情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
【人】 矢川 蛍 ……高校の間は、良いかなって。 あいつ、告白されて付き合って "なんか違う"って相手の子に振られるの繰り返して それで変な噂立ってるんです。 私が横にいるから、 お情けで告白して来た子と付き合っては 別れるを繰り返してるんじゃないかって。 そんな奴じゃないんですけどね。 本気で好きになった頃に振られて、 それを私が慰めるの繰り返しで。 でも、きっと、今回の子は ……違うんじゃないかなあ。 [自分が告白した後にできた恋人。 きっと、本当の好きから始まった。そんな気がして。 今回の子は長く続いて欲しい。 幸せになって欲しい。 自分が、その邪魔をしちゃ、いけない。] (48) 2021/02/28(Sun) 9:06:18 |
【人】 矢川 蛍 だから、私自身だってそりゃ恋人欲しいですけど 受験生になるし、高校の間はやめて 恋愛は大学になってからにしようかな、と。 ……その間、だけ。とかは? [とは言え、それはそんなに期待していないお願いだ。 迷惑だし、ほぼ初対面の相手だし。 突飛なお願い事を聞いてくれるとは思えない。 だから私はそう言葉にしてチラッと上原さんを見ながらも ケーキを再び口に運んで、堪能していた。 そっちに楽しみを見出してた。 恭介に関する悪い噂のせいで 自分自身が被ってる様々なことまで気が回らないのは 気づかないまま。**] (49) 2021/02/28(Sun) 9:06:32 |
【人】 矢川 蛍 ………………ハッ。 [そう、これは完全に自分視点でのお願いだった。 相手の都合も考えず。 勿論、だからこそお願いを聞いて貰えるとも思って無い いわゆる机上の空論、というもの。 だから相手に指摘されて初めて気付いた。 そう、約一年相手を縛ってしまうことになるなら それは相手にとっても、そういう事だ。 多分自分の一年と相手の一年は重みが違う。 その年齢の分、尚更に。] あ、ごめんなさい、私ったら。 ですよね、上原さんの都合も考えず……。 失礼しました。 [だからそこはきちんと頭を下げておく。 私の考えが至らない、浅慮が招いた言葉だからだ。 けれど向けられた質問>>51に 私はちょっとだけ、困ったような笑顔を見せる。] (52) 2021/02/28(Sun) 13:27:31 |
【人】 矢川 蛍 ……大事な幼馴染。一番はそれかもしれません。 傍に居る、隣に居ることが当たり前すぎて あいつには幸せになって欲しくて。 振られて落ち込むたびに、 私ならそんな思いさせないのにって。 ……庇護欲? [自分で言葉にしてみてふと思った。 今でも大好きで大切な幼馴染。 共依存、どころか、自分だけが依存しているのかも。 そんなこともチラリと思ったけれど。] (53) 2021/02/28(Sun) 13:27:53 |
【人】 矢川 蛍 甘やかしてる自覚は、ありますね。 [好きとか、それ以前の問題。 恭介の泣き顔を、見たくなかったし 笑っていてほしかった。 それなら私が隣に居るといつも思ってたのに 自分は恋人にはなれなかった。 恋人か、それ以上の事もしてたと思うのに。 それを思い出すと少し気分が沈んで 手元のコーヒーカップをゆらりと揺らした。 中の琥珀色が揺らめいて そこに映る私の姿も歪んで揺れた。]* (54) 2021/02/28(Sun) 13:28:30 |
【人】 矢川 蛍 まあ、そうでしょうね……。 [距離が近すぎた。それがきっと1番の問題だ。 傍に居るのが当たり前。隣に居るのが当たり前。 お互いに両親が仕事で忙しくて不在がちだったから 互いが互いの家族のようだった。 それなのに恋心を抱いたのが間違いなのか。 それはきっと、確かに恋だったのに。] (57) 2021/02/28(Sun) 14:15:15 |
【人】 矢川 蛍 んー……、でも。 確かに、私が恋人や彼氏欲しいって言っても絶対に じゃあ俺と付き合ってみる? にはならなかったんですよね。 でも、っ……私が誰かと付き合ったなら妬くなんて そう言われたら、期待、しちゃうじゃないですか。 [一瞬、言葉を詰まらせたのは 誰かと付き合ったらではなく、エッチの時の話だから。 流石にそこまで言えないと言葉を選んで くぴ、とコーヒーの苦味を喉に流し込む。 そう、わかっているようで期待してた。 でも、期待しながら、わかってた。 恭介にとって私とお付き合いする未来図がなかったこと。 ……告白すれば変わると思っていた。 それがただ変わらなかっただけ。] (58) 2021/02/28(Sun) 14:15:57 |
