの咒いやらといった甘い話に結びつかない。 レモンバームの乾燥茶がストックの瓶にあった為 それを煮出して、二つ分のカップへ注ぐ。 朝食の材料の一部ともなった蜂蜜を好みで足せるよう 硝子のシロップピッチャーに注ぎトレイで運び。] (363) 2021/12/14(Tue) 0:06:34 |
【人】 薬屋 テレベルム どうした?幽霊でも見る顔をして。 …ああ、微温めにしたが合わなかったら代わりも淹れるが。 [驚く表情と丸い瞳はやはり猫っぽいな…と感想を抱く。 彼女のお陰で男もまた店に放置した猫たちにも 何か食べ物を後で持っていこうと思い出せたが、 『薬』が体質に合ったらしい旨を聞き、薄笑を浮かべ。] そいつは良かった。 …気に入ったなら、在庫を持参しているし 土産にしようか? [茶菓子を付け忘れたのもあるし、会話を邪魔する気は無い。 もし『白の真珠薬』の所望もあるのなら 茶に合う菓子を見繕うついでに持ってくる心算で。**] (365) 2021/12/14(Tue) 0:08:06 |
(a65) 2021/12/14(Tue) 0:11:12 |
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