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【人】 死霊術師 ペトルーシャふらり、陰気臭い顔の女が酒場を訪れる。 いつも耳障りで喧しい"鼠"の鳴き声も今日は大人しい。 珍しいこともあるものだ、と酒場の一画で縮こまるその姿を見る。 例え興味がなくとも、目に着いてしまうのはその物々しい首輪。 脳味噌が腐っていたとしても、こんな事はすぐ理解できただろう。 これが件の〈相互的平等密告制度〉というものだ。 そして、このネズミの次にこの網に引っ掛かる者は── ──女は、腹立たしいくらいに鮮やかなその紙を一瞥して。 「──……」 何事もなかったかのようにいつもの席に着く。 嘆きも、怒りも、嘲りすらも、何もなかった。 (14) 2021/12/08(Wed) 23:30:45 |
【人】 死霊術師 ペトルーシャ《脳刺し》は驚いているが……自分にとって何も不思議なことはない。 恐れか、はたまた恨みか……なんだっていい。 自分を排除したいものなど、いくらでもいるのだから。 制度のことなど、密告者にとってはただの建前に過ぎないだろう。 このヨルムガンドと同じ。 綺麗なものを奪われて、水底に沈殿した泥が、この足を捕らえた。 零れ始めた。ただ、それだけのことだ。 (16) 2021/12/08(Wed) 23:35:07 |
【人】 死霊術師 ペトルーシャ「鼠一匹静かになったくらいじゃ、何も変わらないのね」 脳みそ出ちゃった〜と騒いでいる大道芸人たちを前に、いつもの調子で。 「頭蓋骨を斧でかち割って、戻して上げても構わないの?」 (18) 2021/12/08(Wed) 23:42:35 |
【人】 死霊術師 ペトルーシャ (22) 2021/12/08(Wed) 23:55:44 |
【人】 死霊術師 ペトルーシャ (28) 2021/12/09(Thu) 0:28:30 |
【人】 死霊術師 ペトルーシャ>>@6 リーゼロッテ 「痛みも、恐怖も、罪悪感も感じないのなら、生者も死者もあまり変わらないわ。 名前なんて知らなくてもいい雑兵なら、死んだ方が良い兵士になる」 先の戦争について指されれば、あなたの働きもくっきりと脳裏に浮かんでくる。 「あなたのような人間をそうしても…… 死霊は持て余すだけでしょうね、《脳刺し》ロッテ」 「……アレは、見世物にするには今のまま……」 ぶつぶつ言ってる間に、遮られてしまった。 (31) 2021/12/09(Thu) 0:38:32 |
【人】 死霊術師 ペトルーシャ>>25 チェルシー 「……凡愚な子供がいる貴族にでも売りつけてやりましょう」 相手にしてられないと言わんばかりに、冷たい視線をそちらに向けた。 脳みその具合はわかったけれど、そこまで興味があったかと言われれば怪しい。 そっと離れていった。うるさいし…… (32) 2021/12/09(Thu) 0:44:28 |
【人】 死霊術師 ペトルーシャ (33) 2021/12/09(Thu) 0:49:00 |
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