【人】 矢川 蛍 ……それは、新たな恋を見つけたら頑張ります。 好きな人に振り向いて貰えるように。 ……そんな時、自分の告白は後なんですかね? [惚れさせる努力をしてから? 告白して振られてから惚れられても、 なんだか違う気がして眉を寄せ首を傾げる。 相変わらず美味しいケーキとコーヒーが 泣きそうな心を寸でのところで踏みとどまらせていた。*] (59) 2021/02/28(Sun) 14:16:14 |
【人】 矢川 蛍 免罪符、なんでしょうね。 幼馴染って。 隣に居るのが当たり前だから。 それが続くのが当たり前と思われても。 [そう。恋人として応える気はなかったのだ。>>62 わかってる。幼馴染として、甘えてきていた。 幼馴染として私も甘やかしていた。 けれど、そう言われて言葉を詰まらせた私は 別の言葉で言い換える。 免罪符を得ていたから。 そのつもりがなかったんだろうって。それに。] 私が、可愛いとかそういう子じゃないのも いけないんでしょうね……。 [私も甘えていた。 可愛くもないのに幼馴染の免罪符で隣にいた。 それだけで、好きになってくれるはずもない。 ギュ、とカップの取っ手を握りしめる。] (63) 2021/02/28(Sun) 15:09:25 |
【人】 矢川 蛍 まあ、……私も幼馴染離れしないと、ですね。 新しい恋見つけて、なんですけど。 ……まあさっき言ったように高校生活中は ちょっと我慢しないと、ですね。 [自分に降り掛かる奇妙な縁の二人を思い出し はあああ、と大きくため息が漏れた。 トラブルにまきこみたくない、巻き込まれたくない。 心配かけたくない、幸せであって欲しい。 でも私だって幸せになりたい。 そういう意味で、学校とは無関係の上原さんは 都合の良い距離感なのだった。 社会人で、大人で、彼らが手を出しにくい人。 学校で勘繰られても平気な人。 ……まあそれは私視点であって 上原さん視点では大迷惑だろうけど。] (64) 2021/02/28(Sun) 15:09:47 |
【人】 矢川 蛍 ……上原さん。連絡先、交換しませんか? またお話聞いて欲しいです。 [だからせめて、そんな提案をしてみる。 スマホを取りだしてじっと見つめてみるのだ。*] (65) 2021/02/28(Sun) 15:10:00 |
【人】 矢川 蛍[可愛らしい子、とは。 つい御世話をしたくなるような子のことだ。 虫やおばけにキャーッと叫び声をあげて 怯えることのできる子だ。 それでいてふわふわの砂糖菓子が似合うような子で 素直に泣いたり笑ったりできる子。 自分にはそのどれも欠けていると思う。 どうしたって恭介の前では泣けなかった。 泣いたら心配かけると思ったから。 ……素直に泣けるような子だったら、 何かもう少し、変わったんだろうか。] (68) 2021/02/28(Sun) 16:52:09 |
【人】 矢川 蛍 でも、私の世界はまだまだ 学校が中心なんですよ、上原さん。 新しいアルバイトも探したいけど受験もあるし サックスだけ吹いて暮らすわけにもいかないし。 って、あ、良いの? [あっさりと連絡先交換に応じてくれた相手に こちらの方が目を丸くしてしまった。 けれど、交換が成ればえへ、と照れ笑いが浮かぶ。 幼馴染と、部活仲間と、バイト仲間と友だち。 学校と両親を除いて、初めての連絡先だ。] お花見、は、まだ早いですよね。 お花見なら気合い入れてお弁当作るのに。 あ、ネモフィラ畑見に行きたいかも? [花より団子。……ではなくて。 行きたい場所を口にして笑う。 それだとまるでデートみたいだから きっと別の機会になるとは思うけど。 恭介のことを少し吐き出せたからかすっきりして 私はつい、調子に乗ったことを言ってしまう。 ごちそうさまでした、と軽く手を合わせた。] (69) 2021/02/28(Sun) 16:52:29 |
【人】 矢川 蛍 今日はありがとうございました。 ちょっとスッキリしちゃったし チーズケーキ美味しかったです。 また今度……? [連絡しますね、と結ぼうとした。 けれど、急に誰かに肩を掴まれて驚いて振り返る。 そこにいたのは、禿(かむろ)くんだ。 以前は他の女子に粘着していたのに 何故か今は私に粘着して なんでチョコをくれなかった、と 恨みつらみの手紙を渡してきた相手。 その彼が、憤怒の形相で私を見下ろしてきていて 私はサアッと青褪めた。] (70) 2021/02/28(Sun) 16:52:43 |
