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【人】 牛丸紗優「はい。はい?人違いじゃないですか? いやお前だよって、えっ、あの……はい……そうかもしれません……」 ある休み時間。 いつも通りにふらふらと各所のお昼寝スポットに向かおうとしていると、知らない先輩に話しかけられた。 知らない名前で呼ばれて、差し入れだよと透明な液体の入ったボトルを渡される。 この時点ですごーく嫌な予感がする。 じゃあ急ぐから!とその先輩はすぐ去っていったものの、牛丸の手にはなんだかもうすごく怪しいボトルが一本残されることとなった。 (25) 2021/11/07(Sun) 8:30:49 |
牛丸紗優は、こういう場合風紀委員に言うべきか、生徒会に言うべきか、先生に言うべきなのか判断しかねる。 (a26) 2021/11/07(Sun) 8:31:55 |
【人】 牛丸紗優>>27 柏倉 「ありがとうございます。 きょうぬま?って呼ばれたし、人違いをしてたみたいなので、その人にも注意をしておいた方がいいかもしれません」 誰なのかは分からないけれど。先輩なら知っているかもしれないので、名前は伝えておこう。 牛丸はあなたの話を聞いて、安心したように頷いた。 薬を飲ませようとする存在が結局どのような思惑を持っているのか分からなかったし、その場で強く拒否する理由も思いつかなかったから受け取っただけなのだが。 褒められているようなのでそのまま乗ることにした。 「 あーうーん……そう…… じゃあ、もらってもいいですか。 個人的な反省文を書いておきたくて。 提出できるような内容には、ならないかもしれませんが」 (29) 2021/11/07(Sun) 22:28:59 |
【人】 牛丸紗優>>34 鏡沼 「お間違いないですよ。 謝罪はひとまずおいておくとして、事情からまず聞きたいですけど」 牛丸はあなたの話をふんふんと頷きながら聞く。 この期に及んで嘘をつく理由が思いつかなかったので、きっと言われたことをそのまま信じている。 「身代わり、ね。 あの人違いは先輩の異能ってことで合ってますか? さすがに先輩と間違えられるような格好してませんもんね。 ……あー、えっと、それ以上の謝罪は必要ないですよ。 最近の暴走騒ぎ、おかしいですもん。 無理矢理飲まされそうになったわけでもなし、受け取っちゃった薬はちゃんと生徒会に提出してお咎めなしでした。 平和に解決してよかったね、ってことにしましょう?」 実際に危害を加えられていたとしたら、この程度では済まなかったかもしれない。 でも、可能性があっただけだ。そうはならなかった。 ならそれでいい、と牛丸は思っている。 (37) 2021/11/09(Tue) 12:32:38 |
【人】 牛丸紗優>>42 鏡沼 「 なんか難しいやつなんですね 」思考を放棄した言葉が返ってきた。 実際のところ、言葉のみであなたの異能を理解することはできていない。 これから体験していくことになるのだろう。 「ある意味では私でよかったとも思ってます。 間違えて飲んじゃったりとか、異能騒ぎについて知らなさすぎたりもしなかったし。 だから本当に……かしこまったりとか、しないでくださいよ。 今度なにかあったら、助けてください!って言いますから。 それでチャラにしましょ」 ね、鏡沼先輩。 初めて知った、初めて会ったあなたの苗字を呼んだ。 もうすぐ体育祭だ。困る出来事もあったりなかったりするだろう。 あなたの異能に困惑する牛丸の姿が見られる日は、近いのかもしれない。 (52) 2021/11/10(Wed) 17:42:20 |
牛丸紗優は、来年の体育祭で、精一杯走れることを夢見ている。 (a48) 2021/11/10(Wed) 17:57:57 |
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