【人】 二年生 神崎 紅葉「お祭り、あんなに楽しみにしてたのにね……」 「その直前であんなことになるなんて……」 「きっと無念だっただろうね」 [席のあちこちでそんな言葉が交わされている。 話を聞こうとすれば、誰もが皆涙とともに教えてくれるだろう。 明るく、優しかった彼女のこと。 お祭りが大好きで、毎年とても楽しみにしていたこと。 お祭りに行けなかった彼女は、どんなにか無念だったろう。彼女の心を推し量る優しい人たちの言葉。 それが転じて、 「はなひら神社には、夏祭りのまえに死んでしまった女子高生の幽霊が出る」 なんて噂になっていく、これはまだその前の話**] (153) 2021/07/23(Fri) 21:27:45 |
【人】 二年生 神崎 紅葉-回想/はなひら神社にて、貧乏神の生まれ変わりの少女と- [それはいつのことだったか。 神社の境内に佇む一人の少女。 いつものごとく制服は血塗れで。 いつものごとく顔のはんぶんはひしゃげていて。 いつものごとくどこへもいけない一人の少女] 貴女もお祭りに遊びにきたの? でもごめんね。まだ準備できてないんだ。 [そう、寂しそうに笑って] でも、もうすぐ始まるからね! そしたらきっとみんな来てくれるし、出店もいっぱい出るから美味しいものもたくさん食べられるよ。 りんご飴にわたあめにチョコバナナに……ね、貴女はなにが好き? [にこにこと微笑んで、幸せそうに楽しそうに。 誰かを恨むなんてこと、まるでこれっぽっちも考えていないみたいに。 さて、彼女とはどんな言葉を交わしただろうか**] (155) 2021/07/23(Fri) 21:37:36 |
二年生 神崎 紅葉は、メモを貼った。 (a28) 2021/07/23(Fri) 21:40:49 |
【人】 二年生 神崎 紅葉-回想/夏の神社- あれ、わたしの名前知ってくれてるの? えへへ、なんだか照れちゃうなあ……。 [声をかけられて、一瞬驚いたように目を丸くするけれど、すぐ笑顔に戻って。 「どこで名前を知ったか」なんて知らない少女は、照れ臭そうに頬を掻く] 本を読みに来たんだ!だったらごめんね、邪魔しちゃって。 わたしは賑やかなのが好きだけど、静かなのもいいよね。 [相手の手元にある本を見とめれば、申し訳なさそうに眉を下げる] (249) 2021/07/24(Sat) 13:07:10 |
【人】 二年生 神崎 紅葉お話……そうだね、みんなとお喋りするのは好きだよ。 最近、なんでかとっても寂しくて……はやくお祭りが始まらないかなって。 あはは、ごめんねこんなこと話して。 でも一番は、みんなが楽しそうにしてるのを見るのが一番好きかな。 [自分が話すよりも、相手が楽しそうに話すのを見るのが好き。 相手が、みんなが笑顔になれる、そのお手伝いをするのが好き。 そんな言葉をぽつぽつと話す。 出店の食べ物には手が出せない、そんな言葉を聞けば>>203] そうなの? だったらもし、お祭りの日にわたしを見かけたら声かけてよ。 お店の人にこっそり声かけて、もらってきてあげる。 [ひそひそと声を潜めて、まるで二人で内緒の悪巧みをするように言うだろう。 それは一夏の記憶。彼女は覚えているだろうか**] (250) 2021/07/24(Sat) 13:07:36 |
二年生 神崎 紅葉は、メモを貼った。 (a52) 2021/07/24(Sat) 13:11:06 |
【人】 二年生 神崎 紅葉-回想/夏の神社- 痛い? [相手の言葉に、不思議そうに目をぱちくりさせて>>271] なんで?わたしどこも痛くないよ? [正直な言葉を口にする。 どこも痛くないのに、怪我なんかしてないのに。 ……でも、正直心当たりはある。 普段はこの場所でひとりぼっちだけれど、ごくごく稀にここに来てくれるひとはみんなそう訊くのだ。 「辛くないのか」 「その怪我は痛くないのか」 ……何故だろう。 わたしが気付いていないだけで、本当は怪我をしているのだろうか。 そう言うひとは決まって自分の方が辛そうな顔をしているので、わたしとしてはお祭りで笑顔になってほしいのだけれど] (368) 2021/07/24(Sat) 23:13:42 |
【人】 二年生 神崎 紅葉[お支払いしなくていいのかという心配げな言葉には>>272] ふふーん、そんな凛ちゃんにおねえさんがいいことを教えてあげましょう! お祭りの準備係になれば、なんと!お祭りで自由に使える食券が3枚ももらえるんだよ! [あるいはこのことを最初に相手に教えたのが、他ならぬ少女だったりするかもしれない。 知ってたらごめんね ]あとあと、○○のお店のおばちゃんは元気に挨拶をする子にはオマケしてくれたりするし……××のお店では当日も人手が必要だから、お手伝いすればタダで商品もらえたりもするし……。 ……あっ、これみんなには内緒だよ! [口元に指を当てて、しーっ、とジェスチャー。 それから何度か神社の境内では、「お祭りでお腹いっぱい幸せいっぱいになろう大作戦(※紅葉が名付けた)」が開催され。 どこにも行けない少女は。 その間だけは孤独を忘れられた、かもしれない。**] (370) 2021/07/24(Sat) 23:14:17 |
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