【人】 矢川 蛍 え、え、なに、……痛、離して! [ぐい、と引っ張られたから思わず声をあげる。 それに驚いた顔をしていたけれど、 なおも自分の方に引っ張ろうとする動きに 私は思わず上原さんの方を見てしまった。 相手が無言なのが、また怖くて。**] (71) 2021/02/28(Sun) 16:52:59 |
【人】 矢川 蛍[禿くんは上原さんが声を出したこと、 その内容に警察と入っていたことに驚いたようだ。 『そんな』『大袈裟』『アンタの方が困るだろ』 そんな事をボソボソと言いながら キョロキョロと目を忙しなく動かす禿くんに 私もその手を振り払って立ち上がる。 ガタッ、と、その拍子に椅子が派手な音を立てる。 思わず上原さんの方に寄りながらも 私は相手を睨みつけた。] その、禿くん、迷惑! 私たち何にもやましい事ないから、あっち行って! [そう強く言葉にすると、睨み返してきたけれど やっぱり大人の男の人は怖いのか。 上原さんが怯んでない様子に強く舌打ちすると 足音荒くその場を立ち去っていく。 その姿が見えなくなってから、 わたしはへなへなとテーブルに両手をついて脱力した。] (74) 2021/02/28(Sun) 17:55:18 |
【人】 矢川 蛍 …………………………、ごめんなさい、上原さん。 まさか、こんなとこまで……。 [たまたまだろうか、それとも? 多分たまたまだ、でなければタイミングがおかしい。 それにしても、と脱力感が激しくて 店員さんが近づいてきて声をかけてくれるのに 私は青褪めたまま、すいませんすいませんと 其方にも頭を下げていた。**] (75) 2021/02/28(Sun) 17:55:40 |
【人】 矢川 蛍 ……あ、名前。呼んでくれましたね? [そんな中で、名前で呼んでくれたことが少し救いだった。 さっきとの違いにへら、と笑って。 私の気持ちを汲んでくれたのもありがたい。] んんん、でも、暗くなる前に帰ります。 走って帰れば多分追いつかれないですし。 こう見えて私、体力あるんですよ。 文化部でも吹奏楽部、肺活量はバッチリです! [軽く両手で拳を作ってガッツポーズ。 だから大丈夫と笑い飛ばした。 まだ顔は青褪めていたけれど あんなのに負けたくない、と言う気持ちと これ以上迷惑かけられない、という気持ちがある。 腕時計を見ている姿からも>>77 もうこれ以上時間は取らせられないだろう。 そう判断して、深々と頭を下げた。] (79) 2021/02/28(Sun) 18:55:48 |
【人】 矢川 蛍 今日は、ありがとうございました! 今度は連絡しますし、連絡してくれても。 [待ってますね、と小さく言い添える。 そうして何もなければお店を出て それぞれの方向へ歩いていくつもりだった。**] (80) 2021/02/28(Sun) 18:56:04 |
【人】 矢川 蛍 ……ぁ、有難うございます。 [正直、彼の申し出はとてもありがたかった。>>82 あいつの行動パターンは正直わからない。 ただ、こんな時に恭介を呼べば良いと思いながらも (だって、お隣なのだから、 帰宅まで完全に一人にならないわけで。) 恭介と今の恋人との邪魔はしたくなくて 素直に上原さんにお礼を告げた。 少しばかり肩の力が抜ける。 だから、私は上原さんと一緒に歩き出していた。 あと、思い出したように 「ごちそうさまでした」もちゃんと伝える。] ……時間、大丈夫ですか? 正直とっても有難いです。 なんなんでしょうね。 去年は別の女子に粘着してたんですよ。 ……どうして、私かなあ。 [そんな事をぼやきながら、家に向かって歩く。 高校も徒歩圏内、だからそんなにここからも遠くない。 だからとぼとぼと歩いて、ただ迷惑をかけたことが 少し申し訳なく感じていた。 話を聞いてもらって元気をもらって その上で庇ってもらってることに。] (83) 2021/02/28(Sun) 19:49:28 |
【人】 矢川 蛍 今度、お礼させてくださいね、上原さん。 何か好きなものありませんか? したい事とか。 [自分のリクエストより、お礼ならばと。 そんな事を尋ねながら帰路を二人。*] (84) 2021/02/28(Sun) 19:49:44 |
