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【人】 鬼走―客室→― [浴衣を選ぶという大役を仰せつかってしまった>>32。 どうせだったら、彼とお揃いにしたいけれど、でも自分達二人に合うようなものがあるだろうか。 彼は女性でもいいというけれど、女物の方がサイズが入らないだろう。 やはり、こういうところにあるもので、男物は地味なものが多い。 自分のあの浴衣は特別なものなのだと思ってしまう。 鯉、赤紺縞、千鳥、など柄があるとしてもどこか違う。 うーん、とうなって見ていたら、雪花絞りのものが目を引いた。 白い地を残して濃紺の花のような模様が美しい。少しにじんだような柄模様は、紫がかった群青をにじませていて、彼から貰ったマフラーに色合いが似ている] これがいい。 [彼と、そして自分も、とお揃いだと迷わずに選び抜く。 彼には絶対に似合う色あいでもあるけれど、この色を纏った自分を彼に見せたいというような気もあって。 どれだけ彼が好きなのだろうと自分で思ってしまった] (45) 2021/01/04(Mon) 13:16:39 |
【人】 鬼走部屋で着替えようか。 それとも先に見て回るか? [せっかく部屋を出てきたのだ。足湯もあるし、他にも散歩をするでもいい。 何かしたいことがあるだろうか、と彼を振り返った*] (46) 2021/01/04(Mon) 13:16:52 |
【人】 鬼走[さりげなく浴衣を二人分もってくれる彼の優しさに微笑む。 一緒に渡された帯などは浴衣と一緒では持ちにくいので自分が持つことにしようか。 彼の提案で足湯の方に行く。 足湯は初めての経験で、どうすればいいのかと見様見真似でズボンをめくる。 夜長の隣に座って自分も湯の中に足を漬ける>49 凛とした、空気の静寂さと清らかさに湯の温かさがほっとさせてくれる。 いたずらっぽく彼が足先を突くから、どうした?と彼の方に顔を向ければ、酒の所望だったのに笑ってしまう] そうだな。 日本酒とかがいいよな。 [風呂に浸かりながらの酒は、本当は危険行為だからタブーだろうけれど。 でも、足湯だったらセーフかもしれない。 わかるわかると(笑)ながら、彼の引き寄せる腕に逆らうことなく、その肩に頭をもたれかけた] (52) 2021/01/04(Mon) 18:00:14 |
【人】 鬼走そろそろ部屋に戻ろうか? [タオルで足を拭いて、そして膝までまくり上げたズボンを元に戻す。 今度来る時は浴衣で来よう。 その方が後始末もちょうどよさそうだ*] (53) 2021/01/04(Mon) 18:00:52 |
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