【人】 矢川 蛍 防犯ブザーに催涙スプレー。 あとはできるだけ一人の時間を減らす……ですかね。 ううーん、何とか……します。 通学ルート変えたり。 [すぐにできるのはバス通学だろうか。 電車で一駅とどちらが良いだろう。 自転車の購入には少し手間がかかるしお金もかかる。 恭介に頼めれば良かったが、それは無しだ。 恭介は、恋人がいる。 自分に時間を割いてちゃいけない。] じゃあ、私がお礼したいからお礼する分には かまいませんよね? またお話ししたいし、……お世話になるかも。 [少なくとも連絡先は貰ったからと いつか今度、と遠めの約束だ。 直近に具体的にまだ言えないけれども いつか何かをお返ししよう、そう決意する。 やがて一軒家が立ち並ぶ辺り。 3階建ての家に着くと彼を振り返った。] (87) 2021/02/28(Sun) 20:44:08 |
【人】 矢川 蛍 有難うございました、上原さん。 これからはなるべく一人にならないように 気をつけますね。 上原さんも、気をつけて! [有難う御座いました、と改めて頭を下げる。 そして小さく手を振って、家の中に入っていった。*] (88) 2021/02/28(Sun) 20:44:24 |
【人】 矢川 蛍[その日はそのまま、特に何もなく過ごせた。 Amaz○nで防犯グッズを注文する。 両親には……話をする機会はなかった。 忙しい人たちだ、そんな状態に慣れている。 携帯も警戒はしたけれど今のところ何もない。 防犯ブザーは小学生の頃以来で その時のものをひとまずカバンにつけた。 少し古びた、子供っぽいデザインだが仕方がない。 そんな風に対策を練って、いつも通りに寝た。 そして、翌朝。 普段よりも早い、恭介と登校時間が被らないような時間。 徒歩では怖かったのでバスに乗って通学する。 出費は痛いが、致し方ない。 バスに乗るのも短時間だし、何とかなるだろう。 そう思っていたのだけれど。] (90) 2021/02/28(Sun) 21:56:43 |
【人】 矢川 蛍 ……………………っ? [たまらず、バスから転がり落ちるように降りてきた私は また真っ青になっていた。 そのまま振り返らないで走り出す。 バスはダメだ。 でも、電車もダメ。 ああ、自転車を買わなくちゃいけないなあ。 ……そんな風に憂鬱な状態で登校して 授業を過ごして、何とかなって。] (91) 2021/02/28(Sun) 21:57:02 |
【人】 矢川 蛍 『こんにちは、矢川蛍です。 昨日はありがとうございました。 今度、いつ会えますか?』 [そんなメッセージを送ったのが、昼休み頃。 友人たちが心配してくれたし 事情を知る彼女たちにはありのままを愚痴れたけれど、 どうにも、解決策は思い浮かばなかった。*] (92) 2021/02/28(Sun) 21:57:22 |
【人】 矢川 蛍 『ダメでした。 というと、誤解を招きそうなので。 バスで登校したんですが見抜かれてました。 気持ち悪かったです。 今日、自転車買いに行って、 明日からは自転車通学するつもりです。 昨日の今日でごめんなさい。 お店に付き合ってもらえませんか?』 (96) 2021/02/28(Sun) 22:37:38 |
【人】 矢川 蛍[こちらの返信は直ぐ、とはいかなかった。 つっかえつっかえ、言葉を考えてから メッセージを送信する。 大人の助けを求めたい。 けれど、身近に大人があまりいないのだ。 両親の仕事の邪魔もしたくない。 上原さんなら良い、と言うわけではなかったけれど 一番助けを求めやすかったのだ。 それは昨日、声をかけてくれたから。] ……午後、サボりたーい……。 [机にへにゃ、と倒れ込みつつぼやく。 前の被害者である友人、凛が宥めてくれたけど 彼女はリア充だからこそ回避できたのだ。 相手が教育実習生だったのは、さておいて。 言われのない誹謗中傷まで食らっているのだから 本当やだ、とひとりへばっていた。*] (97) 2021/02/28(Sun) 22:37:56 |
【人】 矢川 蛍 『有難うございます。 じゃあ、15時にそこでよいですか?』 [待ち合わせ場所のメッセージに心底ホッとする。 とは言え、校門で待ち伏せされたらどうしよう。 一応下校開始時刻に合わせはしたが、 そんな悩みが悶々と現われてしまう。 せめてそこまでは凛についてきてもらおうか。 いやいや、女子が逆恨みされたら怖い。 教育実習生だったけど先生に申しわけが立たない。 だから私は下校準備が整うと真っ先に 校門から飛び出して行っていた。 コンビニに向けて走っていく。 その先に、上原さんはいただろうか。**] (99) 2021/02/28(Sun) 23:04:04 |
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新